早稲田大学のJCulPとは?試験の特徴&出願条件・倍率まとめ

早稲田大学のJCulPとは?試験の特徴&出願条件・倍率まとめ

「早稲田大学のJCulP入学試験ってどんな入試なんだろう?」
「倍率は高いのかな…」
「どんな対策をしたら合格できるんだろう」

早稲田大学のJCulP入学試験は、文化構想学部が実施している総合型選抜の一つです。

JCulPは国際日本文化論プログラムの略称で、日本学生と海外学生が交流しながら学び合う特殊な学びの場として設けられています。例年、高い英語能力と向学心を持つ学生が受験する人気の高い入試方式です。

そんなJCulP入学試験を受験しようと考えているものの、実際にどんな入試なのか、イメージが湧かない人も多いですよね。

そこで本記事では、難易度や出願書類の紹介を交え、JCulP入学試験の特徴を解説します。試験合格に向けた対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、早稲田大学における総合型選抜の全体像を詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

この記事の要約
  • 文化構想学部の英語学位プログラムにおける入学試験
  • 合格には高い英語能力が必要
  • 選考での学力試験なし

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目次

早稲田大学のJCulP入学試験とは?

早稲田大学のJCulP入学試験とは、国際日本文化論プログラムで学ぶ学生を募集する総合画型選抜の一つです。

入学後は、海外の学生と日本の学生が交流を深めながら日本文化をテーマとした研究を行います。そのため、高い英語能力が求められるのが特徴です。

対象は文化構想学部のみ

早稲田大学のJCulP入学試験で受験できるのは、文化構想学部のみです。文化構想学部の中の国際文化論プログラムで学ぶ人を募るのが、JCulP入学試験となります。

海外の学生15名と日本の学生15名という限られた人数で構成されているプログラムなので、語学力と日本文化への向学心が求められる入学試験です。そのため、ただ早稲田大学・文化構想学部に興味があるというだけでは合格できません。

確かな実力に加えて、早稲田大学で学んだことをどのように将来活かしたいのかまで深く考えることが大切です。事前に文化構想学部・国際文化論プログラムについて入念に調べたうえで、志望理由を固めておきましょう。

英語能力を重視

早稲田大学・JCulP入学試験では、高い英語能力の有無が重要視されます。上述したように、文化構想学部・国際文化論プログラムでは海外の学生と共に学ぶ力が求められます。

入学後に学びを修得するためには英語能力が必要不可欠のため、出願時には英語4技能テストの結果が必須の提出書類として設けられています。

また第2次試験の面接は英語で行われており、語学力の高さが求められる入試方式といえます。

学力試験はなし

早稲田大学・JCulP入学試験の選考では、学力試験がありません。

JCulP入学試験の選考では、第1次試験で書類審査・第2次試験では英語による面接を通して合否を判定しています。教科ごとの学力を問う筆記試験は設けられていないのが特徴です。

そのため、早稲田大学・JCulP入学試験に合格するためには選考内容に合わせた対策が不可欠です。一般選抜の対策とは大きく異なりますので、注意しましょう。

各選考の特徴や対策方法については後ほど解説します。

早稲田大学・JCulP入学試験の試験内容

ここからは早稲田大学・JCulP入学試験の試験内容2つを詳しく解説します。

【2026年度 早稲田大学・JCulP入学試験日程】

志願者情報登録期間2025年9月1日~9月8日
出願書類提出期間2025年9月1日~9月8日
第1次試験合格発表2025年11月20日
第2次試験2025年12月7日
第2次試験合格発表2025年12月18日
参考:早稲田大学JCulP入試要項

第1次試験:書類審査

第1次試験では出願書類の内容で、合否を判定します。記入漏れや誤字脱字がないように入念に確認したうえで、提出しましょう。

早稲田大学・JCulP入学試験の出願書類は、種類が多く早めに準備することが大切です。提出期限から逆算し、余裕を持たせて準備に取り掛かるようにしてください。

各出願書類の詳細については後ほど解説します。

第2次試験:面接

第2次試験は、英語による個人面接です。

早稲田大学・JCulP入学試験の面接試験は、オンラインで行われます。第1次試験合格発表日に合格者のメールアドレスに詳細が送られてくるので、そちらを確認して接続してください。

なお、オンラインでの面接のためインターネット接続環境や機材の準備は受験者自身で行う必要があります。試験直前に慌てることのないように、合格発表を受けたら速やかに受験の準備を進めましょう。

早稲田大学・JCulP入学試験の出願書類

早稲田大学・JCulP入学試験の出願には、下記12種類の書類提出が必要です。

参考:早稲田大学JCulP入試要項

それぞれ詳しく解説します。

出願書類チェックリスト

出願書類チェックリストは、早稲田大学・JCulP入学試験の出願者全員が提出しなければならない書類です。所定のフォーマットが用意されているので、プリントアウトして使用しましょう。

