日本大学 の総合型選抜 で合格を目指しているものの、試験の概要や対策方法が具体的にわからず、不安に感じている人も多いですよね。
日本大学の総合型選抜試験はひとつの学部で複数の試験方式を選択でき、基準や試験内容も異なります。志望学部の傾向を把握した上で適切な準備を進めることが大切です。
そこで本記事では試験内容や倍率なども交え、日本大学における総合型選抜の特徴 を解説します。この記事を読めば、合格に必要な情報を一通り把握できますよ。
この記事の要約
文理学部・理工学部・生産工学部・工学部は併願が可能
学部・学科ごとに選考方法が異なる
倍率は一般選抜と比べて低い傾向
「このままで本当に合格できるかな…?」
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目次
日本大学の総合型選抜は他大学と何が違う?
ポートフォリオに関する口頭試問など、学部ごとで独自の選考方法を採用している点が、日本大学と他大学における総合型選抜の違いです。
多くの大学では「小論文+面接」が総合型選抜における主要な選考方法です。一方、日本大学の総合型選抜は小論文や面接だけでなく、学部独自の試験を実施しています。
学部・学科 選考方法 芸術学部・写真学科 当日持参したポートフォリオに関する口頭試問 生産工学部・全学科(第2期) 模擬授業を受講し、授業内課題の提出 文理学部・史学科 レポートを作成し、プレゼンテーション及び口頭試問 文理学部・教育学科 レポート課題に関するプレゼンテーション 理工学部 応募作品のプレゼンテーションとそれに対する質疑応答
日本大学の総合型選抜は、受験生の主体的な学びの姿勢や探究心を重視しています。そのため「自ら学ぶ」姿勢を測れる試験を実施しているのです。
上記から、日本大学の総合型選抜は画一的な試験ではなく、学部独自の選考方法を採用しています。
日本大学における総合型選抜の基礎知識
ここからは次のトピック別で、日本大学における総合型選抜試験の基礎知識を解説します。
総合型選抜の試験日については、日本大学 の公式ホームページで確認しましょう。
受験可能な学部
日本大学の総合型選抜は、医学部・歯学部・薬学部・通信教育部を除く下記の学部で受験が可能です。
参考:2025年度総合型選抜|日本大学
国家資格を取得する必要がある点から、医学部や歯学部・薬学部などでは総合型選抜試験は受験できません。
一方、芸術学部は知識の習得よりも「表現力」「感性」「独自性」が重要とされています。一般選抜では測りきれない受験生の可能性を評価するために、総合型選抜が導入されています。
また、法学部や経済学部などの1部の学科は、総合型選抜が実施されていません。総合型選抜が実施されている学部・学科は表を確認しましょう。
他入試との併願可否
日本大学では、下記の学部で総合型選抜の併願が可能です。
上記学部では、より多くの志願者を確保したいという入学者確保の観点もあり、併願を認めています。特に、生産工学部や工学部は、立地が都市圏から離れているため、志願者を増やす施策として併願制度が有効です。
しかし、日本大学の総合型選抜では、ほとんどの学部で併願が禁止されています。併願不可の学部では、「合格した場合は、入学を確約する」ことを提示しているのです。
事前に、自分の志望する学部の併願可否を確認して受験計画を立てましょう。総合型選抜が併願可能な大学をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
推薦ナビ
総合型選抜(旧AO入試)は併願できる?可能な大学&専願との受かりやすさの違い | 推薦ナビ
総合型選抜で併願ができる場合とできない場合を説明します。併願ができる大学の紹介や上手に併願するコツも載せているので、ぜひ受験対策の参考にしてください。
受験に必要な評定基準・条件
日本大学の総合型選抜は、学部・学科ごとで必要な評定基準や条件が異なります。
法学部 文理学部 経済学部 商学部 芸術学部 国際関係学部 危機管理学部 スポーツ科学部 理工学部 生産工学部 工学部 松戸歯科学部 生産資源学部 短期大学部
(1)および(2)の要件をすべて満たし、合格した場合には必ず入学する者 (1)以下の各学科が求める人物像に該当する者
引用:2025年度総合型選抜:法学部
参考:2025年度総合型選抜:法学部
(2)以下の①~③のいずれかに該当する者 ※経営法学科は①~⑥のいずれかに該当する者 ①評定基準A 全体の学習成績の状況が3.5以上の者 ②評定基準B 学習成績の状況のうち英語等の外国語・国語・数学・地歴公民科目で3年間の平均で4.0以上の科目が1つ以上ある者 ③英語外部試験 次のいずれかに該当する者 (1)実用英語技能検定(英検)2級以上合格または1980点以上 (2)ケンブリッジ英語検定140点以上 (3)GTEC(4技能)930点以上 (4)TOEFL iBT® 41点以上 (5)TOEIC® L&R+S&W1150点以上(※) (6)TOEIC® L&R500点以上 (7)TOEIC Bridge® L&R + TOEIC Bridge® S&W 165点以上 (8)TOEIC Bridge® L&R 81点以上 (9)IELTS4.0点以上 (10)TEAP225点以上 (11)TEAP CBT420点以上 ※「TOEIC® L&R」と「TOEIC® S&W×2.5倍」を合算したスコア ④簿記系資格(経営法学科のみ対象) 日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)3級以上または全国経理教育協会簿記能力検定試験(全経簿記)3級以上を取得している者 ⑤知財系資格(経営法学科のみ対象)知的財産管理技能検定3級以上またはビジネス著作権検定初級以上を取得している者 ⑥その他の実績(経営法学科のみ対象) ビジネス系のプレゼンテーション大会やコンペティションでの受賞歴がある者
引用:2025年度総合型選抜:法学部
