この記事では総合型選抜に落ちたらどうすればいいのか、不合格後に志望校を目指す方法を解説します。
「総合型選抜に落ちたらどうすればいいんだろう?」
「落ちた後でも共通テストや他の推薦は受けられるの?」
総合型選抜試験を受けようと考えているものの、合格できるか不安な人は多いですよね。
もちろん試験には合格するつもりで臨みます。ただし事前に「落ちた後でどう志望校を目指すか」を想定できていれば、精神的に余裕を持った状態で受験でき、結果として志望校へ合格できる可能性も高まります。
事実、万が一試験に落ちた場合でも志望校を受験できる方法は存在します。
そこで本記事では、総合型選抜に落ちた後に志望校を目指す方法を解説します。合格に向けた対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 総合型選抜試験に落ちても志望校は目指せる
- 公募推薦・一般選抜で再び志望校を受験できる
- 他の大学の総合型選抜試験を併願する
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総合型選抜試験に落ちても志望校への合格は目指せる
冒頭で述べたとおり、総合型選抜試験に落ちたとしても志望校への合格は目指せます。
総合型選抜は大学受験で一番早く結果が出る入試です。そのため、総合型選抜試験で不合格だった場合は、別の方法で志望校に再度チャレンジできるのです。
総合型選抜を受験するときには、「絶対に受かりたい」という強い気持ちを持ちつつ、不合格だった場合の選択肢をいくつか持っておくことが重要です。
総合型選抜試験に落ちた後で志望校を目指す3つの方法
ここからは、総合型選抜試験で不合格だった場合に志望校を目指す方法を、3つにまとめて紹介します。
- 公募推薦で志望校を受験する
- 一般選抜で志望校を受験する
- 他の大学の総合型選抜試験を受験する
方法1:公募推薦で志望校を受験する
総合型選抜に落ちたら、公募推薦を受験する選択肢があります。
公募推薦とは、大学が定める出願条件を満たし、学校長の推薦があれば誰でも受験できる入試制度です。公募推薦の出願時期は、一般的に11月1日から開始であることから、総合型選抜の結果次第で臨むことが可能です。
公募推薦の試験は、面接や小論文など総合型選抜と同じ内容であることが多いです。総合型選抜では「どこがいけなかったのか」を振り返り、経験を活かせるよう、対策を行う必要があります。
総合型選抜と学校推薦型選抜(公募推薦)の併願を知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
方法2:一般選抜で志望校を受験する
総合型選抜試験に落ちた場合、一般選抜で志望校に再度チャレンジする選択肢があります。
一般選抜の出願時期は2月1日からが一般的のため、総合型選抜の結果の後からでも受験に臨めます。
一般選抜はおもに共通テストや学力試験が多く、一般選抜のための受験勉強も同時進行することが必要です。総合型選抜とは、試験対策が大きく異なるので、頭と気持ちの切り替えが重要となります。
方法3:他大学の総合型選抜を受ける
総合型選抜は、複数の大学を併願することが可能です。ただし、入学資格に次のようなことが書かれている場合に限ります。
- 専願制ではありません
- 他大学との併願を認めます
- 他大学との併願は妨げません
- 併願は可能です
第一志望の大学に落ちても、併願可能な大学の総合型選抜を受験できます。
総合型選抜は合格が確約されている入試ではありません。落ちたときのことを考えて、あらかじめ併願校を用意しておくのも選択肢の1つです。
ただし、大学によっては、併願を認めていない場合もあります。入試要項に「専願」「併願不可」などが書かれている場合は、併願できないので注意が必要です。
併願に関して詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
総合型選抜は落ちやすい試験なのか
総合型選抜は、難しいとされる入試です。なぜなら、単純に学力試験の点数で合否を決定するのではなく、受験生のスキルと人間性を判断するからです。
総合型選抜では、志望理由書や面接、小論文などから次のようなことを評価します。
- 思考力
- 判断力
- 主体性
- 協調性
- 創造力
- 発想力
- コミュニケーションの能力
上記のような能力は、短期間で習得できるものではなく、入念な準備と対策が必要となります。
総合型選抜は、合格基準を自分で判断できないことや、独学で対策を進めるのが難しいという特徴があります。
総合型選抜に合格するには、早めの準備や専門的な対策が必須です。対策を十分にしなければ、落ちやすい試験ということでしょう。
下記の記事では、総合型選抜の合格率や難易度が解説されています。参考にしてください。
総合型選抜に落ちる人の特徴
総合型選抜で落ちる人には、次のような特徴があります。
- アドミッションポリシーを理解していない
- 学びの目的や将来の目標が不明瞭
- 試験対策が不十分
- 楽して受かりたいと思っている
総合型選抜は、大学が求める人物像と受験生の「この大学で学びたい」という思いをマッチさせる入試です。そのため、大学のアドミッションポリシーを理解することや、学びへの意欲が重要となります。
総合型選抜を「学力試験がないから楽」と考えていたり、「とりあえず受けてみよう」と軽い気持ちで受験したりする人は要注意です。
総合型選抜試験に合格するには、早めの準備や専門的な対策を進めることが重要となります。
総合型選抜で落ちる人の特徴をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
総合型選抜に落ちないための対策法
ここからは、総合型選抜試験に落ちないためにやるべき対策法を、3つにまとめて紹介します。
- アドミッションポリシーを深く理解する
- 志望理由を明確にする
- 試験対策を入念にする
アドミッションポリシーを深く理解する
総合型選抜において、志望校のアドミッションポリシーを深く理解することは重要です。
アドミッションポリシーとは、大学が求める人物像を表したものです。大学がどんな学生に入学してほしいと思っているのかを理解し、自分を大学が求める人物像に寄せることで合格への道は開きます。
まずは、次のような経験をもとに、自己分析をします。
自分の経験から、アドミッションポリシーに合う特徴があるか探りましょう。具体的なエピソードがあると大学側に説得力のある説明ができます。
アドミッションポリシーの重要性や書類への反映方法を詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
志望理由を明確にする
総合型選抜は、志望理由を明確にすることが重要です。なぜなら総合型選抜は「この大学で何を学ぶのか」「大学での学びを将来どう活かすのか」を強く問う入試だからです。
総合型選抜では、書類審査や面接などで「志望理由」を聞く場面が多々あります。一貫性があり、具体的な志望理由にすることが大切です。
志望理由を論理的に説明できるように、対策を進めましょう。
下記の記事では志望理由書の書き方が詳しく解説されています。参考にしてください。
試験対策を入念にする
総合型選抜試験に合格するには、試験対策を入念に行う必要があります。総合型選抜の試験内容は、おもに次のようなものです。
志望理由書は1次選考の選抜材料となります。また、面接や小論文は多くの大学で実施しており、受験生の思考力や表現力などを評価します。
総合型選抜試験に合格するには、各試験に合った対策を進めることが必須です。試験対策の有無は合否に大きく影響します。
なお、試験合格に向けた勉強法や対策方法を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
まとめ
総合型選抜試験に落ちてしまったら、おもに次の3つの選択肢があります。
- 公募推薦で志望校を受験する
- 一般選抜で志望校を受験する
- 他の大学の総合型選抜を受験する
総合型選抜は合格基準が明確にわからない分、落ちたときの選択肢をあらかじめ準備しておくことが安心です。
総合型選抜試験に落ちないために、入念な対策をするとともに、他の選択肢も視野に入れながら準備を進めましょう。