
「明治大学の公募制特別入学試験ってどんな入試?」
「出願条件は厳しいのかな…」
「合格するには、どんな対策が必要なんだろう?」
明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)に関心はあるものの、入試に関する情報が少なく具体的なイメージが湧かない人は多いですよね。
受験前に合格の可能性がある入試かを、判断したい人にもいるはず。
公募制特別入学試験は、商学部のみで実施される制度です。出願資格や選考方法を理解しないまま対策を始めては「もっとちゃんと調べておけばよかった…」と後悔しかねません。
本記事では倍率や試験内容も交え、明治大学・公募制特別入学試験の特徴を解説します。受かりやすい人の特徴や対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、明治大学における総合型選抜の全体像を詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。
情報まとめ【試験内容から対策方法まで】
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- 明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)は商学部のみで実施
- 商業部門と留学部門の2種類がある
- 共通テストの成績・書類審査・口頭試問で合否が決定
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明治大学の公募制特別入学試験とは?
明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)は、大学入学共通テストの成績を活用しながら、学生の適性や志望理由も評価する総合的な選抜方式です。
なお「大学入学共通テスト利用特別入学試験」は公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)と同じ入試を指す別称です。出願条件や試験内容に違いはありません。
一般選抜の個別試験とは異なり、共通テストを中心とした選考が行われます。
対象は商学部のみ
明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)は、商学部でのみ実施される入試形式です。
商学部の教育目標は「商学の専門知識と深い人間理解力を備えた人材の育成」です。教育目標に合致した学生を選抜するために、公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)が設計されています。
明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)は、商業高校出身者や海外留学経験者などのバックグラウンドを持つ学生を受け入れるための特別な制度です。
一般選抜では合格が難しい学生でも、商業や国際的な経験を活かして、合格を狙える入試方式といえます。高校で培った専門知識や国際的な視点が、商学部での学びを充実させると判断されます。
商業高校生や留学経験者にとって、自分の強みを活かして合格を目指せる重要な選択肢となっているのです。
参考:2026年度 商学部公募制特別入学試験要項 (大学入学共通テスト利用)
他推薦入試との違い
共通テストが試験内容に組み込まれている点で、明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)と他の入試方式は大きく異なります。
| 入試方法 | 共通テスト | 推薦 | 試験内容 |
|---|---|---|---|
| 公募制特別入学試験 | 活用 | 不要(自己推薦) | 共通テスト+書類審査+口頭試問 |
| 一般選抜 | 活用しない | 不要 | 個別試験が中心 |
| 学校推薦型選抜 | 活用しない | 必須 | 推薦が必須 |
| 総合型選抜(旧AO入試) | 課さない | 不要 | 書類・面接中心 |
明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)の特徴は、共通テスト・書類審査・口頭試問を組み合わせた総合的な選考方式である点です。
一般選抜が個別試験中心であるのに対し、共通テストを活用することで、全国どこからでも受験できます。
学校推薦型選抜や総合型選抜とも異なります。学校推薦型選抜は高校の推薦が必須です。しかし、明治大学の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)は自己推薦(公募制)で出願可能です。
書類審査と口頭試問を通じて、学力だけでなく学生の適性や志望理由を総合的に評価する選考方式となっています。
明治大学・公募制特別入学試験における入試方式の種類
