この記事では試験内容や対策方法なども交え、明治大学における総合型選抜の特徴を解説します。
「明治大学の総合型選抜はどんな試験なんだろう?」
「倍率は高いのかな?」
「合格するにはどんな対策をすればいいんだろう?」
総合型選抜で明治大学の合格を目指そうとしているものの、実際の試験がどんなものか、あいまいな人も多いですよね。
複数の選考方式を設けている点や学部ごとに試験内容が異なる点が、明治大学における総合型選抜の特徴です。また、学部ごとで専願・併願の可否や倍率もことなります。一般選抜より低い学部と高い学部があります。
本記事では、そんな明治大学における総合型選抜の特徴を紹介します。この記事を読めば、合格に必要な情報を一通り把握できますよ。
- 倍率は一般選抜よりも低い傾向がある
- 学力試験を伴う方式がある
- 公募制特別入学試験では欠席日数が出願条件のひとつ
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明治大学の総合型選抜は他大学と何が違う?

明治大学の総合型選抜は、書類選考や小論文試験・面接試験などを課す公募制の入学試験です。学部ごとに複数の入学試験が用意されているため、受験生は自分の適性に応じた方式を選ぶことが可能です。
また、一部の方式で併願が認められている点も大きな違いといえます。試験内容は方式や学部によって異なります。
実質倍率は学部ごとに差があるものの、一般選抜と比べて低い傾向です。したがって、明治大学の総合型選抜試験は、早い段階で計画的に対策すれば合格できるといえます。
明治大学における総合型選抜の基礎知識
ここからは次のトピック別で、明治大学における総合型選抜試験の基礎知識を解説します。
法政大学の総合型選抜は下記6つの方式で実施されています。
学部への強い入学意思と社会貢献への意欲を持つ受験生を対象。選考方法や出願資格は学部ごとに異なるが、主に書類選考(志望理由書など)と、小論文・面接試験を通じて評価される。
試験日は入試方式によっても異なります。詳しくは、明治大学の公式ホームページで確認しましょう。
受験可能な学部
明治大学の総合型選抜では、方式ごとに受験可能な学部・学科が異なります。以下に方式ごとの対象学部と学科をまとめました。
方式 | 学部・学科名 |
---|---|
自己推薦特別入学試験 | 文学部、農学部、国際日本学部、総合数理学部 |
公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用) | 商学部 |
公募制特別入学試験(全国商業高等学校長協会 会員校対象) | 商学部 |
地域農業振興特別入学試験 | 農学部食料環境政策学科 |
アドミッションズ・オフィス (AO)入学試験 | 理工学部 |
グローバル型特別入学試験 | 政治経済学部 |
自己推薦特別入学試験は、文学部や農学部など幅広い学部で実施されています。農学部は、自己推薦特別入学試験と地域農業振興特別入学試験が用意されており、自分に合う方式を選べます。
明治大学の総合型選抜試験を検討する際は、志望学部がどの入試方式に対応しているかを把握しておきましょう。
他入試との併願可否
明治大学の総合型選抜では、一部の方式で他方式・他大学との併願が可能です。次の通り表にまとめました。
方式 | 学部・学科名 | 他方式・他校との 併願可否 |
---|---|---|
自己推薦特別入学試験 | 文学部、国際日本学部 | 可 |
農学部、総合数理学部※1 | 否 | |
公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用) | 商学部 | 否※2 |
公募制特別入学試験(全国商業高等学校長協会 会員校対象) | 商学部 | 可 |
地域農業振興特別入学試験 | 農学部食料環境政策学科 | 否 |
アドミッションズ・オフィス (AO)入学試験 | 理工学部 | 可 |
グローバル型特別入学試験 | 政治経済学部 | 可※1 |
※2 部門間の併願はできません。
参考:総合型選抜・その他 各入試要項・出願書類ダウンロード|入試総合サイト|明治大学
自己推薦特別入学試験や公募制特別入学試験、AO入試、グローバル型特別入学試験は併願が認められています。
一方、農学部・総合数理学部の自己推薦、公募制特別入学試験、地域農業振興特別入学試験は併願できません。受験日と合格発表の日にちを確認した上で、受験計画を立てましょう。
併願可能な大学を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

