
「ICUの帰国生入試ってどんな試験なんだろう?」
「やっぱり難易度は高いのかな…」
「どんな選考内容なのか気になる」
ICU(国際基督教大学)では総合型選抜の一つとして帰国生入試が行われています。例年多くの受験生から高い人気がある入試方式です。海外経験を活かして、ICUの帰国生入試を受験しようと考えている人は多いはず。
ただ、実際にどんな試験なのか、イメージが湧かない人もいますよね。
そこで本記事では試験内容や倍率も交え、ICU(国際基督教大学)における帰国生入試の特徴を解説します。合格者の体験談や対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 外国での2年以上の経験が出願条件
- 教育学部・アーツ・サイエンス学科で実施している
- 選考での学力試験なし
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ICU(国際基督教大学)の帰国生入試とは?
ICU(国際基督教大学)の帰国生入試とは、本学で実施している総合型選抜の一つです。世界のいろいろな場所で経験を積んでいる、多様なバックグラウンドを持つ学生を募ることを目的としています。
例年多くの受験生が出願している人気の高い入試方式です。ICUにおける総合型選抜の特徴をより詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

外国で2年以上教育を受けた人が対象
ICU(国際基督教大学)の帰国生入試を受験できるのは、外国の教育制度で中学校・高等学校を通じて2年以上継続して教育を受けた人です。
ただし、帰国生入試は十分な日本語能力を持つ人を対象としています。これまでの学校教育のほとんどの期間を英語で学んできたという人は、英語による選考も実施しているのでそちらへの出願も併せて検討してください。
対象は教養学部・アーツ・サイエンス学科のみ
ICU(国際基督教大学)の帰国生入試は、教養学部のアーツ・サイエンス学科のみで行われています。海外での経験をリベラルアーツにおいて生かし、十分な日本語能力を持って開花させる資質を持つ学生をを募るために実施しています。
そのため、単に海外での経験があるだけでは合格できません。「なぜICUなのか」「なぜ教養学部なのか」を深めたうえで出願することが大切です。大学や学部について十分に調べ、入学への意欲を高めておきましょう。
英語能力の証明が必要
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試への出願時には、英語能力証明書の提出が求められます。
ICUの帰国生入試で英語能力の資格証明書として認められているのは以下の3つのみです。
英検のような他の英語資格試験スコアでは、出願条件を満たすことができません。ICUの帰国生入試受験を希望する場合には、早めに資格検定に挑みスコアを獲得しておきましょう。
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の選考内容
ここからはICU(国際基督教大学)・帰国生入試の選考内容2つを詳しく解説します。
なお、帰国生入試は書類選考とオンライン選考で合否を判定しています。
【2026年度 帰国生入試日程】
| Web出願登録期間 | 2025年7月1日~7月8日 |
| 出願書類提出期間 | 2025年8月7日(郵便物は消印有効) |
| 第一次選考結果 | 2025年9月5日 |
| 第二次選考 | 2025年9月13日 |
| 合格発表 | 2025年9月22日 |
| 入学手続締切 | 2025年10月8日 |
第一次選考(書類選考)
第一次選考は出願時の提出書類の内容で合否を判定します。記入漏れや誤字脱字がないように入念に確認したうえで、提出しましょう。出願書類の詳細については後ほど解説します。
2026年度では、9月5日が合格発表日です。午前11時にWeb出願システム上で通知される仕組みとなります。出願者全員に通知されるので、必ず確認しましょう。
合格発表日の13時までに確認できない場合には、大学のアドミッションズ・センターに問い合わせてください。
第二次選考(オンライン面接)
第二次選考はオンラインでの個人面接です。オンライン面接に臨むための機材等は志願者自身で準備する必要があります。第一次選考に合格したら、第二次選考前に必ず用意しておきましょう。
【オンライン面接での準備物】
- Webカメラ付きのパソコンまたはタブレット・スマートフォン
- ヘッドセットまたはイヤホン
9月9日または10日に事前の接続確認テストが行われます。確認テストの日程までに準備を整えておきましょう。
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の出願に必要な書類
ここからはICU(国際基督教大学)・帰国生入試の出願に必要な書類を紹介します。
入学願書
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試では、Web出願システムにて書類作成を行います。必要事項を入力して提出しましょう。
ICU・帰国生入試の入学願書は、志願者の基本情報のほかに志望理由・ショートエッセイを記載するのが特徴です。
| 入力項目 | 特徴 |
|---|---|
| 志望理由 | ・ICUの志望理由と入学後に学びたいこと(400字以内) ・人生観に大きな影響を与えたこと(350字以内) ・高校在学中の課外活動、表彰歴等について(350字以内) |
