総合型選抜(旧AO入試)でやるべきこと!合格に必要な準備と対策

総合型選抜(旧AO入試)でやるべきこと!合格に必要な準備と対策

この記事では合格に必要な準備も交え、対策総合型選抜でやるべきことを解説します。

「総合型選抜試験に向けてやるべきことは?」
「どんな対策をすればいいんだろう?」

総合型選抜試験を受けようと考えているものの、試験に向けどのような準備をすればいいのか、わからない人は多いですよね。

大前提として、総合型選抜は早めに準備と対策をしたほうが有利です。選抜内容や必要書類をあらかじめ知っておくことで、効率よく受験対策が進みます。

上記を踏まえ、本記事では次のトピック別に、総合型選抜試験の合格に向けてやるべきことを解説します。

この記事を読めば、総合型選抜試験の合格に向け何をすべきかが明確になりますよ。

この記事の要約
  • 総合型選抜ではじめにやることは、自己分析と志望校を決めること
  • 1次選考を突破するには、必要書類を充実させることが大事
  • 総合型選抜の合格にむけて2次選抜の内容ごとに丁寧な対策が必要

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目次

【準備編】総合型選抜に向けてやるべきこと

さっそく、総合型選抜試験に向けてやるべき準備を、3つにまとめて紹介します。

  • 大学の情報を集める
  • 志望校を決める
  • 提出書類を用意する

準備1:大学の情報を集める

準備1:大学の情報を集める

総合型選抜を検討する際、まずは大学の情報を集めることが重要です。

総合型選抜は、アドミッションポリシーに合致する学生を選抜する入試だからです。そのため、大学の教育方針や求める学生像などの特色を読み込み、理解する必要があります。

資料の取り寄せやオープンキャンパスへの参加を通じて、大学に関する下記の情報を集めましょう。

  • 大学の教育理念・方針・内容
  • 教授の研究実績
  • 大学のアドミッションポリシー
  • 校風
  • 学部・学科の種類
  • 就職状況
  • 総合型選抜の選考内容

総合型選抜の試験内容は大学によってさまざまです。受験対策を進めるためにも、大学が求める人物像にマッチさせるためにも、早めに情報収集をしておくことが大切です。

総合型選抜試験の試験内容を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

準備2:志望校を決める

準備2:志望校を決める

総合型選抜の対策を進める際、志望校を明確にすることが重要です。総合型選抜は自分が本当に行きたい大学を受験することを趣旨としています。

なお、志望校を決めるときには自己分析が必須です。総合型選抜は、受験生のスキルや適性を判断します。「自分が興味あることは何か」「大学での学びを将来どう活かすのか」などの自己分析が志望校を決めるきっかけとなります。

自己分析の結果から、志望校が決まれば、受験対策も進みます。高校生活における勉強や部活動を通じて、自己分析を深掘りしながら志望校を決定しましょう。

準備3:提出書類を用意する

準備3:提出書類を用意する

総合型選抜の1次審査は書類選考の大学が多いです。書類審査を通過するためにも、提出書類を充実させる必要があります。書類審査には、次のような書類が必要です。

調査書は高校の先生が作成する書類です。調査書には、評定平均や出席日数、学習態度などが記載されます。評定平均を選考基準にする大学もあり、高校1年時からの準備が必要です。

志望理由書は、総合型選抜の書類の中でもっとも重要です。「なぜこの大学に入りたいのか」「大学で何を学び、どう将来に活かすのか」などを記します。過去の経験やエピソードを交えながら、自分の熱意を具体的に説明することが重要です。

活動報告書では、高校生活で取り組んできた活動内容を記します。部活動や資格取得などを通して、成長したことや学んだことなどを詳しく書きます。他の受験生と差別化をするのにも重要な書類です。

提出書類を含め、総合型選抜に必要なものを詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

【対策編】総合型選抜の合格に向けてやるべきこと

ここからは、総合型選抜試験の合格に向け、やるべき対策を6つにまとめて解説します。

  • 評定平均を上げる
  • 活動実績を充実させる
  • 資格取得に挑戦する
  • 説得力のある志望理由書を作成する
  • さまざまな人と面接練習を重ねる
  • 小論文対策のために時事問題を意識する
  • 学力試験対策のために勉強習慣をつける

対策1:評定平均を上げる

対策1:評定平均を上げる

総合型選抜試験の合格に向け、評定平均を上げましょう。では、学校の成績を表す評定平均が重要です。

大学によっては、出願条件として、評定平均の基準を設定しています。どのくらいの評定平均が必要なのか、目安を一部紹介します。

大学名必要な評定平均
慶應義塾大学4.0~4.5
早稲田大学3.5~4.0
青山学院大学3.5~3.8
東北大学4.3以上
東京都立大学3.5~4.3

自分の評定平均を上げておくことは、受験できる大学の選択肢を広げることになります。

校内の定期テストはもちろん、学習態度や宿題、提出物などにも力を入れて取り組みましょう。評定平均は高校1年次の成績から反映されるので、早めに意識して取り組むことが大切です。

総合型選抜に必要な評定平均の目安をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

対策2:活動実績を充実させる

対策2:活動実績を充実させる

総合型選抜試験の合格に向け、活動実績を充実させましょう。

大学は課外活動からの学びや成長を重視します。しかし、活動実績を作るために「入試用にちょっとやってみた」という軽い活動では意味がありません。自分に興味のある分野に関連する活動や、活動したことで自分の成長につながるものが適しています。

