
「東洋大学の公募推薦って、どんな入試なんだろう?」
「どんな種類があるんだろう…」
「対策は何から始めればいいのかな?」
東洋大学の公募推薦に挑戦したいものの、どんな試験かイメージできない人は多いですよね。
公募推薦への理解が浅いまま出願すると、入学後のミスマッチが起きやすくなります。 大切なのは、自分の強みを活かせる入試方式を見極めることです。
そこで本記事では試験内容や倍率も交え、東洋大学における公募推薦の特徴を解説します。 合格者の体験談や対策方法も紹介するので、参考にしてください。
- AO推薦と自己推薦がある
- 2026年度は10〜12月に3回実施
- 倍率はAO推薦が2.6、自己推薦が2.4
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東洋大学の公募推薦とは?
東洋大学の公募推薦は、主体性や入学後の学習意欲、これまでの活動実績など、多様な側面を総合的に評価する入試です。「総合型選抜」に分類され、書類審査・小論文・面接などで選考が行われます。
東洋大学・公募推薦の特徴は、受験機会が年3回あることです。10月・11月・12月と複数のチャンスがあるため、万全の準備を整えやすい入試といえます。
他大学の公募推薦と併願も可能です。東洋大学を第一志望にしつつ、複数校に挑戦するプランも立てられます。
東洋大学・公募推薦の対象学部は、次のとおりです。
- 文学部
- 経済学部
- 経営学部
- 法学部
- 社会学部
- 国際学部
- 国際観光学部
- 情報連携学部
- ライフデザイン学部
- 理工学部
- 総合情報学部
- 生命科学部
- 食環境科学部
- 健康スポーツ科学部(予定)
- 福祉社会デザイン学部(予定)
ほぼ全学部で実施されています。 ただし、学部・学科によって選考方法や出願条件が異なります。 志望先の要項を必ず確認しましょう。
2026年度(2025年実施)の公募推薦は、次のスケジュールで行われました。
| 項目 | 10月選考 | 11月選考 | 12月選考 |
|---|---|---|---|
| 出願期間 | 9/8(月)〜9/11(木) | 11/1(土)〜11/5(水) | 11/28(金)〜12/2(火) |
| 試験日 | 10/19(日) | 11/23(日) | 12/14(日) |
| 合格発表 | 11/1(土) | 12/1(月) | 1/9(金) |
| 手続締切 | 11/14(金) | 12/12(金) | 1/15(木) |
出願期間がわずか4〜5日間と短いのが注意点です。 書類準備は早めに進めましょう。
東洋大学における公募推薦の種類
東洋大学の公募推薦は、大きく次の2種類に分かれます。
両者の違いは「評価の重心」です。AO型は「人物・プロフィール」を、自己推薦は「資格・実績」を重視します。
それぞれ詳しく解説します。
AO推薦
AO型推薦入試は、受験生の「人物像」や「学習意欲」を重視する入試です。「東洋大学で学びたい」という熱意や、将来の目標が明確な学生を求めています。
選考では、次の要素が問われます。
- 志望理由書(なぜ東洋大学なのか)
- プレゼンテーション(自己表現力)
- 面接・ディスカッション(対話力)
実績の有無ではなく、結果に至るまでの考え方が評価対象です。目立った資格がなくても、探究心や行動力があれば合格のチャンスがあります。自分自身のストーリーを熱く語れる人に向いています。
自己推薦
自己推薦入試は、高校までの活動で得た「客観的な実績」を評価する入試です。努力の成果を証明できる資格や経歴を持つ学生が求められています。
具体的には、次の実績が評価されます。
「基準を満たす資格があるか」が出願のポイントです。 面接や小論文も課されますが、まずは書類上の実績が第一関門です。高校での努力を目に見える形でアピールしたい人に向いています。
【AO推薦】東洋大学・公募推薦の特徴