ここからは次の部門別に、明治大学・公募制特別入学試験における入試方式の種類を解説します。
商業部門
明治大学・公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)の商業部門は、商業高校で専門的な学習を積み、簿記資格を取得した学生が対象です。
商業高校での実績と資格が、大学での学習に直結すると判断され、選考で重視されます。下表に概要をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 商業高校出身者で簿記資格2級以上を取得している者 |
| 募集人数 | 25名 |
| 試験内容 | 共通テスト(国語・英語・社会/数学/情報から1科目)、書類審査、口頭試問 |
| 特徴 | 商業高校での学習実績と資格取得が重視される |
商業部門では、まず共通テストで基礎学力が測られます。そして書類審査と口頭試問を通じて、受験生の商業知識と志望理由が総合的に評価されます。一般選抜では合格が難しい学生でも、商業高校での実績と簿記資格があれば、合格のチャンスが広がります。
出願には2級以上の簿記資格が必要
商業部門への出願には、日本商工会議所主催の簿記検定試験2級以上の合格が必須条件です。 簿記資格は、商業高校での学習成果を証明する重要な指標として位置づけられています。
商業部門の出願資格は、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。
- 高等学校等の卒業見込み:高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を2025年4月1日から2026年3月31日までに卒業または卒業見込み
- 商業科目の単位修得:高等学校等の課程に関する学科または技能学科で、「商業」及びそれに類する科目を20単位以上修得
- 簿記資格の取得:日本商工会議所主催の簿記検定試験(第一級試験方式、ネット試験方式、団体試験方式)2級以上に合格
参考:2026年度 商学部公募制特別入学試験要項 (大学入学共通テスト利用)
出願に間に合うよう、資格の受験日を決めておきましょう。
学力と対話力をはかる試験内容
商業部門の試験は、共通テストと書類審査、口頭試問で構成されています。
| 大学入学共通テストの成績を活用 | 共通テスト国語:近代以降の文章のみ、配点110点を100点に換算 共通テスト英語:リスニング含む、配点200点を100点に換算 共通テスト社会・数学・情報:1科目選択(複数受験した場合は高得点科目を利用) |
| 書類審査と口頭試問 | 書類審査:志望理由書や活動報告書などの提出書類を評価 口頭試問:志望理由書の内容や商業・商学に関する知識について面接 |
合格者決定は、上記を総合的に評価して合否を判定されます。
留学部門
明治大学・公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)の留学部門は、高校在学中に海外留学を経験し、国際的な視点を持つ学生が対象です。
留学経験と英語力が、大学での学習に直結すると判断され、選考で重視されます。下表に概要をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 高校在学中に海外留学経験がある者 |
| 募集人数 | 10名 |
| 試験内容 | 共通テスト(国語・英語/ドイツ語/フランス語・社会/数学/情報から1科目)、書類審査、口頭試問 |
| 特徴 | 留学経験と英語力、国際的視点が重視される |
留学部門では、まず共通テストで基礎学力が測られます。そして書類審査と口頭試問を通じて、受験生の留学経験と国際的な適性が評価されます。
次のような学生を求めているため、海外での経験が有利なのです。
- グローバル化するビジネス環境に対応できる
- 実践的な国際経験を持っている
出願には留学経験が不可欠
留学部門への出願には、高校在学中の30単位以上の留学経験が必須条件です。 留学経験は、国際的な視点とビジネス環境での適応力を示す重要な要素として評価されます。
留学部門の出願資格は、以下の条件を満たす必要があります。
- 高等学校等の卒業見込み:高等学校等を2025年4月1日から2026年3月31日までに卒業または卒業見込み
- 留学経験と単位認定:高等学校等在学中に留学経験があり、30単位以上の単位を在籍する高等学校等において認定されていること
- 外国語選択時の追加条件:大学入学共通テスト外国語でドイツ語またはフランス語を選択する場合は、それぞれの言語検定試験2級以上の合格が必要
参考:2026年度 商学部公募制特別入学試験要項 (大学入学共通テスト利用)
海外留学の準備期間も含めて、受験計画を立てておきましょう。
主な試験は共通テスト+面接
留学部門の試験は、共通テストと書類審査、口頭試問で構成されています。