(1)プレゼン型・資格取得型共通 経済学部の教育理念および求める学生像を理解し、日本大学経済学部を第1志望とし、合格した場合、本学部に入学することを確約できる者 (2)プレゼン型 出願時における全体の学習成績の状況が3.5以上の者 (3)資格取得型 次の①~⑥のいずれかに該当する者 ①実用英語技能検定2級以上合格 ②TOEFL iBT® Score:45以上 ③TOEIC®L&R Score 470以上 ④全国商業高等学校協会主催の検定試験(簿記・英語・商業経済)のうち2つ以上の分野で1級合格 ⑤日商簿記検定2級以上合格 ⑥基本情報技術者試験合格 ※各資格・検定試験実施団体の定めるスコア等の有効期限が出願締切日以後のものに限る。
引用:2025年度総合型選抜:経済学部
次の(1)および(2)の要件をすべて満たす者 (1)本学部のアドミッション・ポリシーおよび求める学生像を理解し、合格した場合には必ず入学する者 (2)出願時における全体の学習成績の状況が3.3以上の者
引用:2025年度総合型選抜:商学部
(1)試験の内容をよく理解した上で、エントリーを経て審査を通過した者 (2)各学科が求める学生像をよく理解し、合格した場合、本学部に入学することを確約できる者
引用:2025年度総合型選抜:芸術学部
次の共通要件および第1期,第2期,第3期の各方式の要件をすべて満たす者 本学部・学科のアドミッション・ポリシーおよび教育内容を理解し、本学部・学科を第1志望とし、合格した場合には必ず入学する者 <第1期>探究型プレゼンテーション方式 高等学校または中等教育学校等の「総合的な探究の時間」または探究型授業を通じて、学び得たことや経験・成果を、本学部・学科での学びにどのように活かすかを個人プレゼンテーションできる者 <第2期> 次の方式(A-①・②,B,C-①〜④)の7項目のうち、いずれかに該当する者A 海外経験・語学力活用方式 ①高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中に6か月以上の海外留学経験等を通じて、国際感覚や国際的視野を身につけた者 ②外国語の能力に優れ次のいずれかを満足している者
引用:2025年度総合型選抜:国際関係学部
参考:2025年度総合型選抜:国際関係学部
※GTECのスコアを使用する場合は、オフィシャルスコアに限る。
※その他の言語については、上記レベルと同等の基準で判断する。
※上記出願要件と同等レベル以上が示される場合も出願を認める場合がある。なお、上記基準は出願要件であり、合格を確約するものではない。
B ディスカッション方式
将来、社会において活躍するために、グループディスカッションを通して集団の中におけるリーダーシップ・積極性・協調性およびコミュニケーション力を実践できる者
C 文化・芸術・スポーツ等方式
①高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中に文化・芸術の分野において、公的機関および公的機関に準ずる機関の主催・後援による全国大会、地区大会に出場した者、または都府県大会で入賞した者 ※1~3
②高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中に社会貢献活動,ボランティア活動等において1週間以上または合計40時間以上取り組み、公的な証明を得られる者 ※3
③高等学校または中等教育学校後期課程(高等部)在学中にスポーツの分野において、公的機関および公的機関に準ずる機関の主催・後援による全国大会、地区大会に出場した者、または都府県大会で個人競技はベスト4以上の者、団体競技においてはベスト8以上の成績を収めたチームで指導的役割(部長・キャプテン等)を果たした者、あるいはレギュラーまたはそれに準ずる選手(大会登録選手)として活躍した者 ※1〜3
④本学部のスポーツ強化対象競技である硬式野球、女子硬式野球部について、高等学校在学中3年間、各部に所属し将来有望な選手として、学校長、所属クラブの監督および顧問の推薦があり、本学部入学後、これらの運動部に入部する者
※1 地区大会:北海道大会、東北大会、関東大会、北信越大会、東海大会、近畿大会、中国大会、四国大会、九州大会等
※2 私学大会については、全国大会出場のみを対象とする。(地区私学大会以下は対象としない)
※3 すべての記録は、2024年9月5日(木)までのものを対象とし、公的証明書等(写し可)を必要とする。
<第3期>
次の方式のうちいずれかに該当する者
①探究型プレゼンテーション方式
高等学校または中等教育学校等の「総合的な探究の時間」または探究型授業を通じて、学び得たことや経験・成果を、本学部での学びにどのように活かすかを個人プレゼンテーションできる者
②ディスカッション方式
将来、社会において活躍するために、グループディスカッションを通して集団の中におけるリーダーシップ・積極性・協調性およびコミュニケーション力を実践できる者
引用:2025年度総合型選抜:国際関係学部
次の共通要件および各方式の要件をすべて満たす者 共通要件 本学部のアドミッション・ポリシーおよび教育内容を理解し、本学部への入学を第1志望とし、合格した場合、本学部に入学することを確約できる者探究型 高等学校または中等教育学校等において実施される探究型授業を受講し、その成果物を提出できる者資格型 本学部が指定する以下のいずれかの要件を満たす者。但し、各試験については出願期間初日から遡って2年以内に実施されたことを条件とする。 ・実用英語技能検定準2級以上に合格していること ・TOEIC®L&R Score 380点以上であること ・TOEIC®Bridge L&R Score 60点以上であること ・TEAP CBT 235点以上であること ・TEAP(4技能) 135点以上であること ・情報処理推進機構 ITパスポート試験に合格していること ・情報処理推進機構 情報セキュリティマネジメント試験に合格していること ・情報処理推進機構 基本情報技術者試験に合格していること ・日本防災士機構 防災士資格取得試験に合格していることキャリア型 将来のキャリア計画が明確であり、キャリア計画書を提出できる者
引用:2025年度総合型選抜:危機管理学部
アスリート型 次の(1)・(2)の要件のすべてに該当する者自己アピール型 次の(1)の要件に該当する者 (1)本学部のアドミッション・ポリシーおよび教育内容を理解し、本学部への入学を第一志望とし、合格した場合、本学部に入学することを確約できる者 (2)スポーツ活動で顕著な活躍が認められた者で、かつ本学部に入学を強く希望する者
