「総合型選抜試験に向けてやるべきことは?」
「どんな対策をすればいいんだろう?」
総合型選抜を受けようと考えているものの、具体的に何をすべきかわからない人は多いですよね。一般入試とは評価の軸が異なるぶん、対策の手順も独特です。
ただ、志望理由書・活動実績・面接など、準備に時間がかかる要素が多く、スタートが遅れると出願できる大学の選択肢が狭まります。
上記を踏まえ本記事では次のトピック別に、総合型選抜試験の合格に向けてやるべきことを解説します。
「どんな人が受かりやすいか」「いつから始めるべきか」といった疑問にもまとめて答えるので、ぜひ参考にしてください。
総合型選抜の特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

- 自己分析と大学研究が合格への第一歩
- 評定平均は高1から上げる意識が合格の鍵
- 合格するのは志望理由を自分の言葉で語れる人
なお、総合型選抜での志望校合格に向け「塾でしっかり対策してもらった方がいいのかな…」と塾に通うか悩んでいる人は「推薦対策塾診断」をお試しください。
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【準備編】総合型選抜に向けてやるべきこと3つ

さっそく、総合型選抜試験に向けてやるべき準備を、3つにまとめて紹介します。
なお、総合型選抜試験の準備はできるだけ早いうちから対策を始める方がいいです。総合型選抜において評価の対象となる評定平均や出席日数は、高校1年からの積み重ねが重要となるからです。
課外活動を充実させたり、資格取得に挑戦したりするのにも、計画的に取り組む必要があります。総合型選抜の準備を始めるのに早すぎるということはありません。
いつから総合型選抜の試験対策を始めればいいのか、開始時期の目安をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

やるべき準備1:大学の情報を集める

総合型選抜を検討する際、まずは大学の情報を集めることが重要です。
総合型選抜は、アドミッションポリシーに合致する学生を選抜する入試だからです。そのため、大学の教育方針や求める学生像などの特色を読み込み、理解する必要があります。
資料の取り寄せやオープンキャンパスへの参加を通じて、大学に関する下記の情報を集めましょう。
- 大学の教育理念・方針・内容
- 教授の研究実績
- 大学のアドミッションポリシー
- 校風
- 学部・学科の種類
- 就職状況
- 総合型選抜の選考内容

総合型選抜の試験内容は大学によってさまざまです。受験対策を進めるためにも、大学が求める人物像にマッチさせるためにも、早めに情報収集をしておくことが大切です。
総合型選抜試験の試験内容を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

やるべき準備2:志望校を決める

総合型選抜の対策を進める際、志望校を明確にすることが重要です。総合型選抜は自分が本当に行きたい大学を受験することを趣旨としています。
なお、志望校を決めるときには自己分析が必須です。総合型選抜は、受験生のスキルや適性を判断します。「自分が興味あることは何か」「大学での学びを将来どう活かすのか」などの自己分析が志望校を決めるきっかけとなります。

自己分析の結果から、志望校が決まれば、受験対策も進みます。高校生活における勉強や部活動を通じて、自己分析を深掘りしながら志望校を決定しましょう。
やるべき準備3:自己分析で強み・価値観を明確にする
総合型選抜では、自己分析を通じて自分の強みや価値観を明確にしておくことが欠かせません。総合型選抜は学力だけでなく、受験生の人柄や将来のビジョン、大学との相性を総合的に評価する入試だからです。
自己分析が不十分だと、面接や志望理由書で説得力のあるアピールができません。逆に、自分の強みや価値観がはっきりしていれば、「なぜこの大学でなければならないのか」という志望動機に一貫性が生まれます。
自己分析では、下記のポイントを整理しましょう。
- 自分の長所・短所
- 興味関心のあるテーマや分野
- 高校生活で力を入れたこと(部活動・課外活動・ボランティアなど)
- 将来の目標やなりたい姿
- 自分の価値観や大切にしていること
- 上記の経験や考えを裏付ける具体的なエピソード
自己分析は一度やって終わりではなく、繰り返し深掘りすることが大切です。家族や友人、学校の先生など第三者に意見をもらうことで、自分では気づけなかった強みが見つかることもあります。
自己分析の結果は、志望理由書や面接での回答に直結します。早い段階から取り組み、自分の言葉で語れるようになるまで準備を進めましょう。
【対策編】総合型選抜の合格に向けてやるべきこと8つ

ここからは、総合型選抜試験の合格に向け、やるべき対策を8つにまとめて解説します。
上記を含め、試験別に総合型選抜の試験方法をより詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

