総合型選抜試験の対策本おすすめ7選!選び方も紹介

総合型選抜試験の対策本おすすめ7選!選び方も紹介

この記事では選び方も交え、総合型選抜試験におすすめの対策本を紹介します。

「総合型選抜試験の対策ができる本はどれだろう?」
「持ち運びもしやすいし、電子版のほうがいいかな..」

「受験対策は本で!」そんなイメージから、本で総合型選抜試験を対策しようと考えている人も多いのではないでしょうか。

対策本をうまく活用すれば、勉強効率は増し、総合型選抜試験に合格する可能性を高められます。とはいえ、てきとうに本を選んではかけた費用や時間を無駄にしかねません。

そこで、この記事では選び方も交え、総合型選抜試験におすすめの対策本を紹介します。本を活用するコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 志望校の試験内容に合った対策本選びが重要
  • 口コミと自分の使いやすさを重視して選ぶのが大事
  • 対策本以外も組み合わせて勉強効率を高めよう

なお、総合型選抜試験の合格に向け、どの対策塾に通えばいいのかわからない人は「推薦対策塾診断」をお試しください。

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目次

総合型選抜試験の対策本を選ぶ3つのポイント

冒頭で述べたとおり、詳細を確認しないまま本を選んでは「もっとちゃんと調べればよかった…」と後悔しかねません。

また、使いづらい本では、試験の対策もはかどりません。

そこで、はじめに総合型選抜試験の対策本を選ぶポイントを、3つにまとめて解説します。

  • 志望校にあう内容か
  • 電子版かハード本か
  • 読者からの口コミは良いか

選び方1:志望校にあう内容か

総合型選抜の対策本を選ぶ際は、志望校に合う内容かを確認しましょう。

具体的には、次の観点で対策本が志望校に合うかを見極めます。

  • 小論文や面接など志望校の試験内容の対策を網羅しているか
  • 問題や解答例が掲載されているか

総合型選抜大学ごとに総合型選抜試験の内容は異なるため、志望校に合わせた対策は必不可欠です。志望校の試験にそぐわない対策本を利用しても、得点につながりにくいです。

また、大学によってはプレゼンテーションなど、特化した対策が必要な試験科目もあります。事前に出題内容を調べて、どの試験の対策が重要かを把握するようにしましょう。

選び方2:電子版かハード本か

各対策本の形式を確認し、使いやすいものを選びましょう。

対策本の主な形式は電子版とハード本に分けられ、それぞれ特徴が異なります。

メリットデメリット
電子版・持ち運びが楽
・読みたい部分の検索が簡単
・タブレットなどの端末が必要
・電子化されていない本もある
ハード本・紙の質感が好きな人向き
・使い込むと愛着がわく
持ち運ぶ時にかさばる

同じ内容の対策本でも、電子版の方が価格が若干安い傾向があります。ただ、電子版はタブレットなどの端末を用意する必要があるので、費用面ではどちらが優れているとは言いにくいです。電子版はスマートフォンだと読みづらいこともあります。

どちらが自分の好みか、選んで使うようにしましょう。

選び方3:読者からの口コミは良いか

各対策本の評判を確認し、、読者からの口コミが良いものを選びましょう。

対策本は種類が豊富なので選ぶのにも時間がかかります。対策本選びに時間をかけすぎていては勉強の時間が削られて本末転倒なので、使った人の口コミを利用すると良いです。

同級生に使いやすさを聞く、Amazonといった販売サイトのレビューやSNSを参考にするなど、多角的に情報収集しましょう。一度評価が高く、試験全体を網羅している対策本を使って見て、そこから自分が重視したい試験用の対策本を選ぶという方法もおすすめです。

総合型選抜の対策本おすすめ7選

ここからは、総合型選抜におすすめの対策本を、厳選して7冊紹介します。

  • 提出書類・小論文・面接がこの1冊でぜんぶわかる
  • 採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜
  • 何を準備すればいいかわからない人のための 総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)のオキテ55
  • 螢雪時代 2024年9月臨時増刊 全国 大学受験年鑑[推薦&総合型選抜ガイド]
  • 学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手にまとまる 志望理由書合格ノート
  • 学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手に書ける 小論文合格ノート
  • 改訂2版 ゼロから1カ月で受かる 大学入試 面接のルールブック

