この記事では試験内容や対策方法も交え、青山学院大学における総合型選抜の特徴を解説します。
「青山学院大学の総合型選抜はどんな試験なんだろう?」
「他大学と比べて、どんな特徴があるのかな?」
青山学院大学の総合型選抜で合格を目指しているものの、試験の概要や対策方法が具体的にわからず、不安に思っている人も多いですよね。
総合型選抜試験への合格には、学部・学科ごとで異なるアドミッションポリシーや試験内容を的確に把握し、適切な対策をする必要があります。
そこで本記事では試験内容や倍率なども交え、青山学院大学における総合型選抜の特徴を解説します。この記事を読めば、合格に必要な情報を一通り把握できますよ。
- 青山学院大学の総合型選抜には3つの方式がある
- 受験に必要な評定基準は最低3.5以上
- 学部によってアドミッション・ポリシーと試験内容が異なる
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青山学院大学の総合型選抜は他大学と何が違う?
他大学に比べ学部ごとで独自の試験形式を採用している点が、青山学院大学における総合型選抜の大きな特徴です。
- スポーツに優れた者※:スポーツ実績に基づく評価に加え、小論文や面接を通じて思考力や表現力が重視される
- 自己推薦:文学部英米文学科では英語での面接があり、国際政治経済学部では英語での質疑応答が行われる。語学力やグローバルな視点が評価のポイントとなる。
※青山学院大学における総合型選抜の方式を表しています。
加えて、各学部・学科では明確なアドミッション・ポリシーが定められています。書類審査や小論文、面接でそのポリシーに沿った能力や意欲が合否を分けるのです。
他大学に比べ、入試形式が学部ごとに細かく異なり、受験生自身の個性や能力が多角的に評価されます。そのため事前の自己分析や学部特化型の対策が不可欠です。
このような試験形式、学部・学科ごとにアドミッション・ポリシーや試験内容が用意されている点が、青山学院大学の総合型選抜の特徴です。
青山学院大学における総合型選抜の基礎知識
ここからは次のトピック別で、青山学院大学における総合型選抜試験の基礎知識を解説します。
試験日については青山学院大学の公式ホームページで確認しましょう。なお、青山大学の総合型選抜は下記3つの方式で実施されています。あらかじめおさえておきましょう。
高校在学中にスポーツで優れた成績をおさめた者を対象とする
受験可能な学部

青山学院大学の総合型選抜では、方式ごとに受験可能な学部・学科が異なります。以下に方式ごとの対象学部と学科をまとめました。
方式 | 学部名 | 学科名 |
---|---|---|
スポーツに優れた者 | 文学部 | 史学科 比較芸術学科 |
教育人間科学部 | 教育学科 | |
法学部 | 法学科 ヒューマンライツ学科 | |
経営学部 | マーケティング学科 | |
国際政治経済学部 | 国際政治学科 国際経済学科 国際コミュニケーション学科 | |
総合文化政策学部 | 総合文化政策学科 | |
社会情報学部 | 社会情報学科 | |
地球社会共生学部 | 地球社会共生学科 | |
コミュニティ人間科学部 | コミュニティ人間科学科 | |
自己推薦 | 文学部 | 英米文学科 史学科 比較芸術学科 |
地球社会共生学部 | 地球社会共生学科 | |
コミュニティ人間科学部 | コミュニティ人間科学科 | |
全国児童養護施設推薦 | 全学部 | 全学科 |
青山学院大学の総合型選抜では、方式ごとに対象となる学部・学科が大きく異なります。
「スポーツに優れた者」方式は多くの学部を対象としている一方、自己推薦では学部が限定されています。希望する学科がどの方式で受験可能かを事前に確認することが重要です。
全国児童養護施設推薦は全学部・全学科を対象としており、特定の条件を満たす受験生に広く門戸を開いています。
自分に最適な方式を選んで、準備を進めましょう。
他入試との併願可否
次のように、青山学院大学の総合型選抜では方式ごとに併願の可否が異なります。
2つ以上の学部・学科・方式への出願はできません。ただし、経営学部を志望する場合には、出願時に第1希望と第2希望の学科を記入する必要があります。
なお、他校における併願の可否についてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

受験に必要な評定基準・条件
青山学院大学の総合型選抜では、各方式、学部・学科に応じて以下の基準を満たすことが受験資格の条件です。
スポーツに優れた者
