慶應義塾大学の総合型選抜(旧AO入試)情報まとめ【試験内容から対策方法まで】

慶應義塾大学の総合型選抜(旧AO入試)情報まとめ【試験内容から対策方法まで】

この記事では試験内容や対策方法も交え、慶應義塾大学における総合型選抜の特徴を解説します。

「慶應の総合型選抜はどんな試験なんだろう?
「一般選抜よりも総合型選抜の方が簡単なのかな?」 
「慶應の総合型選抜にに合格するには、何を準備すればいいんだろう?」

総合型選抜で慶應義塾大学の合格を目指そうとしているものの、試験の概要やどう対策すればいいのかがあいまいな人は多いですよね。

実際に、一般選抜と異なるポイントが多いため、総合型選抜に特化した対策が必要です。

慶應義塾大学の総合型選抜には複数の形式があり、それぞれ試験内容や求められるスキルが異なります。合格するには、これらをしっかり理解し、適切に対策することが重要です。

そこで本記事では試験内容や倍率なども交え、慶應義塾大学における総合型選抜の特徴を紹介します。この記事を読めば、合格に必要な情報を一通り把握できますよ。

この記事の要約(慶應の総合型選抜は他大学と何が違う?)

他の大学に比べ、慶應義塾大学の総合型選抜は下記2点が特徴的です。

  • 学部ごとで3つの形式から試験が実施される
  • 学部ごとに重視される項目が異なる
    • 理工学部では課題解決力、総合政策学部では面接など

なお、総合型選抜試験の合格に向け、どの対策塾に通えばいいのかわからない人は「推薦対策塾診断」をお試しください。

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目次

慶應義塾大学における総合型選抜の基礎知識

ここからは次のトピック別で、慶應義塾大学における総合型選抜試験の基礎知識を解説します。

試験日については慶義塾大学の公式ホームページで確認しましょう。

なお、慶應義塾大学の総合型選抜は下記3つの形式で実施されています。あらかじめおさえておきましょう。

提出書類と2次試験(総合考査Ⅰ・Ⅱ)を通じて、学業成績や論理的思考力、文章力を総合的に評価

慶應義塾大学における総合型選抜の形式

受験可能な学部

慶應義塾大学で総合型選抜が受験可能な学部

慶應義塾大学の総合型選抜では、方式ごとに受験可能な学部・学科が異なります。以下に方式ごとの対象学部と学科をまとめました。

スクロールできます
方式学部名学科名
自主応募制による推薦入学者選考文学部人文社会学科
FIT入試法学部法律学科・政治学科
AO入試理工学部物理学科・物理情報工学科・電気情報工学科・機械工学科・電気情報工学科・情報工学科・物理情報工学科・システムデザイン工学科・情報工学科・数理科学科・管理工学科・生命情報学科・機械工学科・システムデザイン工学科・管理工学科・化学科・応用化学科・生命情報学科
総合政策学部総合政策学科
環境情報学部環境情報学科
看護医療学部看護学科
参考:学部入学案内 - 入試制度:[慶應義塾]

慶應義塾大学における総合型選抜の対象学部は多岐に渡ります。特定の専門分野に興味や適性を持つ学生に、受験方式の選択肢が用意されているのです。

また、文系学部では文学部や法学部、理系学部では理工学部が対象に含まれ、総合政策学部や環境情報学部などの総合的な学部も網羅しています。

多様な方式により、自分の適性や学びたい分野に応じた学部を選べるのが慶應義塾大学の総合型選抜の魅力です。

他入試との併願可否

慶應義塾大学の総合型選抜では、他の入試との併願について、方式や学科ごとに異なる条件が定められています。

  • 慶應義塾大学を第1志望とする者が対象
    • 総合型選抜は、志望の度合いも評価に影響します。そのため、原則として慶應義塾大学を第1志望とすることが条件です。
  • FIT入試の併願条件
    • 法学部内では、法律学科と政治学科の併願は認められていません。しかし、各学科においてはA方式とB方式の両方式への出願が可能です。また、一般選抜や帰国生入試との併願もできます。