読者からの口コミも紹介するので、自分にあう対策本選びの参考にしてください。

提出書類・小論文・面接がこの1冊でぜんぶわかる

おすすめポイント
  • 自分に合った入試の戦略を組み立てられる
  • ロジカルシンキングが身に付く

「提出書類・小論文・面接がこの1冊でぜんぶわかる ゼロから知りたい 総合型選抜・学校推薦型選抜」は、日程や書類、小論文、面接と試験の全体を網羅しており、総合型選抜の基本から押さえたい受験生に向いている対策本です。

高校1年からできる対策や、親も理解しておきたいポイントも盛り込んでいます。早慶やGMARCH、国公立など、目指す大学別の戦略の実例も紹介されています。224ページありますが、マンガやイラストを挟むなど読み進めやすい作りとなっています。

読者からの口コミ

YouTubeで小林塾長を知り、さまざまな視点からの考察力にいつも勉強させていただいております。
大学受験はお世話になりたいと思ってしまうくらい惹きつけられる動画に今回の書籍、内容も要点が凝縮され難関大学を目指すご家庭は必読書かと思います。

引用:Amazon

採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜

おすすめポイント
  • 総合型選抜受験の専門塾の著書
  • 一人ひとりのアピールできることを見つけられる

「採点者の心をつかむ 合格する総合型選抜・学校推薦型選抜」は、総合型選抜の専門塾「洋々」がまとめた対策本です。塾と講師陣のノウハウを詰め込んだ本と言えます。

志望理由書、小論文、面接の対策をこの一冊でカバーし、採点者目線から「書くこと」「話すこと」の内容を意識して、自分がアピールできる点を探すことを大切にしています。2時間で総合型選抜の全体像がわかるのが売りです。

読者からの口コミ

高校の説明ではよくわからなかったことが丁寧にわかりやすく書いてあって、これからやるべきことが明確になりました。

引用:Amazon

書類や面接の準備の方法もわかりやすかったですが特に小論文の書き方のところは1回読んだだけでもう書けそうな気がしてきます。

引用:Amazon

何を準備すればいいかわからない人のための 総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)のオキテ55

おすすめポイント
  • 自分だけの志望理由、アピールポイントを作ることを目指す
  • 元代々木ゼミナール講師の著書

「何を準備すればいいかわからない人のための 総合型選抜・学校推薦型選抜(AO入試・推薦入試)のオキテ55」は、自分にしか語れない何かを見つければ9割受かるというポイントを掲げた対策本です。

元代ゼミの講師で小論文対策で実績がある著者が55のオキテをまとめています。大学の学部選びは将来の職業につながる点を重視。そのために、自分だけの価値を探すこと、語れるようになることが合格への近道として準備を進める本です。

読者からの口コミ

最近の大学入試は、複雑多岐。自分の個性や能力を生かして、大学入試を乗り越えるための最高の本です。

引用:Amazon

教員目線から言わせてもらうと、総合型・学校推薦型での受験を考えている生徒はまずこの本を読んでから受験準備を始めて欲しい。
そのくらい、何をすればいいのか、特にどのように書類を書いていけばいいのかわかりやすくまとまっています。

引用:Amazon

螢雪時代 2024年9月臨時増刊 全国 大学受験年鑑[推薦&総合型選抜ガイド]

おすすめポイント
  • 1198ページの豊富な情報量
  • 総合型選抜を実施するほぼ全ての大学の入試情報要項を網羅

「螢雪時代 2024年9月臨時増刊 全国 大学受験年鑑[推薦&総合型選抜ガイド]」は、総合型選抜の受験に向けた基本情報をほぼ全て網羅した対策本です。

大学ごとの総合型選抜入試の基本情報をはじめ、2024年度の入試結果と25年度の展望、25年度の変更点などが丁寧にまとめられています。定期的に出版されていて、7月臨時増刊では過去問と中心に対策が紹介されています。