学部共通:評定平均3.5以上
「全体の学習成績の状況」 が原則3.5以上の者であり、 かつ、 数学I 数学II、数学A (図形の性質、 場合の数と確率)、 数学B(数列)、数学 C(ベクトル)を履修していることが望ましい
募集競技種目において、高等学校在学中の競技実績が次の(a)~(d)のいずれかに該当する者
(a) オリンピック、世界選手権等の国際大会か相当する国際大会に出場した者
(b) 全国高等学校総合体育大会、全国高等学校選手権大会、全国高等学校選抜 大会、国民スポーツ大会(旧称:国民体育大会))か相当する全国大 会において、8位以上の成績をおさめた者。団体競技の場合は、8位以上の成績 をおさめたチームの一員である者。 教育人間科学部教育学科では、「全国 高等学校総合体育大会」における競技種目を主な対象とする
(c) 全国大会に出場するための都道府県大会や各地域のブロック大会において、優勝または準優勝の成績をおさめた者。団体競技の場合は、優勝または準優勝の 成績をおさめたチームの一員である者
(d) その他、 上記(a)~(c)と同等以上の実績・能力を公式競技記録等により証明できる者
自己推薦
[英語資格取得者を対象]
資格・試験 | 基準 |
---|---|
実用英語技能検定 | 準1級以上 |
TOEIC® | Listening & Reading 730点以上、およびSpeaking 130点以上、 Writing 140点以上 |
TOEFL iBT® | 68点以上 |
TEAP | (4技能) 300点以上 |
ELTS (Academic Module) | オーバーオール・バンド・スコア 5.5以上 |
全国児童養護施設推薦
倍率・難易度
青山学院大学の総合型選抜は、学部や学科ごとに倍率や難易度が異なり、一般選抜と比較しても特徴的な傾向が見られます。以下に、総合型選抜と一般選抜の倍率を比較した表を示します。
学部 | 総合型選抜 (実質倍率) | 一般選抜* (実質倍率) |
---|---|---|
文学部英米文学科 | 3.2(自己推薦) | 3.4 |
文学部史学科 | 4.0(自己推薦) | 3.4 |
文学部比較芸術学科 | 3.0(スポーツ) | 3.4 |
教育人間科学部教育学科 | 2.3(スポーツ) | 4.4 |
法学部法学科 | 4.3(スポーツ) | 3.5 |
法学部ヒューマンライツ学科 | 2.0(スポーツ) | 3.5 |
経営学部 | 2.8(スポーツ) | 3.9 |
国際政治経済学部国際政治学科 | 4.0(スポーツ) | 3.1 |
国際政治経済学部国際経済学科 | 1.5(スポーツ) | 3.1 |
国際政治経済学部コミュニケーション学科 | 5.0(スポーツ) | 3.1 |
総合文化政策学部総合文化政策学科 | 2.0(スポーツ) | 4.9 |
社会情報学部社会情報学科 | 1.5(スポーツ) | 5.1 |
地球社会共生学部地球社会共生学科 | 2.4(自己推薦) | 4.5 |
コミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科 | 5.3(自己推薦)・2.4(スポーツ) | 3.4 |
参考:パスナビ
総合型選抜の倍率は、一般選抜と比べて低い学科も多く見られます。一方で、一般選抜の倍率が高い学科では、総合型選抜を選択することで競争を回避できる可能性があります。
また、一般選抜と総合型選抜の倍率がほぼ同じ学部・学科は、試験方式や自身の得意分野に応じて選ぶことが可能です。
総合型選抜は倍率に加えて、求められるスキルや条件が異なる点に注意が必要です。自己推薦では自己PRや資格が重視され、「スポーツに優れた者」方式では成績や活動実績が評価されます。倍率が低い方式を選ぶだけでなく、自身の強みを活かせる方式を選択することが欠かせません。
競争率が高い学科では早めに準備を行い、低い学科では確実にポイントを押さえて学習を立てましょう。

青山学院大学の総合型選抜におけるアドミッションポリシー
青山学院大学の文学部では、学部・学科ごとに異なるアドミッションポリシーを掲げています。それぞれの学部・学科で求められるスキルや資質を理解し、総合型選抜に向けた準備を進めることが重要です。
ここでは次の学部別に、アドミッションポリシーの特徴とそれに応じた対策を解説します。
文学部
■知識・技能:高等学校で学習する国語、外国語、地理歴史、公民などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(英米文学科) | 青山学院大学