引用:2025年度総合型選抜:スポーツ科学部
次の共通要件(1)・(2)および各学科の要件をすべて満たす者 (1)本学部が第1志望で、学科ごとに指定された出願要件を満たす者 (2)志望学科にエントリーし、志望学科での勉学に強い意欲を持ち、本学部の教育と研究環境を活用して目標を実現する学力の3要素を有する者
引用:2025年度総合型選抜:理工学部
参考:2025年度総合型選抜:理工学部
参考:2025年度総合型選抜:理工学部
本学部を第1志望とし,志望学科のアドミッション・ポリシーについて、募集要項やホームページの当該情報を閲覧するなどして、これを理解した上で出願書類を提出できる者
引用:2025年度総合型選抜:生産工学部
本学部を第1志望とする者で,本学部が提唱する「ロハス工学」※を理解し,以下の条件のいずれか1項目以上に当てはまる者 ① 地球環境に関するさまざまな問題の解決に強い意欲を持っている者 ② 本学部の特徴ある研究を理解し,その研究分野に関する高度な知識を得たいと考えている者 ③「ものづくり」に夢と情熱を持ち,人間性豊かなエンジニアとして社会に貢献したいという強い意志を持っている者 ④ 将来の活躍の場を海外と考え,日頃から,国際的な情報収集や語学力の向上に努めている者 ⑤ スポーツ・芸術・文化活動,ボランティア活動,資格取得などにおいて,充実した達成感を持っており,多様な人々と協働して学ぶ意欲がある者 ※ロハス工学:健康で持続可能な社会実現のために、「人の心と身体、地球にやさしい生き方」を支える工学的技術を研究開発すること。また、それを目的とした学問のこと。
引用:2025年度総合型選抜:工学部
次の(1)および(2)の要件を満たす者 (1)本学部を第一志望とし、合格した場合には必ず入学することを確約できる者。 (2)アドミッション・ポリシーおよび教育内容等を理解した上で、出願ができる者。
引用:2025年度総合型選抜:松戸歯科学部
本学部のアドミッション・ポリシーおよび教育・研究内容を十分理解し、志望学科を第1志望とし、合格した場合は、入学することを確約できる者
引用:2025年度総合型選抜:生物資源学部
次の(1)および(2)の要件を満たす者 (1)明確な志望動機がある者 (2)志望する学科のアドミッション・ポリシーおよび教育内容を理解し、本短期大学部を第1志望とし、合格した場合には必ず入学
引用:2025年度総合型選抜:短期大学部
商学部では評定基準3.3以上が求められますが、芸術学部ではエントリーシートの通過が条件です。また、生産工学部のように受験に必要な条件がない学部もあります。
志望学部・学科ごとの受験に必要な条件が異なる理由は、求める人物像の違いです。
たとえば、法学部では論理的思考力や社会問題への関心が重視されます。理工系学部では、数理的な基礎学力と探究心が必要です。
このように、求める人物像が違うため、受験に必要な条件も変える必要があるのです。総合型選抜における評定の評価比重をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
推薦ナビ
総合型選抜(旧AO入試)に必要な評定とは?目安や成績の重要性も紹介 | 推薦ナビ
総合型選抜に必要な評定の目安や重要性を説明します。評定平均の計算方法や評定以外の重要なポイントも載せているので、ぜひ受験対策の参考にしてください。
倍率・難易度
日本大学における総合型選抜の倍率は、学部ごとで異なります。
学部 総合型選抜 (実質倍率) 一般選抜 (実質倍率) 法学部 3.3 2.1 文理学部 2.8 2.4 経済学部 1.5 2.3 商学部 2.8 2.4 芸術学部 2.3 4.5 国際関係学部 1.0 1.2 危機管理学部 1.4 2.3 スポーツ科学部 1.6 1.6 理工学部 1.2 2.3 生産工学部 1.2 1.2 工学部 1.3 1.2 松戸歯科学部 1.1 1.0 生産資源学部 1.7 2.8 短期大学部 1.0 1.0
参考:パスナビ
※実質倍率とは 実質倍率とは、試験の受験者数を合格者数で割った値(受験者数÷合格者数)。実質倍率が低いとは、試験を受けた人に対し合格者が多く、合格の可能性が高いことを指す。
一般選抜試験に比べ、日本大学の総合型選抜は実質倍率1倍代の学部が多いです。
実質倍率1倍代は、受験者の中に「大学側が求める条件に合わない人」が少ないことを表します。つまり、実質倍率が低いからといって油断は禁物です。
日本大学の総合型選抜は、受験生の質が高いという意味で難易度も上がっていることが分かります。自分の志望学部の対策を徹底しましょう。
他大学も含め、総合型選抜試験の倍率をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。
推薦ナビ
総合型選抜(旧AO入試)の倍率一覧【私立&国公立の高い・低い大学まとめ】 | 推薦ナビ
総合型選抜の倍率情報と大学別データを詳述。志望校選びのポイントや合格戦略を解説し、受験生の不安を軽減し行動計画をサポートします。
日本大学の総合型選抜におけるアドミッションポリシー
日本大学では、学部ごとに異なるアドミッションポリシーを掲げています。
法学部 文理学部 経済学部 商学部 芸術学部 国際関係学部 危機管理学部 スポーツ科学部 理工学部 生産工学部 工学部 松戸歯科学部 生産資源学部 短期大学部
日本大学法学部は,高等学校などの教育課程において,充分な学力と知識及び判断力を身につけ,本学部で,法律学・政治学・行政学・経済学・経営学・新聞学などの専門的な学びを通じて,リーガルマインドの修得を目指し,自ら学び,自ら考え,自ら道をひらくという「自主創造」を実践できる入学者を求める。
引用:入学者の受入れに関する方針|日本大学法学部
