
「上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験ってどんなのなんだろう?」
「合格するにはどんな準備をすればいいのかな?」
上智大学の特別入試(総合型選抜試験)の一つとして実施されている、カトリック高等学校対象特別入学試験。
受験対象の高校へ通う人のなかには、本試験で上智大学への進学を考えている人もいるのではないでしょうか。
ただし、受験対策に取り組みたいものの、大学公式サイトの情報だけでは具体的な試験内容や対策のイメージが湧かない人も多いですよね。
カトリック高等学校対象特別入学試験は、一般選抜や他の総合型選抜試験とは異なる特徴があります。そのため、合格を勝ち取るには、試験の特性を正確に把握し、十分な準備をして臨むことが重要です。
そこで本記事では出願資格や選考方法も交え、上智大学におけるカトリック高等学校対象特別入学試験の特徴を解説します。合格者の体験談や具体的な対策法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※上智大学において「特別入試」は総合型選抜試験を指しています。
なお、上智大学における総合型選抜の全体像を詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

- 併願受験は可能
- 評定基準は4.0から4.3
- 提出書類・学科試問・面接の対策が必要

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上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験とは?

上智大学が設けているカトリック高等学校対象特別入学試験とは、カトリック系高校の生徒を対象とした総合型選抜(特別入試)です。大学の建学理念に深く共感し、入学を強く希望する人が対象です。
2026年4月の入学に向けては、下記の日程で試験が行われます。
出願期間 | Web出願:2025年9月1日(月)~9月4日(木) |
学問試験・面接 | 2025年9月27日(土) |
合格発表日 | 2025年11月1日(土) |
入学手続締切日 | 2025年11月13日(木) |
全学部で受験可能

カトリック高等学校対象特別入学試験は、上智大学の全学部・学科で募集されています。自分の興味や関心に合わせて、幅広く出願先を検討できるのが特徴です。
ただし、募集人員は各学科で「若干名」とされており、狭き門であることを理解しておく必要があります。出願するには下記の条件をすべて満たさなくてはなりません。
対象校 | 日本の教育制度下にある日本カトリック学校連合会に加盟する高等学校に在籍している |
卒業要件 | 2026年3月に卒業見込みである |
志望度 | 上智大学が第一志望であり、合格した学科への入学を確約できる |
全学部・学科から志望学科を選択できる点は大きな魅力ですが、出願資格が定められています。まずは、自分が条件を満たしているかを確認することが、カトリック高等学校対象特別入学試験受験の最初のステップです。
参考:カトリック高等学校対象特別入学試験|上智大学 入試情報
2学科まで併願可能

カトリック高等学校対象特別入学試験では、2学科まで併願できます。他の入学試験との併願も可能ですが、下記のようなルールが定められています。
- 本試験で合格した場合、入学を確約しなくてはならない
- 合格後の入学辞退は原則として認められない
ルールからカトリック高等学校対象特別入学試験は、実質「専願」といえます。仮に併願している他の大学や学内入試にも合格したとしても、カトリック高等学校対象特別入学試験で合格した学科に入学する必要があります。
2学科まで出願できますが、それは「どちらの学科に合格しても入学を確約できる」場合に限られると理解しておきましょう。
参考:カトリック高等学校対象特別入学試験|上智大学 入試情報
評定基準は4.0〜4.3

カトリック高等学校対象特別入学試験では、学部・学科ごとに4.0〜4.3以上の評定平均が求められます。評定基準は、外国語検定試験の成績とも関連しているのが特徴です。
学部・学科 | 出願要件 |
---|---|
神学部 神学科 | 4.0以上 |
文学部 総合人間科学部 法学部 経済学部 外国語学部 総合グローバル学部 国際教養学部 (全学科) | 下記のいずれかを満たす者 ・4.3以上で、各学科が指定する外国語検定試験の出願基準スコア ・級・4.0以上で、各学科が指定する外国語検定試験の出願基準スコア・級 |
理工学部 (全学科) | 下記を全て満たす者 ・4.0以上 ・数学および理科が4.3以上 ・各学科が指定する外国語検定試験の出願基準スコア・級 |
多くの文系学部では、下記のように評定平均によって求められる外国語検定試験のスコア・級が変わります。
- 4.3以上あるか
- 4.0以上4.3未満か
評定平均が高いほど、外国語検定の基準は緩やかになる傾向があります。理工学部では全体の評定平均4.0以上に加え、数学と理科で4.3以上という、専門分野に特化した高い成績が必要です。
評定平均は出願資格の重要な要素です。募集要項で志望学科の基準を正確に把握し、自身の成績と照らし合わせましょう。総合型選抜の評定についてより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