やるべき対策1:評定平均を上げる

評定平均は、総合型選抜の出願資格として重要な指標です。大学によっては3.5〜4.5以上の評定を出願条件としており、評定が足りなければそもそも出願できません。
評定平均は「高1〜高3の1学期まで」の全科目が対象になります。高3になってから上げようとしても、取り終えた科目の評定は変えられません。高1・2年生のうちから継続的に積み上げることが必要です。
評定を上げるために実践すべきことは次のとおりです。
- 定期テストで高得点を取る(授業内でのインプットを徹底する)
- 提出物・レポートを期限内に丁寧に仕上げる
- 授業態度・出席日数も評価対象と意識する
- 苦手科目を底上げし、全体の平均を引き上げる
評定が低い場合は、志望理由書や活動実績で補う戦略もとれます。ただし、選択肢を広げるためにも、早期から評定を意識した学校生活を送ることをおすすめします。
総合型選抜における評定の評価比重や必要な目安をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

やるべき対策2:活動実績を充実させる

総合型選抜試験の合格に向け、活動実績を充実させましょう。
大学は課外活動からの学びや成長を重視します。しかし、活動実績を作るために「入試用にちょっとやってみた」という軽い活動では意味がありません。自分に興味のある分野に関連する活動や、活動したことで自分の成長につながるものが適しています。
次のように、総合型選抜試験で評価される課外活動は学校内外で大別されています。
- 部活動
- 生徒会活動
総合型選抜試験における部活や生徒会といった学校内活動の評価比重をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。



課外活動は計画的に活動を積んでいく必要があるため、早めにやることで他の受験生との差別化にもつながります。
やるべき対策3:評価につながる資格を取得する

総合型選抜の合格に向けて、志望分野に関連する資格を取得しましょう。資格は「学力と知識の証明」として機能し、志望理由書・面接でのアピール材料になります。
大学によっては英語外部検定のスコアが出願条件になっているケースもあります。英語系・国際系の学部では、英検2級以上が実質的な目安です。
総合型選抜で評価されやすい代表的な資格は次のとおりです。

資格取得は一夜漬けでは対応できません。まず志望校の選考内容を確認し、必要な資格を早めに把握しましょう。その上で、計画的に準備を進めることが大切です。
上記を含め、総合型選抜が有利になるおすすめの資格をより詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

やるべき準備4:提出書類を用意する

総合型選抜の1次審査は書類選考の大学が多いです。書類審査を通過するためにも、提出書類を充実させる必要があります。書類審査には、次のような書類が必要です。

調査書は高校の先生が作成する書類です。調査書には、評定平均や出席日数、学習態度などが記載されます。評定平均を選考基準にする大学もあり、高校1年時からの準備が必要です。
志望理由書は、総合型選抜の書類の中でもっとも重要です。「なぜこの大学に入りたいのか」「大学で何を学び、どう将来に活かすのか」などを記します。過去の経験やエピソードを交えながら、自分の熱意を具体的に説明することが重要です。
活動報告書では、高校生活で取り組んできた活動内容を記します。部活動や資格取得などを通して、成長したことや学んだことなどを詳しく書きます。他の受験生と差別化をするのにも重要な書類です。
提出書類を含め、総合型選抜試験の受験に必要なものをより詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

やるべき対策4:説得力のある志望理由書を作成する

志望理由は説得力のある内容に仕上げましょう。大学は「大学に入る目的や目標」を志望理由から判断します。
志願理由書では次のことを重点的に書きます。
- 入学後はどんなことを学びたいのか
- なぜ学ぶのか
- なぜこの大学を選んだのか
- 将来は学びをどう活かすのか

上記に関する答えを自分の経験やエピソードと交えて具体的に深掘りする必要があります。説得力のある志望理由書に仕上げるために、高校の先生からの添削をもらうことも大切です。
納得のいく志望理由書を仕上げるまで、何度でも書き直しましょう。例文やNGワードも交え、総合型選抜試験の合格に向けた志望理由書の書き方をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

やるべき対策5:面接練習を重ねる

面接練習は、さまざまな人に協力してもらい、何度も練習を重ねましょう。大学側は面接を通して、志望理由の内容を深掘りし、求める人物像に合致しているかを判断します。
本番の面接では緊張して、言いたいことが言えなかったり、矛盾したりするおそれがあります。そのため、大学に対する思いを自分の言葉で表現できることが大切です。

本番を想定して、いろいろな先生と何回も練習を重ねることがポイントです。練習を繰り返し行うことで本番前の不安も取り除けます。
総合型選抜における面接試験の具体的な対策方法をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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やるべき対策6:時事問題への感度を高める

小論文対策として、書き方の型を身につけることと、日常的に時事問題へ関心を持つことの2つが必要です。小論文の核心は「論理的に自分の意見を展開できるか」にあります。
総合型選抜の小論文は、主に次の3つの形式で出題されます。
- テーマ型:与えられたテーマに対して自由に意見を述べる
- 課題文型:文章を読み、内容を踏まえて意見を述べる
- 資料・データ分析型:グラフや統計をもとに論述する
どの形式でも「序論(主張)→本論(根拠・具体例)→結論(再び主張)」という構成が基本です。この流れで書くことで、読み手に主張が明確に伝わります。
時事問題への対策は、毎日のニュースや新聞を読む習慣が土台になります。読むだけで終わらず、「この問題に対して自分はどう考えるか」を言語化する練習を積み重ねましょう。
小論文は対策すれば必ず伸びます。まずは志望校の過去問を確認し、どの形式が出やすいかを把握するところから始めましょう。
総合型選抜における小論文試験の具体的な対策方法をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
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やるべき対策7:勉強する習慣を身につける