■思考力・判断力・表現力:物事を多面的かつ論理的に考察し、自分の考えをわかりやすく表現し、伝えることができる。
■意欲・関心・態度:英語圏の言語・文学・文化・コミュニケーション、および英語教育学に興味・関心・好奇心を持ち、生活や文化・価値観・考え方の違う世界の人々との共生を通じて社会に貢献する意欲を持っている。
文学部の総合型選抜において、すべての学科に共通して求められるスキルとして挙げられるのが次の4つです。
- 基礎的な知識
- 論理的思考力
- 表現力
- 社会への貢献意欲

高等学校で学ぶ国語や外国語・地理歴史・公民などの基本的な知識は、全ての学科で必要です。基礎学力がついていることで、大学での専門的な学びにスムーズに移行できると考えられます。
論理的思考力と表現力は、小論文や面接で試される重要なスキルの一つです。物事を多角的に捉え、自分の意見を明確かつ説得力をもって伝える能力が必要です。
社会への貢献意欲も、共通して求められるポイントです。青山学院大学は「地の塩、世の光」というスクールモットーを掲げ、社会貢献を重視しています。そのため、どの学科においても、受験生が自身の学びを通じてどのように社会に貢献したいのかを具体的に説明することが求められます。
教育人間科学部
教育学科
■知識・技能:国語、地理歴史、公民、数学、理科、英語などについて、高等学校卒業相当の知識を有している。
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(教育学科) | 青山学院大学
■思考力・判断力・表現力:
人間と社会について、論理的に思考・判断し、自らの考えを適切に表現することができる。
■意欲・関心・態度:
人間の成長・発達・形成について深い関心をもち、教育の問題を幅広い視野から探求し、教育学と隣接分野について学ぼうとする幅広い知的好奇心と強い意欲を有している。
教育人間科学部教育学科では、幅広い知識と論理的な思考力・教育に対する強い関心が求められます。教育学だけでなく隣接分野への探求心も重視されており、学際的な視点が必要とされる学科です。
総合型選抜での合格を目指す場合、まずは基礎学力を強化しましょう。自分がどのように教育の課題に取り組みたいかを明確にすることが重要です。さらに、小論文や面接の練習を通じて、自分の考えを効果的に伝える力を磨くことが合格への近道です。
法学部
■知識・技能
- 歴史や政治、経済についての知識を高等学校卒業相当レベルで習得している。
- 日本語及び英語について、読む、書く、聞く、話すといった自己表現上の技能を高等学校卒業相当レベルで習得している。
■思考力・判断力・表現力
- 高等学校卒業相当レベルで物事について論理的に考えて判断できる。
- 自らの考えを説得力ある適切な内容と論拠を持って表現するために必要な日本語での文章表現力の基礎を習得している。
■意欲・関心・態度
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(法学科) | 青山学院大学
- 法学あるいは政治学に関心を持っている。
- 入学後、「リーガルマインド」、論理的・合理的思考力と法的正義感を持って、社会的に妥当な結論を導ける「問題解決能力」を身に着ける意欲を有している。
法学部の両学科に共通しているのは、法や社会に対する深い理解と論理的な思考力です。英語でのコミュニケーション能力も重視されているため、国際的な視野を持っていると有利です。
「リーガルマインド」を育てるために、幅広い知識と実践的なスキルをバランスよく磨くことがポイントです。
法学科では法律の専門知識、ヒューマンライツ学科では具体的な人権問題に対する理解を深められます。それぞれの特徴を理解し、自分の興味や強みに合った学科を選択しましょう。
経営学部
■知識・技能:
国語、外国語、地理歴史、公民、数学などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
■思考力・判断力・表現力
- 自分の考えをわかりやすく表現し、伝えることができる。
- 物事を多面的かつ論理的に考察し、自分の考えをまとめることができる。
■意欲・関心・態度
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(経営学科) | 青山学院大学
- 学科の特徴を理解した上で、言語・文化・文学・歴史・人間・思想・宗教・地域・社会などに興味関心を持ち、それを大学における勉学を通じて追求し、社会のために役立てる意欲がある。