日本大学は,「自主創造」の気風をやしない,文化の進展をはかり,世界の平和と人類の福祉に寄与する人材の育成を目的としている。 この理念のもと,文理学部は,人文系・社会系・理学系にわたる各学科において専門知の基礎を学ぶとともに,「文」と「理」を架橋した深い教養とそれらを複合的に生かす実践力を身につけ,現代社会に貢献する人材の育成を目指している。こうした本学部の目的をよく理解し,自己と社会を変え,世界的な課題の解決に取り組む,強い意欲と情熱のある学生を望んでいる。 このような条件に合致する学生を受け入れるために多様な選抜方法を実施しているが,その前提として入学者には次のことを求める。 1 旺盛な知的好奇心を持ち,既存の考えに縛られない創造性がある。 2 多様な文化や社会に対して強い関心を抱き,違いを乗り越えていく積極性がある。 3 自然や人間・社会の複雑な働きについて考察し,問いを発することができる。 4 問題の解決に向けて,社会や世界に実践的に働きかけていく意欲がある。 5 日本語を中心とする基礎的なコミュニケーション能力を持っている。
引用:入学者の受入れに関する方針|日本大学文理学部
日本大学経済学部は、日本大学の基本理念である「自主創造」の精神にもとづき、経済学・経営学・会計学の修得を通じて、経済的諸現象に関する幅広い知識と教養を身に付け、広く国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。 このような本学部の教育方針を理解し、現代の経済社会が直面する課題の解決に向け、他者と協力しながら、強い意欲を持って主体的に学修を継続できる学生を求めています。そのために、多様な選抜方法によって、次のような知識、能力、意欲、態度を有する者を受け入れます。 ①多様で複雑な世界を理解するために必要となる基礎学力を有すること。 ②論理的な思考により、客観的な根拠に基づいて導き出した結論を説明できる力を有すること。 ③経済社会の諸問題に対し知的好奇心が旺盛で、その解決を目指す強い意欲を有すること。 ④他者の考えを理解した上で、自らの考えを言葉で表現し、発信するための基礎的な能力を有すること。 ⑤課題解決に向けて他者と協働して取り組むことができる協調性及び主体性を有すること。
引用:日大経済のアドミッションポリシー|日本大学経済学部
日本大学商学部は、日本大学の教育理念である「自主創造」の精神に基づき、商学・経営学・会計学の修得を通じて、実学としてのビジネスに関する幅広い知識と教養を身に付け、社会環境の変化に対応できる人材の育成を目指しています。 商学部の教育方針を理解し、日本のみならず世界のビジネス環境が直面する諸問題の解決に向け、誰とでも協働しながら、学修を自主的に継続できる生徒を求めています。 そのために、多様な選抜方法によって、次のような知識、能力、意欲及び態度を有する者を受け入れます。 ① 日本を含む世界中の多様で複雑な商取引に関するルールやその背景を理解するために必要となる基礎知識を身に付けている者 ② 科学的及び論理的な思考と、客観的な根拠及び事象に基づいて導き出した結論を表現する力を身に付けている者 ③ あらゆるビジネスの諸問題に対して、旺盛な知的好奇心を持ち、その解決を目指す強い意欲を身に付けている者 ④ 様々なコミュニケーションにより、相手の考えを理解した上で、自らの考えを文章や言葉で表現し、伝えるための基礎的な能力を身に付けている者 ⑤ 誰とでも協働して取り組むことができる協調性及び自主性を身に付けている者
引用:入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)|日本大学商学部
8つの芸術分野それぞれを強く志す人、創造性が豊かでコミュニケーション能力に富み、芸術全般にわたり強い関心を持つ人、自らが芸術家、クリエイターになることを真剣に考えている人を求めます。
引用:入学者に関する受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)|日本大学芸術学部
国際関係学部では、日本大学の理念「自主創造」のもと、広く知識を世界にもとめる人材の育成を目的とします。本学部の目指す教育は、自らの価値を高め世界で活躍できるように、知りたいという好奇心、学びたいという探究心に応えます。そこで得た問題解決能力及びコミュニケーション能力は、複雑化する国際社会において、文化の違いや利害関係を乗り越え、様々な人や組織の協働を促します。世界の多様な民族、言語、宗教、文化、社会、環境などをグローバルな視点で学びたい人を広く求めます。 将来、国際社会の様々な分野で活躍するために、海外留学経験や外国語運用能力、集団におけるリーダーシップやコミュニケーション能力の実践、スポーツ・文化活動の成果等、多彩な個性を持つ意欲の高い者を広く求めます。
引用:アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)|日本大学国際関係学部
危機管理に不可欠な資質として、複雑な現代社会の危機に向き合いながら、その解決方法を追究する真摯な姿勢と志を持ち、高等学校とそれに準ずる教育課程において、危機管理学の探究に必要な基礎学力、柔軟な発想と幅広い視野を身に付けている人材。 上記の人材を、①意欲・経験・適性、②知識・技能、③思考力・判断力・表現力、④主体性・計画性・協働性について評価する、多様な入学者選抜試験によって受け入れる。①意欲・経験・適性 知識と経験とを発展させて、意欲的に課題に向き合うことができる。②知識・技能 知識や技能を駆使して、課題を探求することができる。③思考力・判断力・表現力 課題に対して幅広い視野でその原因と対処法を考察し、そのプロセスを適切に表現することができる。④主体性・計画性・協働性 主体的かつ計画的に、他者と協働しつつ、課題解決に取り組むことができる。
引用:入学者の受入れに関する方針|日本大学危機管理学部
