
「横浜市立大学の総合型選抜ってどんな入試なの?」
「やっぱり入試倍率は高いのかな…」
「合格するにはどんな対策をしたらいいんだろう?」
横浜市立大学の総合型選抜受験を検討しているものの、どんな入試なのかイメージがわかない人は多いですよね。具体的な出願条件や対策方法を把握したうえで、出願したいという人もいるはず。
そこで本記事では受験に関する情報や倍率・難易度も交えながら、横浜市立大学・総合型選抜の特徴を紹介します。合格者の体験談や対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 受験するには英語資格が必要
- 選考における学力試験がない
- 総合型選抜の倍率は4.1倍
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横浜市立大学の総合型選抜とは?
横浜市立大学では、自己推薦による入試となる「総合型選抜」を実施しています。横浜市立大学での学びに対し、強い意欲を持つ人を募ることを目的とした入試方式です。
そのため選考においては筆記試験で測る学力ではなく、これまでの活動や意欲を重視しているのが特徴です。
4学部で実施
横浜市立大学では、以下の4つの学部で総合型選抜を実施しています。
- 国際教養学部
- 国際商学部
- 理学部
- データサイエンス学部
総合型選抜では、受験できる学部が限られています。自分が志望する学部・学科が受験対象かどうかを事前に確認しておきましょう。
受験には英語資格が不可欠
横浜市立大学の総合型選抜では、全学部において出願要件として英語資格の保有が定められています。総合型選抜での受験を志望するなら、早めから英語資格試験に挑戦しておくことが不可欠です。
出願に必要となる資格は志望学部や保有している他の資格、受験者の評定平均により異なります。詳しくは後ほど学部別に紹介していくので、そちらで確認してください。
【学部別】横浜市立大学・総合型選抜の特徴
ここからは次の実施学部別に、横浜市立大学における総合型選抜の特徴を解説します。
横浜市立大学では、求める学生像であるアドミッションポリシーを3つ掲げています。全学部共通の内容となるため、受験する際には必ずインプットしておきましょう。
【横浜市立大学 アドミッションポリシー】
- 既成の枠組みや慣行にとどまらず、自由で創造的な姿勢で真理を追究できる
- 課題意識を持ち、人生を生き抜く強い意志力を備えている
- 地域社会のみならず、広く人類社会に貢献する意欲がある
学部別のアドミッションポリシーについては、特徴と併せて以下で紹介します。
国際教養学部
国際教養学部の総合型選抜における入試情報は、以下の通りです。
【受験情報】
| アドミッションポリシー | ・国語・社会・外国語の高い基礎学力を有する・物事を批判的に考察する洞察力を持つ・自分の考えを的確に表現できる・広く社会・文化・人間に関心を有する |
| 出願要件 | 【必須】・入学への強い意志があり、合格の場合には入学を確約できる・さまざまな活動に取り組み、成果をあげたと自己評価できる 【いずれかを満たせば可】・評定平均4.3以上かつTOEFL iBT 48、TOEIC(L&R) 500、IELTS 4.5、 GTEC 1000、英検2級、不合格の準1級 CSE2200 以上のいずれかを満たしている・TOEFL-iBT 61、TOEIC(L&R) 600、IELTS 5.0、GTEC1140または英検準1級を取得している |
| 出願書類※2026年度参考 | ・入学願書・入学検定料・写真票・受験票・調査書・英語資格の証明書・総合型選抜受付票・第1次選考結果等返送用封筒・合格書類送付用あて名ラベル・プレゼンテーション概要1・プレゼンテーション概要2 |
| 試験内容 | ・書類審査・プレゼンテーション・面接 |
参考:2026年度募集要項・横浜市立大学アドミッションポリシー・2027年度 募集概要
国際教養学部の総合型選抜では、全体の評定平均が4.3以上であれば英語資格の基準を下げて受験できます。英語資格取得に不安がある場合は、評定平均を上げて出願条件を満たせるように準備を進めましょう。