これらの条件を踏まえると、慶應義塾大学を第1志望としたFIT入試では学科間の併願は制限されます。しかし、方式や他の入試形式との併願の柔軟性がある点は特徴的です。

他の大学との併願を検討している人は、慶應義塾大学の併願条件を理解し、計画的に準備を進めましょう。

併願可能な大学を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

受験に必要な評定基準・条件

慶應義塾大学の総合型選抜では、すべての学部学科において評定基準が設けられています。

そしてほとんどの学部で全体の評定平均が4.0以上を求められています。評定基準は、受験生の基礎的な学力や継続的な学習努力を評価する重要な要素なのです。

さらに、評定以外にも次のような項目が審査の対象となります。

  • 志願理由書: 受験生の志望動機や将来の目標
  • 活動実績: 高校時代の課外活動や特定分野での成果
  • 特定分野の学習: 一部の学部では、専門的な分野の学習履歴や成果が評価される
慶應義塾大学における総合型選抜受験の主な審査対象

これらを通じて、学業以外での取り組みが重視されることもあるため、多方面での成果を準備することが必要です。

大学が提示する条件を満たすことで、総合的な評価につながり、合格の可能性を高めることができます。

総合型選抜試験における評定についてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

倍率・難易度

慶應義塾大学における総合型選抜の倍率

慶應義塾大学の総合型選抜は、学部によって倍率や難易度が異なります。一般選抜と比較して倍率が低い学部もあり、受験資格を満たしていれば合格の可能性が高まるケースがあります。以下に、総合型選抜と一般選抜の倍率を比較した表を示します。

学部総合型選抜
(実質倍率)
一般選抜
(実質倍率)
文学部2.13.2
法学部3.73.8
理工学部3.13.1
総合政策学部5.95.4
環境情報学部4.55.4
看護医療学部13.52.6
参考:パスナビ

実質倍率とは?
実質倍率とは、試験の受験者数を合格者数で割った値(受験者数÷合格者数)。実質倍率が低いとは、試験を受けた人に対し合格者が多く、合格の可能性が高いことを指す。

表からわかるように、文学部や法学部では一般選抜よりも総合型選抜の倍率が低いです。このため、総合型選抜試験で合格を目指す方が有利な選択肢となる場合があります。

一方で、看護医療学部では総合型選抜の倍率が非常に高いです。倍率の違いも参考にし、自分の強みを活かせる試験方式を選びましょう。

なお、他の大学の総合型選抜試験の倍率や難易度も知りたい人は次の記事を参考にしてください。

慶應義塾大学の総合型選抜におけるアドミッション・ポリシー例

慶應義塾大学における総合型選抜では、学部ごとに異なるアドミッション・ポリシーが定められています。それぞれの学部が求める学生像や教育理念に基づき、選考が行われるからです。

ここでは次の学部別に、アドミッションポリシーの特徴とそれに応じた対策を解説します。

文学部

文学部のアドミッション・ポリシーを要約すると次のような内容です。

  • 慶應義塾大学の精神と学問への意欲:慶應義塾大学の教育理念を深く理解し、学びに向かう姿勢を重視
  • 語学力:日本語をはじめ、英語・フランス語・ドイツ語・中国語など、幅広い言語に精通していることを期待
  • 論理的思考力と記述力:与えられた課題に対し、論理的に考え、考察を文章化する能力を評価
  • 歴史的知識:社会や文化の成り立ちを理解するための、日本史や世界史の知識

参考:学部入学案内 - 各学部における3つの方針:[慶應義塾]

文学部では、幅広い教養と深い学問的探求心を持つ学生を求めています。慶應義塾大学の精神を理解し、学問への意欲を明確にすることが重要です。

語学力の向上には、日頃から学術的な文献や書籍を読み、読解力を養うことが効果的です。さらに、小論文対策として、論理的で説得力のある文章を書く練習を繰り返しましょう。

日本史や世界史の知識は基礎から応用へと発展させ、歴史的な背景を深く理解することも大切です。これらをバランスよく準備することで、合格に近づけます。

法学部

法学部のアドミッション・ポリシーを要約すると次のような内容です。

  • 慶應義塾大学の精神と国際的視点
    • 慶應義塾の建学の精神を理解し、国際的な視野を持ちながら、新しい社会を創造し先導する気概を持つことを重視
  • カリキュラム対応力
    • 法学部の教育目標を理解し、そのカリキュラムの下で学ぶために必要な学力、能力、意欲を有していること
  • 個性と知的好奇心
    • 一定の知識水準を備え、知的好奇心に溢れた個性的な学生を歓迎

参考:学部入学案内 - 各学部における3つの方針:[慶應義塾]