- チームワークを重んじ、自分の知識・技能、思考力・判断力・表現力をチームの成果のために活用する意欲がある。
経営学部では、基礎学力と論理的思考力や社会に貢献する意欲が求められます。
数学や英語の基礎知識は、経営戦略やデータ分析に欠かせない要素です。また、自分の考えを論理的にまとめ、チーム内で共有するスキルは、実社会での課題解決に役立ちます。個人の能力をチーム全体の成果につなげるリーダーシップや協調性も重視されます。
志望学科ごとの特徴を理解し、自分の経験や強みを具体的にアピールすることが、総合型選抜のポイントです。
国際政治経済学部
■知識・技能:国際社会の動向およびあり方について国際政治学の観点から理解し考察し分析するために必要とされる高校卒業レベルの知識および語学力を有している。
■思考力・判断力・表現力:高校卒業レベルの知識および語学力に基づいて、自らの力で主体的に思考し、判断し、表現できる。
■意欲・関心・態度引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(国際政治学科) | 青山学院大学
- 国際社会のあり方について特に国際政治の観点から関心を有している。
- 学びを通じて他者と積極的に協力・協働し行動する意欲を有している。
国際政治経済学部では、グローバル社会の課題に対応するための語学力や多面的な思考力・協調性が求められます。各学科で政治的・経済的・異文化理解を基盤としたコミュニケーション能力を重点的に学びます。
いずれの学科でも、英語をはじめとする語学力が重視されるのが特徴です。日常的にニュースや論文に触れ、国際的な話題を考察する習慣をつけましょう。
さらに、仲間と協力しながら課題解決に取り組む姿勢が評価されます。グループでのディスカッション経験や社会的活動への積極的な参加の経験も積み重ねておきましょう。
総合文化政策学部
総合文化政策学科
■知識・技能:文化、芸術、政策科学、マネジメントに係る、広範な専門知識を修得するための高等学校卒業相当の基礎学力を有している。
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(総合文化政策学科) | 青山学院大学
■思考力・判断力・表現力:物事を多面的に、論理的に考察し、文化を創造し、その成果を的確に表現できる潜在能力を有している。
■意欲・関心・態度:総合文化政策学科における学びで修得したものを活かして、文化の創造と発展に寄与する意欲がある。
総合文化政策学部では、文化や芸術・政策科学・マネジメント分野を学びます。そして社会に役立てる意欲と能力が求められます。
文化イベントの企画や政策立案を通じて社会貢献する力を養うため、幅広い基礎学力が必要です。文化の課題を多面的に考え、新たな価値を生み出す創造力が重視されます。
さ自分の考えを的確に表現し、他者と協力して成果を実現するチームワークも重要です。受験対策としては、文化や芸術への興味や経験を具体例とともに整理しましょう。小論文や面接で熱意を的確に伝える練習を重ねることが不可欠です。
社会情報学部
社会情報学科
■知識・技能:国語、外国語、地理歴史、公民、数学などについて、内容を理解し、高等学校卒業相当の知識を有している。
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(社会情報学科) | 青山学院大学
■思考力・判断力・表現力:物事を多面的かつ論理的に考察し、自分の考えをまとめることができる。
■意欲・関心・態度:学科の特徴を理解した上で、「人間、社会、情報」などに興味関心を持ち、それを大学における勉学を通じて追求し、専門知識や専門スキルを活用して社会のために役立てる意欲がある。
社会情報学部では、情報技術と社会科学を組み合わせ、現代社会の課題に取り組む力が求められます。特に、幅広い基礎学力や情報分析能力、社会貢献への意欲が重要です。
数学的思考を活かして情報技術を応用し、社会課題の解決に取り組むケースが想定されます。自分が興味を持つ社会課題を深掘りし、解決するための必要な方法を具体的に考えることが効果的です。
小論文や面接では、自分の考えを明確かつ論理的に伝える練習を重ねましょう。社会情報学部での学びを活かした将来像を示すことが評価につながります。
地球社会共生学部
地球社会共生学科
■知識・技能:国語、数学、社会などの科目で培われた高等学校卒業相当の文献理解力を有している。
■思考力・判断力・表現力
- 自己表現力、論理的思考力を有している。
- グローバルな諸課題について考え、判断して、自分の意見を表現できる力を有している。