情報が多いので価格が3000円台と他の本と比べて高めで、電子版がなく雑誌版のみの販売です。

読者からの口コミ

息子の志望大学については情報が少なかったが、この本自体は情報量がすごいので、これから受験校を決める人には参考になると思う。

引用:Amazon

推薦&総合型選抜の大学がまとまっているので良いですね。ただし、すべての大学の推薦&総合型選抜が記載されているわけではありませんのでご注意ください。

引用:Amazon

学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手にまとまる 志望理由書合格ノート

おすすめポイント
  • 志望理由書の文章テクニックを紹介
  • 志望理由書の事例を系統別にまとめている

「学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手にまとまる 志望理由書合格ノート」は、自分の志望学部に応じた志望理由書をまとめられるようになる対策本です。

開成中・高校の弁論部の監督を長く務め、現在は受験予備校を経営する著者が志望理由書の入門から実践までを指南しています。

法学系、経済系、国際系、医学系など、進みたい道に合わせた志望理由書の事例が紹介されていて、自分に合ったものを探すことができます。

読者からの口コミ

サンプルがたくさん掲載されているので、自分が書きたい形式のものが見つかる気がしました。

引用:Amazon

学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手に書ける 小論文合格ノート

おすすめポイント
  • そもそも小論文とはという初歩から対策可能
  • 書き方と頻出テーマがわかる

「学校推薦型選抜・総合型選抜 だれでも上手に書ける 小論文合格ノート」は、ゼロから始めて合格答案を書けるようになるまでサポートすることを目的とした対策本です。

小論文専門予備校で教える著者が書き始める前の「構成メモ」の重要性を解説。そこから答案にどうつなげるかや、人文科学系、社会学系、医療看護系などのテーマ別の対策を盛り込んでいます。

読者からの口コミ

いろいろな「パターン」を確認しつつ、答案の例もあるので、「?」があまり残らない。取り組みやすいですよ。

引用:Amazon

「小論文とは何か」という初歩の部分からはじめて、実際の入試問題を解くところまでステップアップできます。書き込み式になっている点が、他の小論文の参考書とは違う点ですね。

引用:Amazon

改訂2版 ゼロから1カ月で受かる 大学入試 面接のルールブック

おすすめポイント
  • 面接でライバルに差をつける方法を紹介
  • 失敗例から学ぶことを重要視

「改訂2版 ゼロから1カ月で受かる 大学入試 面接のルールブック」は、学問への熱意をどのようにして大学に伝えるかを重視して面接の準備を進める本です。

なぜ大学に行くのかを考えるところから、志望動機のまとめ方、アドミッションポリシーとのすり合わせ方を解説。さらに、面接でどう答えるかを対策することができます。要所で失敗例も紹介されていて、やってはいけないことについても学べるのが特徴です。

読者からの口コミ

最新の面接傾向を分析した上、具体的かつ実践的なアドバイスを受験生に試みる本です。当然、面接とは本を読んだだけでどうにかなる代物ではありませんが、傾向をつかむのには十分すぎる内容だと思います。

引用:Amazon

大学入試面接に特化した解説本。
後回しになりがちな面接対策ですがこちらの本は効果的に対策ができそうです。
失敗例が多く記載されており、これを避けられるだけでもそこそこの点は取れるのではないでしょうか。

引用:Amazon

本を活用した総合型選抜の対策法

ここからは、本を活用した総合型選抜試験の対策法を、5つにまとめて解説します。

  • 対策本で試験内容や日程・全体像を把握する
  • 自己分析や志望動機をまとめて出願書類を作成する
  • 小論文の書き方を学び執筆を繰り返す
  • 頻出質問などから面接の想定問答を作る
  • 一般受験の対策と並行して進めておく

対策法1:対策本で試験内容や日程・全体像を把握する

総合型選抜の受験を検討している場合は、まず対策本で全体像を把握するのがおすすめです。

総合型選抜を考え始めた段階だと、試験内容などまだわからないことが多い状況のはずです。対策本にはスケジュールや試験の内容がわかりやすくまとめられているので、合格までの道のりを描いた上で対策を進めましょう。戦略がないまま勉強を進めても、効果的な対策にはつながりません。

対策本でつかめる総合型選抜の全体像
  • いつ頃どのような対策をすべきかというスケジュール感
  • 総合型選抜で求められる要素や学力
  • 面接や小論文など試験に向けた対策法