国際商学部
国際商学部・総合型選抜の入試に関する情報は以下の通りです。
【受験情報】
| アドミッションポリシー | ・英語・数学・国語・社会の基礎学力の土台があり、思考できる・物事を論理的に考え、意見を明確に伝えようとする・世界の経済や企業の動向に広く関心を有する |
| 出願要件 | 【必須】・入学への強い意志があり、合格の場合には入学を確約できる・さまざまな活動に取り組み、成果をあげたと自己評価できる 【いずれかを満たせば可】・数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの4科目または数学Ⅰ・A・簿記・財務会計Ⅰの4科目を履修し、評定平均が4.0以上かつTOEFL-iBT 48、TOEIC(L&R) 500、IELTS 4.5、 GTEC 1000、英検2級、不合格の準1級 CSE2200以上のいずれかを満たしている・日商簿記検定試験2級以上を取得かつTOEFL-iBT 48、TOEIC(L&R) 500、IELTS 4.5、 GTEC 1000、英検2級、不合格の準1級 CSE2200以上のいずれかを満たしている・TOEFL-iBT 61、TOEIC(L&R) 600、IELTS 5.0、GTEC1140または英検準1級を取得している |
| 出願書類※2026年度参考 | ・入学願書・入学検定料・写真票・受験票・調査書・英語資格の証明書・日商簿記検定試験 資格取得の証明書・総合型選抜受付票・第1次選考結果等返送用封筒・合格書類送付用あて名ラベル・プレゼンテーション概要1・プレゼンテーション概要2 |
| 試験内容 | ・書類審査・プレゼンテーション・面接 |
参考:2026年度募集要項・横浜市立大学アドミッションポリシー・2027年度 募集概要
国際商学部では、日商簿記検定試験2級以上の資格取得を求める出願要件が含まれています。資格を使って受検する場合、出願には日本商工会議所簿記検定2級以上の資格を取得したことがわかる証明書の提出が必要です。
出願時に直前で慌てることのないように、あらかじめ準備しておきましょう。
理学部
理学部の総合型選抜に関する情報は、以下の通りです。
【受験情報】
| アドミッションポリシー | ・高校で学ぶ自然科学を十分に理解し、発展への意欲がある・英語の基礎学力を備え、将来世界的な視点から活躍できる・論理的に思考でき、考えを的確に伝達できる |
| 出願要件 | 【必須】・入学への強い意志があり、合格の場合には入学を確約できる・さまざまな活動に取り組み、成果をあげたと自己評価できる 【いずれかを満たせば可】・評定平均が4.0以上かつTOEFL-iBT 48、TOEIC(L&R) 500、IELTS 4.5、 GTEC 1000、英検2級、不合格の準1級 CSE2200以上のいずれかを満たしている・TOEFL-iBT 61、TOEIC(L&R) 600、IELTS 5.0、GTEC1140または英検準1級を取得している |
| 出願書類※2026年度参考 | ・入学願書・入学検定料・写真票・受験票・調査書・英語資格の証明書・総合型選抜受付票・第1次選考結果等返送用封筒・合格書類送付用あて名ラベル・プレゼンテーション概要1・プレゼンテーション概要2 |
| 試験内容 | ・書類審査・プレゼンテーション・面接 |
参考:2026年度募集要項・横浜市立大学アドミッションポリシー・2027年度 募集概要
理学部の総合型選抜では、評定平均4.0以上があれば取得しなければならない英語資格の基準を下げることができます。
確実に条件を満たすためにも、学校の成績に向けた対策と英語資格試験対策の両方を併行して行うのがおすすめです。早めから準備に取り掛かり、余裕を持たせて出願要件を満たせるようにしましょう。
データサイエンス学部
データサイエンス学部の総合型選抜に関する情報は、以下の通りです。
【受験情報】
| アドミッションポリシー | ・国語・社会・外国語・理科または社会の高い基礎学力がある・物事を論理的に考察できる・自分の考えを的確に表現できる |
