明治大学の自己推薦特別入学試験とは?入試の特徴&倍率・対策法まとめ

明治大学の自己推薦特別入学試験とは?入試の特徴&倍率・対策法まとめ

「明治大学の自己推薦特別入学試験はどんな試験なんだろう?」
「試験内容って難しいのかな…」
「合格するにはどんな対策をしたらいい?」

明治大学における総合型選抜の一つである自己推薦特別入学試験。受験を検討しているものの、どのような入試なのかイメージが持てない人は多いですよね。

試験内容や倍率・受験資格など、詳細を知らないまま対策をはじめては「もっとちゃんと調べておけばよかった…」と後悔しかねません。

そこで本記事では試験内容や倍率も交え、明治大学における自己推薦特別入学試験の特徴を解説します。、合格者の体験談や対策方法も紹介するのでぜひ参考にしてください。

なお、中央大学における総合型選抜の全体像を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

この記事の要約
  • 自己推薦特別入学試験では高校の活動実績が重要
  • 他大学・他学部との併願は不可
  • 学部ごとに入試日程や試験内容が異なる

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目次

明治大学・自己推薦特別入学試験とは?

自己推薦特別入学試験とは、明治大学が実施する総合型選抜の一つです。

各学部ごとにアドミッションポリシーや試験内容、日程が定められています。ほとんど学部を学力試験なしで受験できるため、例年多くの学生が受験する人気の高い入学試験です。

5つの学部で受験可能

明治大学の自己推薦特別入学試験は、文学部・理工学部・農学部・国際日本学部・総合数理額部の5学部で受験可能です。

【文学部】

学科専攻募集人数
文学科日本文学専攻3名
英米文学専攻4名
ドイツ文学専攻2名
フランス文学5名
演劇学5名
文芸メディア3名
史学地理学科日本史学2名
アジア史2名
西洋史学2名
考古学2名
地理学2名
心理社会学科臨床心理学2名
現代社会学3名
哲学2名
引用:2026年度 文学部自己推薦特別入学試験要項

【理工学部】

学科専攻募集人数
電気電子生命学科電気電子工学専攻9名
生命理工学専攻3名
機械情報工学科4名
建築学科4名
応用化学科2名
引用:2026年度 明治大学理工学部 自己推薦特別入学試験要項

【農学部】

学科専攻募集人数
農学科10名
農芸化学科10名
生命化学科10名
食料環境政策学科10名
引用:2026 年度 明治大学農学部 自己推薦特別入学試験要項

 

【国際日本学部】

学科専攻募集人数
国際日本学科12名
引用:2026 年度 国際日本学部 自己推薦特別入学試験要項 

【総合数理学部】

学科専攻募集人数
現象数理統計学科5名
先端メディアサイエンス学科5名
引用:2026 年度 総合数理学部 自己推薦特別入学試験要項

募集人員はそれぞれ2名~9名と少数です。合格を目指すのであれば、他のライバルと差がつくように準備・対策を進めていく必要があります。

併願は不可

明治大学の自己推薦特別入学試験では、併願が認められていません。

他大学・他学部を受験すること自体は可能ですが、明治大学・自己推薦特別入学試験に合格後は辞退できません。あくまで第二志望・第三志望としての受験のみが認められているので注意が必要です。

なお、明治大学内での併願も不可とされています。受験する際には自分の学びたい学部・学科・専攻を十分に吟味したうえで出願しましょう。

明治大学・自己推薦特別入学試験の選考内容

明治大学の自己推薦特別入学試験では、書類審査として一次試験、面接等が二次試験として設けられています。

ここでは各試験の特徴を解説します。

一次選考

明治大学・自己推薦特別入学試験の一次選考は、出願書類の審査により合否判定をしています。一次選考で書類を通して確認されるのは主に以下の2点です。

  • 出願資格を満たしているか
  • アドミッションポリシーと一致する人物か

アドミッションポリシーと一致するかどうかは、一次選考の書類を基に二次選考でも確認されるポイントです。志望理由書や自己推薦書を作成する際は、アドミッションポリシーを必ず確認して一致する部分をアピールしましょう。

二次選考

明治大学・自己推薦特別入学試験の二次試験では、学部ごとに実施する試験内容が異なります。

【試験内容】

学部試験内容
文学部小論文・口頭試問
理工学部口頭試問・プレゼンテーション
農学部特別講義受講・特別講義に関する筆記試験・個別面接
国際日本学部小論文・口頭試問
総合数理学部口頭試問・学力テスト・プレゼンテーション