上智大学におけるカトリック高等学校対象特別入学試験の選考方法
ここからは上智大学におけるカトリック高等学校対象特別入学試験の選考方法を、3つ紹介します。
書類審査

カトリック高等学校対象特別入学試験の最初の関門は、書類審査です。提出書類を通じて、筆記試験では測れない「主体性・対話性・協働性」や「思考力・判断力・表現力」といった受験生の資質が評価されます。
提出が求められる主な書類と、その要点は下記のとおりです。
- 書式:大学所定の用紙(A4・1枚)を使用。公式サイトからWord版をダウンロード
- 内容:上智大学や志望学科への強い興味・関心、入学後の学習計画などを記述
- 形式:自筆、PC入力のいずれも可能。国際教養学部を志願する場合は、英語で記入
提出書類は後の面接試験で質疑応答の資料としても活用されます。各書類を、募集要項の指示に従って丁寧に作成しましょう。
学科試問
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カトリック高等学校対象特別入学試験では書類審査と並行して、各学科の専門分野に関連した個別の筆記試験「学科試問」が課されます。
試験の形式は、学科の特性を反映して多岐にわたります。
形式 | 学科 |
---|---|
小論文形式 | 神学科、新聞学科、法学科など |
専門分野の知識・思考力を問う形式 | 哲学科(哲学・倫理・宗教・芸術に関する教養) 史学科(歴史学に関する理解力・思考力)など |
語学力・読解力を問う形式 | 英文学科(英文和訳・和文英訳) イスパニア語学科(日本語の読解力と表現力)など |
数理的思考力を問う形式 | 経済学部(数学の基礎に関する理解力) 理工学部(数学または理科の理解力と思考力)など |
試験時間は理工学部などを除き、多くが60分間です。また、2学科を併願する場合は、それぞれの学科の学科試問と面接を受けなくてはなりません。
志望する学科がどのような形式で、何を評価しようとしているのかを正確に把握し、特化した対策を進めましょう。
参考:2026年度 上智大学 入学試験要項 カトリック高等学校対象特別入学試験
面接試験

カトリック高等学校対象特別入学試験では学科試問と並行して、面接試験も実施されます。
面接では、提出した書類(志望理由書、調査書、レポート等特定課題)の内容に基づいた質疑応答が中心です。そのため、書類に書いたことは、自分の言葉で深く説明できるように準備しておく必要があります。
面接を通じて、以下の点が多面的に評価されます。
- 志望動機の強さ
- 学科への適性
- 入学後の成長の可能性
面接形式は学科によって異なり、日本語だけでなく、英語での質疑応答が含まれる場合もあります。また、哲学科や社会福祉学科などでは、専門分野の理解度を問う「口頭試問」が実施される点も特徴です。
質疑応答だけでなく、受験生の人柄や学習意欲、将来性までを総合的に判断する、非常に重要な選考です。
参考:2026年度 上智大学 入学試験要項 カトリック高等学校対象特別入学試験
総合型選抜における面接試験の対策手順を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。
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上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験におけるアドミッションポリシー

