この記事では学校別の口コミや体験談も交え、総合型選抜の合格体験記を紹介します。
- 面接対策はいろいろな先生と何回も練習を重ねることが有効
- 小論文対策では専門分野の勉強や時事問題に関心を寄せることが重要
- 志望校に対する熱意が高い人が合格する可能性が高い
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【私立大学】総合型選抜の合格体験記
さっそく、下記7校の私立大学における総合型選抜の合格体験記を紹介します。
- 早稲田大学
- 上智大学
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 中央大学
- 法政大学
私立大学の総合型選抜では、おもに面接と小論文がメインです。各大学でどのような選抜内容なのか、面接ではどんなことを聞かれるのかを知っておくことで、受験対策の準備が効率よく進められます。
早稲田大学の合格体験談
学部学科 | 人間科学部 人間科学科 |
選抜内容 | ・志望理由 ・オンライン面接 |
面接形式 | ・個人 ・面接官3人 |
質問内容 | ・志望理由について ・発達心理学を学びたい理由 ・コロナ禍でできる地域の活動について ・部活の副部長で、苦労した点 |
本番の面接では自分が想定していない質問をされました。志望理由書の内容から突っ込んだ質問をされたときに、具体的に答えることができず後悔でした。
面接の練習では同じ先生と何度も練習を重ねるより、いろいろな先生と初めての状態でやる面接の練習を重ねるべきだと思います。
引用:マナビジョン早稲田大学
面接では、志望理由書から深掘りして質問されることもあります。志望理由書は自己分析から書き上げる書類です。
「なぜ学びたいのか」「なぜこの大学なのか」自分の気持ちを具体的に深掘りして、言語化することが大事です。どんなことを聞かれても答えられる準備をしておきましょう。
上智大学の合格体験談
学部学科 | 法学部 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・小論文 ・面接 ・課題レポート |
面接形式 | ・個人 ・面接官2人 |
質問内容 | ・小論文について ・課題レポートについて ・子どもに起こりがちな犯罪について |
小論文時間 | 60分 |
小論文内容 | 虐待としつけについての法を改正するならどうするか(3つの改正案から自分が1つ選んでその理由も書く) |
当日は緊張の中、完璧を求めすぎて自分を見失いそうになってしまいました。日頃から敬語や礼儀を大切にして目上の人と話す習慣があるとよいと思います。
面接で言葉に詰まったときは「少し考える時間をください」ということも大切だと思います。小論文対策では模範解答を丸暗記する勢いで何回も見ておくと安心です。
引用:マナビジョン上智大学
本番で緊張して、本来の力や自分らしさを見失うのはもったいないです。緊張することを想定してリラックスできる方法を用意しておくことが大切です。受験対策を繰り返しやることで、本番で力を発揮できます。
明治大学の合格体験談
学部学科 | 文学部 文学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・小論文 ・面接 |
面接形式 | ・個人 ・面接官2人 |
質問内容 | ・志望理由について ・演劇を始めたきっかけ ・演劇のほかに感動した経験 |
小論文時間 | 60分 |
小論文内容 | コロナ時代における文章を読み、日本のあり方について述べる |
小論文対策ではさまざまな種類の小論文に触れておくべきだと感じました。規範解答やネタ本を読んでたくさんのネタを収集することが重要です。
自分の言葉で確実に書けるように、色々なパターンを練習しておくといいです。
引用:マナビジョン明治大学
小論文ではどのようなテーマが与えられるかわかりません。いろいろなジャンルの小論文で練習を重ねることが大切です。規範解答を参考にたくさん練習を重ねることで自分の言葉で表現できるようになります。
青山学院大学の合格体験談
学部学科 | 理工学部 経営システム工学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・小論文 ・面接 ・グループ討論 |
面接形式 | ・集団 ・面接官3人 |
