成城大学の総合型選抜とは?試験の特徴&出願条件・倍率まとめ

「成城大学の総合型選抜はどんな人が受験できるの?」 
「入試倍率は高いのかな…」 
「合格するにはどんな対策を進めたらいいんだろう?」

成城大学で実施している「総合型選抜」。4つの学部で受けられるため、受験を検討している人も多いのではないでしょうか。

ただ、具体的な出願条件や対策方法がわからず、出願しようか悩んでいる人もいますよね。

そこで本記事では出願条件や倍率・難易度も交え、成城大学・総合型選抜の特徴を紹介します。合格者の体験談や対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 実施学部は4学部
  • 2025年度の倍率は6.52倍
  • 志望理由書・小論文・面接の対策が必要

なお、総合型選抜試験の合格に向け、どの対策塾に通えばいいのかわからない人は「推薦対策塾診断」をお試しください。

かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう塾を診断できます。

効率よく志望校への進学を実現したい人は、ぜひ一度お試しください。

\ 4つの質問に答えるだけ /

目次

成城大学の総合型選抜とは?

成城大学の総合型選抜は、個性的な人材を審査する選抜です。出願者の人物像を学校側の求める学生像(アドミッションポリシー)と照らし合わせて合否が決まります。

学部内の学科併願はできませんが、他大学との併願は認められています。各学部の募集要項を確認し、自分に合う学部を見つけましょう。

2026年度の入試日程は、学部によって2つのグループに分かれます。具体的なスケジュールは次のとおりです。

法・社会イノベーション学部

一次出願9月2日~12日
一次試験10月4,5日
二次試験11月9日

経済・文芸学部

一次出願9月9日~19日
一次試験(書類審査のみ)10月17日発表
二次試験11月15,16日
参考:成城大学入学者選抜ガイドブック2026

年度によって変更の可能性もあるため、必ず最新の募集要項を確認してください。

成城大学・総合型選抜の試験内容

成城大学の総合型選抜では、学部ごとに独自の試験が用意されています。ここからは、各学部の試験内容を詳しく解説します。

経済学部

経済学部の試験は、書類審査と小論文・面接構成です。多角的な思考力や表現力を確認するためです。

一次試験と二次試験の主な内容は次のとおりです。

  • 一次試験:出願時の書類審査
  • 二次試験:小論文(90分・1200字程度)、個別面接(約20分)

二次試験の面接では、小論文の内容説明を求められます。持ち時間は3〜5分程度です。あわせて提出書類に関する質疑応答も実施されます。なお、一次試験の成績は二次試験に反映されません。

そのため、本番でのパフォーマンスが合否に直結します。自己PRだけでなく、小論文を通じた論理的な説明力を磨きましょう。

文芸学部

文芸学部の入試は、書類審査と面接審査で構成されています。学科ごとの適性や学習意欲を、深く探るためです。

具体的な試験の手順は次のとおりです。

  • 一次試験:出願書類のみによる審査
  • 二次試験:面接審査(学科により形式が異なる)

二次試験の面接は、学科の特性に合わせて実施されます。英文学科やマスコミュニケーション学科独自の審査のほか、ヨーロッパ文化学科では個人面接が基本です。なお、合否は一次と二次の結果を合わせた総合評価で決まります。

各学科が求める人物像を深く理解することが大切です。募集要項を熟読し、入念な面接対策を進めてください。

法学部

法学部では、一次試験から筆記試験が課されます。法律を学ぶ上で必須となる、読解力と表現力を重視しているからです。

各試験の具体的な内容は次のとおりです。

  • 一次試験:書類審査、筆記試験(90分)
  • 二次試験:面接(資料読解約15分+個人面接約20分)

一次の筆記試験では、6,000〜10,000字程度の長文を読みます。その上で、自分自身の意見を表現する力が問われます。二次面接も、直前に読んだ資料をもとに議論を展開する独自の形式です。二次試験は面接結果のみで評価されます。

長文の処理能力が結果を左右します。日頃から長文読解の訓練と、論理的に意見を伝える練習を繰り返しましょう。

社会イノベーション学部

社会イノベーション学部の試験は、多角的な視点と確かな基礎学力の両方が求められます。

試験の全体像は次のとおりです。

  • 一次試験:書類、論述審査(60分)、英語基礎学力審査(60分)
  • 二次試験:面接審査

一次の論述審査は、事前に指定された課題図書をもとに出題されます。試験中に図書を参照できないため、事前の読み込みが必須です。最終合否は、一次試験の結果を含めた総合的な評価で判定されます。

