
「成蹊大学の総合型選抜って、どんな試験なの?」
「評定平均はどれくらい必要なんだろう?」
「合格するためには、どんな対策をしたらいいのかな…」
成蹊大学の総合型選抜(旧AOマルデス入試)を受験しようと考えているものの、どんな試験かイメージがわかない人は多いですよね。
成蹊大学の総合型選抜では、受験生の「多面性」が評価されます。そのため、表面的な対策だけでは十分とは言えません。
合格を掴むには、大学の特徴を正しく理解し「なぜ自分が成蹊大学で学ぶ必要があるのか」を明確にした状態で挑むことが重要です。
そこで本記事では試験内容や倍率も交え、成蹊大学における総合型選抜の特徴を解説します。合格に向けた対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 成蹊大学においてAOマルデス入試が総合型選抜
- 全6学部で受験可能
- 成蹊大学・総合型選抜は倍率は3.3倍
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成蹊大学の総合型選抜とは?
成蹊大学の総合型選抜は「AOマルデス入試」という名称で実施されています。「マルデス(MulDES)」とは「Multi-Dimensional Evaluation for Seikei」の略で、多面的評価を意味します。
成蹊大学・総合型選抜は、経済・経営・法・文・理工、そして2026年4月開設の国際共創学部を含む全6学部で実施されています。
特徴は、学力試験だけでは測れない「個性」や「熱意」を重視する点です。調査書などの書類と面接やレポートを通じて、高校における活動や成蹊大学で学びたいという意志が総合的に評価されます。
募集人員は学部ごとに異なりますが、一般選抜とは異なる基準で合否が決まります。そのため自分の強みを活かして勝負できる大きなチャンスです。
参考:2026 AO マルデス入試要項、2026 AO マルデス入試要項 国際共創学部
成蹊大学・総合型選抜の試験内容
学部によって異なるものの、成蹊大学における総合型選抜の試験内容は大別して、下記の2段階で行われます。
それぞれ詳しく解説します。
一次審査
一次審査は書類選考が中心です。志望理由書(または自己推薦書)や活動報告書などで合否が決まります。学部・学科によっては特定の活動実績や資格が出願資格となる場合があります。全学部共通の評定要件はありません。
経済学部経済数理学科では、数学の特定科目の履修が必須です。文学部国際文化学科ではCEFR B1以上の英語力が求められます。
また、活動報告書では大会の結果だけでなく「活動のプロセス」や「学び」が重視されることがポイントです。加えて課外活動やボランティア経験から得た気づきを、具体的に記述することが求められます。
英語資格(英検、TOEIC等)は多くの学部で加点や参考資料として扱われるため、取得しておくと有利です。
参考:2026 AO マルデス入試要項、2026 AO マルデス入試要項 国際共創学部
二次審査
二次審査は面接試験が中心ですが、学部により独自の筆記やプレゼンテーションが課されます。共通するのは「対話」を重視する点です。
一次審査で提出した書類の内容について「なぜその活動を選んだのか」「入学後にどう発展させるか」といった深掘り質問が行われます。
学部別の特徴は、下記のとおりです。
- 文学部英語英米文学科:英語プレゼンテーション
- 法学部:「学びの計画書」に基づく面接
- 理工学部:数学・理科の口頭試問を含む面接
- 国際共創学部:日本語と英語を用いた面接
学部共通して、上記に加えアドミッションポリシーを理解した上での受け答えが合否を分けます。
【学部別】成蹊大学・総合型選抜の出願条件
下表へ学部別で、成蹊大学における総合型選抜の出願条件をまとめました。
| 学部 | 学科・選考 | 出願条件・特徴 |
|---|---|---|
| 経済学部 | 現代経済学科 | ・評定要件なしで出願しやすいが倍率が高い傾向 ・志望理由書での差別化が重要 |
| 経済学部 | 経済数理学科 | ・数学指定科目(数I〜C)の履修必須 ・数学の基礎学力が問われる |
| 経営学部 | 総合経営学科 | ・評定要件なし ・簿記2級や英検2級などの資格が加点評価される ・課外活動(リーダー経験等)も重視 |
| 法学部 | 法律学科・政治学科 | ・評定要件なし ・リーガルマインド(法的思考力)を重視 ・政治学科:社会問題への関心を重視 |
| 文学部 | 英語英米文学科 | ・プレゼンテーション入試あり(英語力必須) ・評定要件なし ・学科ごとの独自入試(GSS入試等)に注意 ・各分野への深い洞察力が求められる |
| 理工学部 | 全学科 | ・出願要件として「評定平均3.8以上」の場合が多い ・数学・理科の合計履修単位数(25単位以)が必須 ・理数系の基礎学力を厳しくチェックされる |
| 国際共創学部 | 国際共創学科 | ・出願区分が最多(帰国生・外国人等) ・外国人区分は日本語出願のみ対応(英語不可) |