| ショートエッセイ | 【以下のいずれかのテーマを選び、1000字以内でまとめる】 ・自分にとって「自由」が意味することと「自由主義の限界」について ・「芸術と社会」との関わり、「社会と科学」との関わり、「科学と芸術」との関わりで重要だと思う出来事について |
高等学校在学全期間の学業成績証明書
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の出願には、高等学校在学全期間における学業成績証明書の提出が必要です。
日本の高等学校を卒業する場合と、外国の教育制度で卒業する場合では用意する書類が異なるので注意してください。
| 卒業する場所 | 用意する書類 |
|---|---|
| 日本の高等学校 | ・高等学校調査書 |
| 海外の教育制度 | ・学業成績証明書もしくは公的機関による公式の成績証明書 |
いずれも準備してもらうのに一定の期間が必要です。出願期間には余裕を持たせて準備を進めるようにしましょう。
School Profile
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の出願には「School Profile」と呼ばれる高等学校の概要を記載した書類が求められます。
学校独自の書式またはICUで用意している用紙のどちらで作成しても使用可能です。認定機関・カリキュラム・成績評価方法などを記載する必要があるので、在籍する学校に早めに相談しておきましょう。
高等学校の卒業証明書
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の出願時には在籍している高等学校の卒業証明書の提出が必要です。
ただし、調査書もしくは学業証明書に卒業見込み年月が記載されている場合には、そちらで代用可能です。準備する必要がなくなりますので、記載される内容を学校側に確認しておきましょう。
また、以下の教育制度の場合には卒業証明書の代わりに取得証明書の提出が必要なので注意してください。
| 教育制度 | 取得証明書 |
|---|---|
| 国際バカロレア | IB Diploma |
| ドイツ | Abitur |
| フランス | French Baccalareat |
| イギリス | GCE Advanced Level |
| ニュージーランド | NCEA Level 3 Certificate |
| オーストラリア | Senior Secondary Certificate of Education |
外国の教育制度の在学期間証明書

ICU(国際基督教大学)・帰国生入試では、外国の教育制度における在学期間証明書の提出も必要です。ただし、学業成績証明書に入学及び卒業・退学年月が記載されている場合には準備不要となります。
書類を提出する場合には、学校独自のフォーマットもしくはICUで用意しているフォーマットのいずれかを使用しましょう。
推薦状

ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の出願書類として、所定の用紙を使用した推薦状を2通用意します。2通のうち1通は、高等学校最終学年を含み遡って3年間の間に在学した高等学校の教職員による作成が必須です。あらかじめ学校と相談し、推薦状を記載してもらえるように依頼しておきましょう。
推薦状は日本語と英語どちらにも対応できるよう用意されています。推薦者の言語に合わせてICUのWebサイトより所定フォーマットをダウンロードして使用してください。
英語の能力を証明する書類
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の出願には、英語能力を証明する書類の提出が必要です。ICU・帰国生入試で認められている英語外部試験はIELTS・TOEFL iBT・ケンブリッジ英語検定の3つのみなので注意してください。
| 英語外部試験 | 提出書類 |
|---|---|
| IELTS | Test Report Form |
| TOEFL iBT | Test Taker Score Repor |
| ケンブリッジ英語検定 | Statement of Results |
いずれの書類もWeb出願システムにアップロードして大学側に提出します。あらかじめ準備しておきましょう。
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の倍率・難易度
2026年度ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の倍率は、5.43倍です。
2024年度・2025年度は倍率が約3倍前後で推移していましたが、2026年度では5倍を超えています。急激に高倍率となり難化する結果となりました。
| 年度 | 倍率 |
|---|---|
| 2026年度 | 5.43倍 |
| 2025年度 | 3.10倍 |
| 2024年度 | 3.05倍 |
人気の高い入試であることは間違いありません。出願条件をクリアしているからと安心せず、早い段階から周りのライバルたちと差をつけられるよう、コツコツと準備を進めることが大切です。
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試のアドミッションポリシー