やるべき対策が多いため、計画的な学習が不可欠です。課題図書の精読と英語の基礎固めから、早めに着手してください。

参考:成城大学入学者選抜ガイドブック2026

成城大学・総合型選抜の出願条件

成城大学の総合型選抜に出願するには、大きく分けて「学部共通条件」と「学部独自の条件」の両方を満たす必要があります。それぞれの条件を詳しく見ていきましょう。

学部共通条件

全ての学部に共通する出願条件は、大学教育を受けるために必要な基本的要件です。次のいずれかを満たす必要があります。

  • 高等学校または中等教育学校を卒業(見込み)の者
  • 通常の課程による12年の学校教育を修了した者
  • 高等学校卒業程度認定試験に合格した者
  • 帰国生など、個別の入学資格審査により同等以上の学力があると認められた者

上記は一般的な要件です。外国の学校出身者など、該当するかどうか不明な場合は、事前に入学センターへ出願資格の照会を行う必要があります。

参考:成城大学入学者選抜ガイドブック2026

学部ごとの条件

共通条件に加えて、学部や学科ごとに独自の出願資格が設定されています。志望する学部の要件を確認してください。

経済学部

高校での学習成績と、英語の基礎力が必要です。次の両方を満たす必要があります。

  • 全体の評定平均が3.8以上であること
  • 英検2級、GTEC900点、TOEIC L&R 520点以上のいずれかのスコアがあること

文芸学部

学科により指定の外部検定基準が異なります(評定平均の要件はありません)。

  • 英文学科・ヨーロッパ文化学科:英検2級や同等レベルの語学スコアが必須
  • ヨーロッパ文化学科:英語のほか、独語検定や実用フランス語技能検定(4級以上)も利用可能
  • マスコミュニケーション学科:特別な語学や成績の要件はなし

法学部

成績や語学スコアという独自の制限はありません。ただし、次の点に注意が必要です。

  • 個別の入学資格審査(高卒認定など)を経て出願する者は、事前審査が「必須」
  • 該当者は8月下旬の指定期間内に申請を済ませること

社会イノベーション学部

語学力(4技能)の証明が必須となります(評定平均の要件はありません)。

  • 指定の英語外部検定試験を「4技能全て」受験していること
  • 英検CSEスコア1,728点以上など、定められた基準点を超えていること

参考:成城大学入学者選抜ガイドブック2026

成城大学・総合型選抜の倍率・難易度

成城大学の総合型選抜は、学部によって倍率や難易度に大きな差があります。出願条件の厳しさや、試験内容の違いが影響しているためです。

2025年度の各学部の倍率は、次のとおりです。

学部倍率
経済学部4.18
文芸学部7.77
法学部4.85
社会イノベーション学部10.43
合計6.52
参考:成城大学入学者選抜ガイドブック2026

社会イノベーション学部が10.43倍と最も高く、難関です。英語外部検定(4技能)を必須とするなど、高い学力と明確な志望動機が求められるためです。続いて文芸学部(7.77倍)も志願者が多く、狭き門となっています。

経済学部(4.18倍)や法学部(4.85倍)は比較的落ち着いた倍率です。しかし、基準の評定平均や英語資格などの要件を満たした層だけが受験するため、油断は禁物です。

受験する学部の傾向を知ることで、求められる対策のレベルを把握できます。次のような過去数年の入試結果の推移にも目を通し、ライバルとの差を広げる準備を進めましょう。

成城大学・総合型選抜のアドミッションポリシー

成城大学の総合型選抜では、学部ごとにアドミッションポリシー(求める人物像)を定めています。合否の基準となるため、出願前に必ず確認しましょう。各学部のポリシーは次のとおりです。

経済学部では、その人材育成の目的を達成するために、経済・社会に対する高い関心を持ち、専門能力の向上と幅広い識見の獲得を目指し、論理的思考力を身につけることを目指す多様な人材を求めている。そのため、語学力、読解力、論理的思考力、表現力の基礎力があり、かつこれらを伸ばす意欲がある入学者受入れを目指している。

経済社会や歴史に対して強い関心を持ち、高校卒業レベルの国語能力や外国語能力を具えている人材。社会や歴史、数学についても高校卒業レベルの基礎知識を持つ人材が望ましい。

ゼミナールで、教員と学生、学生同士の討論形式で学ぶことのできるコミュニケーション力、および読解力や文章力などのリテラシーを有する人材。

文化や価値観の多様性を理解できる思考の柔軟性と豊かな感性を兼ね備え、主体的に他者と協働することを目指し、特定の専攻分野だけでなく、幅広い分野を興味と関心を持って学ぶ意欲がある人材。