入学への意欲だけでなく、確かな学力が求められるのが明治大学・自己推薦特別入学試験ならではの特徴です。口頭試問や特別講義の受講など、入学後に活躍できる実力があるかどうかを合否判定の基準としています。

【学部別】明治大学・自己推薦特別入学試験の特徴

ここからは次の学部別に、自己推薦特別入学試験の特徴を解説します。

明治大学では学部により受験の概要が大きく異なります。きちんと志望学部の受験情報を調べることが重要です。

文学部

2026年度における文学部の自己推薦特別入学試験は、以下のスケジュールで実施されます。

【入試日程】

選考日程
一次選考出願期間9月26日(金)~10月2日(木)
一次選考合格発表10月22日(水)発送
二次選考出願期間10月23日(木)~10月28日(火)
二次選考試験11月15日(土)
二次選考合格発表11月19日(水)10時
参考:文学部入試要項

【試験内容】

選考試験内容
一次選考・書類審査
二次選考・小論文
・口頭試問
参考:文学部入試要項

 

二次選考では小論文が試験日9時30分から11時の実施です。口頭試問は小論文の試験後13時より開始となるため、一日で二つの試験を受けることになります。

出願資格は全ての学部で3.5以上の評定平均が必要です。また、受験には特定の科目の履修が求められる場合もあるので注意しましょう。

【出願資格】

スクロールできます
学科専攻出願に必要な高校での活動成績
文学科日本文学/英米文学/ドイツ文学/フランス文学/演劇学/文芸メディア【評定平均】3.5以上
史学地理学科日本史学【評定平均】3.5以上【履修科目】日本史探究、世界史探究、またはそれに準じる科目を3単位以上
アジア史【評定平均】3.5以上【履修科目】世界史探究、またはそれに準じる科目を3単位以上
西洋史学【評定平均】3.5以上/英語4.0以上【履修科目】世界史探究、またはそれに準じる科目を3単位以上
考古学【評定平均】3.5以上
地理学【評定平均】3.5以上【履修科目】地理探究、またはそれに準じる科目を3単位以上
心理社会学科臨床心理学/現代社会学/哲学【評定平均】3.5以上
参考:文学部入試要項

なお、出願時に必要な書類は以下の通りです。

【出願書類】

  • 出願票
  • 志願票
  • 振込連絡票
  • 自己推薦書
  • 評価書
  • 調査書

参考:文学部入試要項

調査書以外は大学側が用意している所定フォーマットがあるので、作成する際はプリントアウトして使用してください。

また、自己推薦書は2000字以内で以下の3点を含めて作成する必要があります。

【自己推薦書に記入すべき内容】

  • 志望する学科・専攻で具体的に何を学びたいかを将来の希望も含めて記載
  • 自ら最も高く評価する特定分野あるいは高校での研究・学習を上記に関連させて記載
  • 上記の特定分野あるいは「研究」「学習」の際に読んだ著作に関する意見を記載

参考:文学部入試要項

書類作成の際には、抜け漏れがないように注意しましょう。

理工学部

理工学部の自己推薦特別入学試験は、9月上旬から出願が始まり11月中旬には合否が発表されます。

【入試日程】

選考日程
出願期間2025年9月8日(月)~9月12日(金)消印有効
選考試験2025年10月25日(土)
合格発表2025年11月18日(火)10時
参考:理工学部入試要項

一度の選考で書類や試験内容から総合的に判断し合否判定を行うのが特徴です。選考は学科ごとに出願書類・学力考査・口頭試問で行われます。

【試験内容】

学科試験内容
電気電子生命学科・書類審査
・学力考査
・口頭試問
機械情報工学科・書類審査
・口頭試問
参考:理工学部入試要項

電気電子生命学科の学力考査では、数学・英語の基礎学力が問われます。数学においては微分・積分、数列・ベクトル、複素数、三角関数などの理解が求められるため、対策が必要です。口頭試問では、アドミッション・ポリシーとの一致度が重視されます。自己理解を深めておきましょう。

機械情報工学科のの口頭試問では、指定する実験についてのプレゼンテーション及び関連事項や志望動機や基礎学力などが確認されます。実験に関しては受験票の発送と同時にテーマが伝えられるため、事前に実験を行いレポート・プレゼンテーションの用意が必要です。