カトリック高等学校対象特別入学試験では、アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)を深く理解することが重要です。学力だけでなく、上智大学が掲げる教育精神への共感が問われる総合的な人物評価の入試だからです。
上智大学が求めているのは、主に下記の4つの資質を持つ人物です。
キリスト教ヒューマニズム精神の涵養 | 大学の建学の理念を理解し、他者や社会への奉仕を通じて人格を磨き、真理を探究する姿勢。 |
他者に仕えるリーダーシップの涵養 | 「For Others, With Others」の精神に基づき、社会への責任感を持ち、リーダーシップの基礎能力を育む姿勢。 |
グローバル・コンピテンシーの養成 | 国際的な問題に関心を持ち、多言語・多文化を理解し、その架け橋となろうとする意欲。 |
幅広い教養と専門分野の知識・能力の修得 | 幅広い教養と、専攻する学問分野における専門知識の両方を主体的に学ぶ意欲。 |
上記4つの人物像を、志望理由書や推薦状、面接で示すことが重要です。
ボランティア活動の経験は「他者に仕えるリーダーシップ」の例になります。部活動での役職経験は「リーダーシップの涵養」の例として挙げられます。自身の経験が、アドミッションポリシーのどの項目に合致するのかを分析し、アピール材料として整理しましょう。
参考:アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)|上智大学 入試情報
総合型選抜におけるアドミッションポリシーについて知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

上智大学におけるカトリック高等学校対象特別入学試験の合格体験談
ここからは合格のコツも交え、上智大学の総合型選抜に合格した人の体験談を紹介します。
総合人間科学部・社会福祉学科に合格したC・Yさん
■おすすめの勉強方法
引用:特別入試で合格|上智大学 入試情報
推薦入試は、評定はあるだけあれば安心です。学校の定期試験は全力で取り組みましょう。上智を視野に入れているのであれば、早い段階からTEAPも受験しておくと安心です。推薦入試とはいえ、不合格となる可能性もあるので、一般入試の勉強と並行して行うことをおすすめします。夏休みは午前中に一般対策、午後は推薦対策に時間を割いていました。試験直前の1ヶ月前からは推薦対策だけに絞って取り組みました。
■苦手科目とその克服方法
小論文試験は、カトリック入試以外の過去問※もメールで取り寄せて解き、学校の小論文の先生に添削していただきました。最初は専門の知識がなかったものの、時間をかけてでも調べて書き上げるようにしました。知識を入れるために、地元の図書館で志望分野に関する本を借りたり、毎日新聞を読んで気になったニュースを要約するという練習を行いました。次第に、本番と同じ試験時間で書き上げることができるようになりました。
■面接の対策について
面接対策は学校の先生9人、塾の先生2人に見てもらいました。社会福祉学科はポスターを使ったプレゼンテーションの形式※だったため、とにかく慣れるよう回数をこなしました。練習の度にボイスメモで録音して、自分の話し方や答え方のクセを知っておくと良いです。練習と本番では試験官の様子や流れが異なるので、どんな状況になっても対応できるよう気持ちに余裕があることが大切です。なお、これは個人的見解ですが、試験前日の練習相手は、褒めてくれる、モチベーションを上げてくれるような優しい先生にしましょう!
C・Yさんの体験談をまとめると、合格のポイントは下記の4点です。
- 評定平均の確保と一般選抜対策を両立させ、夏休みから本格的に推薦対策を始める
- 小論文は専門知識を本や新聞で補い、多様な過去問を解いて添削を受ける
- 面接はポスターセッションなど形式に合わせ、多くの先生と実践練習を重ねる
- 練習を録音して話し方の癖を客観的に把握し、本番での対応力を養う
計画的な学習スケジュールと、形式に合わせた実践的な試験対策が合格につながったといえるでしょう。
文学部・新聞学科部に合格したA・Sさん
■受験期を振り返って
引用:特別入試で合格|上智大学 入試情報
私は、恥ずかしながら、評定がわずかに足りなかったため、英検の取得に向けて全力で取り組みました※1。また、試験日が近づくにつれ、7月から毎日小論文を1つ書き、高校の先生方に添削していただいていました。この際には、多くの先生に小論文を見ていただくようにしていました。過去問※2が終わった後は、自分でテーマを予想し、引き続き小論文の練習をしていました。さらに、面接対策についても、文系・理系問わず、さまざまな先生方にご指導いただきました。また、母が朝食時に時事ニュースを教えてくれて、家族でその話題について意見交換をする習慣もありました。特別入試とはいえ、必ず合格する保証はありませんでしたので、文系科目は、共通テストに向けて少しずつ復習を行っていました。
■おすすめの勉強方法
私は勉強が得意ではありません。そのため、1日に1つは必ず小論文を書くことや、漢字のワークをこのページまで必ず進めるといった目標を徹底していました。タスクが大きくなかったからこそ、継続することができたのだと思います。また、受験生ではありましたが、勉強に関連する漫画を読むこともしていました。私のお気に入りは『はたらく細胞』です。さらに、食事中にはTed Talkを視聴し、リスニング力を鍛えていました。私のように勉強が苦手な学生には、漫画や音楽を学習に関連づけることで、より記憶に残りやすくなるので、おすすめです。
■苦手科目とその克服方法
苦手な科目については、取れる部分を確実に得点することを徹底していました。私は特に数学が苦手でした。あまり良い勉強法ではないかもしれませんが、わからない部分は割り切り、理解できるところで確実に点を取るというスタイルで学習していました。その一方で、得意科目だった英語は徹底的に勉強し、高得点を目指していました。アドバイスとして適切かどうかはわかりませんが、一つの分野を極めることも、私にとっては必要な学び方だと感じています。
■面接の対策について
面接対策は、とにかく多くの先生に練習をお願いしました。面接ノートを作成し、ある程度予測できる質問に対しては、答え方を暗記して臨みました。私が特に意識していたのは、ゆっくり話すことです。当日はどうしても緊張して話すスピードが速くなりがちなので、練習時にはできるだけゆっくり話すように心がけていました。また、わからない質問や答えられない内容については、正直に「わからない」と伝える勇気を持つ練習もしていました。
A・Sさんの体験談からは、とくに下記4点のコツがポイントです。
- 評定が足りない分は、英検などの資格でカバーする戦略をとる
- 小論文は毎日1本など継続可能な目標を立て、多くの先生から添削指導を受ける
- 苦手科目は無理せず、得意科目で高得点を狙うメリハリのある学習計画を立てる
- 面接は回答を準備するだけでなく「ゆっくり話す」「正直にわからないと伝える」といった実践的な練習も行う
評定が足りなくても他の強みで補う戦略的な姿勢が大切です。また、自分に合った学習スタイルを確立して継続したことが、合格を掴み取る要因となっています。
【試験別】上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験に合格する対策法
カトリック高等学校対象特別入学試験の合格には、選考ごとに適した対策が不可欠です。
そこでここからは次の試験別に、合格に向けた対策法を解説します。
調査書

