
「立教大学の帰国生入試ってどんな入試?」
「倍率や難易度はどれくらいなんだろう…」
「合格するにはどんな対策をしたらいいの?」
立教大学では、帰国生を対象とした入試を実施しています。ただ、特有の制度であるため、どんな試験かイメージが湧かず、公式サイトだけでは詳細がわからない人も多いですよね。
そこで本記事では試験内容や倍率も交え、立教大学・帰国生入試の特徴を解説します。合格者の体験談や、小論文・面接の対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 経営学部のみで実施
- 志望理由書・在籍期間証明書・証明書原本返却願が必要
- 倍率は2.72倍
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立教大学の帰国生入試とは?
立教大学の帰国生入試は、海外の学校教育で培った語学力や、異文化理解などの個性を多面的に評価する入試形式です。
出願は、例年9月下旬から10月上旬にかけて行われます。その後、11月中旬に第1次選考(書類・筆記試験)、12月上旬に第2次選考(面接試験)が実施されるスケジュールで進行します。
本入試で押さえておくべき次の2点を詳しく解説します。。
募集は経営学部のみ
立教大学の帰国生入試は、経営学部(経営学科・国際経営学科)でのみ実施されています。募集人員は「若干名」です。
本方式が経営学部のみで実施されている理由は、帰国生の持つ独自の異文化体験や語学力が、グローバルなビジネス環境で活躍するリーダーとしての素養になるためです。
入学後は他の学生と同じ条件で所定の課程を修めることになります。多様な意見が飛び交う環境で、実践的な経営学を学ぶことができます。
もし文学部など他学部での学びを希望する場合は、帰国生入試ではなく「自由選抜入試」など他の入試方式を利用しなければなりません。
出願前に、経営学部のカリキュラムが自分の関心と一致しているかリサーチしておきましょう。
複数の出願条件あり
立教大学・帰国生入試へ出願するには、海外での「滞在期間」と「英語資格」という2つの厳格な条件を満たす必要があります。外国ならではの学習経験と、入学後の授業に対応できる高い語学力が同時に求められるからです。
期間については、下記のようなことが細かく定められています。
- 外国の教育制度に基づく中学校・高等学校で「継続して3学年以上」
- または小学校から通算して「5学年以上」の課程を修了していること
語学力については、出願初日から遡って2年以内に取得した指定スコアが必須です。具体的には、英検でスコア2,300点以上、TOEFL iBTで72点以上、IELTSで5.5以上などの要件を満たさなければなりません。
出願要件は細かいです。自身の滞在歴を満たしているか要項と照らし合わせ、英語スコアの取得に早くから取り組みましょう。
立教大学・帰国生入試の試験内容
立教大学の帰国生入試では、2日間にわたる選考が実施されます。事前の書類審査に加えて、下記の試験があります。
第1次選考の成績により、第2次選考に進めるかが決まります。それぞれの段階に応じた対策が必須です。順番に試験内容を詳しく解説します。
第1次選考(小論文)
第1次選考では、約90分間の小論文試験が実施されます。テーマに対する理解力や独創的な発想力を評価するためです。
小論文の試験には具体的な特徴がいくつかあります。評価されるポイントは次のとおりです。
- 課題に対する問題理解力
- 自分の意見の論理的構成力
- 文章表現力と全体の知的素養
知識の暗記を確かめるテストではありません。事前に論文作成のための素材や枠が与えられます。与えられた前提から、論理的に考えを深める力が求められます。
第2次選考(面接)
第2次選考では、個別の面接試験が実施されます。提出書類の内容を深堀りし、大学で学ぶ意欲を確認するためです。
面接では合格に向けて準備すべき事項がいくつかあります。面接で聞かれる主なポイントは次のとおりです。
- 海外での具体的な異文化体験
- 帰国生ならではの独自の視点
- 経営学部で学びたい明確な理由
第1次選考を通過した受験生のみが面接に進むことができます。出願時に提出した志望理由書をもとに質疑応答が行われます。自分の言葉で説得力を持って理由を伝える力が必要です。
実践的なカリキュラムにどう貢献できるかも問われます。自分の体験を大学での学びに結びつけることが大切です。提出した志望理由書を見直し、模擬面接を繰り返しましょう。
立教大学・帰国生入試の出願に必要な書類
立教大学・帰国生入試の出願に必要な書類は次のとおりです。
書類に不備があると出願として認められません。各書類の詳細を解説します。
志望理由書

志望理由書は、本学所定の書式に手書きで作成します。面接試験での合否を大きく分ける重要な資料です。
作成する際は、以下の点に注意しましょう。
- 自筆で800字程度にまとめること
- 黒または青のボールペンで記入すること
- 海外経験と経営学部の学びを結びつけること
「なぜ立教大学の経営学部なのか」を明確に伝えましょう。自身の異文化体験がどう活きるか論理的に書く必要があります。
在籍期間証明書

複数校に在籍した場合は、在籍期間証明書が必要です。対象となる全ての期間を正確に証明する必要があるからです。
証明書の提出には個別のルールがいくつかあります。海外と国内を行き来した受験生の注意点は次のとおりです。
- 在籍した全ての高校の成績証明書が必要であること
- 発行されない場合は在籍期間証明書を提出すること
- 卒業見込みの場合は最新の成績証明書を提出すること
日本の高校に在籍した場合は、調査書の提出も必要です。複数校から様々な種類を集めるのには時間がかかります。早めに各学校へ発行の手続きを進めましょう。
証明書原本返却願