受験に必要な評定基準・条件
明治大学の総合型選抜試験では、方式と学部によって必要な評定基準や条件が定められています。
文学部
次の全てに該当
- 評定平均3.5以上かつ史学地理学科の下記4専攻を志願する場合は、次の要件も満たすこと。
- 日本史学専攻:日本史探究、あるいは世界史探究、またはそれに準じる科目を3単位以上履修。
- アジア史専攻:世界史探究、またはそれに準じる科目を3単位以上履修。
- 西洋史学専攻:世界史探究、またはそれに準じる科目を3単位以上履修し、かつ英語の評定平均4.0以上。
- 地理学専攻:地理探究、またはそれに準じる科目を3単位以上履修。
- 学内外の特定分野に優れた能力を発揮した者
農学部
農学科
次のいずれかひとつに該当
- 評定平均4.0以上
- 在学中に学業以外に優れた活動歴があり、評定平均が3.5以上
農芸化学科
次のいずれかひとつに該当
- 評定平均4.3以上
- 在学中に学業以外に優れた活動歴があり、全体の評定平均が4.0以上の者
生命科学科、食料環境政策学科
次のいずれかひとつに該当
- 評定平均4.0以上
- 在学中に学業以外に優れた活動歴があり、評定平均が3.5以上
参考:2025 年度 明治大学農学部 自己推薦特別入学試験要項
国際日本学部
評定平均4.0以上
参考:2025 年度 国際日本学部 自己推薦特別入学試験要項
総合数理学部
現象数理学科
次の全てに該当
- 2022 年度に高等学校等に入学した者の場合
- 「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ」「数学A」「数学B」「数学 C」又はこれらに相当する科目を履修
- 評定平均4.0以上で、かつ、理科が3.8以上。または、在学中の学業成績以外で、数学又は理科に関する特筆すべき活動歴がある
先端メディアサイエンス学科
独自に考えたコンピュータプログラムを作成したことがあり、その内容を第三者に説明できる
自己推薦特別入学試験では、学部ごとに評定基準が異なります。文学部は3.5以上、農学部や総合数理学部では4.0以上です。特定科目の履修や活動歴が評価される場合もあります。
公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用)は商学部が対象です。簿記検定や英語のスキル条件を満たす必要があります。
公募制特別入学試験(全国商業高等学校長協会対象)は複数の検定試験の合格、評定平均4.2以上という比較的厳しい基準です。
地域農業振興特別入学試験・AO入試・グローバル型特別入学試験では、学部ごとに評価基準が違います。入試方式によって必要な準備が異なるため、事前に詳細を確認し、十分な対策を行うことが重要です。
評定平均の目安や成績の重要性について詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

倍率・難易度
一般選抜に比べ、明治大学における総合型選抜の倍率は低い傾向にあります。
学部 | 総合型選抜 (実質倍率) | 一般選抜 (実質倍率) |
---|---|---|
政治経済学部 | ・政治学科1.8 ・経済学科4.2 ・地域行政学科2.9 | 3.1 |
文学部 | ・文学科日本文学専攻24.0 ・文学科英米文学専攻6.5 ・文学科ドイツ文学専攻3.0 ・文学科フランス文学専攻6.0 ・文学科演劇学専攻15.0 ・文学科文芸メディア学専攻34.0 ・史学地理学科日本史学専攻3.7 ・史学地理学科アジア史専攻6.7 ・史学地理学科西洋史専攻3.0 ・史学地理学科考古学専攻10.0 ・史学地理学科地理学専攻2.5 ・心理社会学科現代社会学専攻36.0 | 5.0 |
国際日本学部 | 2.9 | 3.4 |
理工学部 | ・電気電子生命生命学科電気電子工学専攻1.9 ・電気電子生命生命学科生命理工学専攻2.1 ・機械情報工学科3.8 ・建築学科3.3 ・応用化学科5.0 | 3.4 |
農学部 | ・農学科2.1 ・農芸化学科2.5 ・生命科学科2.4 ・食料環境政策学科4.3 | 3.9 |
総合数理学部 | ・現象数理学科2.5 ・先端メディアサイエンス学科5.7 | 4.9 |
明治大学の総合型選抜は、一般選抜と比較すると実質倍率が低い傾向にあります。特に政治経済学部や理工学部、農学部などは、一般選抜よりも倍率が低いです。比較的合格しやすい入試方式といえます。
文学部の文芸メディア学専攻や心理社会学科現代社会学専攻など、一部の専攻では二桁の高倍率です。
総合型選抜では、一般選抜と異なり、学力試験だけでなく志望理由書や面接、小論文などが重要視されます。倍率が低いからといって簡単に合格できるわけではありません。各学部の倍率と試験内容を理解し、適切な準備を進めることが大切です。
他の大学の倍率や難易度を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

