「欠席日数が多くても、総合型選抜は受験できるの?」
「30日や50日も休んでいたら、受験自体を諦めるべき?」
「受験できても、欠席日数が多いと試験に合格しづらくなるのかな?」
欠席日数が多い状態で総合型選抜を受けようとすると、こうした不安が頭をよぎりますよね。
ただ、欠席日数が多くても「即不合格」にはなりません。総合型選抜は複数の評価項目を合算して合否を決める方式なので、欠席日数以外の部分でカバーできます。
この記事では、欠席日数が総合型選抜試験の受験・合否に与える影響を解説します。総合型選抜の合否に関わる欠席日数の目安や合格するコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 欠席日数が多くとも、総合型選抜試験は出願条件を満たせば受験可能
- 病気や怪我など、理由次第では欠席日数が合否に影響を与えない可能性も
- 高校3年生の夏休み段階で年間25〜30日を超えていると合否に影響が出る
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総合型選抜の合否に欠席日数は影響するのか

総合型選抜は、欠席日数が多くても出願条件さえ満たせば誰でも受験できます。
文部科学省が公表している総合型選抜の概要には、総合型選抜は受験志願者の意欲・能力・適正などを、書類や面接で総合的に判断する旨が明記されています。
欠席日数は多くある評価項目の一つにすぎないため、他の評価項目でカバーできれば合格は目指せるのです。
また、欠席日数が多いという理由だけで落ちることはありません。合否は書類・面接・小論文などの複数項目を合算した総合評価で決まるからです。
欠席日数はあくまで評価項目の一つにすぎません。ここからは欠席日数に関する下記5つのポイントを解説します。
- 合否に影響する欠席日数の目安は年間25〜30日
- 大学によって目安の日数は異なる
- 欠席日数はいつまでの分が評価対象になるか
- 理由次第ではマイナス評価にならないケースもある
なお、総合型選抜がどのような試験か、特徴を詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

合否に影響する欠席日数の目安は年間25〜30日

総合型選抜試験の合否に影響する欠席日数の目安は、高校3年生の夏休み段階で25~30日の場合です。
国内の多くの高校の授業日数は年間約200日です。1年に10日休むと、授業の5%を受けていないことになります。高校1・2年生で各10日、3年生の夏休みまでに5日休むと合計25日です。
この水準を超えると「欠席が多い」と判断され、総合型選抜の合否に悪影響を与えます。
大学によって目安の日数は異なる

欠席日数が多いとされる基準は、大学によって異なります。
出席日数を重要視している大学もあれば、面接時の姿を重要視している外国語学科や学外の活動実績を重要視しているスポーツ学科もあったりします。そのため、欠席日数が多くても合格が目指せる大学はたくさんあります。
多くの大学が重要視している選考基準の一部を紹介します。
- アドミッションポリシーの一致
- 学内外の活動実績
- 小論文などの筆記・書類
- 面接時のマナーや熱意
- 評定平均

大学にもよりますが、欠席日数は多くの選考理由の中の1つです。そのため、欠席日数はマイナス評価になることはあっても、休みが多いという理由で落ちることはほぼありません。
欠席日数が25〜30日を超えた場合でも、合格できる大学はたくさんあります。受験前に各大学の募集要項や出願条件を必ず確認してください。
欠席日数はいつまでの分が評価対象になるか
総合型選抜の出願書類として提出する調査書には、出願時点までの欠席日数が記載されます。
総合型選抜の出願は一般的に9〜11月です。そのため、高校3年生の夏休み明けまでの欠席日数が評価対象になります。
高校1年生から出願時点までの累計日数が見られるため、学年をまたいだ欠席の積み重ねが重要です。
理由次第ではマイナス評価にならないケースもある

病気や怪我など、やむを得ない理由による欠席は、担当者に理解してもらえるケースがあります。
例えば、部活動中の骨折で1か月入院したケースなどです。この場合、病院の診断書を補足書類として提出することで、欠席の正当性を証明できます。
調査書に欠席理由を記載してもらい、診断書も合わせて提出することで、マイナス評価を抑えられます。
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【欠席日数別】総合型選抜の受験・合否に与える影響