原本が1通しかない場合は、返却の申請が可能です。再発行が困難な場合の特例として設けられているからです。
申請には指定の下記のような条件があります。原本返却を希望する際の手順と注意点は次のとおりです。
- 出願時に証明書原本返却願を同封すること
- 送料分の切手を貼った返却用封筒を入れること
- 出願後の追加申請は一切受け付けないこと
コピーによる提出が認められている書類は返却されません。将来的にその原本が必要になるか、事前に必ず確認してください。返却希望の条件を満たす場合は、忘れずに書類を同封しましょう。
立教大学・帰国生入試の倍率は2.72倍
2025年度における立教大学・帰国生入試の倍率は、経営学部全体で2.72倍です。決して油断はできない競争率だと言えます。
前述したように、経営学部のみでの実施で、募集人員が「若干名」と限られています。学科ごとの具体的な倍率の内訳を下表にまとめました。
| 学科 | 倍率 |
|---|---|
| 経営 | 2.80 |
| 国際経営 | 2.67 |
どちらの学科も大きな差はなく、3人に1人しか受からない計算です。英語資格の高いスコア要件を満たしたハイレベルな受験生同士の争いになります。
書類を出すだけで合格できるような簡単な入試ではありません。公式データを分析し、小論文や面接など二次試験への万全な対策をした上で挑みましょう。
立教大学・帰国生入試のアドミッションポリシー
立教大学・帰国生のアドミッションポリシーは、次のとおりです。
外国において、外国の学校教育のもとで学び得た、能力や個性をさらに豊かに開花させたいと考える帰国生を、提出書類や小論文、面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的とする。
引用:立教大学の教育目的と各種方針 | 立教大学
帰国生入試に挑戦する際は、大学のアドミッションポリシー(入学者受入方針)の理解が不可欠です。大学が求める人物像に合致しているかを書類や面接で判断されるからです。
語学力が高いだけでは合格できません。「自分の背景が経営学部の学びにどう貢献するか」を面接官に伝える必要があります。
志望理由書を書く前に、必ずこのアドミッションポリシーを熟読してください。自身の強みと大学の求める人物像を的確にすり合わせましょう。
立教大学・帰国生入試の合格体験談
ここからは立教大学・帰国生入試に合格した2名の体験談を紹介します。
統合型選抜で文学部に合格したまーみーさん
学習法について
私は英語の単語を覚えるのが苦手だったのですが、ターゲットは使いやすかったです。あとはスマホのアプリにTANZAMという英単語アプリがあって、電車内ではずっとそれを使っていました。英検用やTOEIC用など、試験によく出てくる単語が出てくるので、とてもおすすめです。
引用:パスナビ
英語資格はスキマ時間を活用することで、単語の定着率を大きく上げられます。
まーみーさんは、参考書だけでなく、スマホアプリを活用して移動時間を有効に使っています。帰国生入試特有の厳しい英語要件をクリアできるよう、毎日少しずつ単語に触れる仕組みを作りましょう。
一般選抜で経営学部に合格したT.Mレボさん
受験期の乗り越え方
私は幼いころに両親にたくさんのわがままを言い、欲しいおもちゃやゲームを何でも買ってもらい、多大なる迷惑とお金をかけてもらいました。なので、社会人になったら、たくさん稼いでその恩返しを必ずしなくてはと思っていました。そのためには早稲田大学くらいの学歴がなくては、給料のよい仕事には就けないので、「早稲田に行けなければ」という強迫観念のもと、勉強しました。
引用:パスナビ
入試を最後まで乗り切るには、自分なりの強い動機づけが不可欠です。目標を見失わず、長期間の受験勉強に立ち向かう原動力になるからです。
T.Mレボさんの場合、将来の目標に対する執念が、厳しい勉強の支えになっています。「なぜ自分が立教で経営を学びたいのか」という初心を忘れず、面接本番でも堂々と語れる意志を持ちましょう。
【試験別】立教大学・帰国生入試の対策方法
ここからは次の試験別に、帰国生入試を突破するための具体的な対策方法を解説します。
第1次選考の小論文を突破しなければ、第2次選考の面接には進めません。各試験の特徴を捉え、計画的に学習を進めましょう。
小論文
第1次選考の小論文では、徹底した過去問研究が欠かせません。立教大学特有の「与えられた素材から論理を展開する力」が問われるからです。
小論文対策で意識すべきポイントは次のとおりです。
- 過去問を解き、出題形式と時間配分に慣れること
- 課題文の意図を正確に読み取る「問題理解力」を磨くこと
- 結論から書き出す「論理的構成力」を身につけること
知識の丸暗記ではなく、自分の意見を相手にわかりやすく伝える文章表現力が求められます。学校の先生などに添削を依頼し、第三者の視点で何度も書き直す練習を重ねましょう。
総合型選抜の小論文対策についてより詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。
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面接
第2次選考の面接に向けては、事前提出した志望理由書の見直しが重要です。面接官の質問は、その書類の内容をもとに行われるからです。
面接本番に向けた準備で重要なポイントは次のとおりです。
- 自身の異文化体験を自分の言葉で論理的に説明できるか
- その体験が経営学部の学びにどう直結するか明確にすること
- なぜ他大学ではなく立教大学なのかを説得力を持って語ること
過去の出来事を話す際には「大学に入ってどう成長したいか」という未来のビジョンに繋げて伝える必要があります。想定問答集を作成し、本番さながらの模擬面接を何度も繰り返して自信をつけましょう。
総合型選考の面接対策についてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

まとめ
本記事では立教大学・帰国生入試の特徴や倍率から、小論文や面接など二次試験への具体的な対策方法まで詳しく解説しました。
経営学部のみでの実施で、語学要件を含めて選考のハードルは高いと言えます。しかし、自身の海外体験を深く掘り下げ、大学の学びと結びつけることができれば合格は決して不可能ではありません。
志望理由書を何度も見直し、過去問を徹底的に研究して、自信を持って本番に挑んでください。