AO型推薦入試には、次の3つの特徴があります。
それぞれ解説します。
出願条件は主に2つ
AO型推薦入試の出願条件は、主に次の2点が挙げられます。
- 高等学校を卒業、または卒業見込みであること
- 合格した場合、必ず入学を確約できること(専願)
多くの学部で、評定平均値(内申点)の基準を設けていません。学力検査の成績よりも、意欲や適性を重視するためです。
ただし、一部の学部・学科では特定の科目の履修や、一定の評定平均値を求める場合があります。必ず最新の入試要項で、志望学科の条件を確認してください。
参考:東洋大学2026年度総合型選抜・学校推薦型選抜 入学試験要項
書類選考と面接が主な選考方法
AO型推薦入試では、書類選考と面接が主な選考方法です。具体的には、次の試験が行われます。
- 書類選考(志望理由書、活動報告書など)
- 面接(個人面接、グループディスカッションなど)
- プレゼンテーション
- 小論文(学科による)
特に重視されるのは「志望理由書」と「面接」です。なぜ東洋大学でなければならないのか、入学後に何を実現したいのかを、論理的かつ熱意を持って伝える必要があります。
事前課題が出される学科もあるため、早めの準備が欠かせません。
参考:東洋大学2026年度総合型選抜・学校推薦型選抜 入学試験要項
倍率は2.6倍
東洋大学AO型推薦入試の平均倍率は、約2.6倍です。下表に学部ごとの倍率をまとめました。
| 学部 | 学科(専修)【型】 | 倍率 |
|---|---|---|
| 文 | 教育(人間発達) | 3.2 |
| 教育(初等教育) | 3.3 | |
| 国際文化コミュニケーション | 2.3 | |
| 経済 | 総合政策 | 3.2 |
| 国際 | グローバル・イノベーション【1回目】 | 1.6 |
| グローバル・イノベーション【2回目】 | 2.4 | |
| 国際地域(国際地域)【ジャンル・セレクト】 | 1.8 | |
| 国際地域(国際地域)【Web体験授業型】 | 1.8 | |
| 国際観光 | 国際観光 | 3.9 |
| 情報連携 | 情報連携【コンピュータ・サイエンス型1回目】 | 2.0 |
| 情報連携【INIAD MOOCs型1回目】 | – | |
| 情報連携【コンピュータ・サイエンス型2回目】 | 1.0 | |
| 情報連携【INIAD MOOCs型2回目】 | 1.1 | |
| 健康スポーツ | 健康スポーツ科【アスリート型】 | 3.3 |
| 理工 | 機械工 | 1.7 |
| 都市環境デザイン | 1.4 | |
| 建築 | 1.9 | |
| 総合情報 | 総合情報(心理・スポーツ情報) | 2.2 |
| 生命科 生命科 | 3.0 | |
| 生体医工 | 1.3 | |
| 生物資源 | 1.5 |
文学部や国際観光学部、健康スポーツ科学部は倍率が3倍を超え、高い人気を集めています。理工学部や情報連携学部は2倍を下回るケースもあり、比較的狙い目といえるでしょう。
また、同じ学科であっても、受験方式や日程によって倍率に大きな差が出ています。 志望学科の倍率を分析して出願することが合格への近道です。「推薦だから受かるだろう」という油断は禁物です。
【自己推薦入試】東洋大学・公募推薦の特徴
AO推薦に続き、ここからは自己推薦入試の特徴を、3つにまとめて解説します。
出願条件は主に2つ
自己推薦入試の出願条件は、主に次の2点です。
- 高等学校を卒業、または卒業見込みであること
- 各学科が定める「推薦要件」を満たしていること
AO型との最大の違いは、明確な「基準」がある点です。評定平均(3.5〜4.0など)や、英検・日商簿記などの資格、スポーツ実績が求められます。
基準をクリアしていれば、誰でも出願可能です。自分の実績が条件に合致しているか、要項で細かくチェックしましょう。
参考:東洋大学2026年度総合型選抜・学校推薦型選抜 入学試験要項
選考方法