出願するには多くの学科において高校での活動実績が求められます。評定平均3.8以上と高い数値が必要なので、早期からの準備が不可欠です。

【出願資格】

スクロールできます
学科専攻出願に必要な高校での活動実績
電気電子生命学科電気電子工学専攻/生命理工学専攻
機械情報工学科【評定平均】数学・理科・英語の全科目3.8以上
【履修科目】数学の全科目/ 物理基礎・物理・化学基礎・化学のうち3科目/英語
建築学科【評定平均】数学・理科・英語の全科目3.8以上
【履修科目】 物理基礎・物理・化学基礎・化学のうち3科目/英語
応用化学科【評定平均】数学・理科・英語の全科目4.0以上
【履修科目】数学の全科目/化学基礎・化学/英語
参考:理工学部入試要項

なお、出願書類は以下の4つです。

【出願書類】

  • 入学志願票および受験票
  • 振込連絡票
  • エントリーシート
  • 出願資格を証明する書類

参考:理工学部入試要項

理工学部のエントリーシートには「志望理由」「個性・特技」の2点を含めましょう。また、建築学科・応用科学科については以下のとおり1つテーマを加えて記入する必要があります。

【エントリーシートの記入内容】

スクロールできます
全学科共通・志望動機
・個性
・特技
建築学科のみ・豊かな人間生活や持続可能な社会を支えるために、建築のデザイ ンや技術はどのように役に立てるかを具体的な例をあげて、意見を述べる
応用化学科のみ・身近にある環境問題と、その解決に化学技術がどう役立てるかを説明
参考:理工学部入試要項

なお、理工学部のエントリーシートは直筆もしくはPC入力のどちらでも可能です。所定の書式をダウンロードし、記入しやすい方法で作成してください。

農学部

農学部の自己推薦特別入学試験は9月1日から出願期間が始まり、11月上旬には合否結果が発表されます。

【入試日程】

選考日程
一次選考出願期間2025年9月1日(月)~9月4日(木)
一次選考合格発表2025年9月25日(木)
二次選考出願期間2025年9月25日(木)~10月1日(水)
二次選考試験2025年10月11日(土)
二次選考合格発表2025年11月5日(水)
参考:農学部入試要項

一次選考では書類審査、二次選考では特別講義に関する筆記試験と個別面接が行われます。

【試験内容】

選考試験内容
一次選考・書類審査
二次選考・特別講義に関する筆記試験
・個別面接
参考:農学部入試要項

二次選考では、特別講義受講と特別講義に関する筆記試験を各1時間実施されます。同日の午後には1人あたり約10分~15分程度の個別面接が設けられています。筆記試験・面接の結果を基に、合否が判定されるという選考方法です。

出願資格には評定平均や高校での学業以外における活動実績が必要です。評定平均については3.5~4.0以上という高めの数値が設定されているため、高校生活の早い時期から対策を取っておく必要があります。

【出願資格】

スクロールできます
学科選考出願に必要な高校での成績
農学科【評定平均】4.0以上(活動実績がある場合は3.5以上も可)
【活動実績】学業以外の優れた活動歴
農芸化学科【評定平均】4.3以上(活動実績がある場合は4.0以上も可)
【活動実績】学業以外の優れた活動歴
生命化学科【評定平均】4.0以上(活動実績がある場合は3.5 以上も可)
【活動実績】学業以外の優れた活動歴(研究発表・懸賞論文分野の実績は特に重視)
食料環境政策学科【評定平均】4.0以上(活動実績がある場合は3.5 以上も可)
【活動実績】学業以外の優れた活動歴
参考:農学部入試要項

出願時に必要な書類は以下の8つです。

  • 入学志願票
  • 振込連絡票
  • 調査書
  • 志望理由書
  • 自己PR書
  • 選考課題
  • 活動歴報告書(該当者のみ)
  • 活動歴証明書類(該当者のみ)

参考:農学部入試要項

志望理由書は入学志望理由・入学後に学びたい内容と計画・大学卒業後の目標について触れて作成してください。また、自己PR書では、努力したことのプロセスが伝わるように作成することがポイントです。

