日本大学の総合型選抜(旧AO入試)情報まとめ【試験内容から対策方法まで】

日本大学総合型選抜

日本大学総合型選抜で合格を目指しているものの、試験の概要や対策方法が具体的にわからず、不安に感じている人も多いですよね。

日本大学の総合型選抜試験はひとつの学部で複数の試験方式を選択でき、基準や試験内容も異なります。志望学部の傾向を把握した上で適切な準備を進めることが大切です。

そこで本記事では試験内容や倍率なども交え、日本大学における総合型選抜の特徴を解説します。この記事を読めば、合格に必要な情報を一通り把握できますよ。

この記事の要約
  • 文理学部・理工学部・生産工学部・工学部は併願が可能
  • 学部・学科ごとに選考方法が異なる
  • 倍率は一般選抜と比べて低い傾向

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目次

日本大学の総合型選抜は他大学と何が違う? 

ポートフォリオに関する口頭試問など、学部ごとで独自の選考方法を採用している点が、日本大学と他大学における総合型選抜の違いです。

多くの大学では「小論文+面接」が総合型選抜における主要な選考方法です。一方、日本大学の総合型選抜は小論文や面接だけでなく、学部独自の試験を実施しています。

学部・学科選考方法
芸術学部・写真学科当日持参したポートフォリオに関する口頭試問
生産工学部・全学科(第2期)模擬授業を受講し、授業内課題の提出
文理学部・史学科レポートを作成し、プレゼンテーション及び口頭試問
文理学部・教育学科レポート課題に関するプレゼンテーション
理工学部応募作品のプレゼンテーションとそれに対する質疑応答

日本大学の総合型選抜は、受験生の主体的な学びの姿勢や探究心を重視しています。そのため「自ら学ぶ」姿勢を測れる試験を実施しているのです。

上記から、日本大学の総合型選抜は画一的な試験ではなく、学部独自の選考方法を採用しています。

日本大学における総合型選抜の基礎知識

ここからは次のトピック別で、日本大学における総合型選抜試験の基礎知識を解説します。

総合型選抜の試験日については、日本大学の公式ホームページで確認しましょう。

受験可能な学部

日本大学の総合型選抜は、医学部・歯学部・薬学部・通信教育部を除く下記の学部で受験が可能です。

学部学科
法学部全学科(法律学科 法曹コース、夜間部を除く)
文理学部全学科
経済学部全学科(経済学科 国際コースを除く)
商学部全学科
芸術学部全学科
国際関係学部全学科
危機管理学部全学科
スポーツ科学部全学科
理工学部全学科
生産工学部全学科
工学部全学科
松戸歯科学部全学科
生物資源学部全学科(獣医学科を除く)
短期大学部ビジネス教養学科
参考:2025年度総合型選抜|日本大学

国家資格を取得する必要がある点から、医学部や歯学部・薬学部などでは総合型選抜試験は受験できません。

一方、芸術学部は知識の習得よりも「表現力」「感性」「独自性」が重要とされています。一般選抜では測りきれない受験生の可能性を評価するために、総合型選抜が導入されています。

また、法学部や経済学部などの1部の学科は、総合型選抜が実施されていません。総合型選抜が実施されている学部・学科は表を確認しましょう。

他入試との併願可否

日本大学では、下記の学部で総合型選抜の併願が可能です。

  • 文理学部
  • 理工学部
  • 生産工学部
  • 工学部

上記学部では、より多くの志願者を確保したいという入学者確保の観点もあり、併願を認めています。特に、生産工学部や工学部は、立地が都市圏から離れているため、志願者を増やす施策として併願制度が有効です。

しかし、日本大学の総合型選抜では、ほとんどの学部で併願が禁止されています。併願不可の学部では、「合格した場合は、入学を確約する」ことを提示しているのです。

事前に、自分の志望する学部の併願可否を確認して受験計画を立てましょう。総合型選抜が併願可能な大学をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

受験に必要な評定基準・条件

日本大学の総合型選抜は、学部・学科ごとで必要な評定基準や条件が異なります。

(1)および(2)の要件をすべて満たし、合格した場合には必ず入学する者
(1)以下の各学科が求める人物像に該当する者

引用:2025年度総合型選抜:法学部
参考:2025年度総合型選抜:法学部

(2)以下の①~③のいずれかに該当する者
※経営法学科は①~⑥のいずれかに該当する者
①評定基準A
全体の学習成績の状況が3.5以上の者
②評定基準B
学習成績の状況のうち英語等の外国語・国語・数学・地歴公民科目で3年間の平均で4.0以上の科目が1つ以上ある者
③英語外部試験
次のいずれかに該当する者
(1)実用英語技能検定(英検)2級以上合格または1980点以上
(2)ケンブリッジ英語検定140点以上
(3)GTEC(4技能)930点以上
(4)TOEFL iBT® 41点以上
(5)TOEIC® L&R+S&W1150点以上(※)
(6)TOEIC® L&R500点以上
(7)TOEIC Bridge® L&R + TOEIC Bridge® S&W 165点以上
(8)TOEIC Bridge® L&R 81点以上
(9)IELTS4.0点以上
(10)TEAP225点以上
(11)TEAP CBT420点以上
※「TOEIC® L&R」と「TOEIC® S&W×2.5倍」を合算したスコア
④簿記系資格(経営法学科のみ対象)
日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)3級以上または全国経理教育協会簿記能力検定試験(全経簿記)3級以上を取得している者
⑤知財系資格(経営法学科のみ対象)知的財産管理技能検定3級以上またはビジネス著作権検定初級以上を取得している者
⑥その他の実績(経営法学科のみ対象)
ビジネス系のプレゼンテーション大会やコンペティションでの受賞歴がある者