■意欲・関心・態度
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(地球社会共生学科) | 青山学院大学
- グローバルな諸課題に対し、強い好奇心・関心を有している。
- その問題を解決する方法を学びたいという探究心を有している。
- 知識を得ることだけでなく、体験すること、行動することに意欲を有している。
- グローバル人材に必要な英語資格を目指して持続的に学習する意欲を有している。
地球社会共生学部では、グローバルな課題に取り組むための基礎学力や論理的思考力、行動力が重視されます。
たとえば、環境問題などのテーマに対して自分の意見を持ち、解決する方法を探究する姿勢が評価されます。
課題への関心を具体的に深掘りし、解決策を提案する練習を重ねましょう。また、英語力や実際の体験を通じた学びを自己PRに盛り込むことが、合格への大きな一歩となります。
コミュニティ人間科学部
コミュニティ人間科学科
■知識・技能:国語、地理歴史、公民、数学、理科、英語などについての高等学校卒業相当の知識と、幅広い教養を有している。
引用:教育研究上の目的と3つのポリシー(コミュニティ人間科学科) | 青山学院大学
■思考力・判断力・表現力:地域社会の多様な状況を的確に把握できるよう、既成の発想にとらわれず、柔軟なものの見方や考え方ができる。
■意欲・関心・態度:社会の諸課題に関心を持ち、他の学生と協調しながら学修に励む積極性を身につける意欲と、さまざまな地域活動に積極的に取り組もうとする意思を有している。
コミュニティ人間科学部では、地域社会の課題解決に向けて幅広い知識や柔軟な思考力が求められます。
高齢化などの地域課題に対して、自分の考えを的確に述べる力や、協働で取り組む姿勢が評価されます。実際に地域活動やボランティアに参加し、経験をもとに志望理由書や面接で具体的にアピールするのが良いでしょう。
ここまで青山学院大学の各学部・学科におけるアドミッション・ポリシーについて解説してきました。アドミッション・ポリシーの重要性についてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

青山学院大学における総合型選抜の試験内容
青山大学の総合型選抜では、形式ごとに選考方法が異なります。ここでは次の形式別に、総合型選抜の試験内容を解説します。
スポーツに優れた者
- 第一次審査:書類
- 第二次審査:
- 文学部、教育人間科学部、法学部、経営学部、総合文化政策学部、社会情報学部(スポーツに優れた者方式)、 コミュニティ人間科学部:小論文、面接
- 国際政治経済学部:小論文 面接 (英語での質疑が一部含まれます)
- 社会情報学部 :面接(口頭試問)
「スポーツに優れた者」方式では、スポーツでの実績と論理的な思考力・表現力・志望学部に応じたスキルが求められます。
たとえば国際政治経済学部では英語力とグローバルな視点が重視されます。社会情報学部では面接における即応力が重要です。
自己分析を徹底し、小論文や面接で自分の経験や考えを的確に伝えられるよう準備をしましょう。
自己推薦
- 第一次審査:書類
- 第二次審査:
- 文学部英米文学科:英文を読み、英語と日本語の両方で文章を書く 面接(英語および日本語)
- 文学部史学科:歴史分野の学力を問う論述、面接
- 文学部比較芸術学科:芸術に関する基礎知識、面接
- 地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部 :小論文、面接
自己推薦方式は、学科ごとに異なる試験形式を通じて、受験生の個性や能力が評価されます。
英米文学科では英語力が、史学科では歴史的知識が、比較芸術学科では芸術的視点がそれぞれ重視されます。地球社会共生学部やコミュニティ人間科学部では、地域社会の課題に対する論理的思考力が評価の対象です。
小論文や面接の練習を重ね、志望学科での学びや将来の目標をしっかりと伝えられるようにしましょう。
青山学院大学における総合型選抜の合格体験談
ここでは、コミュニティ人間科学部・コミュニティ人間科学科に合格した受験生の体験談を紹介します。体験談を踏まえ、合格のコツもあわせて解説します。
コミュニティ人間科学部・コミュニティ人間科学科に合格したまりなさん
総合型選抜は甘くみられることも多いですが、しっかりとした対策が不可欠です!自分は受験日から逆算して何をするべきなのか、どこの大学学部が一番合っているのか今一度よく考えてしっかりと対策してください!応援しています!!