| 大学入学共通テストの成績を活用 | 共通テスト国語:近代以降の文章のみ、配点110点を100点に換算 共通テスト外国語:英語、ドイツ語、フランス語から1科目選択(英語はリスニング含む、配点200点) 共通テスト社会・数学・情報:1科目選択(複数受験した場合は高得点科目を利用) |
| 書類審査と口頭試問 | 書類審査:志望理由書や活動報告書などの提出書類を評価 口頭試問:留学経験、英語力、国際的視点、ビジネスパーソンとしての適性について面接 |
留学部門においても、共通テスト・書類審査・口頭試問を総合的に評価して合否が決定されます。
明治大学・公募制特別入学試験の倍率・難易度
明治大学の公募制特別入学試験は、募集人数が比較的少なく、難易度は高いと考えられます。ただし、正確な倍率を算出することは難しいです。合格者数が公表されていないからです。
| 部門 | 募集人数 |
|---|---|
| 商業部門 | 25名 |
| 留学部門 | 10名 |
| 合計 | 35名 |
商学部全体の入学定員が数百名であることを考えると、公募制特別入学試験の枠は限定的です。特に留学部門は10名という少ない募集人数のため、競争が激しいことが予想されます。
受験生は募集人数と自分の適性を照らし合わせ、合格の可能性を判断する必要があります。
明治大学・公募制特別入学試験に受かりやすい人の特徴
ここからは明治大学の公募制特別入学試験に受かりやすい人の特徴を、3つにまとめて解説します。
共通テストで高得点を取得できる人
公募制特別入学試験は共通テストの成績が合否判定の大きな要素となるため、共通テストで高得点を取得できる人が有利です。
- 共通テストの対策に十分な時間をかけられる人:限られた時間の中で効率的に学習を進められる人
- 国語と英語の基礎学力が高い人:全員が受験する国語と英語で安定した得点を取得できる人
- 共通テストの成績を武器にしたい人:個別試験よりも共通テストで自分の実力を発揮できる人
共通テストで高得点を取得できることが、公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用特別入学試験)における強みとなります。共通テストの対策を最優先に、計画的に学習を進めることが合格への近道です。
【商業部門】商業高校での学習実績がある人
商業部門に合格するには、商業高校での学習実績と簿記資格が重視されるため、以下の特徴を持つ人が有利です。
- 商業高校出身者:商業科目での専門的な学習経験を積んでいる人
- 簿記資格(2級以上)を取得している人:出願資格を満たし、商業知識の深さを証明できる人
- 商業科目での成績が優秀な人:高校での学習成果が明確に評価できる人
- 商学部での学習に強い興味がある人:志望理由書や口頭試問で志望動機を明確に述べられる人
- 商業分野でのキャリアを考えている人:大学での学習と将来のキャリアの一貫性を示せる人
商業高校での学習実績と簿記資格があれば、一般選抜では難しい明治大学商学部への進学が現実的になります。高校での専門知識を活かし、志望理由書や口頭試問で自分の強みを明確に伝えることが重要です。
【留学部門】海外留学経験があり英語力が高い人
留学部門に合格するには、海外留学経験と英語力が重視されるため、以下の特徴を持つ人が有利です。
- 高校在学中に海外留学経験がある人:出願資格を満たし、実践的な国際経験を持つ人
- 英語のリスニング力が高い人:共通テスト英語で高得点を取得できる人
- 国際的な視点を持つ人:留学経験を通じて得た多角的な視点を持つ人
- ビジネスパーソンとしてのグローバル対応力を目指す人:商学部での学習と将来のキャリアを結びつけられる人
- 留学経験を大学での学習に活かしたい人:口頭試問で留学経験の意義を明確に説明できる人
海外留学経験と高い英語力があれば、グローバル化するビジネス環境に対応できる人材として評価され、合格の可能性が高まります。留学で得た経験と視点を、商学部での学習にどう活かすのかを明確に示しましょう。
明治大学・公募制特別入学試験に受かりづらい人
受かりやすい人に続き、ここからは明治大学の公募制特別入学試験に受かりづらい人の特徴を、2つにまとめて解説します。
志望理由書や活動報告書で自己アピールできない人
書類審査は合否判定の重要な要素であり、志望理由書や活動報告書での自己アピールが不十分だと、合格は難しくなります。
- なぜ明治大学商学部なのかを明確に説明できない人:志望理由が曖昧では、入試担当者に熱意が伝わらない
- 自分の学習経験や活動実績を文章で表現できない人:高校での実績を効果的にアピールできない
- 志望理由が曖昧または一般的すぎる人:「商学を学びたい」という理由だけでは差別化できない
- 自己分析が不十分な人:自分の強みや適性を理解していないため、説得力のある志望理由が書けない
志望理由書は、明治大学商学部でなければならない理由を、具体的かつ論理的に述べる重要な書類です。高校での学習や活動経験を振り返り、それが商学部での学習にどう繋がるのかを明確に示す必要があります。