法学部では、国際的な視点と社会的なリーダーシップを持つ学生を求めています。慶應義塾の精神を深く理解し、法学部での学びに対する明確な意欲を示すことが重要です。

志望理由書や面接では、社会の課題に取り組む意欲や、カリキュラムへの適応力をアピールしましょう。また、法律や政治に関する基礎知識を深めるため、新聞や専門書などを活用するのがおすすめです。

さらに、小論文対策として、論理的思考力を発揮しながら、説得力のある文章を書く練習を繰り返しましょう。これらを通じて、法学部が求める人物像に近づく準備を進めてください。

理工学部

理工学部のアドミッション・ポリシーを要約すると次のような内容です。

  • 未知の領域への挑戦:新たな課題や問題に果敢に挑む強い意志を持つこと
  • 深い洞察力と豊かな創造力:課題を多角的に分析し、新しい価値を生み出す力
  • 幅広い国際教養:日本社会だけでなく、国際社会を見据えた視点と教養を持つこと
  • 相互成長を促す環境:多様な能力を持つ学生同士が切磋琢磨する環境

参考:学部入学案内 - 各学部における3つの方針:[慶應義塾]

理工学部では、未知の課題に挑む意欲と深い洞察力を持った学生を歓迎しています。国際的な視点を重視し、日本だけでなく世界で活躍できる人材を育成することを目標としています。

志望理由書や面接では、理工学部で挑戦したい研究を具体的に示しましょう。自身の意欲と創造性をアピールすることが重要です。また、幅広い教養が必要なため、理工学の分野だけでなく社会問題にも関心を持つことが必要です。

さらに、理工学部では次の入試方式を実施しているため、それぞれに応じた対策が必要です。

  • 指定校推薦
  • 留学生
  • 帰国生
  • AO入試
  • 一貫教育高校からの推薦入学

小論文では論理的な思考力を示し、面接では課題解決型の発想や独創性を伝える準備を進めてください。総合的に準備することで、理工学部のアドミッション・ポリシーに応えることができます。

総合政策学部

総合政策学部のアドミッション・ポリシーを要約すると次のような内容です。

  • 「実践知」を重視
    • 社会で直面する現実的な課題を発見し、分析し、解決に向けて行動できる能力
  • 基礎学力に裏付けられた思考力と行動力
    • 自主的な思考力、発想力、構想力、実行力が重要な評価基準。
  • 問題意識の明確化
    • 「総合政策学部でこんなことをやりたい」という具体的な目標や学びたいテーマを持つことを重視。
  • 多様性と協働
    • 学生同士が互いの強みを活かし、多様性の中で協働できる環境を目指す。

参考:学部入学案内 - 各学部における3つの方針:[慶應義塾]

総合政策学部でも、次の複数の入試方式が用意されています。AO入試では英語での受験もできるので、英語が得意・留学経験がある人におすすめです。

  • 一般選抜
  • AO入試(総合型選抜)
  • 帰国生入試
  • 外国人留学生入試

総合政策学部では、社会課題に主体的に取り組む姿勢と、未来を切り拓く力を持つ学生が求められています。問題発見や解決能力を示すには、日頃から社会問題に関心を持ち、自分の意見を整理しておくことが大切です。

志望理由書や面接では、自身の経験や目標を交えた具体的な考えを示すと説得力を持たせることができます。

また、対策としては小論文や面接の練習を通じて論理的思考力や構想力を磨きましょう。他の学生と協働する能力も求められるため、異なる視点を理解する柔軟性とコミュニケーション力も必要です。これらの準備を通じて、総合政策学部が求める人物像に近づくことを目指しましょう。

なお、総合型選抜での英語受験を見据えて留学したい人や留学経験がある人は、次の記事も参考にしてください。

環境情報学部

環境情報学部のアドミッション・ポリシーを要約すると次のような内容です。

  • 幅広い視野と学際的なアプローチ:学問の枠にとらわれず、地球規模の問題を発見・解決できる視点を持つことを重視。
  • 創造力とリーダーシップ:未来を切り拓く力を持ち、課題解決を先導できる人物を求める。
  • 明確な問題意識:「環境情報学部でこんなことをやりたい」という具体的な目標や学びたいテーマを持つことが重要。
  • リソースの活用:教育環境や先端プロジェクトを積極的に活用し、主体的に学びを深める姿勢を評価。