調査書は、高校での学習姿勢や成果を示す重要な評価書類です。
カトリック高等学校対象特別入学試験では、出願資格として、学科ごとに定められた評定平均の基準を満たしている必要があります。
特に理工学部では、全体の評定平均に加えて、数学と理科の評定平均にも個別の基準が設けられており、専門分野での高い学力が求められます。
最終的な評定は、日々の授業態度や定期試験の結果が大きく影響します。毎日の授業に真摯に取り組み、高い評定平均を維持しましょう。また、欠席日数が多いと学習意欲を疑われる可能性があるため、体調管理にも気を配りましょう。
調査書の提出にあたっては、下記のような注意点があります。
証明と成績期間 | 高等学校長が証明したものを提出します(一度提出すると返還・差し替えはできません)。 原則として、高校3年間の成績が記載されている必要があります。 |
留学経験がある場合 | 留学経験がある場合は、特別な規定があります。 ・評定平均の計算が日本の高校在学期間の成績のみで行われる ・留学中の成績証明書の追加提出が必要になる |
該当者は必ず募集要項で詳細を確認してください。
参考:2026年度 上智大学 入学試験要項 カトリック高等学校対象特別入学試験
調査書の重要性や評価のポイントについて、さらに詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

志望理由書

志望理由書は、上智大学や志望学科への熱意を伝えるための書類です。
大学所定の用紙に、なぜその学科で学びたいのか、そして将来どのように活躍したいのかを具体的に記述します。
説得力のある内容にするためには、自己分析を通じて自身の強みや経験を掘り下げ、大学・学科の特色やアドミッションポリシーと結びつける作業が欠かせません。
国際教養学部を志望する場合は、英語で記入する必要があるため、早期から英語で書けるよう準備を進めましょう。「志望動機」だけでなく、入学後の学習計画まで踏み込んで記述することで、高い学習意欲と明確な目的意識をアピールできます。
志望理由書の書き方をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