上表のとおり、成蹊大学では「評定要件なし」の学部がある一方、理工学部のように特定の履修歴を求める学部もあります。
経営学部のように資格や活動実績が明確に評価されるケースもあります。自分の強みと各学部の特徴がマッチするかどうか、要項を熟読して見極めることが大切です。
成蹊大学・総合型選抜の倍率・難易度
2025年度入試における、成蹊大学・総合型選抜の全体平均倍率は約3.3倍でした。学部ごとの詳細は下表のとおりです。
なお国際共創学部は2026年度新設のため過去データはありません。
| 学部 | 倍率 |
|---|---|
| 経済学部 | 4.6 |
| 経営学部 | 5.2 |
| 法学部 | 1.9 |
| 文学部 | 2.5 |
| 理工学部 | 2.5 |
最も倍率が高いのは経営学部の5.2倍、次いで経済学部の4.6倍となっており、実学系の人気が高い傾向にあります。
法学部や文学部、理工学部は2倍前後と比較的落ち着いています。学部ごとの倍率差を考慮に入れながら、出願先を検討しましょう。
成蹊大学・総合型選抜のアドミッションポリシー
成蹊大学・総合型選抜では入学者受入方針(アドミッションポリシー)として、「多面的評価(マルデス)」を掲げています。成蹊大学のアドミッションポリシーは「個性」や「学ぶ意欲」を総合的に評価するという内容です。
参考:成蹊大学の入学者受入れの方針(AP)Admission Policy;アドミッションポリシー|教育・研究について|教育情報の公表|大学紹介|成蹊大学
合格するには、「自分が大学の求める人物像といかに合致しているか」を証明する必要があります。
各学部は、独自に求める学生像を定めています。経済学部では「経済現象への関心」、国際共創学部では「多文化共生への意欲」などです。学部が掲げるキーワードを志望理由書に盛り込めるかが評価に影響します。
出願前に必ず志望学部のアドミッションポリシーを確認し、自分の強みが沿っているか再確認しましょう。
総合型選抜のアドミッションポリシーについてより詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

【試験別】成蹊大学・総合型選抜の対策方法
ここからは次の試験別に、成蹊大学・総合型選抜の具体的な対策方法を解説します。
書類審査(志望理由書・活動報告書)
書類審査で重要なのは、結果そのものよりも「過程」や「学び」を伝えることです。
活動報告書には、単に「県大会出場」と書くだけではありません。「そこに至るまでにどのような努力をしたか」「壁にぶつかった時どう乗り越えたか」を具体的に記述しましょう。
志望理由書では、前述したアドミッションポリシーとの整合性がポイントです。「なぜ他大学ではなく成蹊大学なのか」を、自分の体験談と絡めて論理的に説明できるようにしてください。
総合型選抜の志望理由書の書き方についてより詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。
内部リンク:総合型選抜(旧AO入試)における志望理由書の書き方【例文&NGワード】
面接・口頭試問
面接では、提出した志望理由書の内容を深掘りされます。
書類に書いた内容をただ暗記して話すのでは、面接官の心に響きません。当時の感情や具体的なエピソードを交え、プラスアルファの話ができるよう準備しておきましょう。
経済学部や理工学部などでは、基礎学力を問う口頭試問が行われる場合があります。教科書の基礎事項を復習し、知識を自分の言葉で説明できるようにしておく必要があります。
総合型選抜における面接対策についてより詳しく知りたい人は、次の記事もぜひ参考にしてください。
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プレゼンテーション・小論文
文学部などで課されるプレゼンテーション試験では、資料作成能力と発表スキルの両方が問われます。
資料は「見やすさ」を意識し、発表練習は時間を計測しながら何度も繰り返しましょう。他者に見てもらいフィードバックをもらうのがおすすめです。
小論文がある学部では、過去問の傾向分析が必須です。テーマ型か課題文型かを確認し、論理的な構成で文章を書くトレーニングを積みましょう。
総合型選抜の小論文対策についてより詳しく知りたい人は、下記の記事もぜひ参考にしてください。
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まとめ
成蹊大学の総合型選抜(AOマルデス入試)は、誰にでも挑戦権がある試験です。
一方で、大学独自の「多面的評価」を突破しなければなりません。そのためには結果だけでなく、活動の過程やそこから得た学びを具体的かつ魅力的に伝える準備が欠かせません。
まずは志望学部のアドミッションポリシーを熟読し、自分が求められる学生像にいかに合致するかを確認しましょう。
一般選抜の偏差値にとらわれず、あなたの経験と熱意で合格を勝ち取るチャンスです。ぜひ早めに対策を始め、成蹊大学への道を切り拓いてください。


