ICU(国際基督教大学)の総合型選抜とは?試験の特徴&倍率・対策法まとめ

ICU(国際基督教大学)の総合型選抜とは?試験の特徴&倍率・対策法まとめ

「ICUの総合型選抜はどんな試験なんだろう?」
「倍率は高いのかな…」
「どう試験対策すればいいんだろう?」

ICU(国際基督教大学)の教養学部で実施している入試方式の1つ、総合型選抜を受験しようと考えている人は多いですよね。

ただ、実際にどんな試験なのか、イメージが湧かない人もいるはず。

そこで本記事では倍率や試験内容も交え、ICU(国際基督教大学)における総合型選抜の特徴を解説します。実際の合格体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 教養学部アーツ・サイエンス学科で実施している
  • 選考では学力試験なし
  • 自分の得意を活かせる入試方式を選択できる

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目次

ICU(国際基督教大学)の総合型選抜とは?

ICU(国際基督教大学)総合型選抜とは、ICUの教育理念に共感している学ぶ意欲の高い学生を受け入れるために実施している入試方式です。学力だけでなく、これまでの経験や入学に向けた志の高さが評価されます。

【2026年度 総合型選抜入試日程】

Web出願登録期間2025年9月1日~9月9日
出願書類提出期間2025年9月10日(消印有効)
第一次選考結果2025年10月10日
第二次選考2025年10月18日
合格発表2025年11月4日
入学手続締切2025年11月12日
参考:ICU 総合型選抜 入学試験要項

対象は教養学部のみ

ICU(国際基督教大学)総合型選抜は、教養学部のアーツ・サイエンス学科のみを対象とした入試方式です。ICUの教育理念に共感し、リベラルアーツ教育を受けたいと心から願う学生を募集するために実施しています。

そのため、単にICUで学びたいという理由だけでは合格できません。なぜリベラルアーツ教育に興味があるのか、なぜ教養学部を志願するのかを深く追究したうえで出願しましょう。

入試方式ごとで試験内容は異なる

ICU(国際基督教大学)総合型選抜では選考において3種類の区分が設けられており、それぞれ試験内容が異なります。

【選考区分】

  • 英語外部試験利用
  • 理由探求利用
  • IBDP利用

いずれも第一次選考が書類審査、第二次選考がオンラインでの面接という点は共通です。ただし、利用する区分により面接時にプレゼンテーションが含まれるなどの違いがあります。合格のためには、自分の得意を活かせる区分を選択することが大切です。

各方式の詳細については後ほど詳しく紹介します。

入学の確約が受験条件

ICU(国際基督教大学)では、合格した場合に入学を確約することが受験条件として定められています。

第一志望であることが前提の試験なので、志望理由は選考においても重視されるポイントの一つです。そのため、合格するためには事前に他の志望大学と比較検討して慎重に判断することが大切です。

大学に関する情報だけでなく、入学後の学びや将来のビジョンなども深く考えておきましょう。ICU入学への意欲を十分に高めた状態で出願してください。

ICU(国際基督教大学)における総合型選抜の入試方式

ICU(国際基督教大学)の入試方式は、下記の3つに分かれています。

それぞれ詳しく解説します。

英語外部試験利用

英語外部利用試験は、英語外部試験のスコアを提示できる学生に有利な入試方式です。

出願書類・入学願書
・調査書
・IB Diploma Final Grades または Predicted Grades(該当者のみ)
・推薦状2通
・自己活動歴と自己分析
・小論文
・英語能力を証明する書類
出願資格・評定平均4.1以上
参考:ICU 総合型選抜 入学試験要項

各選考の試験内容は以下の通りです。

【試験内容】

  • 第一次選考:書類審査
  • 第二次選考:日本語によるオンライン個人面接

英語を得意とする人が受験しやすい入試方式ではありますが、選考においては英語力を問われることはありません。

なお、英語外部試験利用の入試方式では、以下5つの学部試験のスコアが有効とされています。

【英語外部試験の種別】

外部試験種別出願時に必要な書類
IELTSTest Report Form
TOEFL iBTTest Taker Score Report
英検和文英検合格証明書またはCSE スコア証明書
Cambridge English QualificationsStatement of Results
GTECオフィシャルスコア証明書
参考:ICU 総合型選抜 入学試験要項

いずれの公式スコアにおいても、Web出願システムにPDF形式でアップロードして大学側に提出します。対応が難しい場合には、当該スコアの原本またはコピーを願書に同封して提出してください。

理数探求利用

理数探求利用は、特に理数科目において高い意欲と能力があることを証明できる人に適している入試方式です。

出願書類・入学願書
・調査書
・IB Diploma Final Grades または Predicted Grades(該当者のみ)
・推薦状2通
・自己活動歴と自己分析
・研究成果の要約
出願資格・評定平均4.0以上
・数学または理科の評定平均4.2以上
参考:ICU 総合型選抜 入学試験要項