前述したとおり、欠席日数が合否に与える影響は、日数によって異なります。
欠席日数ごとの受験・合否への影響の目安を把握しておくことで、自分が今どのくらいリスクのある状況なのかを判断できます。
ここからは下記の欠席日数別に、総合型選抜の受験・合否への影響を解説します。
- 欠席日数が30日前後の場合
- 欠席日数50日以上の場合
欠席日数が30日前後の場合
欠席日数が30日前後の場合、総合型選抜での合格は十分に目指せます。
30日は年間授業日数200日の約15%に相当します。評価上は「欠席が多い」と判断される水準ですが、欠席理由が正当であれば調査書や補足書類で説明できます。
小論文・面接・活動実績など他の評価項目を強化することで、欠席のマイナスをカバーしやすい日数帯です。
欠席日数50日以上の場合
欠席日数が50日以上になると、合否への影響がより大きくなります。
年間授業日数200日の25%以上を欠席する計算です。出願条件として「欠席日数○日以内」を設けている大学は、受験できないケースがあります。
まず各大学の募集要項で出願条件を確認することが最優先です。出願できる大学のなかから、活動実績や面接を重視する大学を選ぶことで合格に近づけます。
欠席日数を覆す総合型選抜に合格する5つのポイント

欠席日数が多くても、総合型選抜なら他の項目の評価が高ければ合格できます。欠席日数を変えることは出来ませんが、他の項目の評価を上げることは今からでも遅くないからです。
ここからは、欠席日数を覆す総合型選抜に合格するポイントを、5つにまとめて紹介します。
ポイント1:アピールできる学内外の活動実績を作る

学内外での活動実績は、アピールポイントにつながります。特に内容が志望大学のアドミッションポリシーと適合すると、高評価です。
学内外で行った次のような学業以外の活動実績は、自分の努力や成果のアピールにつながるからです。
- 委員会・生徒会活動
- 部活動
- ボランティア活動
- アルバイト
例えば保育科を受験する場合、保育園でのボランティア活動は、大学のアドミッションポリシーと適合する可能性が高いです。
自分のアピールポイントが少ないと感じている人は、アピールポイントを新たに作ってみてください。特に学外活動は、すぐに実践できるものも多いです。
上記で紹介した部活動や生徒会などの学校内活動、ボランティア・アルバイトといった課外活動の経験が総合型選抜でどう評価を高めるのか、詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。


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ポイント2:小論文対策に励む
小論文や面接は、自分の熱意を1番伝えやすい評価項目です。

欠席日数が多い分、他の重要な選考基準をあげて合格を目指すやり方は、総合型選抜ならではの戦術です。小論文は総合型選抜において、重要視される可能性が高く、最大のアピールポイントになります。
勉強ができる人を選ぶためには、一般入試があります。意欲や態度、熱意がある人を選ぶためには、面接や小論文のほうが選出しやすいからです。
評定平均が低くても、面接での意欲や熱意が伝われば、合格できる場合があります。

小論文の具体的な手順が知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
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ポイント3:面接では事実+前向きな姿勢を伝える
面接で欠席日数について聞かれた場合、事実を正直に伝えたうえで、現在の状況と前向きな姿勢を添えることが重要です。
休んでいた時期を隠そうとすると、調査書の記録と話が食い違い、かえって印象を悪くします。
「高校2年生の秋に体調を崩し、約1か月通院が必要でした。自宅学習で遅れを取り戻し、3年生では全日登校できています。この経験が、○○学部で健康科学を学びたいと思ったきっかけです。」
欠席理由を説明したうえで、回復後の行動や学びへの意欲に話をつなげることで、面接官に前向きな印象を与えられます。
面接の具体的な手順が知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
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ポイント4:推薦状や補足書類を活用する
担任の先生や部活動の顧問に、推薦状を書いてもらいましょう。欠席が次のような正当な理由だと判断してもらえれば、マイナス要素を減らせる可能性があります。
- 怪我や病気による長期欠席
- 語学留学
上記のような理由を推薦状に書いてもらうことで、信頼性があがります。
また怪我や病気で長期欠席した場合は、補足書類として病院の診断書や健康診断書を一緒に提出できます。例えば骨折で1ヶ月入院していた場合、病院の診断書があれば、休んだ理由を証明できます。
推薦状や補足書類を提出することによって、欠席日数の多さを理解してもらえる可能性があります。正当な欠席理由がある場合は、必ず準備をしましょう。
総合型選抜試験の受験・合格に必要なものを詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

