
「総合型選抜はどんなスケジュールで進めていけばいいんだろう?」
「いつ出願すればいいのかな?」
総合型選抜を受験しようと考えているものの、出願や入試時期など、大枠のスケジュールがあいまいな人は多いですよね。
スケジュールをあいまいなまま把握していては、いつの間にか出願時期が過ぎ「ちゃんと調べておけばよかった…」と後悔しかねません。
そこで、本記事では時系列順に総合型選抜のスケジュールをわかりやすく解説します。合格に向け、どのように動けばいいのかも解説するので、ぜひ参考にしてください。
総合型選抜の特徴を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

- 総合型選抜の出願は原則9月1日から開始
- 9月出願→10月入試→11月合格発表が基本の流れ
- 大学ごとに専願・併願の条件が異なるため要確認
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総合型選抜の年間スケジュール【月別】

総合型選抜は、高校3年生の春ごろから動き出すのが一般的です。
一般選抜や学校推薦型選抜と比べて早くに試験が行われる分、準備や対策も早めに進めておく必要があります。月別の大まかな流れは次のとおりです。
- パンフレットの確認やオープンキャンパスへの参加
- 入試要項・出願条件の確認
- 志望理由書や小論文などの対策開始
- 志望理由書などの提出書類を準備して出願
- 受験料を添えて申し込む(国公立大学:約1万7,000円、私立大学:約3万円)
- 書類選考・小論文・面接などの選考が実施される
- 複数回の選考がある大学も存在する
- 合格後は速やかに入学手続きを進める
- 不合格の場合は一般入試の準備に切り替える
スケジュールは大学によって大きく異なるため、実際の日程は大学公式ホームページ等を必ず確認してください。

総合型選抜と旧AO入試におけるスケジュールの違い

「旧AO入試と今の総合型選抜は同じもの」と思っている受験生は注意が必要です。
AO入試の正式名称は2021年度入試から「総合型選抜」へと変わりました。これは文部科学省の方針による変更で、単なる看板の付け替えではありません。スケジュール面でも重要な変更があります。
入試名称の変更に伴い、総合型選抜においては、受験生の総合的な学力を丁寧に評価するために必要な期間を考慮するとともに、高等学校教育の学習を終える時期とできるだけ近い時期に出願・合格発表が行われる方が適当だとの観点から、実施時期が変更されました。
具体的な変更点をまとめると、次のとおりです。
| 項目 | 旧AO入試 | 総合型選抜(現行) |
|---|---|---|
| 出願開始時期 | 8月以降も可 | 9月1日以降 |
| 合格発表時期 | 規定なし | 11月1日以降 |
| 学力評価 | 任意 | 必須(書類・面接等で測定) |
2021年度入試から「AO入試」から「総合型選抜」に名称が変わった際、最も大きく変更されたのが、学力評価の方法を導入することが必須になったことでした。
旧AO入試の情報をもとに対策を立てると、スケジュールや選考内容が実態と合わないことがあります。情報収集は必ず2021年度以降のものを参照してください。
AO入試から総合型選抜に変更された経緯や変更点を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

総合型選抜で合格する対策スケジュール

総合型選抜で合格するためには、時期ごとに優先すべき行動が異なります。
ここからは次の5つの時期別対策スケジュールについて解説します。

上記も交え、いつから総合型選抜の試験対策を始めればいいのか、開始時期の目安をより詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

【4~8月】志望校の情報収集と対策

大学によっては出願条件として、オープンキャンパスや個別説明会への参加を課していることもあるため、これらのイベントにはできるだけ早く参加しておきましょう。
まず確認すべきは、志望校で総合型選抜が実施されているかどうかです。パンフレットや入試要項を読み込み、オープンキャンパスにも積極的に参加しましょう。
6〜8月頃に大学の入試要項が出てきます。9月の出願だけではなく、6月〜8月の時期に事前のエントリーが必要な場合があります。WEB登録のみのこともあれば、オープンキャンパスの出席などを求められることもあります。
エントリーをしていなかったために、志望校に出願できなかったというミスは毎年起きています。6月の段階で各校の要項を確認する習慣をつけましょう。
この時期は志望理由書・小論文・面接の対策も並行して進めます。
総合型選抜の試験内容を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

【9月~】出願時期

総合型選抜(旧AO入試)の出願は、文部科学省が「出願時期は9月以降」と定めているため、9月1日からの開始となります。
出願には条件が設定されている大学があるため、注意が必要です。具体的な条件としては、「オープンキャンパスに参加している」「評定平均が〇〇以上」などが挙げられます。
たとえば、早稲田大学の総合型選抜(一部方式)では、評定平均値4.0以上が出願条件のひとつとして定められています。
総合型選抜は「学力以外も評価する」「誰でも出願できる」というイメージを持つ方が多いでしょう。しかし実際には、高校3年間の学習状況を重視する大学もあります。
出願書類の完成度は合否に直結します。志望理由書の締め切りに間に合うよう、8月中には下書きを仕上げておけると安心です。
出願条件にも関わる、総合型選抜の受験に必要なものを詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