自己推薦入試の選考は、次の3つが中心です。
- 書類選考(志望理由書、推薦書など)
- 小論文
- 面接(口頭試問を含む)
特に「小論文」が課される学科が多いのが特徴です。 基礎学力や論理的思考力が試されます。
面接では提出した実績に関する質問が多くなされます。 活動を通して何を得たか、大学でどう活かすか、深く語れるように準備しましょう。
参考:東洋大学2026年度総合型選抜・学校推薦型選抜 入学試験要項
倍率は2.4倍
東洋大学自己推薦入試の平均倍率は、約2.4倍です。下表に学部ごとの倍率をまとめました。
| 学部 | 学科(専修)【型】 | 倍率 |
|---|---|---|
| 文 | 哲【ディベート型】 | 4.0 |
| 哲【小論文型】 | 2.5 | |
| 東洋思想文化【小論文型】 | 1.8 | |
| 東洋思想文化【漢文型】 | 1.3 | |
| 経済 | 経済 | 1.8 |
| 社会 | 社会 | 9.9 |
| 福祉社会デザイン | 社会福祉 | 1.5 |
| 子ども支援 | 3.3 | |
| 人間環境デザイン | 1.4 | |
| 健康スポーツ科 | 健康スポーツ科 | 3.7 |
| 栄養科【文系型】 | 4.5 | |
| 栄養科【理系型】 | 2.0 | |
| 総合情報 | 総合情報(システム情報) | 1.0 |
| 生命科 | 生命科 | 6.0 |
| 生体医工 | 1.0 | |
| 生物資源 | 1.1 | |
| 食環境科 | 食環境科 | 1.9 |
| フードデータサイエンス【1回目】 | 1.2 | |
| フードデータサイエンス【2回目】 | 1.5 | |
| 健康栄養 | 6.4 | |
| 文 | 東洋思想文化【小論文型】 | 1.2 |
| 東洋思想文化【漢文型】 | ー | |
| 日本文学文化 | 1.2 | |
| 教育 | 1.0 | |
| 経済経済 | 2.1 | |
| 法法律 | 1.3 | |
| 社会社会 | 1.3 | |
| 国際国際地域(地域総合) | 1.8 |
前述したように、自己推薦入試の全体平均倍率は、約2.4倍です。AO型(2.6倍)と比べると、やや落ち着いた倍率となっています。
出願条件(評定や資格)がハードルとなり、受験生が絞られるためと考えられます。条件さえ満たしていれば、実質的な競争率はAO型より低くなる傾向があります。
文学部や人気学科では高倍率になることにも注意が必要です。 油断せず、小論文対策などで差をつけることが重要です。
東洋大学・推薦入試のアドミッションポリシー
東洋大学全体のアドミッションポリシーでは、主に次の3つの要素を持つ学生を求めています。
- 大学での学修に必要な基礎的知識・技能を持つ人
- 自ら課題を発見し、他者と協働して解決に取り組む主体性を持つ人
- 多様な価値観を尊重し、学び続ける意欲がある人
特に公募推薦では、「主体性」と「協働性」が強く評価されます。 高校時代に自ら取り組んだ活動を通して、どのように成長し、周囲と協力してきたかが重要です。経験を、大学での学びにどう結びつけるかが合否の分かれ目となります。
参考:東洋大学2026年度総合型選抜・学校推薦型選抜 入学試験要項
東洋大学における公募推薦の合格体験談
ここからは実際に公募推薦の合格を勝ち取った、先輩たちの体験談を紹介します。
東洋大学健康スポーツ科学部栄養科学科に合格したMさん
受験生活について
引用:パスナビ
高校2年生の夏に志望校を決定しました。総合型の対策を始めたのは高校3年生の夏なので直前でした。ただ、高校入学と同時に英単語を究めると決め、毎日電車でコツコツ英単語帳を回していたので力は地道についており、焦ることはなかったです。
学習のスケジュール
平日は部活メイン。そのため、登下校の電車内と授業で集中することで、質を高めていました。休日は特にテスト前などは9〜10時間ガッツリと勉強して直前型にはなってしまったが、追い込んでいました。基本的に毎日の英単語の積み重ねが主でした。