明治大学の総合型選抜におけるアドミッションポリシー
明治大学のアドミッション・ポリシーは、次のとおりです。
明治大学は、教育目標に定める人材を育成するため、高等学校等における学習を通して、確かな基礎学力を身につけた学習意欲の高い人、とりわけ、本学の教育目標を理解し、世界の課題に関心をよせ、その解決にむけて挑戦する意欲のある人を受け入れます。そのために、多様な選抜方法を実施します。
引用:明治大学の教育目標及び3つのポリシーについて | 明治大学
明治大学の総合型選抜では、基礎学力や学習意欲・社会課題への関心が求められます。

対策として、まず基礎学力をつけておくことが不可欠です。そして明治大学の教育目標を理解し、自分が学びたいことや将来の目標を具体的に整理しましょう。社会課題への関心を示す準備も必要です。ニュースや新聞を活用し、自分の意見を論理的にまとめ、面接で説明できるようにしてください。
総合型選抜におけるアドミッション・ポリシーについて知りたい人は、次の記事も参考にしてください。重要性や書類への反映方法も紹介しています。

明治大学における総合型選抜の試験内容
ここからは下記の選考方法別で、明治大学における総合型選抜の試験内容を解説します。
- 自己推薦特別入学試験
- 公募制特別入学試験 (大学入学共通テスト利用)
- 公募制特別入学試験 (全国商業高等学校長協会 会員校対象)
- 地域農業振興特別入学試験
- アドミッションズ・オフィス (AO)入学試験
- グローバル型特別入学試験
自己推薦特別入学試験
- 第一次選考
- 書類選考
- 第二次選考
- 小論文
- 口頭試問
自己推薦特別入学試験では、次のように学部ごとに異なる試験が実施されます。
- 書類選考
- 小論文
- 口頭試問
- 特別講義受講
- 数学試験
- プログラム発表
書類選考では、明治大学の教育理念に合致した人物かどうかが評価されます。志望理由書や活動報告書では、明確な志望動機と学習意欲を示すことが重要です。
小論文では、与えられたテーマについて論理的に意見を述べる力が問われます。口頭試問では、志望動機や学習計画、将来の展望について論理的に伝える力が求められます。模擬面接を繰り返し、スムーズに説明できるようにしましょう。
農学部では、特別講義を受講し、その内容に基づく筆記試験が行われます。積極的な学習姿勢を見せることも必要です。
総合数理学部では、数学の基礎力と論理的思考力が評価されます。プログラミングの専門的な知識も問われるため、十分な準備が求められます。
公募制特別入学試験 (大学入学共通テスト利用)
商学部
- 商業部門・留学部門・国際バカロレア認定部門
- 大学入学共通テストの総合点
- TOEFL 利用部門
- 大学共通テストの総合点にTOEFL iBTテストスコアを加味
参考:2025年度 商学部公募制特別入学試験要項 (大学入学共通テスト利用)
商学部を対象とし、大学入学共通テストの成績を基準に選考が行われます。
TOEFL利用部門では、TOEFL iBTのスコアも選考に加味されるため、一層英語力が重視されます。事前にスコアを取得し、高得点を目指しましょう。
共通テストの成績が評価の中心となるため、各科目の得点をできる限り伸ばす対策が必要です。
公募制特別入学試験 (全国商業高等学校長協会 会員校対象)
商学部
- 口頭試問
本学部の専門教育に関連する基礎学力、商業科あるいは商業に関する科目に関連する事項及び志望理由等を中心に試問
参考:2025年度 商学部公募制特別入学試験要項 (全国商業高等学校長協会会員校対象)
口頭試問では、簿記・経済・マーケティングなどの商業に関する基本知識を理解しているかが評価のポイントです。
また、志望動機については、商学部で学びたいことや将来のキャリアプランを整理しておきましょう。
地域農業振興特別入学試験
農学部食料環境政策学科
- 第一次選考
- 書類選考
- 第二次選考
- 総合面接:プレゼンテーション10分+面接30分の合計40分間
※面接の時間の中にはプレゼンテーションに対する質疑応答も含まれる。
※プレゼンテーションのテーマは「地域農業振興における私のプランと学生生活」
※プレゼンテーションは原則プレゼンテーションソフト(Microsoft PowerPoint)を使用
※第一次選考合格後、プレゼンテーション用データを記録したUSBメモリおよびデータを紙に打ち出した資料を提出
参考:2025 年度 明治大学農学部 食料環境政策学科 地域農業振興特別入学試験要項
書類選考では、志望理由書や活動実績をもとに、農業分野への関心や適性が評価されます。農業や環境問題への具体的な取り組みや経験をアピールすることが重要です。
プレゼンテーションの資料は、USBメモリと紙媒体で提出します。視覚的に分かりやすい資料を準備することがポイントです。
面接では、提案の実現可能性や農業への意欲が問われるため、準備をして臨みましょう。
アドミッションズ・オフィス(AO)入学試験
理工学部
- 出願書類