総合型選抜の試験内容が気になる人は、次の記事を参考にしてください。

対策法2:自己分析や志望動機をまとめて出願書類を作成する

総合型選抜の出願書類を作成する際にも対策本は役立ちます。

総合型選抜ではアドミッションポリシーが非常に重要な要素となります。アドミッションポリシーは、大学が求める人物像を言語化したものです。

自己分析をして自分の強みや実績をまとめて、それを活かして大学で何を学びたいか、将来何をしたいかという志望動機につなげていくことが大切です。その志望動機とアドミッションポリシーを結びつける方法を、対策本で学ぶことができます。

調査書やエントリーシートといった総合型選抜試験に必要な書類を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

対策法3:小論文の書き方を学び執筆を繰り返す

総合型選抜の試験では多くの大学で小論文が科目となるため、対策本を利用して準備することが大切です。

小論文は作文と異なり、高校生になるまで書いたことがない生徒が多いため、書き方の基本から対策する必要があります。出題テーマについての自分の答えを根拠を示しながら具体的に、わかりやすく書くのが小論文です。

対策本では書き方の型や、よく出題されるテーマが解説されています。書き方を身につけた上で執筆と先生に添削してもらうことを繰り返すことが重要です。

対策法4:頻出質問などから面接の想定問答を作る

総合型選抜の試験では面接の重要度が高いです。

総合型選抜は学力テストだけでは測れない人物重視の試験のため、実際に面接官と対話をする中で「大学のアドミッションポリシーに合った学生か」「大学で学びたいことや将来のビジョンはあるか」などが問われます。

本を活用した面接対策
  • 対策本で頻出質問を把握する
  • 入室から退室までのマナーを学ぶ
  • 対策本のポイントを押さえて模擬面接を繰り返す

対策法5:一般受験の対策も並行して進めておく

総合型選抜は高校3年の9月以降に試験が始まり、一般入試よりも早い時期に行われます。そのため、合格できなかった場合に備えて一般受験の対策も並行して進めることが大切です。

総合型選抜の受験に特化した対策本と、大学入学共通テスト用、志望校の赤本など、複数の本を活用して対策を進めましょう。総合型選抜は小論文や面接など独特な試験科目があり、一般受験と並行すると勉強量が増えて大変かもしれませんが、高校3年の秋までががんばりどころです。

総合型選抜の試験が終わって一息ついたら、合格発表までは気を抜かずに一般受験の準備を進めることも忘れないでください。

上記を含め、総合型選抜試験に向けた勉強法を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

本以外で総合型選抜試験を対策する方法

実のところ、本以外でも総合型選抜試験は対策できます。

そこで、ここからは本以外で総合型選抜試験の対策法を、2つにまとめて紹介します。

  • 学習サイト
  • 塾に通う

学習サイト

総合型選抜の試験内容や対策については、WebサイトやYouTubeでまとめられているものもあるので、ネットで全体像を把握することもできます。

塾が運営するオンライン講座もあります。遠方にあって通うのが難しい場合も、映像での授業や、リモート面談、小論文添削などを利用して、総合型選抜の対策を進めることが可能です。

時間を有効利用したい人は、対策本に加えて活用すると良いでしょう。

塾に通う

メリット塾に蓄積されたノウハウを活用できる
デメリット通塾の場合は移動時間がかかる
こんな人におすすめサポートを受けながら受験対策を進めたい人

総合型選抜の受験対策は、専門の塾に通うのも効果的です。

塾に通うことで、過去に出題された小論文のテーマや、面接で聞かれた内容など、豊富な情報を活用することができます。講師の知識やテクニックなど、利用できるものは自分のプラスにすることが合格への近道となります。

塾に通うことで勉強する時間を確保すること、習慣を作れることもメリットです。総合型選抜におすすめの対策塾を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

まとめ

ここまで、総合型選抜の試験で合格するための対策本の活用方法や、おすすめの対策本について解説してきました。

対策本は種類が多く、選ぶのを迷ってしまうかもしれませんが、自分に合った本を見つけることで勉強の効率を高めることができます。

総合型選抜の受験を検討している方は、対策本をうまく活用しながら志望校への合格に向かって進んでいってください。

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この記事を書いた人

【プロフィール】
はじめて総合型選抜入試を受験する方に向け、合格に役立つ情報を網羅的に提供。一般選抜入試に偏ることなく、総合型選抜入試に特化した情報を提供することで、受験者の可能性を最大限に引き出すことを目指します。
【専門分野】
総合型選抜入試/学校推薦型選抜入試/一般選抜入試

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