明治学院大学の総合型選抜とは?入試情報や難易度を解説

明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)ガイド【倍率&入試条件・対策法まとめ】

「明治学院大学の総合型選抜ってどんな試験なんだろう?」
「倍率が高いとか、難しかったりするのかな…」
「合格するにはどんな対策したらいい?」

明治学院大学で実施している総合型選抜の「自己推薦AO入学試験」。受験を考えているものの、実際にどんな入試なのか、イメージが沸かない人は多いですよね。

試験内容は倍率など、詳細を理解したうえで受けるかを決めたい人もいるはず。

そこで本記事では出願条件や試験内容も交え、明治学院大学における総合型選抜の特徴を解説します。合格者の体験談や向いている人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 評定平均3.5以上が出願条件
  • 英語に興味関心が強い人に適している
  • 第一志望の人には総合型選抜がおすすめ

なお、明治学院大学の総合型選抜試験の合格に向け「塾に通いたいけど、どこがいいのか選べない…」と悩んでいる人は「推薦対策塾診断」をお試しください。

かかる時間は1分ほど4つの質問に答えるだけで、あなたにあう塾を診断できます。

効率よく明治大学に合格したい人は、ぜひ一度お試しください。

\ 4つの質問に答えるだけ /

目次

明治学院大学の総合型選抜とは?

明治学院大学では多くの学部・学科で「自己推薦AO入学試験」という名称の総合型選抜を実施しています。一次試験で書類審査、二次試験では面接や小論文などの試験を通して合否判定される入試方式です。

総合型選抜は一般入試と比べて試験が早い時期に実施されます。2026年度の入試スケジュールを以下にまとめたので参考にしてください。

【2026年度 明治学院大学・自己推薦AO入学試験(総合型選抜)スケジュール】

項目日程
第一次出願期間9月19日(金)~9月26日(金)
第一次選考結果10月下旬
第二次出願期間10月23日(木)~10月29日(水)
第二次選考試験日11月16日(日)
合格発表日12月5日(金)
手続締切日12月12日(金)
参考:明治学院大学「自己推薦AO入学試験(総合型選抜)」

総合型選抜の試験について詳しく知りたい人は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

試験内容は学部ごとで異なる

下表のように、明治学院大学の総合型選抜では、学部・学科ごとに試験内容が異なります。

スクロールできます
学部学科試験科目
文学部英文学科・小論文(60分)
※英語による300~500語程度のエッセイ
・面接
フランス文学科A・英語またはフランス語の試験(60分)
・面接
フランス文学科B・フランス語の試験(60分)
・面接
芸術学科・小論文(60分)
・面接
経済学部国際経営学科・英語の試験(60分)
・面接
社会学部社会学科・小論文(60分)
・面接
社会福祉学科・小論文(60分)
・面接
法学部消費情報環境法学科・小論文(60分)
・英語の試験(60分)
・面接
グローバル法学科・小論文(60分)
・英語の試験(60分)
・面接
政治学科・面接
国際学部国際学科A・小論文(60分)
・英語の試験(60分)
・面接
国際学科B・小論文(60分)
・面接
国際キャリア学科・英語の試験(60分)
・英語の論文(60分)
・面接
心理学部心理学科・小論文(60分)
・面接
教育発達学科・小論文(60分)
・面接
情報数理学部情報数理学科・数学文章問題(60分)
・面接
参考:明治学院大学「自己推薦AO入学試験(総合型選抜)」

明治学院大学・総合型選抜では多くの学部で学力試験を設けているのが特徴です。面接や小論文などの一般的な総合型選抜対策に加えて、学力試験に向けた対策にも取り組む必要があります。過去問題に取り組み、事前に出題傾向を把握しておきましょう。

他学部との併願は不可

明治学院大学・総合型選抜では、全学部共通の出願資格として以下の2つを提示しています。

  1. 文部科学省が定める大学入学資格のいずれかを有する者
  2. 出願する学科を第一志望とし、入学を確約できる者

参考:明治学院大学「自己推薦AO入学試験(総合型選抜)」

2に掲げている内容から、専願で志願することが前提であることがわかります。他学部・学科と併願して受験することができないため、出願時には自分の興味関心と一致するところを慎重に選ぶことが大切です。