ICU(国際基督教大学)帰国生入試では、アドミッションポリシーとして以下の4つを掲げています。
【アドミッションポリシー】
- 文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力
- 的確な判断力と論理的で批判的な思考力
- 多様な文化的背景を持つ⼈々との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力
- 主体的に問題を発見し、果敢に問題を解決してゆく強靭な精神力と実行力
帰国生入試で合格を目指すなら、アドミッションポリシーは必ず把握しておきたい情報の一つです。ICUが求める人物像と自分が一致していることをいかにアピールできるかが、合否を分ける重要なポイントとなります。
ICUが掲げるアドミッションポリシーを十分に理解し、出願書類や面接に反映させましょう。
アドミッションポリシーについてより詳しく知りたい人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の合格体験談
ここからは、ICU(国際基督教大学)・帰国生入試に実際に合格した人のエピソードを紹介します。ぜひ参考にしてください。
【合格体験談1】
TOEFLは早めに受験をして、高得点を目指した方がいいです。私は全部で5回受けましたが、テストにも慣れてきた3回目以降から良いスコアになっていました。4回目も納得できるスコアが出たのですが、そこで満足せずに出願ギリギリに5回目を受けて結果として最後に受けたテストが一番良い結果でした。なので、最後まで諦めずに受けられるのであれば受けた方が良いと思います。
引用:トフルゼミナール 合格体験談
記事の中でも紹介しているように、ICU(国際基督教大学)の帰国生入試では外部英語試験のスコアが必須です。今の英語能力に満足せず、出願時にできる限り高いスコアが提出できるように早めから準備することが大切ですね。
【合格体験談2】
二次試験はオンライン面接でした。緊張しましたが、当日は対話型の面接で楽しく話せたので20分が体感5分でした。当日までに担当の先生とたくさん練習したので自信をもって挑めました!
引用:総合型選抜専門塾ココミット 合格体験談
オンライン面接では練習量を確保することが自信につながります。不安なく当日を迎えられるように、入念に対策に取り組んでおきましょう。
【試験別】ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の対策方法
ここからは次の試験別に、ICU・帰国生入試の合格に向けた対策方法を解説します。
ICU(国際基督教大学)・帰国生入試の選考は書類選考とオンライン面接で合否を判定します。合格を目指すには、試験内容に合わせた対策を行うことが不可欠です。
書類選考
帰国生入試の書類選考では、「海外での経験を通して、何を学んできたのか」「なぜICUで学びたいのか」を具体的に示すことが合否を左右します。
出願書類の中でも特に重要なのが、「入学願書」に記載する志望理由とショートエッセイです。帰国生入試では、英語力や滞在歴そのものよりも「これまでの経験をどう捉え、どのような学びにつなげてきたか」が重視されます。
まずは、ICUのアドミッションポリシーを丁寧に確認し「ICUが求める学生像」を正しく理解しましょう。そのうえで、海外での学習経験や異文化環境での出来事の中からICUの理念と結びつくエピソードを選び志望理由に落とし込むことが大切です。
また、書類完成後は入念に見直しを行いましょう。第三者にも協力してもらい、誤字脱字や表現の違和感がないかを確認できると完成度がさらに高まるのでおすすめです。
総合型選抜の志望理由書の書き方について詳しく知りたい人は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

オンライン面接
面接対策では、「志望理由」と「学びへの姿勢」を一貫したストーリーで説明できるよう準備しておきましょう。
帰国生入試のオンライン面接で重視されるのは「海外経験を踏まえた思考力」と「ICUとの相性」です。特に、「なぜICUなのか」「帰国生としての経験を、ICUでどのように発展させたいのか」は質問されやすいので深めておきましょう。
また、オンライン面接ならではの対策も欠かせません。カメラ映り・表情・声の大きさ・話すスピードを事前に確認し、本番を想定した模擬面接を行いましょう。繰り返し練習しておくことで、落ち着いて面接に臨めます。
面接試験の対策方法については以下の記事でより詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にしてください。
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まとめ
この記事では、ICU(国際基督教大学)の帰国生入試における倍率の推移や試験の特徴などについて解説しました。
記事の中で紹介したように、帰国生入試の倍率は上昇傾向にあります。そのため、ICUの教育理念を深く理解したうえで明確な志望理由を持つことがライバルに勝つために重要となります。
高い英語力や海外経験に加え、それらをどのように学びへと昇華させてきたのかを言語化できるように準備を進めていきましょう。一人での対策に不安がある場合は、学校の先生や帰国生入試・総合型選抜に精通したプロのサポートを受けるのもおすすめです。
早い段階から計画的に準備を進め、万全の状態でICUの帰国生入試に臨みましょう。