日本大学スポーツ科学部(学士(体育学))では、本学の教育理念である「自主創造」に合致し、教育研究上の目的とディプロマポリシー(学位授与方針)、カリキュラムポリシー(教育課程の編成・実施方針)に基づき、下記のような人材を求める。 スポーツに関わる様々な実践の場において、これまでの教育課程で身に付けた学力を基に、競技スポーツに関わる諸問題や課題を多様な視点から発見し、それに対する多面的な情報収集・分析を通して、解決策を導き出す過程を繰り返すことができる能力を身に付ける意志を持った人材を求める。また、スポーツ科学の最新の知見を活かして競技力の向上を真摯に探求する、もしくはそれを支える意志のある人材を求める。 また、入学者選抜においては下記の能力を備えた受験生を各種選抜試験によって受け入れる。① 意欲・経験・適性 1.これまでのスポーツ経験の中で得られた知識に基づき、スポーツ科学を積極的に学ぶ意欲がある。(意欲・経験) 2.反省的実践を通じて競技スポーツの発展に貢献する意欲がある。(意欲・適性)② 知識・技能 1.これまでの教育課程において学修した基礎学力を有し、自身の考えを適切に表現できる能力を有している。(知識・技能)③ 思考力・判断力・表現力 1.課題に対して論理的に考察した上で自身の考えを基に的確に判断し、伝えることができる。(思考力・判断力・表現力)④ 主体性・計画性・協働性 1.スポーツを通して多様な人々と協働し学修するとともに、自ら意欲的に課題解決に取り組む態度を有している。(主体性・協働性) 2.自身の大学4年間の学修計画とキャリア形成についての考えを持ち、計画的に実践する姿勢を有している。(主体性・計画性)
引用:入学者の受入れに関する方針|日本大学スポーツ科学部
日本大学理工学部は,日本大学が掲げる教育理念『自主創造』に基づき,一人ひとりの個性を尊重し,『自由闊達な精神,豊かな創造性及び旺盛な探究心を持ち,人類の平和と福祉に貢献できる,誇りある人材を養成する』ことを教育理念に掲げています。 このような教育理念のもとに,日本大学理工学部では,大学で学ぶ上で求められる基礎学力を有し,知的好奇心が旺盛で,修得した科学的知識・技術を活かし社会に貢献したいという意欲のある人を求めています。
引用:アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)|日本大学理工学部
生産工学部では、日本大学教育憲章に則り、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく能力を有し、社会に貢献できる人材を育成します。 このため本学部では、高等学校課程までに修得した知識・教養・倫理観を基に、以下に示す「求める学生像」を理解して意欲的に学修を進めていくことのできる者を求めています。「求める学生像」 ・豊かな知識・教養を身につけて高い倫理観をもって社会(日本社会・国際社会)に貢献することを目標とし、その目標に向かって自ら継続的に学修する意欲をもつ人。 ・問題発見及びその解決のために、必要な情報を収集・分析し、自らの思考力をもって、自らの考えをまとめ、表現しようと努力する人。 ・グループやチームをとおして自己を高め、さらに挑戦することや振り返ることの必要性を理解した上で、経営や生産管理ができる技術者になろうとする人。 なお、本学部に入学を志す者は、「求める学生像」 を理解して受験していると判断し、入学者選抜では、学力考査等により、4年間の学修に必要な知識・技能・思考力・判断力・表現力・主体性・多様性・協働性を評価します。
引用:アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)|日本大学生産工学部
日本大学工学部は、日本大学の教育理念である「自主創造」の気風に満ち、自主的に考察して判断できる発想力と解決能力を持つ技術者を養成します。さらに、工学部が提唱する「ロハス工学※」を理解し、調和のとれた持続可能な社会の実現に貢献できる人間性豊かな技術者の育成を目指します。 そのため、工学の各専門分野の知識や技術を修得する意欲を持ち、様々な分野で幅広く、グローバルに活躍することを意識している次のような人材を求めています。 ①本学部のカリキュラムを学修する上での基礎となる知識・技能として高等学校等における学習内容を理解している者。 ②自ら考え、行動・創造するための思考力・判断力・表現力等の能力を有し、高い倫理観とグローバルな視点を持つ、人間性豊かな技術者になる向上心がある者。 ③基本的なコミュニケーション力を有しており、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ意欲がある者。 また、その入学者選抜に当たっては、知識・技能、思考力・判断力・表現力などの能力や、多様な入学者とともに協働して学修する意欲を多面的に評価するために、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜など、以下に示す様々な方式により選抜します。 ※ロハス工学:健康で持続可能な社会実現のために、「人の心と身体、地球にやさしい生き方」を支える工学的技術を研究開発すること。また、それを目的とした学問のこと。
引用:入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)|日本大学工学部
松戸歯学部の教育理念・目標に合致した人を選抜するために,基礎的学力,論理的思考力やコミュニケーション能力などに関する試験を実施し,医療人としての資質を総合的に評価し,以下の資質を持つ人を受け入れる。 AP1. 歯科医学を通じて社会に貢献する志を有する人。 AP2. 歯科医学を修得するための基礎的な学力とコミュニケーション能力を兼ね備えている人。 AP3. 自主的に学ぶ姿勢と創造性に富み,論理的で柔軟な思考力を有する人。 AP4. 他人に対する思いやりを持ち,社会的責任感が強く,多様な価値を受容する寛容性と奉仕的精神を備えている人。 AP5. 諦めない心で歯科医学を探求し,目標や意義を見出すために振り返りができる人。
引用:アドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)|日本大学松戸歯学部