いずれも専用のフォーマットが用意されているので、プリントアウトして直筆で記入し提出してください。

国際日本学部

国際日本学部の自己推薦特別入学試験は、9月中旬から12月上旬までの期間で行われます。

【入試日程】

選考日程
一次選考出願期間2025年9月15日(月)~9月19日(金)
一次選考合格発表2025年11月10日(月)
二次選考出願期間2025年11月10日(月)~11月14日(金)
二次選考試験2025年11月29日(土)
二次選考合格発表2025年12月9日(火)
参考:国際日本学部入試要項

【試験内容】

選考試験内容
一次選考・書類審査
二次選考・小論文
・口頭試問
参考:国際日本学部入試要項

二次選考では、小論文が60分、口頭試問は20分の限られた時間で行われます。両方の試験結果を基に合否を判定する入試方法です。小論文については過去問題が公表されているので、試験対策として活用してください。

なお、国際日本学部への出願には4.0以上の評定平均と高校での活動実績が必要です。

【出願資格】

スクロールできます
学科選考出願に必要な高校での活動成績
国際日本学科【評定平均】4.0以上
【活動実績】・都道府県以上の大会・コンク-ル・展覧会などの優秀な成績・生徒会活動でのめざましい活躍・英語以外の語学検定や国家資格などを有する・学校外での諸活動におけるめざましい活躍・国際バカロレア課程での優れた成績や活躍・国内外での優れた活躍
参考:2026 年度 国際日本学部 自己推薦特別入学試験要項 

出願時には出願条件をクリアしていることを証明するため、9つの書類作成が必要です。早めから準備を進めておきましょう。

【出願書類】

  • 明治大学国際日本学部自己推薦特別入学試験出願チェックシート
  • 入学志願票
  • 振込連絡票
  • 調査書
  • 志望理由書
  • エントリーシート
  • 出願資格・条件を証明できる資料
  • 課題・レポート
  • 英語資格・検定試験の証明書類

参考:国際日本学部入試要項

国際日本学部では他の学部よりも提出書類の種類が多くあります。資格証明となる書類の提出も必要なため、提出期限に余裕を持って準備を進めることが大切です。

なお、志望理由書には国際日本学部で学びたいことと将来像について自筆・日本語で記すことが求められています。記入するべき内容を端的に整理したうえで書き進めましょう。

総合数理学部

総合数理学部の自己推薦特別入学試験では、9月中旬から出願が始まり11月中旬に合否が発表されます。

【入試日程】

選考日程
一次選考出願期間2025年9月19日(金)~9月24日(水)
一次選考合格発表2025年10月14日(火)10時
二次選考出願期間2025年10月14日(火)~10月20日(月)
二次選考試験2025年11月8日(土)
二次選考合格発表2025年11月17日(月)10時
参考:総合数理学部入試要項

総合数理学部では受験する学科により試験内容が異なります。

【現象数理統計学科 試験内容】

選考試験内容
一次選考・書類審査
二次選考・数学の学力考査
・口頭試問
参考:総合数理学部入試要項

【先端メディアサイエンス学科 試験内容】

一次選考・書類審査
二次選考・数学確認テスト
・自作のコンピュータプログラムのプレゼンテーション・
口頭試問
参考:総合数理学部入試要項

数学の学力考査および確認テストでは、数学 I、数学 II、数学Ⅲ、数学 A、数学 B「数列」、 数学 C「ベクトル、平面上の曲線と複素数平面」の理解度・習熟度が確認されます。現象数理統計学科は90分、先端メディアサイエンス学科では60分の試験です。

また、出願資格についても学科により異なります。現象数理統計学科は評定平均が求められ、先端メディアサイエンス学科では活動実績が必要です。

【出願資格】

学科出願に必要な高校での活動成績
現象数理統計学科【評定平均】数学4.0以上/理科3.8以上(数学・理科において特筆すべきか活動がある場合は不要)【履修科目】数学の全科目
先端メディアサイエンス学科【活動実績】独自のコンピュータプログラム作成経験
参考:総合数理学部入試要項

出願時には各学科で5つの書類を提出する必要があります。提出方法には郵送とWEB提出の2種類があるため注意が必要です。

【出願書類】

提出書類提出方法
入学志願票現象数理統計学科:郵送
先進メディアサイエンス学科:郵送
振込連絡票現象数理統計学科:郵送
先進メディアサイエンス学科:郵送
調査書現象数理統計学科:郵送
先進メディアサイエンス学科:郵送
エントリーシート現象数理統計学科:郵送 
先進メディアサイエンス学科:WEB提出
数学または理科に関する活動歴および添付書類リスト現象数理統計学科:郵送(該当者のみ)
先進メディアサイエンス学科:なし
実用数学技能検定(2級以上)の合格証写し現象数理統計学科:なし
先進メディアサイエンス学科:郵送(該当者のみ)
参考:総合数理学部入試要項