明治学院大学の総合型選抜における出願条件

明治学院大学・総合型選抜で出願するには、以下の3つの条件を満たす必要があります。

  1. 3.5以上の評定平均
  2. 英語の資格取得
  3. 積極的な活動実績

ただし、細かな条件は受験する学部・学科によって異なります。出願したい学部・学科が絞れたら、入試要項で詳しく確認しましょう。

上記の条件をそれぞれ詳しく解説します。

条件1.3.5以上の評定平均

明治学院大学・総合型選抜に出願するには高校における評定平均が3.5以上必要です。

「総合型選抜」というと学校の評定平均が求められない大学も多くありますが、明治学院大学では多くの学部・学科で基準値以上の評定平均が求められます。

スクロールできます
学部学科評定平均
文学部英文学科全体の評定平均値が 3.5 以上
フランス文学科Bフランス語の評定平均値が 3.0 以上
経済学部国際経営学科全体の評定平均値が 3.5 以上
社会学部社会福祉学科全体の評定平均値が 3.5 以上
法学部消費情報環境法学科全体の評定平均値が 3.2 以上
グローバル法学科英語の評定平均値が 4.2 以上
政治学科全体の評定平均値が 3.5 以上
心理学部心理学科全体の評定平均値が 3.8 以上
教育発達学科英語の評定平均値が 4.0 以上
国語の評定平均値が 4.0 以上
数学・理科・地理歴史・公民の 44教科のうち、2教科の評定平均値がともに 4.0 以上
全体の評定平均値が 3.5 以上
情報数理学部情報数理学科数学の評定平均値が 3.6 以上
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

学部・学科により違いはありますが、多くの場合全体の評定平均値3.5以上が基準となっています。成績が足りなければ出願できないため、明治学院大学・総合型選抜での合格を目指すなら早めから学校の成績向上に向けた対策が必要です。

条件2.英語の資格取得

明治学院大学・総合型選抜を実施する多くの学部学科では、英語の資格試験取得が出願資格として設けられています。

スクロールできます
学部学科英語の資格
文学部英文学科・英検2級以上合格
・CSEスコア1980点以上(2級以上に限る)
・TOEFL iBT®(Test Date スコア)42点以上
・GTEC(4技能合計スコア)930点以上
・TEAP(4技能合計スコア)225点以上
・TEAP CBT(4 技能合計スコア)420点以上
経済学部国際経営学科・英検2級以上合格
・CSEスコア1980点以上(2級以上に限る)
・TOEIC®(L&R+S&W)1150点以上
・GTEC(4技能合計スコア)930点以上
・TEAP(4技能合計スコア)225点以上
法学部グローバル法学科・英検2級以上合格
・CSEスコア1980点以上(2級以上に限る)
・TOEFL iBT®(Test Date スコア)42点以上
・TOEIC®(L&R+S&W)1150点以上
・GTEC(4技能合計スコア)930点以上
・TEAP(4技能合計スコア)225点以上
国際学部国際学科B・英検2級以上合格
・CSEスコア1980点以上(2級以上に限る)
・TOEFL iBT®(Test Date スコア)42点以上
・GTEC(4技能合計スコア)930点以上・TEAP(4技能合計スコア)225点以上
・IELTS(Academic Module オーバーオール・バンド・スコア)4.0以上
国際キャリア学科・英検2級以上合格
・CSEスコア1980点以上(2級以上に限る)
・TOEFL iBT®(Test Date スコア)55点以上
・TOEIC®(L&R+S&W)1150点以上
・GTEC(4技能合計スコア)1050点以上
・TEAP(4技能合計スコア)265点以上
・IELTS(Academic Module オーバーオール・バンド・スコア)4.5以上
心理学部教育発達学科・英検2級以上合格
・CSEスコア1980点以上(2級以上に限る)
・TEAP(4技能合計スコア)225点以上
・GTEC(4技能合計スコア)930点以上
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