参考:学部入学案内 - 各学部における3つの方針:[慶應義塾]

なお、入試形式については、前述した総合政策学部と同様に用意されています。

環境情報学部では、地球規模の課題に挑む意欲と、学際的な視野を持つ学生を求めています。特に、環境情報学部の教育環境の中で自身の興味を深掘りし、研究やプロジェクトに貢献する姿勢が重要です。

具体的な準備として、例えば気候変動などの地球規模の問題に関する事例研究をするのもおすすめです。自分がどのような視点で貢献できるかを明確にしましょう。

さらに、環境情報学部での教育は個人の主体性が重視されます。そのため、自ら計画を立てて行動するスキルやチームで協働する力のアピールが大切です。

看護医療学部

看護医療学部のアドミッション・ポリシーを要約すると次のような内容です。

  • 人の健康と生命への関心:看護への強い関心を持ち、他者の苦痛や悩みを理解しようとする姿勢。
  • 多様性を受け入れるコミュニケーション能力:異なる立場や文化、価値観を尊重し、良好な関係を築ける。
  • 問題発見と解決能力:物事を多角的にとらえ、問題に気づき、解決策を考え実行する能力。
  • 自己成長への意欲:困難や失敗を経験から学び、自らの成長につなげる意志を。
  • 社会貢献への姿勢:自分の行動が人々や社会の役に立つことを望み、より良い社会の実現を追求する意識を持つ。

参考:学部入学案内 - 各学部における3つの方針:[慶應義塾]

看護医療学部では、人々の健康と社会全体の福祉を向上させるために必要な能力と姿勢を持つ学生を求めています。人間の多様性を受け入れる気持ちと、看護医療を通じて社会に貢献する意欲が評価のポイントです。

志望理由書や面接では、実体験をもとに看護の道を目指す背景や、どのように看護医療で貢献したいのかを伝えましょう。問題発見力をアピールするために、これまで取り組んだ課題やチーム活動での役割を説明すると効果的です。

入試方式は複数用意されているため、自分に合った形式を選べます。看護医療学部での学びを通じて、社会に貢献する将来像を明確に描くと合格に近づきます。

ここまで慶應義塾大学におけるアドミッション・ポリシーを解説してきました。アドミッション・ポリシーについてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

慶應義塾大学における総合型選抜の試験内容

慶應義塾大学の総合型選抜では、形式ごとに選考方法が異なります。ここでは次の形式別に、総合型選抜の試験内容を解説します。

自主応募制による推薦入学者選考

自主応募制による推薦入学者選考では、2次選考まで設定されています。

  • 1次選考:提出書類
    • 受験者の志望理由や高校での学習成績などを評価
  • 2次選考:総合考査Ⅰ・Ⅱ
    • 総合考査Ⅰ: 小論文試験。資料をもとにした理解力、文章構成力、表現力、分析力が問われる
    • 総合考査Ⅱ: 与えられたテーマについて記述する試験。テーマに対する深い考察や論理的な記述力を重視

FIT入試

FIT入試では、A方式とB方式の2種類があり、それぞれ異なる試験内容で構成されています。

方式提出書類
A志願者調書・志願理由書・自己推薦書・調査書等
B志願者調書・志願理由書・評価書・調査書等

論述試験:模擬講義後に論述試験(法律学・政治学に関する理解力や考察力を評価)。その後、複数教員との口頭試問が行われます。
口頭試問:総合考査Ⅰ(資料読解)と総合考査Ⅱ(小論文)を実施し、個人面接での評価も含まれます。

AO入試

次のように、慶應義塾大学のAO入試は学部ごとに異なります。

・1次選考:提出書類
・2次選考:筆記試験
電気情報工学科: 基礎力審査(数学)と応用力審査(課題解決型記述問題)。
数理科学科: 基礎力審査(数学)と応用力審査(数学的思考を問う記述問題)。

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慶應義塾大学における総合型選抜の合格体験談

慶應義塾大学の総合型選抜に合格した受験生たちは、努力を積み重ねて合格を勝ち取っています。

ここでは、総合政策学部と文学部に合格した受験生の具体的な体験談を紹介します。

総合政策学部に合格したKNTさん

総合政策学部に進学を決めた理由は二つあります。一つ目はSFCの授業形態です。必修以外は自分の興味がある講義を受け、単位を取得できます。自分の学びたいことを積極的に学べる点で総合政策学部を選びました。二つ目はSFCの素晴らしい環境で学びたかったからです。専攻したい分野の教授がSFCにいることや、日本で有数の研究施設が揃っていることが挙げられます。さらに、総合政策学部がある大学は全国でも限られており、その中でも慶應義塾は日本一の総合政策学部です。この慶應義塾で学びたかったからです。