バイオサイエンス学科 入学者受け入れに関する方針(アドミッション・ポリシー:AP) バイオサイエンス学科では,ディプロマ・ポリシーに掲げた人材を育成するために,多様な選抜方法によって,以下の能力・資質を有する者を受け入れる。【知識・技能】 〔AP1〕 高等学校で習得すべき自然科学の基礎知識を有している。 〔AP2〕 高等学校で習得すべき基礎的な数理能力,論理的思考力を有している。 〔AP3〕 日本や国際社会が直面している生命科学および関連領域の諸問題に関する基礎知識を有している。【思考力・判断力・表現力等の能力】 〔AP4〕 入学後にさまざまな分野の文献を調査し,プレゼンテーション,レポート作成を行うにあたって必要とされる国語力を有している。 〔AP5〕 入学後にバイオサイエンスに関連する英語文献の講読,英語でのコミュニケーションに必要とされる基本的な語学力を有している。【関心・意欲・態度・志向性】 〔AP6〕 生命および生命現象とそれらに由来する情報・物質・機能や自然環境に加え,日本や国際社会が直面している生命科学および関連領域に関する問題に強い関心を持っている。 〔AP7〕 「栄養と健康」,「発酵とケミカルバイオロジー」,「微生物と植物」に関する学びを通して自ら課題を見出し,それを積極的・創造的に解決しようとする強い意欲を持っている。 〔AP8〕 日本や国際社会におけるバイオサイエンスおよびそれを基盤とした技術の持続的な発展に貢献しようとする強い意欲を持っている。 〔AP9〕 入学後,本学科での「総合的フィールドサイエンス教育」に関連する実験・実習・演習科目の受講において,多様な人々と協働しつつ主体性を持って学修できる。
引用:入学者受け入れに関する方針|日本大学生物資源科学部
1.幅広い知識を身につけることに旺盛な意志を持ち、同時に高い倫理観を養い、地域社会への貢献に強い意欲を持つ者。 2.ビジネス教養学科の教育課程の専門的な知識と実践的な技能の修得を志し、グローバルな社会での活躍を目指す者。
引用:アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)||日本大学短期大学部(三島校舎)
日本大学の総合型選抜におけるアドミッションポリシーは、「自主創造」の理念を土台としています。自ら学び考え行動する力を重視しているのが特徴です。
共通して求められるのは、基礎学力に加え、課題解決力・論理的思考力・表現力・協働性です。各学部では、専門分野への関心と学ぶ意欲を明確に示す姿勢が評価されます。
志望学部に合格するためには、アドミッション・ポリシーを理解することが欠かせません。理解しておくことで、志望動機をどのようにアピールすべきかが明確になるからです。
総合型選抜におけるアドミッションポリシーの重要性をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
推薦ナビ
総合型選抜のアドミッションポリシーとは?自身との結びつきをアピールするコツも解説 | 推薦ナビ
総合型選抜(AO入試)で重要なアドミッション・ポリシーについて解説します。他にも、重要性や大学のアドミッション・ポリシー一覧についても紹介しています。志望理由書や面…
日本大学における総合型選抜の試験内容
ここからは学部別で、日本大学における総合型選抜の試験内容を解説します。
法学部
文理学部
経済学部
商学部
芸術学部
国際関係学部
危機管理学部
スポーツ科学部
理工学部
生産工学部
工学部
松戸歯科学部
生物資源学部
短期大学部
法学部
法学部は、第1次選考で書類選考、第2次選考で筆記試験が行われます。
第1次選考 (書類選考 )第2次選考 (筆記試験、口頭試問および面接)
出願書類を総合的に評価し、第1次選考合格者を決定。
引用:2025年度総合型選抜:法学部
法学部の各学科で共通して重視されるのは、「自分の意見を根拠とともに説明できる力」です。新聞記事などを活用して社会問題を要約し、自分の考えを書く練習をおすすめします。
面接では法学部志望の理由を具体的に答えることが重要です。過去の経験を将来の目標と結びつけて話せるようにしましょう。
文理学部
文理学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で各学科ごとに異なる試験が行われます。
第1次選考 (書類審査 )第2次選考 (各学科により異なる)
エントリーシートおよび出願時提出書類の内容により第2次選考対象者を決定。
引用:2025年度総合型選抜:文理学部
文理学部は、オープンキャンパスへの参加が出願要件となる学科が多いです。そのため、早期からの準備が必要です。
また、志望理由書では学科の学びと自身の関心を結びつけて具体的に書く力が求められます。日頃から記録を残し、文章にまとめる練習をしておきましょう。
経済学部
経済学部は、第1次選考で書類審査と小論文、第2次選考で面接やプレゼンテーションが行われます。プレゼン型と資格取得型で、1部試験内容が異なります。
全学科プレゼン型 (論文・プレゼンテーションによる選考) 全学科 資格取得型 (資格取得者を対象とした論文による選考 )
第1次選考 ①書類審査:エントリーシートを対象に本学部への明確な志望動機を評価します。 ②小論文:課題に対応した知識、関心、論理的な思考力、表現力を評価します。 ※それぞれ最低基準を設け、基準に達しない場合は不合格となります。 第2次選考 プレゼンテーション(研究発表):小論文の発展性、的確な表現力(プレゼンテーション)を評価します。
引用:2025年度総合型選抜:経済学部
第1次選考
①書類審査:エントリーシートを対象に取得した資格等を入学後の学修への活用を含む本学部への明確な志望動機を評価します。
②小論文A:課題に対応した知識、関心、論理的な思考力、表現力を評価します。
※それぞれ最低基準を設け、基準に達しない場合は不合格となります。
第2次選考
①小論文B:小論文Aに関連した課題に対応した知識、関心、論理的な思考力、表現力を評価します。
②面接:本学部での修学意欲、態度を評価します。
※それぞれ最低基準を設け、基準に達しない場合は不合格となります。
参考:2025年度総合型選抜:経済学部
プレゼン型と資格取得型、両方式に共通する試験内容は、小論文と面接です。
小論文では、与えられた課題に対して論理的な思考力と表現力が評価されます。面接では、学部への志望動機や学習意欲が問われます。
プレゼン型を受ける場合は、練習を重ね、明確な話し方と適切な時間配分を身につけましょう。
商学部
商学部は、第1次選考が書類審査と小論文、第2次参考がプレゼンテーションと面接です。