- 学力考査
- 入学後に必要とされる数学と英語に関する基礎学力。電気電子生命学科のカリキュラムでは、高校で学ぶ数学の中で微分・積分、数列・ベクトル、複素数、三角関数などの理解が求められる。
- 学力考査
- 口頭試問
- 電気電子生命学科のアドミッション・ポリシーにいかにマッチしているかという点に重点をおいて行われる。自己アピールの際には、具体的な事例などを交えて、客観的に自分の長所、短所を述べることが望まれる。
参考:2025 年度理工学部アドミッションズ・オフィス(AO)入学試験要項
数学と英語の学力考査があり、微分・積分やベクトルなどの理解が求められます。
口頭試問では、アドミッション・ポリシーに沿った志望動機や適性が評価されるため、自己アピールを整理しておきましょう。
機械情報工学科では、指定された実験のプレゼンテーションと口頭試問が課されます。事前に実験を行い、レポートを作成し、試験当日に発表する必要があります。
建築学科では、成果物の提出、造形試験、プレゼンテーション、口頭試問が実施されます。スケッチや写真などの作品を準備し、デザインセンスや表現力をアピールできるよう対策が必要です。
グローバル型特別入学試験
政治経済学部
- 総合(日本語)の試験
- 与えられた資料(評論、随筆、グラフ、表、データなど)をもとに、日本語で解答(記述式)する総合問題が出題される
- 口頭試問(日本語)
参考:2025年度 政治経済学部 グローバル型特別入学試験要項
総合試験では資料をもとに、日本語で記述式の解答を作成します。与えられた情報を的確に読み取り、情報を整理して説明する力が必要です。日頃から時事問題や政治・経済に関する知識を深め、論述力を養っておくことが重要です。
明治大学における総合型選抜試験では、ほとんどの方式において面接(口述試験)が課せられています。質問への答え方を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。
面接試験-1.png)
明治大学における総合型選抜の合格体験談
ここでは合格のコツも交え、明治大学の総合型選抜に合格した人の体験談を紹介します。
文学部に合格した高棹久将さん
AO入試を受験するにあたって重要なのは、「自分はこの学部に入って、絶対にこの学問を学びたい!」という気持ちを貫き通すことだと思います。その気持ちを自分の言葉でうまく伝えられれば、合格できる可能性は高くなると思います。また、1次試験の書類選抜を通過すると、周囲からのプレッシャーは強くなりますし、自分自身も緊張し始めます。そうなった時には焦るのではなく、部活に行ってみたり、勉強する場所を変えてみたりして気分転換をはかるとよいと思います。
引用:学部入試情報:合格体験記(明治大学:入試情報)
AO入試は、自分がどれだけこの学部に入りたいのかアピールする入試です。志望動機を即座に答える準備をするのはもちろん、どうしてほかの大学ではなく明治大学ではなくてはいけないのかという質問に答えられるよう事前にしっかり下調べをしておくべきです。面接官に自分の気持ちをどれだけストレートに伝えられるかが勝負です。だからこそ、事前の準備が重要になってくるのです。AO入試は予想以上に準備に時間がかかると思いますが、苦労した分合格した時の喜びはとても大きいと思います。
受験生の皆さんも、「この学部に入りたい!」という自分の気持ちを貫き通してください。途中で挫けずに努力を続ければ、高校時代にやってきたことが実ると思います。
強い志望動機と徹底した事前準備が合格するコツです。面接では、明治大学を志望する理由を具体的に答えられるよう、事前に徹底的にリサーチしましょう。準備には時間がかかりますが、その努力が合格へとつながります。
理工学部に合格した郷原裕貴さん
AO入試で一番大切なのは、コミュニケーション能力だと思います。この試験は何度も先生方と面接をするので、そこで如何にして自分自身の言いたいことを相手に伝えられるかが合否の分かれ目になります。プレゼンテーションや人前で話すことが得意だという人、得意だとはいわないが、周りに左右されない自分の考えをしっかりと持っている人はこの試験に向いているのではないかと思います。また高校生活の中で頑張ったことがこの試験では十分に評価されるので、勉強だけではなく、部活などさまざまなことに取り組んで貴重な体験を積んでください。試験では目的意識を持ち、“自分”を自分なりの言葉で表現し、熱意を持って相手に伝えてください。試験官の先生方も熱意があればきっと分かってくれると思います。AO入試は準備で 大変なことは多いですが、それ以上に合格した時の喜びの方が大きいです。ぜひ、自分らしさを出して最後まで諦めずに頑張ってください。
引用:学部入試情報:合格体験記(明治大学:入試情報)
高校生活での経験も評価されるため、勉強以外の活動にも積極的に取り組むことが大切です。試験当日は、自信を持って臨むことで合格を目指せます。
他大学の合格体験記も読みたい人は、次の記事も参考にしてください。