引用:2025年度総合型選抜:法学部

商学部では評定基準3.3以上が求められますが、芸術学部ではエントリーシートの通過が条件です。また、生産工学部のように受験に必要な条件がない学部もあります。

志望学部・学科ごとの受験に必要な条件が異なる理由は、求める人物像の違いです。

たとえば、法学部では論理的思考力や社会問題への関心が重視されます。理工系学部では、数理的な基礎学力と探究心が必要です。

このように、求める人物像が違うため、受験に必要な条件も変える必要があるのです。総合型選抜における評定の評価比重をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

倍率・難易度

日本大学における総合型選抜の倍率は、学部ごとで異なります。

学部総合型選抜
(実質倍率)
一般選抜
(実質倍率)
法学部3.32.1
文理学部2.82.4
経済学部1.52.3
商学部2.82.4
芸術学部2.34.5
国際関係学部1.01.2
危機管理学部1.42.3
スポーツ科学部1.61.6
理工学部1.22.3
生産工学部1.21.2
工学部1.31.2
松戸歯科学部1.11.0
生産資源学部1.72.8
短期大学部1.01.0
参考:パスナビ

※実質倍率とは
実質倍率とは、試験の受験者数を合格者数で割った値(受験者数÷合格者数)。実質倍率が低いとは、試験を受けた人に対し合格者が多く、合格の可能性が高いことを指す。

一般選抜試験に比べ、日本大学の総合型選抜は実質倍率1倍代の学部が多いです。

実質倍率1倍代は、受験者の中に「大学側が求める条件に合わない人」が少ないことを表します。つまり、実質倍率が低いからといって油断は禁物です。

日本大学の総合型選抜は、受験生の質が高いという意味で難易度も上がっていることが分かります。自分の志望学部の対策を徹底しましょう。

他大学も含め、総合型選抜試験の倍率をより詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。

日本大学の総合型選抜におけるアドミッションポリシー

日本大学では、学部ごとに異なるアドミッションポリシーを掲げています。

日本大学法学部は,高等学校などの教育課程において,充分な学力と知識及び判断力を身につけ,本学部で,法律学・政治学・行政学・経済学・経営学・新聞学などの専門的な学びを通じて,リーガルマインドの修得を目指し,自ら学び,自ら考え,自ら道をひらくという「自主創造」を実践できる入学者を求める。

引用:入学者の受入れに関する方針|日本大学法学部

日本大学の総合型選抜におけるアドミッションポリシーは、「自主創造」の理念を土台としています。自ら学び考え行動する力を重視しているのが特徴です。

共通して求められるのは、基礎学力に加え、課題解決力・論理的思考力・表現力・協働性です。各学部では、専門分野への関心と学ぶ意欲を明確に示す姿勢が評価されます。

志望学部に合格するためには、アドミッション・ポリシーを理解することが欠かせません。理解しておくことで、志望動機をどのようにアピールすべきかが明確になるからです。

総合型選抜におけるアドミッションポリシーの重要性をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

日本大学における総合型選抜の試験内容

ここからは学部別で、日本大学における総合型選抜の試験内容を解説します。

  1. 法学部
  2. 文理学部
  3. 経済学部
  4. 商学部
  5. 芸術学部
  6. 国際関係学部
  7. 危機管理学部
  8. スポーツ科学部
  9. 理工学部
  10. 生産工学部
  11. 工学部
  12. 松戸歯科学部
  13. 生物資源学部
  14. 短期大学部

法学部

法学部は、第1次選考で書類選考、第2次選考で筆記試験が行われます。

出願書類を総合的に評価し、第1次選考合格者を決定。

引用:2025年度総合型選抜:法学部

法学部の各学科で共通して重視されるのは、「自分の意見を根拠とともに説明できる力」です。新聞記事などを活用して社会問題を要約し、自分の考えを書く練習をおすすめします。

面接では法学部志望の理由を具体的に答えることが重要です。過去の経験を将来の目標と結びつけて話せるようにしましょう。

文理学部

文理学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で各学科ごとに異なる試験が行われます。

エントリーシートおよび出願時提出書類の内容により第2次選考対象者を決定。

引用:2025年度総合型選抜:文理学部

文理学部は、オープンキャンパスへの参加が出願要件となる学科が多いです。そのため、早期からの準備が必要です。

また、志望理由書では学科の学びと自身の関心を結びつけて具体的に書く力が求められます。日頃から記録を残し、文章にまとめる練習をしておきましょう。

経済学部

経済学部は、第1次選考で書類審査と小論文、第2次選考で面接やプレゼンテーションが行われます。プレゼン型と資格取得型で、1部試験内容が異なります。

第1次選考
①書類審査:エントリーシートを対象に本学部への明確な志望動機を評価します。 
②小論文:課題に対応した知識、関心、論理的な思考力、表現力を評価します。
※それぞれ最低基準を設け、基準に達しない場合は不合格となります。
第2次選考
プレゼンテーション(研究発表):小論文の発展性、的確な表現力(プレゼンテーション)を評価します。