①書類審査 ②小論文(事前課題) ※各選考方法には、それぞれ合格最低基準を設け、各すべての合格最低基準を満たす者を合格とします。 ※第1次選考の書類審査では,本学部がアドミッション・ポリシーや募集要項で示す「学生像」、「出願要件」に照らし、提出書類の内容を評価します。とりわけ、特定分野における卓越性や強い関心・意欲を審査します。
引用:2025年度総合型選抜:商学部
①プレゼンテーション ②面接 ※第1次・第2次選考により総合的に判定する。
引用:2025年度総合型選抜:商学部
第1次選考の小論文は、あらかじめ指定されたテーマに対して、自分の考えを論理的にまとめる力が問われます。
第2次選考は、提出した小論文を基にしたプレゼンテーションと、面接が実施されます。与えられたテーマに対して、主張・根拠・具体例を整理し、筋道を立てて考える力を養いましょう。
芸術学部
芸術学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で各学科ごとに異なる試験方法が用意されています。
第1次選考 (書類選考) 第2次選考 (各学科により異なる)
参考:2025年度総合型選抜:芸術学部
※エントリーシート(学科指定提出物を含む)をもとに審査を行い、試験対象者を決定します。
※学科・コースによっては、選考日までに課題提出等を求める場合があります。
芸術学部は、各学科・コースごとに実技試験が多い傾向があります。
志望学部の実技試験の対策と面接練習をする必要があるのです。また、美術学科彫刻コースや演劇学科などの1部の学科では、小論文や作文の対策も必要です。
志望する学科の試験内容を確認し、適切な対策を行いましょう。
国際関係学部
国際関係学部は、第1次選考で書類審査、最終選考で小論文やプレゼンテーションなどが行われます。出願時期により、選考方法が異なるので下記を参考にしてください。
国際関係学部の総合型選抜は、3つの方式で構成されます。
第1期 :探究型プレゼンテーション方式
第2期 :海外経験・語学力活用方式、ディスカッション方式、文化・芸術・スポーツ等方式
第3期 :探究型プレゼンテーション方式、ディスカッション方式
書類審査に加えて、小論文やグループディスカッションが特徴的です。
各方式に共通し、「自分の考えを筋道立てて表現する力」と「国際的な関心や経験への意欲」が問われます。そのため、国際問題や異文化理解に関するテーマで意見文を書く練習を行いましょう。
危機管理学部
危機管理学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で口頭試問と面接が行われます。
第1次選考 (書類選考) 第2次選考 (各方式により異なる)
危機管理学部では、全ての方式で「総合問題試験」と「面接・口頭試問」が実施されます。社会課題への関心、論理的に考える力、自分の考えを的確に伝える力が問われるのです。
日頃から、新聞やニュースを通じて時事問題に触れ、自分の意見をまとめる練習をしましょう。
スポーツ科学部
スポーツ科学部は、第1次選考で書類選考、第2次選考でプレゼンテーションや面接などが行われます。
アスリート型・自己アピール型の2方式、共通して、課題レポートの提出・プレゼンテーション・面接が実施されます。
スポーツへの主体的な取り組みと、そこから得た学びや成長を具体的にアピールしましょう。
理工学部
理工学部は、各学科異なる選考方法を採用しています。
理工学部は、共通して事前課題の提出と面接が実施されます。
事前課題は、与えられたテーマに対し、自分なりに調べて考察し、論理的にまとめる力が問われます。面接では、課題内容や志望動機について深く聞かれるため、事前にしっかりと準備が必要です。
テーマに関連する基礎知識を身につけ、自分の意見を明確に表現する練習をしましょう。
生産工学部
生産工学部は、第1期で書類審査・基礎学力検査・事前課題による口頭試問を含む面接の実施が行われます。第2期は、書類審査・模擬授業を受講し、課題の提出・面接が実施されます。
第1期・第2期どちらの方式も、書類審査や面接に加え課題への取り組み姿勢や理解力、基礎学力の重視が特徴です。
面接では、志望動機や将来の展望、課題レポートの内容について問われます。自分の考えを明確に伝えられるよう、面接練習をしましょう。
工学部
工学部は、プレゼン型と模擬授業型による選考が行われます。
プレゼン型は、志望理由に基づく資料を提出し発表・口頭試問・面接を行います。
模擬授業型は、授業を受けた上で課題に取り組み、理解力や学習意欲を面接で評価します。
どちらの方式も「ロハス工学」への理解と共感が重視されることが特徴です。自分の将来の目標を「ロハス工学」とどう結びつけるかを明確にし、言葉で説明できるように準備しましょう。
松戸歯科学部
松戸歯学部は、基礎学力検査・小論文・面接で選考が行われます。
基礎学力検査※英語、数学、国語(古文・漢文を除く)
小論文
面接
参考:2025年度総合型選抜:松戸歯科学部
基礎学力検査は英語・数学・国語の基本問題が出題されます。高校範囲の復習が必要です。
小論文は、医療や社会に関するテーマが出題されます。時事問題を調べ、自分の意見をまとめる練習をしましょう。
面接は、志望動機や歯科医師としての適性が問われます。自分の体験と志望理由を結びつけて話せるよう準備しましょう。
生物資源学部
生物資源学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で学科ごとに異なる内容の口述試問が行われます。
生物資源学部は、学科ごとの専門性と実践力を重視した選考が特徴です。
第1次選考は、志望理由書や小論文などの書類審査が行われます。第2次選考は、各学科に関連する実験・実習・演習と、それに基づく発表や口述試問が実施されます。
志望学科に関連する基礎知識(生物・化学・環境など)を事前に学習しましょう。実習での観察力やデータ整理力も求められるため、理科の実験手順やレポート作成の練習も有効です。
短期大学部
短期大学部は、書類審査と面接による選考が行われます。 ①書類審査(課題論文含む) ②面接 ※上記①・②により総合的に判定する。
引用:2025年度総合型選抜:短期大学部
課題論文のテーマは、ホームページ からダウンロードが可能です。