チェックリストに基づいてすべての郵送書類・出願システムへの手続きが完了しているかを確認し、出願書類に同封して提出してください。

Application Form 1~3

早稲田大学・JCulP入学試験の出願時には、出願システムを通じてApplication Form1~3

の入力が求められます。

いずれも志願者本人の言葉で、英語にて記入しなければなりません。万が一、日本語で記入するよう指示がない箇所に日本語等で記入した場合には無効になるので注意しましょう。

また、出願システムにて提出を終えたら入力したすべてのぺージの印刷が必要です。それぞれA4サイズの用紙に片面・カラーでプリントアウトし、すべてのページをまとめて左上をクリップ留めして郵送の出願書類に同封してください。

Study Abroad Experienceを証明する書類

早稲田大学・JCulP入学試験の出願には、「Study Abroad Experienceを証明する書類」の提出が任意で求められます。

上述のApplication Form 1の中に「Study Abroad Experience」を入力する欄が設けられており、中学卒業移行に海外の教育機関へ留学した経験について記載します。

留学期間については制限が設けられていないため、短期留学でも記入可能です。入力した場合には、証明できる書類を提出しましょう。

どのような証明書が必要かは、高等学校において単位認定がされるかどうかで変わります。事前に高校に確認し、必要な書類を準備してください。

English Test Informationを証明する書類

早稲田大学・JCulP入学試験では、出願時に「English Test Informationを証明する書類」として英語4技能テストのスコアカード等を提出する必要があります。

上述のApplication Form 2の中にある「English Test Information」欄に記載した、英語4技能テストの結果証明となる書類を提出しましょう。入力内容と不一致の書類を提出する場合、無効扱いとなるので注意してください。

Other Test Informationを証明する書類

早稲田大学・JCulP入学試験出願時には、必要に応じて「Other Test Informationを証明する書類」の提出が求められます。

上述のApplication Form 2の中には、「Other Test Information」の入力欄が設けられています。「English Test Information」で指定されている英語4技能テスト以外の各種語学検定や大学入学資格試験・統一試験の受験経験がある場合には、最大3つまで入力可能です。

指定欄に入力した場合には、「Other Test Informationを証明する書類」として試験のスコアカードや合格証明書等の郵送による提出が必要です。提出は原則として原本のみが認められています。早めに準備を進めておきましょう。

Academic Honors & Personal and Volunteer Activities

早稲田大学・JCulP入学試験の出願には、「Academic Honors & Personal and Volunteer Activities」が提出書類に含まれています。

Academic Honorsでは、学業において表彰されたことや学芸・文芸等の活動などを最大3つまで記入できます。Personal and Volunteer Activitiesには、スポーツやボランティアを含む学業以外の活動を最大3つまで記入可能です。

提出は任意とされていますが、入試要項には「所定書類のうち最低1つは記入して提出することを強く推奨する」と書かれています。これまでの経験を思い返し、1か所以上を入力して提出するようにしましょう。

Academic Honersを証明する書類

早稲田大学・JCulP入学試験の出願書類である「Academic Honors & Personal and Volunteer Activities」にて、Academic Honorsについて記入した場合には活動証明として「Academic Honersを証明する書類」の提出が必要です。

「Academic Honersを証明する書類」には原則として大学側が用意している活動内容証明書を使用しますが、事情により作成ができない場合には活動内容証明書に準ずる文書の提出でも構いません。

また、調査書内で記入内容を証明する場合は、末尾に「(see transcript)」と記することで代用できます。

Personal and Volunteer Activitiesを証明する書類

早稲田大学・JCulP入学試験の出願書類である「Academic Honors & Personal and Volunteer Activities」で、Personal and Volunteer Activitiesについて記入した場合には活動証明として「Personal and Volunteer Activitiesを証明する書類」の提出が求められます。

「Personal and Volunteer Activitiesを証明する書類」は、原則として活動内容証明書を使用します。日本語での文書作成が困難などの事情がある場合には、他の書式での代用も可能です。

上述の「Academic Honersを証明する書類」と同様に、調査書内で活動証明できる場合には末尾に「(see transcript)」と記することで代用可能です。

出願資格を証明する書類

早稲田大学・JCulP入学試験に出願する際は、出願資格を証明する書類が必要です。出願には、以下の4つのうちのいずれかに該当しなければなりません。

【早稲田大学・JCulP入学試験の出願資格】

  • 高等学校または中等教育学校を卒業もしくは卒業見込み
  • 通常の課程による12年の学校教育を修了もしくは終了見込み
  • 高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められるもしくは該当見込み
  • 個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められている

出身学校長が作成する調査書や卒業証明書・高等学校卒業程度認定試験の合格成績証明書など、自分が該当する出願資格を証明する書類を用意しましょう。

学校に依頼すると、作成に時間がかかる場合があります。必要な書類が明確になり次第、早めに相談してください。なお、証明書は厳封されているもののみ有効な書類として認められます。未開封の状態で、そのまま出願書類に同封してください。