明治学院大学は国際教育に力を入れている大学です。英語に関する学部以外でも英語資格が求められるところがあるため、出願前に必ず確認しましょう。

条件3.積極的な活動実績

明治学院大学・総合型選抜では学生時代に積極的な課外活動などにおける実績の有無も出願条件とされています。

スクロールできます
学部学科活動実績
文学部芸術学科・高等時代に都道府県レベル以上の大会やコンクール、コンテスト、競技会などにおいて、個人もしくはチームとして入賞以上
・表彰など明確に顕彰された
・各分野の実績を証明できる活動
社会学部社会学科【文学】
・高校時代に新人文学賞の受賞・入賞
・自作小説、評論、詩などの文学雑誌掲載 
【スポーツ】
・高校時代に都道府県大会においてベスト4以上
・海外の大会において優れた成績
【そのほかの文化活動】
・高校時代に全国レベルのコンクール入賞
・公募制の新人賞における受賞・入賞
・各分野において実績を証明できる活動
・場所・期間・実績等を証明できる継続的な社会活動
社会福祉学科・地域・学校・社会福祉施設・企業等で自発的かつ継続的なボランティア活動、市民活動、社会貢献活動の実績
・生徒会、学校における課外活動・部活動に継続的に参加
・海外留学、継続的な国際交流における実績や成果を証明できる経験
法学部政治学科・地域社会または海外において、自発的かつ長期的な社会貢献活動(ボランティア活動や地域活動)に優れた実績
国際学部国際学科A・高校時代に探究活動、社会活動、ボランティア活動、スポーツ、文化・芸術・科学の各分野における積極的な活動
心理学部教育発達学科・地域社会または海外において、自発的かつ長期的な社会貢献活動
(ボランティア活動や地域活動)
・国際交流経験
情報数理学部情報数理学科・高校時代に数学・理科・情報に関する探究活動、課外活動、社会活動、コンテスト・コンクールへの参加や資格取得等に向けた積極的な活動
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

明治学院大学では「Do for Others(他者への貢献)」を教育理念に掲げています。人のため、社会のために行動しようという精神を重視しているため、多くの学部・学科で課外活動における実績が求められています。

学校生活はもちろん、課外活動にも積極的に取り組んできた実績がある人には有利な出願条件といえます。

【学部別】明治学院大学・総合型選抜の出願書類

ここからは学部別に、明治学院大学の総合型選抜に必要な出願書類を解説します。

明治学院大学の総合型選抜に必要な出願書類は、学部・学科により異なります。総合型選抜の一次試験は全学部・学科共通で書類審査となるため、合格のためには抜けもれなく書類作成を進めることが大切です。

文学部

文学部の出願には、調査書・資格保有や活動実績の証明書・自己推薦文・志望理由書が必要です。

学科出願書類
英文学科・調査書
・資格証明書類
・自己推薦文
フランス文学科・調査書
・志望理由書
芸術学科・調査書
・実績証明書
・志望理由書
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

自己推薦文と志望理由書は、いずれも所定のフォーマットが用意されているので活用してください。同一のフォーマットを使用しますが、自己推薦文では800字程度、志望理由書では1000字程度が文字数の目安となります。

また、フランス文学科に出願する際には志望理由書には以下の3点を含める必要があるので注意してください。

  • フランス文学科を志望する理由
  • フランスおよびフランス語圏文学・文化について興味を持っていること
  • 大学等が企画するフランス語関連のコンクールへ参加経験がある場合には明記する

経済学部

経済学部への出願には調査書・資格保有の証明書・志望理由書の3つが必要です。

学科出願書類
国際経営学科・調査書
・資格証明書類(評定平均が基準値以上の場合には不要)
・志望理由書
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

総合型選抜では国際経営学科専用のフォーマットが用意されています。明治学院大学の公式HPよりプリントアウトして使用してください。

国際経営学科の志望理由書に記載する文字数は、500字程度と短めに設定されています。志望理由を端的にまとめながら記していくことが大切です。

社会学部

社会学部への出願には、調査書・活動実績の証明書・レポート・自己推薦書の提出が必要です。

学科出願書類
社会・調査書
・活動実績の証明書
・海外もしくは国内の外国人学校への在学証明書のいずれか
・自己推薦文
社会福祉・調査書
・活動実績の証明書
・指定テーマに関するレポートのいずれか
・自己推薦書
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

なお、社会学部の自己推薦文と社会福祉学科の自己推薦書はそれぞれ所定フォーマットが異なります。

社会学科の自己推薦文では、「これまでの活動内容」と「社会学科で学びたいこと」の2点を明確に述べることが必須とされています。文字数は1000字~1200字程度です。