質問内容 | ・志望理由について ・なぜその職業に就きたいのか |
小論文時間 | 60分 |
小論文内容 | システム構築において、ミーンズ型もしくはニーズ型どちらが有効であるかについて |
集団面接では挙手制だったため、積極的に答えることで、他の人よりも受かりたい気持ちが伝わります。もっと積極的に答えればよかったと反省しました。
小論文では、現在話題のテーマが出ることが多く、ニュースを見ておく必要があると感じました。自分に関係のない話でも、さまざまな視点から意見を述べることができるので、利点が多いと思います。
本番はニュースで見ていたものや、想定していたものよりも難しい話題が出て、その分野の専門的知識を入れておくことが大切だと感じました。
引用:マナビジョン青山学院
グループ討議の場合は、まわりの意見を聞き、自分の意見を積極的に答える練習が重要です。受け身の姿勢ではなく、まとめ役やリーダー役になれるように練習を重ねましょう。
立教大学の合格体験談
学部学科 | 理学部 化学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・小論文 ・面接 |
面接形式 | ・個人 ・面接官2人 |
質問内容 | ・志望理由について ・志望理由書の内容からの質問 ・ノーベル物理学賞について |
本番の面接では、多くの質問をされるのではなく、1つの質問を掘り下げていくような形でした。自分の考えを固めておき、面接官と会話のキャッチボールができるようにしておくべきだと感じました。
また、専門知識について問われる可能性も高いため、教科書等を読み込んでおくことも大切だと思います。
引用:マナビジョン立教大学
面接では、模範解答を言うのではなく、自分自身の言葉で自分の思いを伝えることが大切です。専門性が高い分野では、あらかじめ専門分野の勉強をしておくことが安心です。
中央大学の合格体験談
学部学科 | 文学部 人文社会学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・面接 |
面接形式 | ・個人 ・面接官2人 |
質問内容 | ・志望理由について ・最近読んだ本について ・高校でがんばったこと ・自身の性格について |
面接では、高校1、2年で経験したボランティア活動について詳しく話しました。面接本番は緊張して、あらかじめ考えてきたことが100%出せるとは限らないと思います。
台本を覚えるというよりは、話す内容を箇条書きにして、自分の心の底から想いを話すことが大切だと感じました。自分が本当に志望していて、事前に明確化することで本番は伝えたいことを伝え切ることができると思います。
引用:マナビジョン中央大学
面接では、高校生活で経験したことや、日頃読んでいる本のことを質問されています。経験が「どのような学びになったか」「今後どう活かせるか」などを伝えられるように自己分析しておくことが大切です。
法政大学の合格体験談
学部学科 | 文学部 日本文学科 |
選抜内容 | ・志望理由 ・小論文 ・面接 ・基礎学力テスト |
面接形式 | ・集団 ・面接官2人 |
質問内容 | ・志望理由について ・出願から入試までにしたこと ・昔と今の方言の調査方法の違い |
小論文内容 | (4つのテーマの中から1つ選ぶ形式) 1.教師として国語が苦手な生徒に古文や漢文を教えるとしたら、どのような工夫をするか。 2.現在書かれている小説で文学史上に残って長く読み継がれるのは、どのような作品だと思うか。 3.今後も国際化が進むであろう21世紀の世界で、外国人が使う日本語はどのようなものになっていくか。 4.雑誌の売り上げが低迷しているが、新雑誌を創刊してよいと言われたらどのような内容にするか。 |
面接では最近気になるニュースを聞かれることもあるので、志望する学部で学ぶことに関するニュースは見ておいた方が良いと思いました。
面接練習では、友達の練習に付き合って面接官役をやりました。面接官の立場になることで志望理由書の中でどこを質問したくなるのか、どのような態度で面接に臨んだら印象が良くなるのかということが分かり効果的でした。
本番前に不安にならないよう、練習は回数を重ねておくべきだと思います。
引用:マナビジョン法政大学
面接練習では、自分が答える側の練習だけではなく、面接官の立場になることで新たに学ぶこともあります。友達や先生に協力を依頼し、面接練習の工夫をすることが効果的です。