引用:成城大学入学者選抜ガイドブック2026

経済学部は、社会の動きに強い関心を持ち、論理的に思考できる人材を求めています。ゼミでの活発な議論が前提となるためです。

社会問題への興味だけでなく、他者とのコミュニケーション能力も重視されます。自分以外の意見を柔軟に受け入れる姿勢を、志望理由書や面接でアピールしましょう。

成城大学・総合型選抜の合格体験談

実体験のエピソードを知ることで、合格に向けたヒントが得られます。各学部ごとの具体的な学習法について、先輩たちの声を参考にしてください。

成城大学・経済学部に合格したいちごさん

学習法について

私はまとめノートのようなものを作ると、キレイにまとめることに集中してしまい、なかなか頭に入らないタイプだったので、英単語にしても日本史の語句にしても、とにかく殴り書きでもいいから書いて覚える、という方法をよくやりました。ノートに隙間なく書いていくと、後から見返したときにびっしり埋まっていて、モチベーションが上がるのでオススメです(笑)。

引用:パスナビ

自分に合った暗記法を見つけることが、学習を継続させるコツです。実際に合格したいちごさんは、ノートの取り方を工夫していました。英検など英語資格の勉強にも応用できます。キレイにまとめることよりも、知識を定着させることを最優先に学習を進めましょう。

成城大学・社会イノベーション学部に合格したAOさん

学習法について

わたしは英単語帳の初めの部分の単語が簡単で飽きてしまうので単語帳の後ろのページから進めました。ただ、単語帳の一番後ろではなくて、”重要単語”などのセクションごとに分けて後ろから進めていました。またバスの中などで本を見ると車酔いしてしまうので、イヤホンをつけて英語のリスニング対策の動画を聞いていました。

引用:パスナビ

英単語帳の使い方やスキマ時間の活用など、効率的な学習計画が結果につながります。自分自身の苦手や、生活スタイルに合わせた対策が効果的です。通学時間などを上手く活用し、リスニングを中心とした英語対策を習慣化しましょう。

【試験別】成城大学・総合型選抜の対策方法

ここからは成城大学の試験に向けた、具体的な対策方法を解説します。

志望理由書

成城大学の志望理由書では、各学部のアドミッションポリシーを自分の言葉で関連づけることが重要です。ただ憧れで志望するのではなく、大学の教育理念を理解し、その環境で何を学びたいかが問われるからです。

経済学部であれば「なぜ成城大学の経済学部でなければならないか」を明確にする必要があります。アドミッションポリシーにある「討論形式で学ぶ力」などを意識します。

入学後にゼミナールでどのように活躍したいか、卒業までの学習計画を自身の将来の目標とあわせて具体的に書き起こしましょう。

自分自身の過去の経験と、大学での学び、そして将来のビジョンを一貫性のあるストーリーで組み立てることが大切です。

総合型選抜における志望理由書の書き方についてより詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

小論文

小論文対策では、指定された多くの文字数を論理的かつ説得力を持ってまとめる訓練が欠かせません。経済学部の小論文や法学部の筆記試験では、長文資料の深い読み込みと、それに基づいた独自性のある意見表明が求められます。

経済学部の小論文は1,200字程度、法学部では長文を読解した上での論理構成が課されます。

まずは短い文章で要点と結論から書く練習を始めましょう。次に具体的な理由や客観的な事例を肉付けし、徐々に指定された文字数まで内容を膨らませる訓練を繰り返すことが効果的です。

時間内に焦ることなく書ききるスピードと構成力を同時に鍛えることが、合格への最大の近道といえます。

総合型選抜における小論文対策についてより詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

面接・プレゼンテーション

面接試験では、事前に与えられた資料を素早く分析し、それを口頭でわかりやすく適切に表現する力が必要です。社会問題への深い関心や、提出した書類の記載内容との間に矛盾がないかを鋭く確認されます。

法学部の面接では、直前に課題資料を読み込ませ、それをもとに議論を展開する独自の手法が取られます。

経済学部の面接でも、小論文の内容説明を求められます。単なる想定問答の暗記ではなく、その場で臨機応変に考え、自分の言葉で論理的かつ説得力を持たせて説明する練習が不可欠です。

学校の先生や学習塾の講師を相手に、さまざまなテーマで模擬面接を繰り返し、実践的な対応力を身につけましょう。

総合型選抜における面接対策についてより詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

まとめ

成城大学の総合型選抜は、4つの学部ごとに求める人物像や出願条件が異なります。自分の志望する学部の要件を正しく把握することが合格への第一歩といえるでしょう。

法学部や社会イノベーション学部など、倍率や難易度が高い学部では、早期の対策が結果を左右します。英語外部検定試験のスコア取得から、小論文や面接といった実践的な訓練まで、計画的に準備を進めることが重要です。

各学部のアドミッションポリシーを確認し、なぜ自分が成城大学で学びたいのかを言葉にしてください。

本記事で紹介した情報を参考に、熱意と強みを活かした万全の対策で志望校合格を掴み取りましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次