社会福祉学科の自己推薦書では「これまでの活動内容」と「志望理由に関連付けて社会福祉学科で学び・考えたいこと」を明記しなければなりません。これまでの活動実績や提出するレポートの内容と結びつけながら記載し、自分の強みを表現することが大切です。

法学部

法学部への出願には、調査書・志望理由書・資格保有や活動実績の証明書・推薦状・エントリーシートの作成が必要です。

学科出願書類
学科出願書類
消費情報環境法学科・調査書
・志望理由書
グローバル法学科・調査書
・資格証明書類
・海外もしくは国内の外国人学校への在学証明書のいずれか(評定平均が基準値以上の場合には不要)
・志望理由書
・エントリーシート
政治学科・調査書
・志望理由書
・推薦状2通
・社会貢献活動の内容や推薦者と本人の活動との関係を示す説明書
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

志望理由書はいずれの学科も文学部の所定フォーマットと同様のものを使用します。文字数制限は1000字以内です。

また、グローバル商学科の出願書類にある「エントリーシート」と政治学科の「社会貢献活動に関する説明書」についてはそれぞれ所定の用紙が設けられています。それぞれ印刷して使用してください。

国際学部

国際学部に出願するには、調査書・在学証明書・志望理由書・レポート・成績証明書・エントリーシートの提出が必要です。

学科・方式出願書類
国際学科(A)・調査書
・海外もしくは国内の外国人学校での在学および卒業証明書(該当者のみ)
・志望理由書
・レポート
国際学科(B)・調査書
・資格証明書類
・志望理由書
・レポート
国際キャリア学科・調査書
・資格証明書類(該当者のみ)
・海外での成績証明書(該当者のみ)
・志望動機書
・エントリーシート
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

国際学科の出願時に必要な志望理由書レポートはそれぞれ専用の所定フォーマットが用意されているので、印刷して使用してください。

志望理由書はどちらの方式も800字程度が文字数の目安です。ただし、用紙に含めるべき内容が異なりますので注意しましょう。

方式ポイント
国際学科(A)・高校時代に継続して取り組んだ活動
・国内の外国人学校における経験もしくは海外での留学経験、大学卒業後の進路に関連付けて志望理由を明記
※A4用紙1ページ以内の追加資料提出可能
国際学科(B)・国内の外国人学校における経験もしくは海外での留学経験、大学卒業後の進路に関連付けて志望理由を明記
参考:明治学院大学 自己推薦AO入学試験要項

また、レポートは文字数800字程度で以下の内容について述べることが求められています。

【レポートのテーマ】
今日の社会においてあなたが最も重要だと考える問題に関して、なぜそれが重要なのか、どのようにそれに対処すべきかを記述してく
ださい。その際、これまでに読んだ本や学んだことに積極的に言及してください。

引用:自己推薦AO入学試験要項

国際キャリア学科の出願書類であるエントリーシートは、専用のフォーマットが用意されているので印刷して使用してください。

なお、志望動機書については様式の指定はありません。以下のポイントを押さえつつ、英語で600字~800字程度の文章であれば様式は自由です。

必須項目・高校時代(また高等学校に相当する期間) において、英語以外の科目で最も熱心に学習した科目は何か。 また、その科目からどのようなことを学んだかを説明すること。
・国際キャリア学科で何を学びたいか。また、その学びが自分の進路とど のように関連するかを説明すること
該当する場合記入・高等学校在学期間中に社会活動、ボランティア活動、探究型学習活動などに参加したことがある場合は、 それらの活動から何を学び、それが国際キャリア学科への入学志望動機とどのように関連しているかを 説明すること
・高等学校在学期間中に留学や異文化交流の経験がある場合は、それらの経験から何を学び、それが国際 キャリア学科への入学志望動機とどのように関連しているかを説明すること。
参考:自己推薦AO入学試験要項

心理学部

心理学部に出願するには。調査書・志望理由書・資格保有や活動実績の証明書・自己アピール書の提出が必要です。

学科出願書類
心理学科・調査書
・志望理由書
・活動実績や保有資格証明(該当者のみ)
教育発達学科・調査書
・資格証明書類
・活動実績の証明書(該当者のみ)
・自己アピール書
参考:自己推薦AO入学試験要項

心理学科出願時に必要となる志望理由書は所定のフォーマットを用いて800字程度で作成してください。心理学科のアドミッションポリシーに一致するように、心理学科を志望する理由と自己アピールをまとめて記載することがポイントです。