引用:パスナビ
コミュニティ人間科学部・コミュニティ人間科学科に合格した安藤まなさん
質問:なぜ総合型選抜(AO入試)にしようと思ったの?
引用:023年度/慶応義塾大学総合政策学部、青山学院大学コミュニティ人間科学部、南山大学総合政策学部、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部/人と動物の共生のためのまちづくりをしたい – Loohcs志塾
回答:総合型選抜(AO入試)を受けようと思ったのは高2の冬にビジネスコンテストで賞を取ったことがきっかけです。 賞を取ったことで、 出願できる大学がたくさんあることを知って。
勉強がダメダメだったので、これまでの活動を活かせる総合型選抜の方を受けようと思いました!
青山学院大学の総合型選抜に合格する対策方法

ここからは青山学院大学における総合型選抜の試験対策を、3つにまとめて紹介します。
志望学部のアドミッション・ポリシーに基づき書類を作成する
青山学院大学の総合型選抜では、志望学部・学科ごとに異なるアドミッション・ポリシーを深く理解することが重要です。
そしてアドミッション・ポリシーに基づいた書類作成をします。国際政治経済学部では国際的な視点が評価されるため、国際課題への関心や経験を盛り込むと効果的です。
志望理由書では自己分析を徹底し、学びの目的や大学での目標を明確に記載しましょう。第三者の添削を受けることで、説得力や論理性を高めることができます。
誤字脱字や表現の不備を防ぐため、何度も推敲を重ね、完成度を高めると合格に近づきます。
志望学部に合わせた小論文対策をする
第二次審査の小論文は学部ごとにテーマや形式が異なるため、特化した対策が必要です。
文学部史学科では「歴史分野の論述」、地球社会共生学部では「グローバルな諸課題」が挙げられます。学部の特徴に即したテーマが出題されるのです。対策としては、過去問や類似テーマを集め、解答例を研究しながら練習を重ねましょう。
小論文では序論・本論・結論を明確にし、意見を論理的に展開する構成力が問われます。限られた時間内で的確に書けるよう、テーマごとに自分の意見を整理する練習を繰り返すことが重要です。
英語での面接の練習を重ねる
文学部英米文学科や国際政治経済学部では、英語による面接が実施されます。国際的な視点や高い英語力が評価されるため、専門的な練習が重要です。
スピーキングの専門家や英語教師と模擬面接を行い、フィードバックを受けることで改善点を把握しましょう。また、TOEFLやIELTSなどの英語試験対策教材を活用するのもおすすめです。リスニング力とスピーキング力を徹底的に強化することが可能です。
自己紹介や志望理由、大学での目標などについて英語でプレゼンテーションの練習をしておくのも不可欠です。内容の一貫性や表現力を高めて合格に近づきましょう。
まとめ
青山学院大学の総合型選抜で合格するには、志望学部のアドミッション・ポリシーを理解する必要があります。
書類審査では自己分析を徹底し、説得力のある志望理由書を作成しましょう。小論文は学部ごとに異なるテーマに合わせた練習が必須で、論理的な構成がポイントです。
英語面接がある学部では、英語力の強化と模擬面接をしましょう。試験形式に特化した対策をし、自分の強みを最大限アピールすると高評価につながります。
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