高校の推薦入試、何を持っていけばいいんだろう?
面接や作文で必要なものって、一般入試と違うのかな?
推薦入試は面接や小論文など試験形式が幅広く、一般入試とは準備すべき持ち物が異なります。
ただ、学校ごとに指定が違うため、何を用意すればいいか迷う受験生や保護者も多いはずです。
そこでこの記事では試験形式別の注意点も交え、高校推薦入試の持ち物チェックリストを解説します。受験前に必要な準備物や受験当日の必須物も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
高校の推薦入試について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

- 受験票・筆記用具・上履きが推薦入試の必須3点セット
- 面接・作文・実技など試験形式で追加すべき持ち物が異なる
- 前日の「声に出すチェック」で忘れ物を防げる
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高校推薦入試の持ち物チェックリスト

推薦入試の持ち物は「必須のもの」「あると便利なもの」「忘れ物を防ぐ準備」の3つに分けられます。
前日までにすべてカバンに入れておくことが、当日の朝に慌てないコツです。
ここからは次の3つの持ち物カテゴリについて解説します。
必ず持っていくもの
推薦入試で絶対に忘れてはいけないのが、受験票・筆記用具・上履きの3点です。
受験票がなければ資格確認に時間がかかり、受験できない場合もあるため注意が必要です。
必須の持ち物は次のとおりです。
- 受験票(コピーも1部あると安心)
- 鉛筆またはシャープペンシル(2〜3本)
- 消しゴム(2個)
- 上履き(学校指定があればそれに従う)
- 外靴を入れるビニール袋
- 腕時計(アラーム機能のないアナログ式が無難)
- 交通系ICカードまたは現金
- 生徒手帳・身分証明書
受験票を自宅に忘れても、コピーがあれば再発行手続きがスムーズに進みます。
消しゴム2個は、落としたときの焦りと時間ロスを防ぐ工夫です。
推薦・一般を問わず必要な基本アイテムなので、まずこの一覧を軸に準備を始めてください。
あると安心な便利アイテム
必須ではないものの、トラブル時に助かるアイテムがいくつかあります。
試験当日は想定外の事態が起きやすく、備えが気持ちの余裕を生みます。
おすすめの便利アイテムは次のとおりです。
- 予備のマスク(2〜3枚)
- ハンカチ・ティッシュ
- 防寒用のカイロ
- 折りたたみ傘
- 軽食(チョコレートやおにぎりなど)
- 透明なファイルケース(書類の保護用)
- 常備薬(頭痛薬・胃腸薬など)
- 替えの靴下
冬の会場では暖房のない廊下や待機室で長時間待つこともあります。
カイロや替えの靴下があると、手足の冷えによる集中力低下を防げます。
「あったらいいな」と少しでも思ったものは、カバンのサイドポケットに入れておくと安心です。
前日にできる忘れ物対策
忘れ物を防ぐ最も効果的な方法は、前日の夜に持ち物を声に出しながら確認することです。
目で見るだけでは脳が「確認した気」になりやすく、見落としが生じます。
具体的な手順は次の3ステップです。
- 持ち物リストを紙に書き出す
- 1つずつカバンに入れながら声に出して読み上げる
- 保護者にリストを見せてダブルチェックしてもらう
ある受験生は「受験票をクリアファイルに入れた」と思い込んでいました。
実際にはプリントの下に埋もれていたという事例もあります。
声に出す確認は「入れたつもり」のミスを防ぐのに有効です。
当日の朝は緊張で判断力が落ちるため、前日の準備がそのまま安心感につながります。
【学校別】推薦入試の持ち物