Mさんは、高校3年生の夏に総合型選抜(公募推薦)の対策を始めました。 受験勉強のスタートは遅かったものの、高校入学時から毎日コツコツと英単語帳を繰り返し、基礎力を積み上げていったのがポイントです。
東洋大学経営学部マーケティング学科に合格したどりょくんさん
学習法について
引用:パスナビ
集中力が本当になかったので、最初の頃はとりあえず自主室に行って勉強することから始めて、勉強する力をつけていったのです。少しずつ勉強に慣れてきたら場所を移動して飽きないようにしました。文転した時に国語の偏差値が30ぐらいだったのでやばいと思い、すぐに勉強を始め、他の科目が疎かにならない程度に行うようにしました。私は選択科目で政経を選んでいて1番伸びなかったのですが、ひたすら目を通すことを行い、出題されるところをひたすら覚えて共テは8割を優に超えることができました。
ひたすら目を通す」「出題傾向を分析して覚える」という地道な努力を重ね、共通テストでは8割を超える得点を叩き出しました。 苦手科目があっても、正しい努力をすれば合格が可能であることを証明しています。
【試験別】東洋大学・公募推薦の対策方法
ここからは試験別に、公募推薦の対策方法を解説します。
書類審査(志望理由書)
書類審査で重視されるのは「アドミッションポリシーと自己PRの接点」を明確に示すことです。採点官は「この受験生は本学にふさわしいか」を基準に書類を読み込みます。
そのため、自分の強み(活動実績や意欲)が、大学の求める人物像といかに合致しているかを具体的にアピールしましょう。「実績から何を学び、大学でどう活かすか」という未来への展望を語ることが重要です。
また、志望動機が抽象的だと他の受験生と差別化できません。「なぜ他大学ではなく東洋大学なのか」を、カリキュラムや研究室、建学の精神と絡めて論理的に説明し、説得力のある志望理由書を作成してください。

小論文
小論文対策は、志望学部の過去問を分析し、出題傾向を把握することから始めましょう。 東洋大学では、学部によって「課題文型」「資料読解型」など形式が異なります。
文章を書く際は、「序論(問題提起)→本論(意見と根拠)→結論(まとめ)」の構成を徹底してください。特に重要なのが、論理性と具体性です。 主張に対して客観的な根拠や事例を挙げ、読み手を納得させる文章を目指しましょう。
さらに、建学の精神である「深く考える力(哲学)」も問われます。表面的な知識だけでなく、社会問題や専門分野のテーマに対して「なぜ?」と問いかけ、自分なりの考察を深める練習が必要です。
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面接・口頭試問
面接試験は、書類に書いた内容の「確認」ではなく「深掘り」の場です。「志望理由書にこう書いているが、具体的にはどういうことか?」「その活動で苦労した点は?」などの質問もされるでしょう。
提出書類のコピーを手元に置き、どの記述からどんな質問が来ても答えられるよう準備しておきます。想定問答集を作るだけでなく、模擬面接を繰り返して「自分の言葉」で話す練習を積むことが大切です。
自己推薦入試の口頭試問では、基礎学力や時事問題への理解も問われます。専門分野のニュースに関心を持ち、自分なりの意見を持てるようにしておきましょう。予想外の質問にも冷静に対応できる力が合否を分けます。

まとめ
本記事では、東洋大学の公募推薦(AO型・自己推薦)について解説しました。
東洋大学の公募推薦は「主体性」や「思考力」を重視する入試です。 学力だけでは測れない魅力が評価されるチャンスです。
しかし、出願期間は短く、入念な準備が必要です。 アドミッションポリシーを理解し、自己分析と志望理由の深化を行いましょう。
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