【10月〜】入試・選考時期

総合型選抜は出願時期や試験時期が一般入試よりも早いため、志望理由書対策、小論文対策、面接対策など、早期の準備や対策が必要になります。
文部科学省は、総合型選抜の評価方法について次のように示しています。
詳細な書類選考と丁寧な面接などを組み合わせ、志願者の能力、適正、意欲、目的意識を総合的に評価・判定する。
文部科学省 令和7年度大学入学者選抜実施要項の見直しに係る予告
選考の内容は大学によって大きく異なります。書類審査と面接の組み合わせが一般的ですが、プレゼンテーションや実技試験が課されるケースもあります。
また、大学入学共通テストの結果を合否に用いる大学では、入試が秋以降にずれ込むことも珍しくありません。国公立大学は、大学入学共通テストを課しているため、9〜2月のスケジュールです。受験する大学の入試形式を早めに把握しておきましょう。
試験別に総合型選抜の対策方法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

【11月〜】合格発表時期と主要大学の発表日一覧

私大総合型選抜の合格発表は11月より全国の私大で始まります。合格の知らせを受けたら、速やかに入学手続きを進めましょう。多くの場合、このタイミングで入学金の納付が求められます。
合格発表のタイミングをあらかじめ把握しておくと、入学手続きの期限を見落とさずに済みます。主要大学の目安は次のとおりです。
| 大学 | 合格発表の目安 |
|---|---|
| 慶應義塾大学 SFC(夏秋AO) | 11月上旬 |
| 早稲田大学(各学部) | 11月中旬〜12月 |
| 明治大学 | 11月下旬〜12月 |
| 青山学院大学 | 11月下旬〜12月 |
| 国公立大学 | 11月〜2月(共通テスト利用の場合) |
合格後に入学を辞退できるかどうかは大学によって異なります。複数校を受験している場合は、入学手続きの期限と辞退ルールを事前に整理しておきましょう。
入学辞退できる大学やタイミングについて詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

【12月~】合格発表後の過ごし方

合格後は、入学予定者に向けた課題が出されることがあります。
提出期日までに課題を終えると同時に、残りの高校生活も気を緩めることなく勉学に励んでおけると安心です。「単位が足らず高校を卒業できなかった」といったことがないよう注意しましょう。

過ごし方も交え、総合型選抜試験の合格後にやるべきことを詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

総合型選抜のスケジュールによく抱く疑問

スケジュールの全体像をつかんだあとも、細かい疑問が残る人は多いものです。
ここからは次の2つのよくある疑問について解説します。
- 総合型選抜は複数校受けられる?
- 総合型選抜で不合格だった場合のスケジュールは?
総合型選抜は複数校受けられる?
結論からいうと、大学の募集要項に「専願」「併願不可」と明記されていなければ、複数校への出願は可能です。
総合型選抜では「専願制」「併願不可」と募集要項に明記されていない限り、複数の大学に出願することができます。基本的に併願可能な数に限りはなく、制度上は何校でも併願が可能です。
ただし、注意すべき点が2つあります。
1つ目は、合格後の扱いです。「合格した場合に入学を確約できる者」といった記載の場合は、出願時点で他大学への出願まで制限しているとは限りません。複数の大学に出願すること自体は可能な場合もありますが、合格後には注意が必要です。
2つ目は、学部間の併願制限です。大学によっては、学部間での併願を認めていないことがあります。早稲田大学の地域探究・貢献入試では、出願時に希望する学部を1つだけ選ぶ形式が採用されています。
複数校を受ける場合も、各校の書類準備に十分な時間をかけることが大切です。準備が手薄になれば、どの大学の選考でも評価は下がります。
総合型選抜の併願について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

総合型選抜で不合格だった場合のスケジュールは?
総合型選抜で不合格になった場合、次の2つの選択肢があります。
【選択肢①】別の大学の総合型選抜を受ける
総合型選抜(旧AO入試)で不合格となった場合、それ以降に出願を受け付けている別の大学を受けることは併願ではないため、可能です。第1志望のスケジュールが早い場合、第2志望に遅いスケジュールの大学を検討しておくのも良い選択です。
【選択肢②】一般入試に切り替える
11月以降の合格発表で不合格が確定した場合でも、一般入試には十分間に合います。試験日程が早いため、万が一総合型選抜に落ちた場合でも受験のチャンスがまだあります。
不合格が判明した時点で落ち込む時間は最小限にとどめ、すぐに一般入試の準備に切り替えましょう。総合型選抜の対策で培った志望理由の言語化や小論文の力は、一般入試でも活きます。
総合型選抜試験に落ちた後で、志望校を目指す具体的な方法を詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。
に落ちたら?不合格後に志望校を目指す方法と道筋.png)
まとめ
この記事では、総合型選抜のスケジュールを月別に解説しました。
- 出願は原則9月1日からスタート
- 10月以降に入試・選考が実施される
- 合格発表は11月以降(大学・方式により異なる)
- 旧AO入試から名称変更と同時にスケジュールや評価基準も変わった
- 複数校受験の可否は募集要項で必ず確認する
総合型選抜の準備や対策も早めに進めておきたい。なお、大学によってはオープンキャンパスや個別説明会への参加を出願要件としていることがある。
スケジュールを正確に把握したうえで、逆算して準備を進めることが合格への近道です。まずは志望校の募集要項を手に入れ、出願条件と日程を確認するところから始めましょう。
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