理数探求利用における各選考の試験内容は以下の通りです。

【試験内容】

  • 第一次選考:書類審査
  • 第二次選考:日本語によるオンライン個人面接・プレゼンテーション

出願書類に含まれている「自己活動歴と自己分析」では、教科外の諸活動を通じて自主性や創造性を発揮したことについて具体的に述べていきます。学校外の活動でも対象となるため、高校在学中の期間内であれば広く捉えて問題ありません。自分なりに努力し続けたことを書き記しましょう。

特に日本数学オリンピックや化学グランプリなどのコンテスト等において優秀な成績を収めた功績がある人は、出願時に証明書類も提出できます。意欲・能力の高さを裏付けできる重要な書類となるので、積極的に出願書類に含めましょう。

IBDP利用

IBDP利用とは、国際バカロレア・ディプロマ・プログラムにおいて「日本語A」を履修している人を対象とした入試方式です。

出願書類・入学願書
・調査書
・IB Diploma Final Grades または Predicted Grades
・推薦状2通
・自己活動歴と自己分析
・課題論文の内容と成果の要約
・英語能力を証明する書類
出願資格・国際バカロレア・ディプロマ(IB Diploma)取得見込がある
・国際バカロレア・ディプロマ・プログラムにおいて「日本語 A」(HL・SL いずれか)を履修している
参考:ICU 総合型選抜 入学試験要項

IBDP利用における各選考の試験内容は以下の通りです。

【試験内容】

  • 第一次選考:書類審査
  • 第二次選考:日本語および英語によるオンライン個人面接・プレゼンテーション

IBDP利用では、国際バカロレア・ディプロマ・プログラムにおいて「英語A:English A(‘Literature’または‘Language and Literature’)」を履修済みまたは履修中であれば「英語能力を証明する書類」の提出は任意です。履修状況により必要な書類に違いがあるので、事前に入試要項を必ず確認しましょう。

また、IBDP利用の試験では第二次選考での面接に英語が含まれます。日本語・英語どちらも必要になるので、どちらの対策にもあらかじめ取り組んでおくことが大切です。

加えて、プレゼンテーションの対策も必要となります。IBDP利用で受験する場合には、特に早めから準備に取り組みましょう。

ICU(国際基督教大学)総合型選抜の倍率・難易度

2026年度におけるICU(国際基督教大学)総合型選抜の全体の倍率は、約5.0倍です。区分ごとの倍率を以下にまとめたので確認していきましょう。

【2026年度 総合型選抜倍率】

区分倍率
英語外部試験利用4.9倍
理数探求利用-(合格者0名)
IBDP利用5.0倍
参考:2026年度入学者選抜結果 倍率

理数探求利用については、志願者は6名いましたが合格者は0名という厳しい結果でした。英語外部試験利用、IBDP利用はいずれも約5.0倍と高い数値といえます。

入試の難易度としては決して易しくはありません。一次選考の段階から時間をかけて十分に対策を行い、合格に向けて備えることが大切です。

ICU(国際基督教大学)総合型選抜のアドミッションポリシー

ICU(国際基督教大学)総合型選抜では、アドミッションポリシーとして以下の4つを掲げています。

【アドミッションポリシー】

  • 文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力
  • 的確な判断力と論理的で批判的な思考力
  • 多様な文化的背景を持つ⼈々との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力
  • 主体的に問題を発見し、果敢に問題を解決してゆく強靭な精神力と実行力

引用:アドミッションポリシー

総合型選抜に出願するなら、アドミッションポリシーは必ず把握しておきたい情報の一つです。大学側が求める人物像と自分がどれだけ合致しているのかをアピールすることが、合格のための重要なポイントとなります。まずはICUが掲げるアドミッションポリシーを十分に理解し、出願書類やプレゼンテーション・面接に反映させてください。

アドミッションポリシーについてより詳しく知りたい人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

ICU(国際基督教大学)総合型選抜の合格体験談

ここからは、ICU(国際基督教大学)総合型選抜に実際に合格した人のエピソードをいくつか紹介します。実際の体験談を知ることで、どのように合格まで進んでいけばよいのかというイメージを持てるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

【合格体験談】

ICUに進学した先輩が「ICUの選考はとにかく書類の量が多いから、早めに準備を始めたほうがいい」と言っていたので、4月に受験を決めてからすぐに取り掛かりました。4月末から洋々に通い、「自分は何をしてきたのか」「これからどうしたいのか」とテーマを絞るところから始めたのですが、「なぜICUに行きたいのか」という根本のところを文章化するのにものすごく時間がかかってしまって。メンターやプロと何度も対話を重ねながら少しずつ自分の思いを明確にしていきました。志望理由書で地元である愛媛の活性化に関する内容について書いたので、プロやメンターが集めてくれた情報をひたすら吸収することも心がけました。