なお、教育発達学科の出願書類である自己アピール書は用紙の指定がありません。A4用紙2枚もしくはA3用紙1枚にまとめていれば、どのような形式でも可能です。

ただし、パソコンでの作成は認められていません。必ず直筆で作成しましょう。

情報数理学部

情報数理学部の出願には、調査書・活動実績の証明書・自己推薦文・志望理由書の提出が必要です。ただし、活動実績の証明書については提出できるものがなくても出願できます。

学科出願書類
情報数理学科・調査書
・活動実績の証明書(該当者のみ)
・自己推薦文
・志望理由書
参考:自己推薦AO入学試験要項

「自己推薦文・志望理由書」は大学側で所定のフォーマットを用意しています。プリントアウトして使用してください。

明治学院大学・総合型選抜の倍率・難易度

明治学院大学の総合型選抜における倍率は、平均すると2025年度では約3.8倍です。

ここでは2025年度と2024年度の倍率を紹介します。

スクロールできます
学部学科2025年度倍率2024年度倍率
文学部英文学科1.31.2
フランス文学科A1.21.4
フランス文学科B1.3
芸術学科5.16.1
経済学部国際経営学科4.33.3
社会学部社会学科9.24.0
社会福祉学科2.32.1
法学部消費情報環境法学科1.61.6
グローバル法学科1.81.4
政治学科1.71.2
国際学部国際学科A8.71.6
国際学科B2.11.0
国際キャリア学科1.6
心理学部心理学科4.94.2
教育発達学科4.22.3
情報数理学部情報数理学科1.0
引用:自己推薦AO入学試験データ | 入試結果

倍率1.0倍という受かりやすいところもあれば、9.2倍と高倍率の学部・学科もあります。

出願条件が厳しい学部・学科は対象となる学生が少ないため、倍率が低くなる傾向にあります。出願資格を満たしているのであれば狙い目です。

総合型選抜の倍率についてより詳しく知りたい人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

明治学院大学・総合型選抜のアドミッションポリシー

明治学院大学・総合型選抜におけるアドミッションポリシーは学部ごとで異なります。

スクロールできます
学部学科アドミッションポリシー
文学部英文学科・英語だけでなく、全般的な学力を備えた個性豊かな人材としての資質・能力がある
フランス文学科A・フランス語の習得の意志がある
・言語、文学、歴史、芸術、思想に強い関心を抱き、意欲を持って学ぶ意欲がある
フランス文学科B・フランス語の基礎を習得している
・フランス語の学習をつづける意志がある
・言語、文学、歴史、芸術、思想に強い関心を抱き、意欲を持って学ぶ意欲がある
芸術学科・内外の諸芸術に対し、実際の活動や見聞を通じて関心がある
・ 知識や理解を発展させ深める努力ができる
・芸術を広く発信あるいは仲介する意欲がある
経済学部国際経営学科・ビジネスの分野で国際的に活躍したいという強い意欲がある
・企業の経済活動・経済事象に強い関心がある
・さまざまな経済現象に対して自分なりの意見を持ち、明確に表現できる
社会学部社会学科・高校時代までに、勉強だけでなく他領域の活動で優れた成果を挙げている
・努力の中で培ったものを学業や諸活動に活かしていこうという強い意志がある
社会福祉学科・広く社会福祉の理論と実践に関心がある
・自らの力で学ぶことを継続できる
・学校生活、地域社会、または海外において、自発的かつ継続的な社会貢献活動に優れた実績がある
・社会福祉関連領域に関してユニークなプランやプロジェクトの案がある
法学部消費情報環境法学科・学科の内容・特徴に合った能力・経験がある
グローバル法学科・グローバル化する政治・経済・文化状況に関心がある
・異文化理解力と実践的なコミュニケーション能力に裏付けられた法的な解決能力を身につけている
・「世界市民」として国境を越えて活躍しようとする高い志がある
・英語に対する強い関心と潜在的な能力がある
・法的な知識と思考方法に興味をもち、様々な問題を法的な観点から解決しようとする意欲がある
政治学科・「Do for Others(他者への貢献)」という理念を理解し、実践する知性と意欲に満ちている
・ボランティア活動の実績や国際経験が豊富にある
・「教養ある政治的市民」の育成という政治学科の教育理念に共感し、積極的に社会とのかかわりを志向する
・世の中の動きに対して常に関心と意欲がある
・社会貢献および地域振興の担い手になれる
国際学部国際学科A・グローバル社会や人間に対する好奇心、探究心、あるいは、他者への貢献心を高校までの活動で示せる
国際学科B・グローバル社会における活躍を目指して、一定以上の語学力の育成に取り組んだ経験がある
国際キャリア学科・国際キャリア学科の教育目標を充分理解している
・カリキュラムを消化する意欲と基礎学力がある
・国際的な現場で即戦力として活躍したいという強い意欲がある
心理学部心理学科・こころを科学的に探求する意欲がある
・より良い人間関係とより良い社会を創ることに興味・関心がある
教育発達学科・子どもの心の理解と支援に強い関心がある
・小学校教員、幼稚園教員、特別支援学校教員となることを強く希望していること
・ボランティア経験や国際交流経験がある
・多様な人々とのコミュニケーションに興味・関心がある
情報数理学部情報数理学科・現代の先端情報技術を理解している
・知識・技術、思考力・判断力・表現力などにおいて基礎的な能力を身につけている
・情報技術を通じて社会へ還元する学修意欲がある
・情報技術を社会における幅広い問題の解決手段として応用し、活用しようとする強い意欲がある
参考:自己推薦AO入学試験要項