【国公立大学】総合型選抜の合格体験記
ここからは、下記5校の国公立大学における総合型選抜の合格体験記を紹介します。
- 筑波大学
- 横浜国立大学
- 千葉大学
- 東北大学
- 東京都立大学
国公立大学の総合型選抜では、面接や小論文のほかに、共通テストや口頭試問なども課されていることがわかります。各大学でどのような選抜内容なのかを知っておくことで、受験対策の準備が効率よく進められます。
筑波大学の合格体験談
学部学科 | 人文文化学部 比較文化学類学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・小論文 ・面接 ・グループ討論 |
面接形式 | ・集団 ・面接官3人 |
質問内容 | 志望動機について |
小論文時間 | 国語/英語:2時間 |
小論文内容 | 問題文の読解と質問に対する意見を述べる ・国語:人間の普遍的な本質について ・英語:自分の感情とのつきあい方について |
英語の小論文のテーマがたまたま本で読んだ内容だったので、読んだ内容をほぼそのまま文章にできました。ジャンルに問わず多くの本を読んでおくことによって知識が増え、小論文に役立ちます。
志望理由書を書く際には、自分の学問に対する熱い情熱をメモしておくことが大切です。あとで見返して恥ずかしくなるくらいがちょうどいいと思います。
引用:マナビジョン筑波大学
小論文対策として、さまざまな本を読むことが大切です。小論文によく出題されるテーマや時事問題に関する内容の本を読むようにしましょう。
横浜国立大学の合格体験談
学部学科 | 経済学部 経済学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・面接 ・共通テスト |
面接形式 | ・個人 ・面接官2人 |
質問内容 | ・自己推薦書の内容を自分の言葉で3分で説明してください ・最近興味のあるニュースについて ・興味あるニースの内容を深掘り |
志望理由では「高校生活で何をしてきたのか」「どうしてその大学に興味を持ったのか」を中心に書きました。私は探究活動で観光業界について分析したり、放送部で地域産業を取材したりして、経済や産業に興味を持ったことを書きました。
大学生活でやりたいことについては、学部横断型のプログラムや海外留学、地域交流プログラムに興味があることを書きました。高校生活では、探究や部活などいろいろやって材料を増やしておくといいと思います。
引用:マナビジョン横浜国立大学
面接では時事問題に関する質問がされます。日頃から新聞やニュースなどを見て、時事問題に注目し、自分の考えを持っておくとよいです。
千葉大学の合格体験談
学部学科 | 文学部 人文学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・小論文 ・面接 |
面接形式 | ・個人 ・面接官3人 |
質問内容 | ・大学で学びたいことについて本を読んだか ・読んだ本から学んだことは何か ・大学で学びたいことに関連する時事問題について ・自分のアピールポイントについて |
小論文時間 | 90分 |
小論文内容 | ・英語長文を読んで、5問ほど問題を解く ・長文内容についての小論文 |
小論文では、ちょうど世界史の授業で学んだ第二次世界大戦中のナチスのことを持ち出して書きました。文字数制限はないですが、用紙に収まるだけ文章を書き続けました。英文の内容はあまり難しくありません。
90分があっという間に感じました。入試で出される英文は基本論文なので、論文でよく出てくる英単語を中心に覚えておくと、格段に読みやすくなります。
引用:マナビジョン千葉大学
面接では、大学で学ぶ分野に関する質問をされる場合があります。そのため、大学に入学する前から専門分野の知識を入れておく必要があります。専門分野に関わる時事問題にも意識を高めておくとよいでしょう。
東北大学の合格体験談
学部学科 | 工学部 化学・バイオ工学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・面接 ・共通テスト ・英語長文読解(小論文) |
面接形式 | ・個人 ・面接官3人 |
質問内容 | ・志望動機について ・高校で頑張ったこと |
小論文時間 | 60分 |
小論文内容 | 人間や動物の能力を生かした、新たな道具やツールを述べよ |