明治大学の総合型選抜に合格する対策方法
ここからは明治大学における総合型選抜の試験対策を、3つにまとめて紹介します。
志望学部の学力をつける

志望する学部の学力が、明治大学の総合型選抜の合否を左右します。
特に理工学部の学力考査においては、数学や英語の基礎学力が問われます。微分・積分、ベクトル、三角関数など、高校数学の応用問題に対応できる力を養いましょう。
機械情報工学科では、指定された実験のレポート作成とプレゼンテーションが求められます。自分の学びたい分野に関する知識を深め、論理的に説明する力を鍛えることが大切です。
他学部でも、志望学部に沿った小論文や口頭試問が試験に含まれます。過去問題の分析や、模擬試験を活用して学力をつけることが合格への近道です。
総合型選抜における学力試験についてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

志望学部のアドミッション・ポリシーを踏まえエントリーシートを準備する

明治大学の総合型選抜では、全学部で書類選考が実施されるため、エントリーシートの準備が必須です。
エントリーシートでは、志望学部のアドミッション・ポリシーに合致した人物であることをアピールします。理工学部では数学や科学に対する探究心、国際日本学部では国際社会への関心や英語力が評価対象です。各学部の求める学生像を理解し、自身の経験や目標と結びつけて記述しましょう。
単なる自己PRではなく「学部で何を学び、どう社会に貢献するのか」を具体的に説明することがポイントです。高校生活での活動実績をまとめ、面接で深掘りされても一貫性を持って答えられるよう準備しましょう。
エントリーシートの書き方を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

基準の欠席日数を把握しておく

公募制特別入学試験(商学部)では、「高校3年1学期までの欠席日数が10日以内」という基準が設けられています。出願を考えている受験生は、自身の出席状況を確認し、基準を満たしているかを早めに確認しましょう。
やむを得ない理由、病気や家庭の事情などの理由がある場合は、証明する書類を準備しておきましょう。
欠席日数は学習意欲や継続的な取り組み姿勢の指標となります。日頃から授業に出席し、安定した学習習慣を身につけることが、合格への第一歩です。
欠席日数が合否に与える影響をもっと詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

まとめ
明治大学の総合型選抜に合格するには、書類・学力・面接対策をバランスよく進めることが大切です。
全学部で書類選考が実施されます。エントリーシートは、アドミッション・ポリシーを踏まえた内容にすることが鍵です。理工学部では学力考査や専門課題があるため、数学や英語の基礎力を強化しましょう。
面接や口頭試問では、自分の考えを的確に伝える能力が問われます。模擬試験を繰り返して、本番当日自信を持って面接に臨みましょう。
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