総合型選抜における合否判定の基準の一つに、アドミッションポリシーに合致する人材かどうかが含まれます。事前に把握しておくことで提出書類や面接の合格率を高められるので、必ず目を通しておきましょう。

大学が求めている人物像と自分が合致しているとアピールすることが、総合型選抜における合格のカギです。事前に必ず確認し、出願書類や試験に反映させましょう。

アドミッションポリシーについてより詳しく知りたい人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

明治学院大学・総合型選抜の合格体験談

明治学院大学の総合型選抜で実際に合格した人の体験談を2つ紹介します。実際の経験者の声を聴くことで、受験への具体的なイメージが持てるようになります。ぜひ目を通してみてください。

【明治学院大学 国際学部 国際学科 合格体験談】
AO入試の英語試験の免除を受けるためと英語力を伸ばすために、英検準1級を何度も受けました。結果的には不合格でしたが、ライティング力は飛躍的に上がりました。入試本番では、英検の要領でエッセイを書くことができたため、さほど苦労せずに、答案を完成させることができました。
小論文は入試の過去問題で練習しました。書いた答案は高校の先生に添削してもらい、完璧な答案が書けるまで、何度も繰り返し書き直しました。面接は、私は志望理由書に大学でエネルギー問題を学びたいと書いたため、入試前日にSDGsに関する本を読んでから挑みました。本の内容についてほぼそのまま聞かれたときは驚きました。

引用:明治学院大学HP

【明治学院大学 経済学部 国際経営学科 合格体験談】
面接に向けて、志望動機や自己PRを明確にし、よく聞かれる質問を予想して練習しました。また、自己紹介を簡潔にまとめ、面接官とのアイコンタクトを意識しました。
面接当日、緊張した雰囲気の中、周囲の受験生は皆、落ち着いて受け答えしていました。私も緊張しながらも、しっかりと受け答えできました。

引用:個別教室のトライ

どちらの体験談からも、試験に向けて入念に対策をしていたことがわかります。志望学部・学科で行われる試験内容に合わせて、過去問題などを上手に活用して準備を進めておければ試験当日も落ち着いて臨めます。

合格を目指すなら、早めからコツコツと対策を進めていくことが大切です。

明治学院大学・総合型選抜は受けるべき?