成績を証明する書類

早稲田大学・JCulP入学試験の出願時には、高校在学期間の成績を証明する書類の提出も必要です。

調査書や成績証明書など、学校により作成してもらえる書類が異なる場合があります。なるべく早い段階で、成績証明ができる書類の作成が必要である旨を伝えましょう。

「出願資格を証明する書類」と同様に、証明書は厳封のものに限り認められています。封書をそのまま他の出願書類と合わせて郵送してください。

志望理由書

出典:志望理由書

早稲田大学・JCulP入学試験の出願時には、大学指定のフォーマットを使用した志望理由書の作成が必要です。

志望理由書は以下の指示文に従い、エッセイを英語で作成します。

【志望理由書の指示文】

Using your own personal experience as a foundation, write an essay in English of around 800 words explaining why you wish to enter the Global Studies in Japanese Cultures Program (JCulP). 
Please address the following questions:
① What are you particularly interested in studying at JCulP? 
② What makes you a suitable and unique candidate for the program? 

引用:早稲田大学JCulP入試要項

機械翻訳や生成AIを使用した書類作成は認められていません。必ず、自分自身の言葉で作成して提出しましょう。

提出書類返還依頼書

早稲田大学・JCulP入学試験の出願書類返還を希望する場合には、出願時に提出書類返還依頼書の提出が必要です。

返還の対象となるのは、再発行が不可能な書類のみです。公証書や成績証明書などの再発行が可能な語学能力証明書は、返還対象になりません。書類作成の際は注意しましょう。

また、書類の返還には1~2ヶ月かかります。時間がかかることを把握したうえで、申請してください。

早稲田大学・JCulP入学試験の倍率・難易度

2025年度早稲田大学・JCulP入学試験の実質倍率は、4.7倍です。

【2025年度早稲田大学・JCulP入学試験倍率】

第1次試験倍率約1.9倍
第2次試験倍率約1.9倍
実質倍率約4.7倍
参考:入試結果

2025年度の早稲田大学・JCulP入学試験では募集人員15名に対して、最終合格者は24名という結果となりました。

各試験の倍率は1.9倍です。試験による難易度の差は見られないため、第1次試験から気を引き締めて対策を進める必要があることがわかります。

早稲田大学・JCulP入学試験のアドミッションポリシー

早稲田大学・JCulP入学試験を実施している文化構想学部では、アドミッションポリシーとして以下の3つを掲げています。

【アドミッションポリシー】

  • 学部の理念・目標を理解し、学位取得に積極的に取り組む意欲がある
  • 文化構想学部のカリキュラムを理解し、入学後の修学に必要な基礎学力がある
  • 入学以前に幅広い学習と経験を積んでいる

参考:文化構想学部 アドミッションポリシー

JCulP入学試験で合格するには、アドミッションポリシーを把握しておくことが大切です。早稲田大学がJCulP入学試験を通して求める人物像を理解し、自分が一致していることをアピールすることで高い評価を得ることができます。

アドミッションポリシーについてより詳しく知りたい人は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

【試験別】早稲田大学・JCulP入学試験の対策方法

ここからは次の試験別に、早稲田大学・JCulP入学試験の合格に向けた対策方法を解説します。

書類審査

早稲田大学・JCulP入学試験の書類審査に合格するためには、特に志望理由書に力を入れて対策することが大切です。

早稲田大学・JCulP入学試験出願には多くの書類準備が必要になりますが、中でも他の志願者との差がつきやすいのが志望理由書です。JCulP入学試験に合格したら何を学びたいのか、なぜ入学したいのかを深めて言語化するようにしましょう。

また、早稲田大学・JCulP入学試験の志望理由書は英語で作成します。スペルミスや文法上の誤りがないように、入念に見直してから提出してください。

総合型選抜の志望理由書の書き方について詳しく知りたい人は、以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

面接

早稲田大学・JCulP入学試験の面接対策としては、模擬面接に力を入れるのが効果的です。

早稲田大学・JCulP入学試験の面接は、オンラインによる約15分間の個人面接です。限られた時間の中で入学への熱意やこれまでの経験を十分にアピールできるように、繰り返し練習しておきましょう。

特に、想定質問に対する答えを用意しておくのがおすすめです。提出した書類には事前に目を通しておき、一貫性のある回答ができるように準備して臨んでください。

面接試験の対策方法については、以下の記事でより詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にしてください。

まとめ

この記事では、早稲田大学・JCulP入学試験の倍率や試験対策の方法などを交えながら受験情報を解説しました。

記事の中で紹介したように、早稲田大学・JCulP入学試験では、準備すべき出願書類が数多くあります。各署と連携を取りながらスムーズに用意できるように、計画的に準備することが大切です。

また、合格のためには出願準備と並行して試験対策を進めることも重要なポイントです。自分一人で対策するのに不安がある場合には、学校や塾の先生などプロに相談しながら取り組むのがおすすめです。

合格に向けて、今からできることに早速着手していきましょう。

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