| 出願要件 | ・入学への強い意志があり、合格の場合には入学を確約できる・さまざまな活動に取り組み、成果をあげたと自己評価できる・TOEFL-iBT 61、TOEIC(L&R) 600、IELTS 5.0、GTEC1140または英検準1級を取得している |
| 出願書類※2026年度参考 | ・入学願書・入学検定料・写真票・受験票・調査書・英語資格の証明書・総合型選抜受付票・第1次選考結果等返送用封筒・合格書類送付用あて名ラベル・プレゼンテーション概要1・プレゼンテーション概要2 |
| 試験内容 | ・書類審査・プレゼンテーション・面接 |
参考:2026年度募集要項・横浜市立大学アドミッションポリシー・2027年度 募集概要
データサイエンス学部の総合型選抜では、評定平均は出願要件に含まれません。
出願するには高い英語能力の証明が必要です。資格取得のタイミングを逃さないように、早めから対策を行うことが大切です。
横浜市立大学・総合型選抜の試験内容
横浜市立大学の総合型選抜は1次選考・2次選考の2段階で試験が行われます。ここからは、各試験の内容について解説します。
試験日程は全学部共通で、以下の通り実施します。
【入試日程】
| 出願期間 | 2026年9月1日~9月3日 |
| 第1次選考合格発表日 | 2026年9月25日 |
| 第2次選考日 | 2026年10月10日 |
| 第2次選考合格発表日 | 2026年11月2日 |
1次選考
横浜市立大学・総合型選抜の1次選考は書類審査により合否が判定されます。審査の対象となるのは以下の4つです。
- プレゼンテーション概要1「これまでの活動や取り組みで自己評価できるもの」
- プレゼンテーション概要2「志望理由・入学後の目標」
- 英語資格の級・スコア
- 高等学校の調査書等
特に「プレゼンテーション概要1」と「プレゼンテーション概要2」は、100点満点中70点分の配点で審査されます。念入りに対策を行い、完成度の高い状態で提出しましょう。
なお、理学部・データサイエンス学部では「プレゼンテーション概要1」の内容が以下のように限定されています。
- 理学部:自然科学分野に関して取り組んだ活動に限る
- データサイエンス学部:データを活用した活動や取り組みに限る
指定されているテーマに合わせて、資料を作成してください。
2次選考
横浜市立大学・総合型選抜の2次選考では、面接審査が行われます。面接時間はおよそ30分間で、プレゼンテーション(10分間)と質疑応答(20分間)の順で進みます。
合格を目指すなら、プレゼンテーションの練習には特に力を入れて取り組んでおくことが大切です。
また、質疑応答では各学部に関連する基礎知識についても扱われます。志望学部に関するニュースや関心の高い事柄は事前にピックアップし、頭に入れておくようにしましょう。
横浜市立大学・総合型選抜の平均倍率は4.1
2026年度の横浜市立大学・総合型選抜における平均倍率は4.1倍です。受験する学部により倍率には大きな差が出ています。
| 学部・学科 | 倍率 |
|---|---|
| 国際教養学部 | 3.7 |
| 国際商学部 | 8.2 |
| 理学部 | 2.6 |
| データサイエンス学部 | 3.8 |
特に国際商学部が8.2倍と高い倍率が出ています。学部間での倍率差が大きいため、合格率を上げるには倍率も確認したうえで受験戦略を練ることが大切です。
横浜市立大学・総合型選抜の合格体験談
ここでは、横浜市立大学・総合型選抜に合格した先輩たちの体験談を2つ紹介します。
受験時に苦労したことや、あらかじめ取り組んでおくべきことがリアルに書かれているので、ぜひ参考にしてください。
【合格体験談1】
総合型選抜は、自分が今までやってきたことが明確にあり、そのことに自信を持ち、大学でその世界をさらに広げたいと思っている人に向いていると思います。高校時代をただなんとなく過ごすのではなく、自分の興味があることをとことん追及する力が、総合型選抜に求められる力だと思います。まずは自己探究を!