引用:総合型選抜の個別指導塾 洋々

早めに対策に取り組み、十分に時間をかけて自己分析に取り組んだことがわかりますね。総合型選抜では、大学入学や将来に向けた強い熱意を確認しています。上記のエピソードのように、自己分析を通して「なぜICUで学びたいのか」という根拠を徹底的に固めていくことが大切です。

【合格体験談】

オンライン面接は、自宅から臨み、自己紹介に続いて自分の自主研究の成果を10分間のプレゼンテーションで分かりやすく伝え、その後の質疑応答では深掘りされた質問にも冷静に対応することで、自らの探究活動やICUへの志望動機を明確にアピールしました。
自己紹介やプレゼンテーション、質疑応答のリハーサルを徹底し、話す内容と流れを十分に練習しておくことで、緊張を抑えつつ自分の志望理由や研究内容を明確に伝えられる準備を整えることが重要です。

引用:個別教室のトライ

こちらのエピソードでは、第二次選考の対策に力を入れて取り組んでいたことがわかります。面接やプレゼンテーションという場に慣れていないという人は多いはずです。だからこそ、早めから準備と練習を重ねて自信をつけておくことが重要ですね。

【試験別】ICU(国際基督教大学)総合型選抜の対策方法

ICU(国際基督教大学)の総合型選抜では、入試方式や学部・学科により試験内容が異なります。合格を目指すには、試験内容に合わせた対策を行うことが不可欠です。

ここからは次の試験別に、総合型選抜の合格に向けた対策方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

書類審査

ICU(国際基督教大学)総合型選抜の出願書類で特に周りと差が出やすいのが「入学願書」の志望理由です。志望理由を通じて「なぜICUで学びたいのか」を明確に表現しましょう。

そのためにもまず取り組むべきなのは、ICUのアドミッションポリシーを正しく理解することです。「どのような学生を求めているのか」を把握したうえで、自身の経験の中から求める学生像と合致するエピソードを選び入学願書に書き入れると効果的です。

また、一度書類作成を終えたら必ず見直しを行うのも大切なポイントです。誤字脱字や不自然な表現がないかを確認しましょう。可能であれば、第三者にチェックしてもらうのがおすすめです。客観的な視点からのフィードバックを受けることで、より説得力のある書類に仕上がります。

総合型選抜の志望理由書の書き方について詳しく知りたい人は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

プレゼンテーション

ICU(国際基督教大学)総合型選抜のプレゼンテーションでは、自分の考えを論理的かつ簡潔に伝える力が求められます。

この試験では、「考えを整理し、相手にわかりやすく伝える力」が評価の対象となります。伝わりやすさを意識した対策が効果的です。まずはテーマについて自分なりの結論を明確にし、そこに至る理由を整理していきましょう。

構成は、「結論→理由→具体例→まとめ」でまとめていくのがおすすめです。話の流れが整理され、聞き手に伝わりやすくなります。一つのパートに情報を詰め込みすぎず、要点を示しながら端的に表現するのが効果的です。

また、体験談にもあるようにプレゼンテーションを成功させるには本番を想定した練習も欠かせません。制限時間を意識しながら繰り返し発表することで、内容だけでなく話すスピードや間の取り方も安定します。姿勢や視線、声の大きさなども含めて確認しておきましょう。

プレゼンテーションの対策方法についてより詳しく知りたい人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

面接

ICU(国際基督教大学)総合型選抜の面接対策では、「志望理由」と「学びへの姿勢」を自分の言葉で一貫して伝えられる練習を重ねましょう。

面接では、学力以上に「人柄」や「学ぶ意欲」「ICUとの相性」が重視されます。そのため、「なぜICUを選んだのか」「入学後にどのような学びを深めたいのか」「将来それをどう生かしたいのか」を整理しておくことが重要です。

本番に向けて、模擬面接を行うのも効果的な方法です。話すテンポや表情、姿勢などを客観的に確認しておきましょう。落ち着いて相手の目を見て話すことを意識し、「うまく話す」よりも「相手に伝える」ことを大切にしてください。

面接試験の対策方法については以下の記事でより詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にしてください。

まとめ

この記事ではICU(国際基督教大学)総合型選抜の受験情報や倍率、対策方法について解説しました。

ICU(国際基督教大学)総合型選抜はどの入試方式も例年高倍率です。人気の高い大学なので、例年チャレンジする受験生が大勢いることが推測できます。

ライバルが多い入試だからこそ、合格を目指すなら早めから徹底的に対策を行うことが大切です。自分一人で効果的に対策に取り組める自信がないようであれば、学校の先生や専門の塾などプロに相談するのもおすすめです。限られた時間の中で万全の状態を整えて試験に臨めるように、今からできることに取り組んでいきましょう。

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