小論文では、タコの吸盤の吸着力を活用することについて述べました。急な斜面や高地、崖などを登ることができる技術があれば、災害時の救助に役に立つことを主張しました。小論文対策では過去問を解くことで、流れを掴むことができると思います。
自分が学びたい分野のことはかなり詳しく知識を深めておくことが大事です。事前に調べたつもりでも、面接本番では意外なところをつかれ、あまり答えられなかったです。
引用:マナビジョン東北大学
小論文では、専門分野に関するテーマが出されることがあります。小論文や面接対策のためにも、専門分野の勉強に力を入れることが大切です。
ただ知識を入れるだけではなく、自分の意見を述べたり、具体的な提案ができたりするように練習をしておくとよいでしょう。
東京都立大学の合格体験談
学部学科 | システムデザイン学部 情報科学科 |
選抜内容 | ・志望理由書 ・小論文 ・面接 ・口頭試問 |
面接形式 | ・個人 ・面接官2人 |
質問内容 | ・志望理由について ・音楽をした経験の中で、表立った経験について |
小論文時間 | 60分 |
小論文内容 | 災害時のSNSの使い方について実例をもとにあなたの考えをまとめなさい |
小論文では、時事問題にアンテナを張り、引き出しとアイデアを増やしておくことが必要だと感じました。志望理由書を書くときには「志望大ノート」を作成しておくことがおすすめです。
志望理由や自分のことをまとめ、志望大学の基本情報や深く調べないとでてこない内容などを細かくまとめます。パンフレット・HP等さまざまな情報を一冊に集約することで、受験当日もおまもりのような安心感が生まれました。
引用:マナビジョン東京都立大学
面接では志望理由書の内容に関連する質問をされることがあります。「なぜこの大学を志望するのか」「どのようなことを学び、将来にどうつなげるのか」を具体的に答えられる準備をしておく必要があります。
大学の特徴と自己分析をまとめた資料を作ることで、志望理由書の作成や面接時に役に立ちます。
総合型選抜試験の合格体験記で確認すべきポイント
ここからは、総合型選抜の合格体験談で確認すべきポイントを、3つにまとめて紹介します。
- 過去の自分を棚卸しする志望理由書
- 練習数を重ねることで自信がつく面接対策
- 時事問題への関心の高さが小論文のカギ
総合型選抜は、面接や志望理由など各選抜内容に合わせた準備と対策が必要です。効率よく受験対策を進められるように、選抜内容ごとの合格体験談を参考にすることが大切になります。
確認ポイント1:過去の自分を棚卸しする志望理由書
志望理由は総合型選抜において、もっとも重要な書類です。なぜなら、大学は「大学に入る目的や目標」を志望理由から判断するからです。
「なぜ、この大学に入りたいのか」「大学ではどんなことを学びたいのか」などを深掘りする必要があります。合格者の体験談からもわかるように、自分の経験や大学で学びたいことなどを志願理由に盛り込むことで、具体性のある志願理由に仕上げています。
高校3年生の春から志望理由の準備に取り掛かりました。私がやってよかったことは自分の思いをすべてアウトプットすることです。自分が今までやってきた習い事や資格取得の過程で感じたこと、学んだことを言語化しました。
また、受験する大学でどう活かしていくのかも紙に書き出し、先生に見てもらいました。アウトプットすることで自分の考えがまとまるし、書類を複数の人に見てもらうことで、いろいろな視点から意見をもらえました。志望理由は10回以上書き直したので、1次選考通過できたときは嬉しかったです。
引用:関西大学
なお、志望理由等を記載する総合型選抜でのエントリーシートについて詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
確認ポイント2:練習数を重ねることで自信がつく面接対策
面接も総合型選抜において、重要な役割を果たします。なぜなら、大学側は面接を通して、志望理由の内容を深掘りし、求める人物像に合致しているかを判断するからです。
面接では志望理由を深掘りされたり、質問に対する答えからまた質問されたりと、想定外の内容も盛り込まれます。本番の面接では多くの受験生が緊張し、練習通りに行かないことも多いです。面接対策では、できるだけ多くの先生に協力してもらい、練習を重ねることがポイントです。