課外活動には次のようなものがあります。

  • 部活動
  • 生徒会活動
  • ボランティア活動
  • 行事の実行委員

課外活動は計画的に活動を積んでいく必要があるため、早めにやることで他の受験生との差別化にもつながります。

総合型選抜における生徒会や部活動の活かし方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

対策3:資格取得に挑戦する

対策3:資格取得に挑戦する

総合型選抜試験の合格に向け、必要な資格を取得しましょう。資格を持つことで、大学が求める能力や知識をアピールできるからです。

総合型選抜で有利となる資格は次のようなものです。

大学や学部によっては資格取得が出願条件のところもあります。資格はすぐに取れるものではないので、目標を決めて計画的に取り組む必要があります。自分が志望する分野にあった資格を取得することで、総合型選抜に挑戦できる可能性を広げられます。

総合型選抜が有利になるおすすめの資格を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

対策4:説得力のある志望理由書を作成する

対策4:説得力のある志望理由書を作成する

志望理由は説得力のある内容に仕上げましょう。大学は「大学に入る目的や目標」を志望理由から判断します。

志願理由書では次のことを重点的に書きます。

  • 入学後はどんなことを学びたいのか
  • なぜ学ぶのか
  • なぜこの大学を選んだのか
  • 将来は学びをどう活かすのか

上記に関する答えを自分の経験やエピソードと交えて具体的に深掘りする必要があります。説得力のある志望理由書に仕上げるために、高校の先生からの添削をもらうことも大切です。納得のいく志望理由書を仕上げるまで、何度でも書き直しましょう。

対策5:さまざまな人と面接練習を重ねる

対策5:さまざまな人と面接練習を重ねる

面接練習は、さまざまな人に協力してもらい、何度も練習を重ねましょう。大学側は面接を通して、志望理由の内容を深掘りし、求める人物像に合致しているかを判断します。

本番の面接では緊張して、言いたいことが言えなかったり、矛盾したりするおそれがあります。そのため、大学に対する思いを自分の言葉で表現できることが大切です。

本番を想定して、いろいろな先生と何回も練習を重ねることがポイントです。練習を繰り返し行うことで本番前の不安も取り除けます。

対策6:小論文対策のために時事問題を意識する

対策6:小論文対策のために時事問題を意識する

小論文対策として、時事問題に対する意識を高く持ちましょう。総合型選抜では小論文を選考基準にしている大学が多く、出題内容も時事問題に関することが多い傾向です。

たとえば、新型コロナウイルス感染症少子高齢化などがテーマとして出題されています。また次のように、自分の志望する学部に関連する話題を常に意識しておくことがおすすめです。

学部テーマ
教育学部ICT教育について
法学部裁判員制度について
経済学部消費税について
環境学部持続可能な開発目標(SDGs

日頃から時事問題に意識を高く持ち、自分の意見を述べる練習をしておく必要があります。

対策7:学力試験対策のために勉強習慣をつける

対策7:学力試験対策のために勉強習慣をつける

総合型選抜試験の合格のために、普段から勉強習慣を身につけましょう。総合型選抜は、受験生を多面的に評価する入試ですが、一定の学力が備わっていることも必須としています。

たとえば、共通テストや学力テストを課している大学があります。面接や小論文対策と並行に学力試験対策もするのはハードです。早いうちから、勉強を習慣化させ、基礎学力を身につけることが大切です。

また総合型選抜では、学力の3要素である「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・協働性」を測ります。高校では、学力の3要素を習得できるように授業が設定されているので、普段の授業を真面目に受けることが重要な対策法です。

総合型選抜の学力試験についてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

総合型選抜にまつわるFAQ

最後に、総合型選抜でよくある質問をまとめて回答します。

試験対策はいつから始めるべきですか?

できるだけ早いうちから対策を始める方がいいです。なぜなら、総合型選抜において評価の対象となる評定平均や出席日数は、高校1年からの積み重ねが重要となるからです。

また、課外活動を充実させたり、資格取得に挑戦したりするのにも、計画的に取り組む必要があります。総合型選抜の準備を始めるのに早すぎるということはありません。

試験で落ちる確率はどれくらいですか?

総合型選抜で落ちる可能性はあります。なぜなら、合格を確約する受験ではないからです。落ちやすい人の特徴には、次のようなことがあげられます。

  • 志望理由が曖昧
  • 明確な目標がない
  • 面接・小論文対策が不十分
  • アドミッションポリシーを理解していない

総合型選抜は、志望大学への熱意と万全な対策が合格への重要なカギとなります。

試験に学力は必要ですか?

総合型選抜は、人間性や適性などで評価する入試ですが、高校で学ぶ最低限の基礎学力が必要とされています。なぜなら、評定平均や学力試験を課している大学もあるからです。

普段の授業を真剣に受け、定期テストの勉強にも力を入れておくことで、受験できる大学の選択肢が広がります。

まとめ

総合型選抜は、書類審査や面接、小論文などで受験生の学びの意欲やスキルを判断します。そのため、丁寧な選抜対策が必要です。大学側が求める人物像に自分をマッチさせるためにも、早いうちからの対策が重要となります。

  • 自己分析
  • 大学の情報収集
  • 評定平均を上げるための勉強
  • 課外活動の充実
  • 資格取得

高校1〜2年生のうちから、やるべきことはたくさんあります。高校3年生からは面接や小論文対策など本格的に選抜対策を進める時期です。

総合型選抜は、早めに対策しておくことで、より丁寧な準備ができ、志望校への合格が近づきます。総合型選抜を検討するなら、今すぐにできる対策から始めましょう。

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この記事を書いた人

松 かんなのアバター 松 かんな Webライター

【プロフィール】
2024年5月より、ライターとして活動を開始。教育・ハウスメンテナンス・転職に関するSEO記事を専門に執筆しています。読者が理解しやすいよう、具体例を交えつつ丁寧な執筆を心がけています。
【専門分野】
教育/食育/ハウスメンテナンス
【保有資格】
管理栄養士
栄養教諭1種免許

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