なお、エントリーシートについては記入するテーマが学科ごとに設けられています。テーマに即した内容で作成しましょう。

【エントリーシート記載内容】

学科テーマ
現象数理統計学科①高校以上の数学のうち最も美しいと思う数学の公式・定理とその理由
②数学が社会で役立っている具体例
先進メディアサイエンス学科①学科で学びたいことと提出作品との関連
②作成したコンピュータプログラムの動作概要
③作成した制作物(プログラム)の説明
参考:総合数理学部入試要項

明治大学・自己推薦特別入学試験の倍率・難易度

明治大学・自己推薦特別入学試験の平均倍率は5.75倍です(2025年度における全学部・学科の倍率をから算出)。

【2024年度・2025年度 倍率】

学部学科2025年度2024年度
文学部文学科 日本文学専攻5.324.0
文学科 英米文学専攻2.36.5
文学科 ドイツ文学専攻2.03.0
文学科 演劇学専攻10.515.0
文学科 文芸メディア専攻22.034.0
史学地理学科 日本史学専攻4.63.7
史学地理学科 アジア史専攻2.56.7
史学地理学科 西洋史学専攻4.03.0
史学地理学科 考古学専攻5.010.0
史学地理学科 地理学専攻1.52.5
心理社会学科 臨床心理学専攻9.7
心理社会学科 現代社会学専攻18.036.0
心理社会学科 哲学専攻6.0
国際日本学部国際日本学科5.52.9
理工学部電気電子生命学科 電気電子工学専攻2.71.9
電気電子生命学科 生命理工学専攻3.12.1
機械情報工学科2.63.8
建築学科3.83.3
応用化学科4.35.0
農学部農学科3.32.1
農芸化学科2.62.5
生命科学科2.12.4
食料環境政策学科2.62.9
総合数理学部現象数理学科2.72.5
先端メディアサイエンス学科15.05.7
参考:パスナビ