面接は、志望動機や将来の目標、社会貢献への意欲などが問われます。事前に志望理由や課題論文の内容を整理し、自分の考えを明確に伝えられるよう準備しておくことが重要です。
日本大学における総合型選抜の合格体験談
ここからは、日本大学の総合型選抜に合格した人の体験談を紹介します。体験談を踏まえ、合格のコツもあわせて解説します。
芸術学部に合格したR.Mさん
総合型選抜で提出するエントリーシートを先生と一緒に夏休みの間何回も書き直しました。エントリーシートで半数以上が落とされるので、納得いくまで何回も構成し直し、何回も書き直しました。先生が実際に受験の際に書いた志望理由書も参考にさせてもらいました。一ヶ月間先生がつきっきりでエントリーシートの清書を手伝ってくれました。おかげでエントリーシートの審査も通過し、総合型選抜での合格もできました。 先生との距離が近い個別指導では、思いっきり先生に頼ることができました。
引用:大学受験体験記|個別指導Axis
総合型選抜で提出するエントリーシートは、第3者に見てもらうことをおすすめします。フィードバックを受けることでより具体的なエントリーシートになり、審査通過につながるのです。
商学部に合格したM.Fさん
緊張すると早口になってしまう癖があるため、自宅で何度も練習しました。録音したり、読む時間を計ったりとスピーチの速度を調整。プロジェクターで映し出されたスライドを適切なタイミングで切り替える練習や、内容が正確に伝わるよう表現も熟考を重ねました。
引用:日本大学商学部総合型選抜合格体験記|CLOSE UP Kinuta
プレゼンテーションでは、聞き手に分かりやすく伝えることが求められます。事前の練習では、録音し話す速度や表現を客観的に見直すことが大切です。
総合型選抜試験に合格した受験生の体験談をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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日本大学における総合型選抜の対策方法
ここからは日本大学における総合型選抜の試験対策を、3つにまとめて紹介します。
事前課題に基づいたプレゼンテーション対策をする
エントリーシートに具体的な活動実績を反映させる
志望学部に関連する資格を取得する
事前課題に基づいたプレゼンテーション対策をする
事前課題に基づいたプレゼンテーション対策をしましょう。
日本大学文理学部の多くの学科や経済学部では、作成した小論文を基にプレゼンテーションを行います。
プレゼンテーションでは、課題の内容を深く理解し自分の考えや意見を論理的に整理することが求められます。また、限られた時間内で効果的に伝えるために、話す順序やスライドの構成も工夫しましょう。
繰り返し練習を行い、内容だけでなく話し方や表情にも意識を向けることで、より説得力のある発表が可能です。プレゼンテーションの対策を行うことにより、志望校の合格に近づきます。
総合型選抜における面接試験の具体的な対策方法をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
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エントリーシートに具体的な活動実績を反映させる
エントリーシートに具体的な活動実績を反映させましょう。
単に、「頑張った」「努力した」という抽象的な表現では伝わりません。どのような取り組みを行い、どのような成果を上げたのかを具体的に伝えることが重要です。
たとえば、部活動やボランティア、課外活動での役割や工夫した点、そこで得た学びや成長を記述します。具体的に記述することで、主体性や実行力が伝わるのです。
読み手がイメージしやすい内容にすることで、書類審査の通過につながります。総合型選抜におけるエントリーシートの書き方を詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。
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総合型選抜のエントリーシートとは?書き方や提出時期なども解説 | 推薦ナビ
本記事では、「エントリーシートとは何か?どのように書けばよいのか?」という疑問をお持ちの方々に向けて、総合型選抜において必要とされるエントリーシートについて詳細…
志望学部に関連する資格を取得する
志望学部に関連する資格の取得は、書類選考を有利に進めます。次のような資格の取得は、意欲や適性を示す有効なアピール材料になるからです。
学部名 評価される資格の例 法学部 ・法学検定 ・知的財産管理技能検定 ・ビジネス著作権検定など 国際関係学部 ・英語検定 ・TOEFL ・TOEICなど 経済学部 ・日商簿記検定 ・全経簿記 ・基本情報技術者試験など 危機管理学部 ・ITパスポート試験 ・情報セキュリティマネジメント試験 ・基本情報技術者試験 ・防災士資格取得試験など 文理学部 ・漢字検定 ・数学検定 ・英語検定など
学問と関連性の高い資格の取得は、基礎知識を備えていることを証明します。資格の取得で他の受験生との差別化を図れるのです。
アピールできる資格がない場合、試験結果だけが合否を左右するため、取得がおすすめです。総合型選抜で有利になる資格を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
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総合型選抜で有利になる資格一覧!体験談と取得するメリット | 推薦ナビ
この記事では、総合型選抜で有利になる資格の一覧を紹介します。また、それぞれの資格がどのように評価されるか、取得方法についても詳しく解説します。
まとめ
この記事では、日本大学総合型選抜の概要を解説しました。
日本大学の総合型選抜は、学部ごとに異なる選考方法を実施しています。合格するために、志望学部の試験内容を把握し、試験対策を計画的に進めましょう。
また、アドミッション・ポリシーの理解も重要です。書類選考や面接で重視されます。自己分析を行い、自分の経験や興味関心を志望学部の学びとどう結びつけるかを明確にしておくことが大切です。