何人もの先生に面接練習を頼み、何度も練習を重ねました。どのような質問が来ても大丈夫なように、頻繁に出されている質問や、大学について、専門分野について、詳しく調べてノートにまとめました。
自分の答える内容が志望理由や自己アピールの内容と矛盾しないように気をつけることが大切です。本番ではどんな質問にも自信を持って堂々と伝えることを意識しました。
引用:新潟医療福祉大学
確認ポイント3:時事問題への関心の高さが小論文のカギ
小論文は総合型選抜において、志望理由・面接の次にポピュラーな試験内容です。大学は小論文の試験を通して、「論文を書くための基礎的な力」が身についているのかを判断します。書く力が高い人ほど、大学入学後に活躍できる人材ということを示します。
具体的な対策としては、多くの過去問を解くことです。過去問を解くことで出題内容の傾向が掴めます。また、小論文のテーマとして時事問題を取り上げられる傾向があります。新聞やニュースなどから時事問題の情報に注目して、自分の意見を述べる練習をしておくことが大切です。
高校3年の春から、時間を測りながら1日2つのテーマを書くようにしていました。過去問がなかったので、時事ニュースに関心を寄せ、自分の考えを持つように意識しました。
また、高校の先生やまわりの大人と意見交換をすることで、視野を広げられる工夫も大事です。小論文は抽象的ではなく、具体的に書くように意識して取り組むことが大切です。
引用:関西大学
なお、面接を含め、総合型選抜の試験内容を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
体験記からわかる総合型選抜合格者の共通点
ここからは、体験談をもとに総合型選抜合格者の共通点を、3つにまとめて紹介します。
- 合格への熱意が高い
- 事前準備を徹底している
- まわりに協力を依頼している
総合型選抜の合格に向けて、合格した人の共通点を参考に受験対策を進めましょう。
共通点1:合格への熱意が高い
総合型選抜において、志望校に対する熱意は1番重要で不可欠なものです。志望動機や学びたいことが明確な人ほど、大学のアドミッションポリシーに合致します。
合格体験談からも、志望動機を明確にすることに力を入れた人が多いことがわかります。志望動機が明確になっていないと、面接対策もすすみません。志望動機が明確だと、大学に説得力のあるアピールができたり、志望理由書や面接で内容がずれたりすることはなくなります。
「この大学に入りたい」「大学でこんな研究をしたい」という熱い思いが、受験対策を頑張れる原動力にもつながります。
共通点2:事前準備を徹底している
合格体験談から、自分が学びたい分野を徹底的に調べていることがわかります。なぜなら、面接や小論文では、専門分野を深掘りして質問されたり、意見を求められたりするからです。
総合型選抜の合格者は、次のような準備をすることをおすすめしています。
- 専門分野に関する本を読む
- 教科書を熟読する
- 時事問題のニュースを見る
大学に入学してから学ぶのではなく、事前に知識を習得しておくことが必要です。総合型選抜の合格者は、普段から多くの本を読んだり、時事問題に関心を寄せたりと、事前準備にも力を入れています。
共通点3:まわりに協力を依頼している
総合型選抜を成功させるには、まわりの人の協力が不可欠です。なぜなら合格者のほとんどが、高校の先生などに面接の練習や小論文の添削をしてもらっているからです。
面接練習では本番を想定し、さまざまな先生と練習を重ねることが重要になります。ときには友達と面接練習をし、あえて面接官役になることで新しい視点を学ぶ人もいます。
総合型選抜は1人で戦う入試ではありません。まわりの人にたくさん協力してもらった人が合格へとつながっていることは間違いないです。
まとめ
総合型選抜は評価方法が多岐にわたるため、受験対策が難しい傾向にあります。だからこそ、総合型選抜に合格した人の体験談を参考にしながら受験対策を進めることがおすすめです。
総合型選抜に合格した人は、みな志望校に対する熱い思いがあります。自分の専門分野の勉強はもちろん、時事問題にも日頃から関心を寄せ、自分の意見を言えるように準備をしています。
合格体験記からわかる合格するための秘訣は、周りの人の協力をもらいながら何度も繰り返し練習をしていることです。自分1人で頑張るのではなく、高校の先生などの協力をたくさんもらいながら、合格に向けて対策を進めましょう。