口頭試問での質問に回答する準備ができていない人
口頭試問は、受験生の思考力や表現力を直接評価する場です。準備不足のまま臨むと、合格は難しくなります。
- 面接での受け答えが苦手な人:緊張や不慣れにより、本来の実力が発揮できない
- 自分の考えを論理的に説明できない人:質問に対して曖昧な回答をしてしまう
- 志望理由書の内容を深掘りされて答えられない人:書類に書いたことの背景や根拠を説明できない
- 商業や留学についての知識が浅い人:専門的な質問に対応できない
- 緊張しやすく、本番で実力を発揮できない人:面接対策の不足により、パニックに陥る
口頭試問では、志望理由書の内容をさらに掘り下げた質問が行われます。事前に十分な準備と練習を重ね、自信を持って回答できる状態を作ることが重要です。
明治大学・公募制特別入学試験の対策法
ここからは次の試験別に、明治大学・公募制特別入学試験の合格に向けた対策方法を解説します。
【商業部門】簿記資格取得
商業部門に合格するには、日本商工会議所主催の簿記検定試験2級以上の取得が必須です。資格取得の過程を通じて、商学部での学習に必要な基礎知識も習得できます。
簿記3級から段階的に学習を進めることで、基礎から応用への理解が得られます。簿記の学習で、商学部での学習に必要な基礎知識を習得することができます。資格取得だけではなく、商業に関する理解を深める過程として捉えることが重要です。
資格取得の時期は高校3年生の秋までが目安となります。出願に間に合わせるため、早めの取得を目指しましょう。
簿記資格取得を通じて、商業に対する理解と専門知識を深めることが、志望理由書や口頭試問での説得力につながります。
【留学部門】英語力の強化
留学部門に合格するには、共通テストの英語で高得点を取得することが重要です。同時に、留学経験を活かした英語力の強化が求められます。
共通テストは配点が高いため、英語での得点が合否を左右します。特にリスニング力の強化が欠かせず、共通テストのリスニングで得点することが必要です。加えて、TOEFL、IELTSなどの英語資格の取得も有効です。
資格取得は英語力の客観的な証明となり、出願書類の説得力が増します。留学経験を活かしつつ、ビジネス英語の基礎知識も習得することで、商学部での学習に必要な英語力を身につけることができます。
英語力の強化は、共通テストでの得点向上と、口頭試問での表現力向上の両面で有効です。
総合型選抜における英検の必要性について知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

【全部門共通】志望理由書・活動報告書の作成方法
志望理由書と活動報告書は、明治大学商学部への適合性を示す重要な書類です。
なぜ明治大学商学部を選んだのかを明確に記述し、他大学ではなく明治大学である理由を具体的に述べましょう。自分の学習経験や活動実績を具体的なエピソードを交えて説明することで試験官に熱意が伝わります。
商学部のアドミッションポリシーと自分の適性の結びつきを示し、大学が求める学生像との適性の合致を明確にします。過去の体験から何を学んだかを述べ、将来のキャリアビジョンと商学部での学習の関連性を示すことが重要です。
作成後は誤字脱字を何度も確認し、高校の先生や塾の講師にフィードバックをもらいましょう。
総合型選抜におけるエントリーシートについてもっと詳しく知りたい人は、次の記事も参考にしてください。

【全部門共通】口頭試問の回答方法
口頭試問は、志望理由書の内容をさらに掘り下げ、受験生の思考力と表現力を評価する場です。
志望理由書の内容に一貫性を持たせ、書類と面接で異なる内容を述べないようにしましょう。自分の経験や考えを具体例を交えて具体的に説明し、相手の質問をしっかり聞いて的確に答えることが大切です。
論理的で分かりやすい説明を心がけ、商学部の特色やカリキュラムについて事前に調べておくことが必要です。模擬面接を複数回行い、本番に備えることをお勧めします。本番では自信を持ち、相手の目を見て話しましょう。
口頭試問は受験生の人間性と適性を直接評価される場面です。十分な準備と練習を重ね、自信を持って臨むことが合格に繋がります。
総合型選抜の面接試験を対策する手順を知りたい人は、次の記事も参考にしてください。
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まとめ
本記事では、明治大学の公募制特別入学試験について、試験の特徴から出願条件、倍率・難易度、具体的な対策方法までを網羅的に解説しました。
明治大学の公募制特別入学試験で合格を目指すには、共通テストでの高得点取得、志望理由書の質を高め、口頭試問の実践的な対策が必須です。商業部門では簿記資格取得、留学部門では英語力強化が重要です。
この記事で紹介した対策方法を参考に、ぜひ合格を掴み取ってください。