推薦入試の持ち物は、都立高校と私立高校で異なる点があります。
都立は持ち物の制限が厳しく、私立は学校独自のルールがある傾向です。
ここからは次の2つの学校区分ごとの違いについて解説します。
都立入試の場合
都立高校の推薦入試では、東京都教育委員会の統一ルールに基づいた持ち物制限があります。
持ち込み禁止物が明確に定められているため、事前確認が欠かせません。
都立推薦で注意すべきポイントは次のとおりです。
- スマートフォン・携帯電話は電源を切ってカバンにしまう
- 計算機能付きの時計は持ち込み禁止
- 定規やコンパスは指示がない限り不要
- 下敷きの使用は原則禁止
東京都教育委員会の公式サイトでは、毎年10月〜11月ごろに入試要項が公開されます。
持ち物の注意事項も記載されているため、必ず目を通してください。
都立推薦は面接と作文・小論文が中心です。
筆記試験用の大量の文房具よりも、面接で使う書類や身だしなみグッズを優先して準備すると効率的です。
私立入試の場合
私立高校の推薦入試は、学校ごとに持ち物の指定が大きく異なります。
統一ルールがないため、志望校の募集要項を個別に確認してください。
私立推薦で起きやすい持ち物の見落としは次のとおりです。
- 調査書や推薦書の原本(封筒を開封しない状態で持参)
- 写真票(受験票と別に求められるケースがある)
- 受験料の振込控え
- 学校指定の健康調査票
ある私立高校では受験票と別に顔写真付きの写真票を当日持参するよう求めています。
受験票だけ準備して安心していると、会場で慌てる原因になりかねません。
私立では合格通知後の入学手続き書類を当日に渡されることもあります。
A4サイズが入るクリアファイルを2〜3枚持っていくと便利です。
【試験別】推薦入試で追加すべき持ち物

推薦入試は試験形式によって必要な持ち物が変わります。
面接・作文・適性検査・実技の4形式ごとに追加すべきアイテムを把握しておくと、準備の抜け漏れを防げます。
ここからは次の4つの試験形式ごとの追加持ち物について解説します。
面接試験の場合
面接試験では、身だしなみを整えるためのアイテムを追加で用意してください。
面接官は入室時の第一印象を重視するため、髪型や服装の乱れが評価に影響します。
面接用に追加すべき持ち物は次のとおりです。
- 手鏡(コンパクトサイズ)
- ヘアピンやくし
- 予備のネクタイ・リボン
- 志望理由や自己PRをまとめたメモ(会場到着前の確認用)
面接前の待機時間にネクタイが曲がっていたり、髪が乱れていたりするケースは珍しくありません。
手鏡を1つ持っておけば、入室直前に最終チェックできます。
志望理由のメモは待機室で確認するためのものです。面接室には持ち込めないため、カバンに入れたまま臨んでください。
高校推薦入試の面接について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

作文・小論文試験の場合
作文や小論文の試験では、筆記用具の予備を通常より多めに用意することが重要です。
書く量が多く、シャープペンシルの芯切れや消しゴムの消耗が起きやすくなります。
追加で準備すべきものは次のとおりです。
- シャープペンシルの替え芯(0.5mmが標準)
- 鉛筆2〜3本(シャープペンシル故障時の予備)
- 大きめの消しゴム(細かい修正がしやすいもの)
- 鉛筆削り(小型のもの)
作文・小論文は800〜1,200字程度の記述を求められるのが一般的です。
シャープペンシル1本だけでは芯が切れた瞬間に書けなくなり、時間をロスします。
下敷きは学校によって使用禁止のケースがあります。募集要項で使用可否を確認してから持参してください。
高校推薦入試の作文について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

適性検査・基礎学力検査の場合
適性検査や基礎学力検査では、解答に必要な文房具を学校指定どおりに揃えることが大切です。
「鉛筆のみ」「シャープペンシル可」など学校ごとに指定が異なります。
確認すべきポイントは次のとおりです。
- 使用する筆記用具の種類(鉛筆指定かシャープペンシル可か)
- マークシート形式の有無(マークシート用鉛筆の要否)
- 定規やコンパスの持ち込み可否
マークシート方式の場合、HBまたはBの鉛筆が推奨されます。シャープペンシルでは読み取りエラーが起きることがあるため、鉛筆を必ず用意してください。
適性検査は制限時間が短い試験が多いです。筆記用具のトラブルで時間を失わないよう、予備を含めた準備が欠かせません。
実技検査・特別推薦の場合
スポーツや芸術分野の特別推薦では、実技に必要な用具を自分で持参する学校がほとんどです。
用具の忘れ物は実技の実施自体に関わるため、筆記用具以上に注意してください。
分野別の主な持ち物例は次のとおりです。
- スポーツ系:運動着・体育館シューズ・タオル・飲料水
- 音楽系:楽器・楽譜・チューナー
- 美術系:デッサン用鉛筆セット・練り消し・画板
スポーツ推薦では体育館シューズと上履きを別々に用意する必要があります。
「上履きで体育館に入ればいい」と考えていると、底のゴムの色が規定に合わず使用を断られるケースもあります。
実技用の持ち物は学校から個別に案内が届くことが多いです。案内書類を受け取ったら、すぐにチェックリストへ追加してください。
【アイテム別】推薦入試に適した持ち物