レポート等特定課題

一部の学科では、専門分野への理解度と思考力を測るため、「レポート等特定課題」の提出が求められます。
課題は、哲学的著作の読解や文学作品の論述、社会問題への考察など、各学科の学問に直結した内容です。専門的な知識や、それに対する自分なりの考察を論理的に展開する力が試されます。
作成にあたっては、学科ごとに詳細なルールが定められています。
書式 | A4用紙2枚・2000字程度など、学科により形式は様々です。手書きのみを指定する学科もあります。 |
表紙 | 1枚目の冒頭には、指定通りに表題・高校名・氏名を必ず記入します。 |
禁止事項 | ChatGPTをはじめとする生成AIの使用は、一切認められていません。 |
レポート等特定課題では、指示を正確に理解し遂行する能力も評価されます。募集要項を隅々まで確認し、ミスのないように作成しましょう。
参考:2026年度 上智大学 入学試験要項 カトリック高等学校対象特別入学試験
総合型選抜のレポート課題についてより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

学科試問

学科試問の対策は、志望する学科の出題形式を正確に把握することが必要です。問われる能力に応じて、的を絞った学習計画を立てましょう。
小論文・論述が課される学科 | 文章読解力や論理的思考力、表現力を養うことが不可欠です。関連分野の書籍を読んで知識を蓄えるとともに、実際に文章を書き、先生に添削してもらう練習を重ねましょう。 |
外国語の能力が問われる学科 | 英文和訳や英作文、英文エッセイなど、高い語学力が求められます。高度な語彙や文法を復習し、時間内に質の高い文章を作成する訓練が必要です。 |
数学・理科の知識が問われる学科 | 経済学部や理工学部では、基礎的な理解力と思考力を問う問題が出題されます。教科書レベルの定義や公式を完璧に理解し、応用問題まで解けるように高校範囲を深く復習することが重要です。 |
試験時間は多くが60分間ですが、理工学部は数学と理科でそれぞれ試験が分かれています。過去問などを参考に、時間配分も意識した対策を行いましょう。
参考:2026年度 上智大学 入学試験要項 カトリック高等学校対象特別入学試験
面接

面接対策の基本は、提出した書類の内容を完璧に理解し、自分の言葉で深く語れるように準備することです。
志望理由書やレポート等特定課題に書いた内容について、下記の視点で質問を想定しておきましょう。
- なぜそう考えたのか
- 具体的にどのような経験をしたのか
学科への適性や学習意欲を示すため、志望分野の基礎知識や関連する最新ニュースにもアンテナを張っておくことが望ましいです。
また、学科によって面接の形式は異なります。
口頭試問 | 哲学科や社会福祉学科などでは、専門分野に関する知識を問う口頭試問が含まれます。 |
外国語での面接 | 英文学科のように、英語と日本語の両方で面接が行われる場合があります。 |
プレゼンテーション | 看護学科のように、提出した課題に関するプレゼンテーションが求められることもあります。 |
学校の先生などにお願いして、模擬面接を繰り返し行うのが効果的な対策です。本番で落ち着いて受け答えができるよう、実践練習を重ねて自信をつけましょう。
参考:2026年度 上智大学 入学試験要項 カトリック高等学校対象特別入学試験
まとめ
本記事では上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験について、出願資格から具体的な対策まで解説しました。
カトリック高等学校対象特別入学試験は高い評定平均に加え、大学の建学理念への深い共感が求められる総合評価型の選考です。書類審査、学科試問、面接といった各段階で、自分がいかに大学の求める人物像に合致するかを示す必要があります。
合格を掴むには、まずアドミッションポリシーを深く理解し、自身の経験や将来の展望と結びつけましょう。その上で、志望学科の試験特性に合わせた専門的な対策を進めてください。
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