横浜市立大学総合型選抜 合格体験談
【合格体験談2】
第1次選考の書類審査に合格してから第2次選考の面接までが1週間しかなく、予め準備はしていたものの、制限時間内に収まるプレゼンテーション内容を考えるのが大変でした。面接では、志望理由についてはパワポの資料を貼り付けたスケッチブックを使って、入学後の目標についてはホワイトボードを使ってプレゼンテーションをしたのですが、本番では思いのほか早口で話してしまったのでむしろ余裕でした(笑)。
横浜市立大学総合型選抜 合格体験談
どちらのエピソードからも、志望理由を固めることの重要性が伝わりますね。「なぜ横浜市立大学の志望学部へ行きたいのか」を深く掘り下げ、言語化しておきましょう。
また、伝わりやすいプレゼンテーションにできるよう工夫を加えることも大切です。第三者の意見も聞きながら準備できると、質の高いプレゼンテーションにできるのでおすすめです。
【試験別】横浜市立大学・総合型選抜の対策方法
ここからは次の試験別に、同志社大学・公募推薦の合格に向けた対策方法を解説します。
書類審査
書類審査の対策では、志望理由書の完成度を高めることが重要です。
横浜市立大学の総合型選抜では、「志望動機の明確さ」と「これまでの学びや活動とのつながり」が重視されます。そのため、「大学でどのような学びに取り組みたいのか」「なぜ横浜市立大学で学びたいのか」を具体的に示しましょう。
単なる意欲の表明ではなく、自分の経験を根拠として将来の目標まで一貫して説明するように意識して文章を作成してください。
また、各学部のカリキュラムや特色を事前に調べておくのもおすすめです。自分の興味関心と結びつけて表現することで、より説得力のある書類に仕上がります。
志望理由書の書き方について詳しく知りたい人は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

プレゼンテーション
プレゼンテーションの対策として効果的なのは、「結論→理由→具体例」の流れで構成を組み立てることです。
横浜市立大学の総合型選抜で課されるプレゼンテーションでは、自分の考えを分かりやすく伝える力が求められます。相手に伝わる表現をすることが重要です。
まずはテーマに対する主張を明確にし、文章の構成を組み立てましょう。伝えたい内容を絞り込むと、シンプルで論理的な構成になるので聞き手に伝わりやすくなります。
また、本番に向けてプレゼンテーションの練習を繰り返し行うことも大切です。話すスピードや間の取り方、視線の配り方なども確認しておきましょう。第三者から客観的な視点での意見を受けてブラッシュアップできると、より質の高いプレゼンテーションにつながるのでおすすめです。
プレゼンテーションについて詳しく知りたい人は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。
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面接
面接前には、志望理由や入学後に取り組みたい内容をあらかじめ整理しておきましょう。
横浜市立大学の総合型選抜における面接では、自分の考えを一貫して伝える力と志望度の強さが評価されます。どのような質問にも自分の言葉で答えられるよう準備しておくことが大切です。
また、面接では話し方や態度面も評価対象となるため対策が不可欠です。模擬面接を通して、声の大きさや話すスピード、表情や姿勢にも気を配れるように練習しておきましょう。十分に場数を踏むことで、本番で落ち着いて対応できるようになります。
面接試験の対策方法については以下の記事でより詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にしてください。
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まとめ
この記事では、横浜市立大学・総合型選抜の受験情報や対策の仕方について解説しました。
横浜市立大学の総合型選抜は、どの学部も高い倍率です。だからこそ、合格するためには早めから対策を行うことが大切です。出願要件を満たす対策はもちろん、出願書類や試験の対策も入念に取り組みましょう。
自分一人で受験対策を行うことに不安があれば、学校の先生や総合型選抜専門の塾の先生に積極的に相談してください。プロの意見が加わることで、効率的に対策に取り組めるようになります。
横浜市立大学合格に向けて、今からできることに早速着手していきましょう。