推薦入試では持ち物の「中身」だけでなく「カバン・靴・服装」の選び方も重要です。
面接がある推薦入試では見た目の印象が評価に直結するため、アイテム選びにも気を配る必要があります。
ここからは次の3つのアイテムの選び方について解説します。
カバン
推薦入試のカバンは、通学用のスクールバッグまたは黒・紺のリュックが適しています。
面接官への印象を考えると、派手な色やキャラクターものは避けるべきです。
カバン選びのポイントは次の3つです。
- A4サイズの書類がそのまま入る大きさ
- 床に置いたときに自立するタイプ
- 色は黒・紺・茶のいずれか
面接室ではカバンを椅子の横の床に置くよう指示される場合があります。
自立しないカバンは倒れて中身が散乱するリスクがあるため注意してください。
学校指定のカバンがあればそれを使えば問題ありません。
指定がなければ、普段の通学で使っているスクールバッグが無難です。
靴
推薦入試で履いていく靴は、黒か茶色のローファーまたは通学用の運動靴がおすすめです。
スニーカーでも問題ない学校が多いですが、面接がある場合はフォーマルな靴の方が好印象です。
靴選びで気をつけたい点は次のとおりです。
- 新品は靴擦れの原因になるため、事前に2〜3回は履いておく
- 前日に汚れを拭き取っておく
- 雨天時に備えて防水スプレーをかけておく
入試当日に新品のローファーを下ろして靴擦れを起こすケースがあります。
面接中に足の痛みで集中できなかったという声も少なくありません。
靴は必ず履き慣らしてから当日に臨んでください。
会場では上履きに履き替えるため、外靴用のビニール袋も忘れずに持参してください。
服装
推薦入試の服装は、制服がある学校なら制服の着用が原則です。
面接では服装の清潔感も評価対象になるため、前日にアイロンをかけておくのがおすすめです。
服装に関するチェックポイントは次のとおりです。
- ボタンが外れていないか
- スカートやズボンの丈は適切か
- 靴下に穴や汚れがないか
- 制服の上に着るコートは会場に入る前に脱ぐ
私服校の場合は白シャツに黒または紺のパンツ・スカートを合わせるのが無難です。
パーカーやジーンズなどカジュアルすぎる服装は、マイナスの印象を与えかねません。
冬場はコートやマフラーを着て会場に向かうことが多いですが、校門をくぐる前に脱いで手に持つのがマナーです。
遠方受験・前泊がある場合の持ち物

志望校が遠方にある場合、前泊して試験に臨むケースもあります。
通常の持ち物に加えて宿泊用品と移動中のアイテムを別途準備する必要があります。
ここからは次の2つの場面ごとの持ち物について解説します。
宿泊に必要なもの
前泊する場合は、試験当日の持ち物と宿泊用の荷物を分けてパッキングすることがポイントです。
翌朝スムーズに準備するため、試験用のカバンは宿泊バッグと別にしておきます。
宿泊時に追加で必要なものは次のとおりです。
- 着替え(下着・靴下を含む)
- 洗面用具(歯ブラシ・洗顔料)
- 充電器(スマートフォン・腕時計用)
- 目覚まし時計またはアラーム設定
- 保険証のコピー
ホテルのアメニティだけで済ませようとすると、使い慣れない洗顔料で肌荒れを起こすこともあります。
普段使っているものを持参する方がストレスを減らせます。
チェックイン後は翌日の持ち物をベッドの上に並べて最終確認してください。
朝の忙しい時間帯に荷物を探す手間をなくせます。
移動中に必要なもの
長時間の移動では、交通機関の遅延や乗り間違いに備えたアイテムが役立ちます。
慣れない土地での移動は、普段以上にトラブルが起きやすいためです。
移動中に持っておきたいものは次のとおりです。
- 乗換案内のスクリーンショット(電池切れ対策)
- 会場までのルートを印刷した紙
- 予備の交通費(タクシー代を含めて5,000円程度)
- 軽食と飲み物
- 酔い止め(乗り物酔いしやすい人)
電車の遅延で乗り換えルートが変わった際、スマートフォンの充電が切れていると検索できません。
紙に印刷した代替ルートが1枚あるだけで、冷静に対応できます。
予備の交通費はタクシー利用を想定して多めに持っておくのがおすすめです。
推薦入試の持ち物でよくある質問