ここからは明治学院大学の総合型選抜に向いてる人の特徴を、3つにまとめて紹介します。受験するべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

意欲を表現するのが得意な人

学ぶことへの意欲を他者に表現するのが得意な人は、総合型選抜での合格の可能性が高いです。

総合型選抜では、面接や書類で「自分の熱意を言語化する力」が重視されます。そのため、自分の経験・興味・行動を言葉で表現できる人には有利な入試といえます。

特に、高い意欲を持ちながらボランティア・部活動・探究活動などに取り組んできた経験がある人は総合型選抜に適しています。言葉だけでなく、これまでの行動を根拠として提示できるため強い説得力があります。

学びたい理由が明確な人

志望している学部・学科で何を学びたいのかが明確にある人は、総合型選抜の受験に向いています。

明治学院大学の総合型選抜では、全学部・学科における共通の出願条件として専願であることが明記されています。このような条件が定められているのは、入学への強い意欲が求められているためです。「大学に入って何を学び、その先どうつなげたいか」を具体的に語ることができれば、志望度の高さや熱意を面接官に十分に伝えられます。

学びたいことが明らかな人は明治学院大学・総合型選抜での高い合格率が期待できるので、受験するのがおすすめです。

外国語習得への関心が高い人

外国語習得や国際的な事柄への関心が高い人は、明治学院大学の総合型選抜に向いています。

明治学院大学は国際教育に力を入れていることで有名です。そのため、多くの学部・学科の出願条件に英語の資格取得が定められています。このことからも、外国語習得に対する評価が高いことがわかります。

グローバルな視点や海外への興味が強いとアドミッションポリシーと一致しやすいため、合格につながる可能性が高いといえます。

明治学院大学・総合型選抜の対策方法

ここからは次の試験別に、総合型選抜の合格に向けた対策方法を解説します。

明治学院大学の総合型選抜への対策方法は、試験内容によって異なります。合格するには、試験に合った対策方法で準備を進めておくことが大切です。

書類審査

書類審査に合格するためには、特に志望理由書や自己推薦書などの熱意や意欲が表現される書類に力を入れることが大切です。

学部・学科によって使用するフォーマットは異なりますが、志望理由に関する書類の提出が求められます。これらの書類作成で重要になるのが以下の3点です。

  • なぜ明治学院大学なのか
  • 入学後に何を学びたいのか
  • 卒業後は学びをどのように社会に貢献したいのか

明治学院大学では、社会貢献ができる人材の育成に力を入れています。ただ学びたいというだけでなく、習得した知識や力をどう発揮したいのかまで表現することがポイントです。

また、書類は目安の文字数が示されているため端的に表現することも求められます。下書きが完成したら学校や塾の先生の添削を受け、何度もブラッシュアップしましょう。

総合型選抜の志望理由書の書き方について詳しく知りたい人は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

面接

面接対策で大切なのは、想定質問への回答を用意することと場慣れをしておくことです。

総合型選抜における面接では、思考力・意欲・一貫性が確認されます。面接での質問の多くは出願書類の内容が中心です。志望理由書や活動実績などを中心に、どのような深掘り質問が行われるかを考えておきましょう。さまざまな角度からの質問を想定して回答を考えることで、自然と思考を深められます。

また、面接慣れしておくことも重要です。表情や話し方などの印象も重視されるため、「伝える力」自体が評価の対象になります。基本的なマナーや表現力を鍛えるためにも、あらかじめ模擬面接を通して練習しておきましょう。

面接試験の対策方法については以下の記事でより詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にしてください。

小論文

小論文の対策として有効なのは、過去問題などを通して小論文の演習量を確保しておくことです。

小論文では、与えられたテーマをその場で理解して自分の意見を論理的に伝えることが求められます。いくら芯のある意見を伝えたくても、表現方法を知らなければ思うように伝わりません。小論文には書き方があるため、きちんと勉強しておくことが重要です。

限られた時間の中でテーマを理解し、自分の意見を組み立てて表現するのは簡単なことではありません。過去問題などを上手に活用して、小論文を書く練習を重ねておきましょう。

以下の記事では小論文対策についてより詳しく解説しています。対策方法を知りたい人はぜひご覧ください。

まとめ

この記事では、明治学院大学における総合型選抜の受験情報や対策方法について解説しました。

明治学院大学の総合型選抜に合格するには、早めからの対策が欠かせません。評定平均や英語の資格取得など、コツコツと準備しておくことで出願条件をクリアしやすくなります。受験直前だけでなく、日々の高校生活における勉強の向き合い方にも意識を向けて対策を進めていきましょう。

また、教育理念やアドミッションポリシーを重視しているのも明治学院大学の特徴です。しっかり調べ、強く共感できるのであれば総合型選抜での合格を十分に狙えます。熱意や意欲が高く評価される入試方式なので、明治学院大学を第一志望にしている人はぜひ受験を検討してみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次