2025年度においては最も高い学部で22.0倍となっています。倍率が低いとされる学部でも2.0を下回る学部・学科はありません。

人気の高い大学だからこそライバルも大勢いるので、難易度の高い入試といえます。受験する際には早期の準備と対策が不可欠です。

明治大学・自己推薦特別入学試験のアドミッションポリシー

明治大学の自己推薦特別入学試験では、全ての学部・学科において確かな基礎学力と学ぶ意欲が高い学生を求めています。

【明治大学のアドミッションポリシー】

  • 確かな基礎学力を身につけた学習意欲の高い人
  • 明治大学の教育目標を理解している人
  • 世界の課題に関心をよせ、解決にむけて挑戦する意欲のある人

引用:明治大学 アドミッションポリシー

なお、より具体的なアドミッションポリシーについては学部ごとに掲げられています。

【学部別アドミッションポリシー】

スクロールできます
アドミッションポリシー
文学部文学科・積極的かつ謙虚な理解を示す力がある
・専門性の確立に対する意欲がある
・国語・英語ともに長文を理解し得る読解力や論理的思考力がある
・古典等に対する基礎的知識や理解がある・特定の時代や地域に偏らない基礎的知識
・幅広く深い洞察力がある
史学地理学科・自然と人間世界のあり方に幅広い興味がある
・知識を活かした国際的活動に意欲がある
・国語・英語ともに長文を理解し得る読解力や論理的思考力がある
・古典等に対する基礎的知識や理解がある・特定の時代や地域に偏らない基礎的知識
・幅広く深い洞察力がある
心理社会学科・援助的姿勢と自立的思考につながる多角的視野がある
・国語・英語ともに長文を理解し得る読解力や論理的思考力がある
・古典等に対する基礎的知識や理解がある
・特定の時代や地域に偏らない基礎的知識
・幅広く深い洞察力がある
理工学部電気電子生命学科・課題発見と解決に取り組む意欲がある
・多面的な思考力と広い視野を培う意欲がある
・責任感と倫理観があり、国際的な感覚を修得する意欲がある
・技術の最前線における活躍に対する意欲がある
・高等学校段階の基礎的な知識と応用問題にも適応できる十分な学習能力がある
・目的意識を持って積極的に勉学できる・信頼に足る自主自立したバイタリティがある
機械情報工学科・課題発見と解決に取り組む意欲がある
・多面的な思考力と広い視野を培う意欲がある
・責任感と倫理観があり、国際的な感覚を修得する意欲がある
・高い計画性と、柔軟な思考力や的確なコミュニケーション力がある
・学科の一翼を担うという気概がある
・課題発見と解決に取り組む意欲がある
・多面的な思考力と広い視野を培う意欲がある
・責任感と倫理観があり、国際的な感覚を修得する意欲がある
・高い計画性と、柔軟な思考力や的確なコミュニケーション力がある
・学科の一翼を担うという気概がある
建築学科・課題発見と解決に取り組む意欲がある
・多面的な思考力と広い視野を培う意欲がある
・責任感と倫理観があり、国際的な感覚を修得する意欲がある
・コミュニケーション能力と基礎的語学力がある
・基礎的な工学・デザイン力・造形力・表現力がある
理工学部応用化学科・課題発見と解決に取り組む意欲がある
・多面的な思考力と広い視野を培う意欲がある
・責任感と倫理観があり、国際的な感覚を修得する意欲がある
・「自ら考え行動する力」を身につける意欲がある
・思考力と実験遂行能力を培う気概をがある
・化学を楽しめる力がある
農学部農学科・地球的視野・幅広い科学的素養と農学に関連する基礎的技術体系を総合的に習得する意欲がある
・高い問題解決能力を修得する意欲がある
・生物、化学、物理、数学の基礎学力がある
・文系教科についても十分な基礎学力がある
農芸化学科・食品・環境、微生物、化学・生物の各分野で国際社会に貢献する意欲がある
・生物、化学、物理、数学の基礎学力がある
・文系教科についても十分な基礎学力がある
生命科学科・生命全般や地球的な環境問題の解決に意欲がある
・生物、化学、物理、数学の基礎学力がある
・文系教科についても十分な基礎学力がある
食料環境政策学科・問題解決できる専門性と総合性を兼ね備えた人材になる意欲がある
・社会系教科(世界史、日本史、地理、政治・経済)の基礎知識がある
・理系教科(数学、生物、化学等)の基礎知識がある
国際日本学部国際日本学科・日本文化を学際的観点から探究する意欲がある
・日本の企業・産業のシステムへの追究意欲がある
・国際問題に関心をもち、国際的視野の習得意欲がある
・論理的に考える思考力と英語・日本語でのコミュニケーション力への習得意欲がある
・「世界の中の日本」を明確に意識し、国際的な舞台での活躍を目指している
・多文化共生社会の進展の貢献に意欲がある
・日本語に関する教養と知識の修得意欲がある
総合数理学部現象数理学科・数学の基礎学力と論理的思考力がある
・理科の基礎学力がある
・他人の意見を聞き、自己の考えを表現できる
先端メディアサイエンス学科・コンピュータに強い関心がある
・論理的な思考力と問題発見・解決力・発想力がある
・他人の意見を聞き、自己の考えを表現できる
参考:総合数理学部アドミッションポリシー/文学部アドミッションポリシー国際日本学部アドミッションポリシー/理工学部アドミッションポリシー/農学部アドミッションポリシー

全ての学部において高校で学ぶ範囲に関する基礎学力を重視している点が共通しています。また、問題解決力や研究を進めるうえで必要となる思考力・コミュニケーション能力を求めているのも特徴です。

上記のアドミッションポリシーから、自己推薦特別入学試験では入学後に講義絵の学びを通して活躍できる人材を求めているのは明らかです。試験に挑む際には、これらを理解したうえで準備を進めましょう。

明治大学・自己推薦特別入学試験の合格体験談

明治大学の自己推薦特別入学試験で合格できた人の体験談を2つ紹介します。

実際に入試を乗り越えた人のリアルなエピソードを知ることで、受験への具体的なイメージを高められます。ぜひ参考にしてください。

【明治大学 農学部 合格】
明治大学にどうしても行きたい!という思いから自己推薦も受けることにしました。3年間委員会とボランティアを続けてきました。また、稲作教室や校内の英語弁論大会等の活動にも参加しました。
面接では志望動機と入学後やりたいことを聞かれたほか、自己PR書で英語学習について書いていたので、英語の勉強方法について聞かれました。
書類は重視されているので、時間をかけて考えて、良い書類をつくっていくことが大切だと思います。