推薦入試の持ち物に関して、受験生や保護者から寄せられる疑問があります。
判断に迷いやすい4つの質問に回答します。
ここからは次の4つのよくある質問について解説します。
参考書やノートは持っていくべき?
結論として、推薦入試に参考書やノートは基本的に不要です。
面接と作文が中心であり、待機時間に知識を詰め込む場面がほとんどないためです。
ただし、次のケースでは持参する価値があります。
- 適性検査や基礎学力検査がある場合の要点メモ
- 面接前に志望理由を確認するための自分用ノート
分厚い参考書を何冊も持っていくと荷物が重くなり、移動中の疲労が増します。
確認したい内容だけを1枚の紙にまとめて持参する方が効率的です。
スマホは持っていってもいい?
スマートフォンは持参すること自体は問題ないものの、試験中は必ず電源を切ることが求められます。
マナーモードではなく電源オフが原則です。
多くの高校では次のルールを設けています。
- 試験会場に入る前に電源を切る
- カバンの中にしまい、ポケットには入れない
- スマートウォッチも同様に電源を切る
試験中にアラームが鳴ると、不正行為を疑われる可能性があります。
前日の夜にアラーム設定を解除しておくのを忘れないでください。
連絡手段として必要なため、持っていくこと自体は問題ありません。
ルールを守って正しく管理してください。
単願推薦と併願推薦で違う?
持ち物の内容自体は、単願推薦と併願推薦で大きな違いはありません。
どちらも試験形式に応じた準備が必要です。
ただし、注意点が1つあります。
- 併願推薦では複数校の受験票や書類を管理する必要がある
併願の場合、A校とB校の受験票を間違えて持っていくミスが起きやすいです。
学校ごとにクリアファイルを色分けして管理すると、取り違えを防げます。
書類の管理方法以外は、同じチェックリストで準備して問題ありません。
上履きは必要?
上履きはほとんどの高校の推薦入試で必要です。
校舎内で靴を脱ぐ学校が大半であり、スリッパではなく上履きの持参を指定されます。
上履きに関する注意点は次のとおりです。
- 中学校で使っている上履きでOK
- 汚れがひどい場合は事前に洗っておく
- 名前が書いてあっても問題ない
まれに「上履き不要」「スリッパを用意します」と案内している学校もあります。
募集要項や案内文で上履きの要否を必ず確認してください。
迷った場合は持っていく方が安全です。
不要だった場合はカバンに入れておくだけなので、荷物になる程度のデメリットしかありません。
まとめ
高校推薦入試の持ち物は、試験形式や志望校によって異なります。
受験票・筆記用具・上履きの必須3点を押さえ、試験内容に応じてアイテムを追加していくのが効率的な準備方法です。
この記事の要点を振り返ります。
- 受験票・筆記用具・上履きは全員共通の必須アイテム
- 面接には身だしなみグッズ、作文には筆記用具の予備を追加する
- 都立と私立で持ち物ルールが異なるため、募集要項の確認が必須
- 前日の夜に声に出しながらチェックすると忘れ物を防げる
- 遠方受験では試験用と宿泊用の荷物を分けてパッキングする
持ち物の準備は、前日までに終わらせておくのが鉄則です。
当日の朝は緊張で判断力が鈍るため、夜のうちにすべてカバンに入れてください。
万全の準備で推薦入試に臨み、実力を発揮できるよう応援しています。