ポイント5:選考の比重度を調べる

自分に合った大学を見定めて受験することで、合格の可能性が高まります。
総合型選抜の選考基準は大学によって異なります。各大学のアドミッションポリシーが違うからです。自分に合った大学を見定めることで、より進学しやすい大学が見つかり、合格の可能性があがります。
そのため、欠席日数が大きく影響しない大学を選んで受験するのも一つの手です。
自分の志望している学科がある大学の選考基準をよく読み、自分が受かりそうな大学を探してみてください。きっとあなたに合った大学がみつかるはずです。
なお、次の記事では大学別に総合型選抜の倍率をまとめて紹介しているので、あわせて参考にしてください。

専門学校の総合型選抜における欠席日数の扱い

専門学校の総合型選抜でも、欠席日数は選考の参考情報として確認されます。
ただし、大学と比べて欠席日数の基準が緩やかな傾向があります。
ここからは次の2つの専門学校に関するポイントを解説します。
- 専門学校は大学より欠席日数の基準が緩い傾向
- 欠席日数が多い場合の専門学校選びのコツ
専門学校は大学より欠席日数の基準が緩い傾向
専門学校の総合型選抜は、大学と比べて欠席日数よりも「入学への意欲」や「適性」を重視する傾向があります。
専門学校は職業直結のスキルを習得する場所であるため、志望動機の明確さや入学後の意欲が重視されます。
欠席日数が30〜50日あっても、面接や志望理由書でしっかり意欲を伝えられれば合格できます。
欠席日数が多い場合の専門学校選びのコツ
欠席日数が多い場合は、各専門学校の募集要項で出願条件を確認することが最初のステップです。
欠席日数の制限を設けていない学校を選ぶことで、受験のハードルを下げられます。
次のポイントを意識して学校を選ぶと、合格に近づけます。
- 出願条件に欠席日数の上限が明記されていない学校を選ぶ
- 面接・志望理由書の比重が高い選考方式の学校を選ぶ
- オープンキャンパスに参加し、入学意欲を事前にアピールする
欠席日数以外で総合型選抜の合否に影響する要素

ここからは、欠席日数以外で総合型選抜の合否に影響する要素を、3つにまとめて紹介します。
遅刻回数

欠席日数と同様に、遅刻回数も総合型選抜試験ではマイナス評価になることがあります。
一般的には遅刻3回で欠席1回分と言われています。しかし総合型選抜の場合、遅刻回数が多いと学業に対してやる気がない印象になってしまいます。
例えば、欠席回数が30回の人と遅刻回数が30回の人がいたら、遅刻回数が30回の人の方が印象が悪いです。遅刻が常習化していると捉えられてしまう可能性があります。
遅刻が多い正当な理由がある場合は、説明できるようにしておいてください。
休学

休学は、理由によってマイナス評価につながる場合があります。
とくに「自分の人生について悩むため」など、やむを得ない明確な理由がないケースは、学習意欲の低さと見なされるリスクがあります。
一方で、病気療養や海外留学など正当な理由による休学は、面接でのアピールポイントに転換できます。休学中にどのような行動をとったか、何を学んだかを具体的に話せるよう準備してください。
なお、理由次第では停学処分を受けたとしても、総合型選抜で不利にならない可能性があります。詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

評定平均

大学によって、出願条件に評定平均が入っています。評定平均は、受験の合否に影響する場合があります。
評定平均とは、高校1年生から3年生の1学期までに履修した科目の平均を数値化したものです。簡単に言うと、高校に入学してからの成績です。テスト以外に授業態度なども含まれます。
評定平均が出願条件に入っている場合、数値が低いとマイナス評価につながります。行きたい大学の出願条件に評定平均がある場合は、自分の評定平均の数値を調べておくとよいですよ。
総合型選抜試験に必要な評定の目安を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

まとめ
今回は欠席日数が多くても総合型選抜なら志望校合格を目指せる理由について解説しました。
総合型選抜の選考方法や、アピールの仕方を理解することで、欠席日数が多くても合格できます。今からアピールポイントを作ることも可能です。受験に向けて自分のアピールポイントを作ったり、小論文や面接など、準備をしてみてください。欠席理由の説明もしっかりできるようにしておいてください。
この記事をきっかけに、総合型選抜での大学受験を目指す人が増えたら嬉しいです。欠席日数が多くても諦めずに、総合型選抜で合格を勝ち取ってください。
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