引用:パスナビ

文学部に合格したみえさん

スランプの時期は本当に気分が沈み、こんなに高い大学を志望校にする必要はないのではないかと諦めたくなるときもありました。私はやらなきゃいけないときではないと全くやる気が出ないので、頑張っている友達を見て自分を叱咤したり、親にお前は慶應にいけ!と強い言葉を言ってもらったりしていました。それでも辛いのは変わらないので、応援ソングをずっと聞いて心を慰めていました。

引用:パスナビ

慶應義塾大学における総合型選抜での合格には、学びたい内容や大学での環境をしっかりとイメージすることがポイントです。そして自分を支えてくれる友達や家族の存在を大切にすることも欠かせません。体験談からわかるように、それぞれの受験生が直面した課題を乗り越えた結果が合格につながっています。

体験談をもっと読みたい人は、次の記事も参考にしてください。

慶應義塾大学における総合型選抜の対策方法

慶應義塾大学における総合型選抜の対策方法

慶應義塾大学の総合型選抜試験で合格するには、各学部と試験形式に合った試験対策を行うことが必要です。そこでここでは、次の3つの対策について詳しく解説します。

アドミッションポリシーを念頭に面接練習をする

総合型選抜における面接試験は、受験生の志望動機や適性を直接見極める重要な要素です。各学部が掲げるアドミッション・ポリシーに基づき、大学で学びたいことを明確に伝えます。

例えば、総合政策学部では「問題発見・解決」の姿勢を、環境情報学部では「幅広い視野と創造力」をアピールする必要があります。

面接対策としては、次の3点を意識しましょう。

  • アドミッションポリシーの理解
  • 面接の態度
  • コミュニケーション力
面接対策のポイント

面接では、予期しない質問が飛び出すこともあります。そのため、自分の経験や志望理由に立ち返り、柔軟に対応する練習を重ねることが欠かせません。しっかりと準備を整えることで、自分を最大限にアピールできる機会にしましょう。

面接試験の全手順を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

志望学部に合わせた小論文対策をする

慶應義塾大学の総合型選抜では、小論文が重要な評価基準の一つです。学科ごとに求められる能力が異なるため、志望学部の特性を理解したうえでの対策が必要です。

小論文対策として、以下のポイントを押さえましょう。

  • 過去問や出題例を参考に志望学部の出題傾向を把握する
  • 論、本論、結論の構成を意識し論理的な構成を練習する
  • 語彙力を高め、表現力を磨く
小論文対策のポイント

総合政策学部や環境情報学部では、与えられた課題に対して独自のアイデアを提示する力が評価されます。理工学部では数学や科学に基づく記述が求められるため、理論的なアプローチが必要です。

学部の特色に応じた対策を行うことで、小論文試験で高評価を得ることができます。

小論文試験の対策手順を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

可能な限り評定平均を上げておく

慶應義塾大学の総合型選抜では、多くの学部で評定平均4.0以上が条件です。高校1年生の段階から計画的に対策を進めることで、合格の可能性が高まります。

以下のポイントを意識して、評定平均を上げましょう。

  • 日々の授業を大切にする
  • 定期テストで高得点を目指す
  • 高校1年生から苦手科目を克服しておく
  • 学校行事や課外活動とのバランスを取る
評定平均を上げるポイント

評定平均の向上には継続的な努力が必要です。また、学業成績だけでなく校内・課外活動も評価されるため、幅広く準備をしておきましょう。

他に総合型選抜試験で必要な準備を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

まとめ

慶應義塾大学の総合型選抜で合格するには、まずはアドミッションポリシーを理解することが第一です。

面接では志望理由や志望学部への適性を具体的に伝え、小論文では学部の特性に合わせた論理的な文章を書きましょう。評定平均4.0以上が必要な学部が多いため、日々の学業に真剣に取り組むことが基本です。

総合的な準備と継続的な努力を通じて、慶應義塾大学が求める人物像に近づきましょう。

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