引用:総合型選抜の個別指導塾 洋々 農学部体験談

【明治大学 文学部 日本文学専攻 合格】
高校では、グラウンドホッケー部のマネージャーを3年間行っていました。中学時代にバスケットボール部にプレイヤーとして所属しており、その時にマネージャーに助けられた経験があったため、自分もそうした役割を担ってみたいと思っていたからです。
また、ガールスカウトの活動を、高校3年間含めて10年間行っていました。定期的な集会で自主的に活動内容を決め、防災施設の見学や、チャリティーウォーク、長期休みにはキャンプ、酪農体験をしました。
高校1年生の時点で、自分の関心分野が見つかっているのであれば、そうした興味関心につながるような課外活動を早めに行っておくと良いと思います。

引用:総合型選抜の個別指導塾 洋々 文学部体験談

どちらの体験談からも、高校時代に積極的に課外活動に取り組んでいたことがわかります。上述のとおり、高校での活動実績は明治大学・自己推薦特別入学試験において重視されています。

合格を目指すなら、早い時期から学業以外の活動にも取り組んでおくことが大切です。

【試験別】明治大学・自己推薦特別入学試験の対策方法

ここからは次の試験別に、自己推薦特別入学試験の合格に向けた対策方法を解説します。

明治大学に合格するには、試験内容や特徴に合わせた対策を行うことが不可欠です。ぜひ参考にしながら準備に取り組んでみてください。

書類審査

明治大学・自己推薦特別入学試験の書類審査に合格するために行うべきことは「志望理由と高校での活動実績に一貫性を持たせること」です。

明治大学の自己推薦特別入学試験では、意欲の根拠となる過去の実績が重視されます。書類で整合性が判断されるため、出願書類全体で一貫したストーリーになるよう作成することが大切です。

出願書類提出前には第三者に読んでもらい、以下のポイントをチェックしましょう。

【チェックポイント】

  • 矛盾点の有無
  • 誤字脱字の有無
  • 読みやすさ

複数の人にチェックしてもらうことで、より完成度の高い書類を作成することができます。さまざまな人の視点から確認してもらい、質の高い書類作成を行いましょう。

志望理由書の具体的な書き方についてより詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

小論文

小論文対策として重視すべきなのは、「相手に伝わるように自分の意見をまとめる力をつけること」です。

小論文では知識量よりも思考力が評価されます。文章全体に論理性があるかどうかがポイントです。小論文の型を習得することで、読み手に理解してもらいやすい文章を書けるようになります。

また、試験では限られた時間の中で与えられたテーマについて小論文を完成させることが求められます。制限時間を意識しながら文章を書きあげる練習をしておくことも重要です。

小論文のより具体的な対策方法や書き方について知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

口頭試問

口頭試問の対策として有効なのは、本番同様の環境で模擬練習を重ねることです。

明治大学の口頭試問では、その場で考えを組み立てられる思考力・対応力があるかどうかが評価されます。回答する際は「結論と根拠を一貫させること」を意識しましょう。一貫性が高いことで、思考のプロセスが相手に伝わりやすく高評価が期待できます。

一貫した対応をするためには、とにかく練習量の確保が重要です。学校や塾の先生に協力を依頼して、本番同様の雰囲気をつくり数をこなしましょう。さまざまな角度からの質問に対応することで、自然と回答の軸を固められます。

試験本番で説得力の高い対応ができるよう、繰り返し練習に取り組むのがおすすめです。

まとめ

この記事では、明治大学に・自己推薦特別入学試験の受験情報や対策方法について解説しました。

明治大学では高校時代の活動実績が重視されます。日々の学業にも力を入れて取り組みつつ、興味のある分野において積極的に活動することが大切です。一朝一夕で対応できることではないため、早い時期からコツコツと準備を進めていきましょう。

また、口頭試問が含まれているなど試験内容も特徴的です。基本的な学力や志望学部・学科に関する基礎知識が必要となるため、日頃から意識して知識の習得に励みましょう。

自力で入試対策を進めることに不安があれば、学校の先生や専門の塾などのサポートを受けるのもおすすめです。対策を万全に行い入試に臨めるよう、今からできることに取り組んでみてください。

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