総合型選抜試験の合格のために、普段から勉強習慣を身につけましょう。総合型選抜は、受験生を多面的に評価する入試ですが、一定の学力が備わっていることも必須としています。
たとえば、共通テストや学力テストを課している大学があります。面接や小論文対策と並行に学力試験対策もするのはハードです。早いうちから、勉強を習慣化させ、基礎学力を身につけることが大切です。

また総合型選抜では、学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・協働性」を測ります。高校では、学力の3要素を習得できるように授業が設定されているので、普段の授業を真面目に受けることが重要な対策法です。
総合型選抜における学力試験の特徴をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

総合型選抜でやるべきことによく抱く疑問(新規ついか)

総合型選抜に向けて動き始めると、「いつから始めるべき?」「どんな人が受かるの?」といった疑問が出てきます。ここからは次の3つの疑問に答えます。
- 入試対策はいつから始めるべき?
- どんな人が総合型選抜に受かりやすい?
- 不合格になる人に共通点はある?
入試対策はいつから始めるべき?

総合型選抜の対策は、高校2年生の夏〜冬に始めるのが理想です。遅くとも高3の春には動き出すことをおすすめします。
総合型選抜で評価される要素の多くが「積み上げ型」だからです。評定平均は高1からの成績が反映され、活動実績も数ヶ月以上かけて積む必要があります。英検などの資格取得も同様です。
対策開始時期の目安は次のとおりです。
| 開始時期 | 状況と対策の方向性 |
|---|---|
| 高1〜高2の夏 | 評定・資格・活動実績を計画的に積める最も有利なスタート |
| 高2の冬〜高3の春 | 自己分析を終え、高3の1学期を実績の強化期間にできる |
| 高3の7月 | 夏休みを集中対策に使えば十分可能。実績の「見せ方」を工夫する |
| 高3の9月以降 | 出願直前。既存の実績がある場合に限り勝機あり |
高3の夏から始めた場合でも、合格の可能性はあります。ただし、「実績を新たに作る」のは難しいため、「今ある経験をいかに深く言語化するか」に集中することが戦略上のポイントです。
総合型選抜をいつから準備すべきか詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

どんな人が総合型選抜に受かりやすい?
総合型選抜に受かりやすい人には、共通する特徴があります。「大学が求める人物像と自分の強みをつなげて語れる人」が合格に近い人物像です。
受かりやすい人の主な特徴は次のとおりです。
- アドミッション・ポリシーを深く理解し、自分ごとに置き換えられる
- 将来のビジョンが具体的で、大学での学びとつながっている
- 自己分析が深く、自分の言葉でエピソードを語れる
- 探究心・学びに向かう姿勢が活動実績から伝わる
- 基礎学力があり、小論文・面接で論理的に考えを展開できる
特に重要なのは、「活動実績の量」よりも「経験をどれだけ深く言語化できるか」です。英検1級や起業経験があっても、「なぜその大学でなければならないのか」を語れなければ不合格になります。
総合型選抜に受かりやすい人の特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

不合格になる人に共通点はある?
総合型選抜で不合格になる人には、次の3つの共通点があります。
- 自己分析が浅く、志望動機がどの大学にも当てはまる内容になっている
- 面接や小論文で論理的に話す・書くための実践的な準備が足りない
- 大学への熱意が低く「とりあえず受けてみよう」という姿勢が見える
なかでも最も多い失敗は「自己分析と大学研究の不足」です。表面的な志望動機は選考官にすぐ見抜かれます。「この大学でなければならない理由」を自分の言葉で語れるかどうかが、合否の大きな分かれ目になります。
また、「活動実績が十分でも、面接での深掘り質問に答えられず不合格」というケースも一定数あります。実績の量ではなく、言語化の深さが問われています。
不合格になりがちなパターンを事前に把握し、自分に当てはまる部分から対策を始めましょう。総合型選抜に落ちやすい人の特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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まとめ
この記事では、総合型選抜に向けてやるべき準備と対策を解説しました。
最後に、今日からできる行動を整理します。
- 自己分析を始める(人生グラフを描き、経験を洗い出す)
- 志望校のアドミッション・ポリシーを読み込む
- 評定平均を意識した学校生活を送る
- 英検など資格取得の計画を立てる
- 毎日ニュースに触れ、時事問題への感度を高める
- 志望理由書の下書きを始める
総合型選抜の合格は、早期の行動が最大の武器です。「まだ早い」と思った瞬間がスタートの合図と考え、一つひとつの準備を着実に進めましょう。
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