引用:2025年度総合型選抜:経済学部

プレゼン型と資格取得型、​両方式に共通する試験内容は、小論文と面接です。

小論文では、与えられた課題に対して論理的な思考力と表現力が評価されます。​面接では、学部への志望動機や学習意欲が問われます。

プレゼン型を受ける場合は、練習を重ね、明確な話し方と適切な時間配分を身につけましょう。

商学部

商学部は、第1次選考が書類審査と小論文、第2次参考がプレゼンテーションと面接です。

①書類審査 
②小論文(事前課題) 
※各選考方法には、それぞれ合格最低基準を設け、各すべての合格最低基準を満たす者を合格とします。 
※第1次選考の書類審査では,本学部がアドミッション・ポリシーや募集要項で示す「学生像」、「出願要件」に照らし、提出書類の内容を評価します。とりわけ、特定分野における卓越性や強い関心・意欲を審査します。

引用:2025年度総合型選抜:商学部

第1次選考の小論文は、あらかじめ指定されたテーマに対して、自分の考えを論理的にまとめる力が問われます。

第2次選考は、提出した小論文を基にしたプレゼンテーションと、面接が実施されます。与えられたテーマに対して、主張・根拠・具体例を整理し、筋道を立てて考える力を養いましょう。

芸術学部

芸術学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で各学科ごとに異なる試験方法が用意されています。

参考:2025年度総合型選抜:芸術学部

※エントリーシート(学科指定提出物を含む)をもとに審査を行い、試験対象者を決定します。

※学科・コースによっては、選考日までに課題提出等を求める場合があります。

​芸術学部は、各学科・コースごとに実技試験が多い傾向があります。

志望学部の実技試験の対策と面接練習をする必要があるのです。また、美術学科彫刻コースや演劇学科などの1部の学科では、小論文や作文の対策も必要です。

志望する学科の試験内容を確認し、適切な対策を行いましょう。

国際関係学部

国際関係学部は、第1次選考で書類審査、最終選考で小論文やプレゼンテーションなどが行われます。出願時期により、選考方法が異なるので下記を参考にしてください。

国際関係学部の総合型選抜は、3つの方式で構成されます。

  • 第1期:探究型プレゼンテーション方式
  • 第2期:海外経験・語学力活用方式、ディスカッション方式、文化・芸術・スポーツ等方式
  • 第3期:探究型プレゼンテーション方式、ディスカッション方式

書類審査に加えて、小論文やグループディスカッションが特徴的です。

各方式に共通し、「自分の考えを筋道立てて表現する力」と「国際的な関心や経験への意欲」が問われます。そのため、国際問題や異文化理解に関するテーマで意見文を書く練習を行いましょう。

危機管理学部

危機管理学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で口頭試問と面接が行われます。

危機管理学部では、全ての方式で「総合問題試験」と「面接・口頭試問」が実施されます。社会課題への関心、論理的に考える力、自分の考えを的確に伝える力が問われるのです。

日頃から、新聞やニュースを通じて時事問題に触れ、自分の意見をまとめる練習をしましょう。

スポーツ科学部

スポーツ科学部は、第1次選考で書類選考、第2次選考でプレゼンテーションや面接などが行われます。

​アスリート型・自己アピール型の2方式、共通して、課題レポートの提出・プレゼンテーション・面接が実施されます。

スポーツへの主体的な取り組みと、そこから得た学びや成長を具体的にアピールしましょう。

理工学部

理工学部は、各学科異なる選考方法を採用しています。

①小論文(土木技術者を目指すにあたっての抱負を問う課題)
②面接

引用:2025年度総合型選抜:理工学部

理工学部は、共通して事前課題の提出と面接が実施されます。

事前課題は、与えられたテーマに対し、自分なりに調べて考察し、論理的にまとめる力が問われます。面接では、課題内容や志望動機について深く聞かれるため、事前にしっかりと準備が必要です。

テーマに関連する基礎知識を身につけ、自分の意見を明確に表現する練習をしましょう。

生産工学部

生産工学部は、第1期で書類審査・基礎学力検査・事前課題による口頭試問を含む面接の実施が行われます。第2期は、書類審査・模擬授業を受講し、課題の提出・面接が実施されます。

①書類審査 
②基礎学力検査(英語・数学)
③課題(課題に対する口頭試問含む) 
④面接(課題に対する口頭試問も実施)

引用:2025年度総合型選抜:生産工学部

第1期・第2期どちらの方式も、書類審査や面接に加え課題への取り組み姿勢や理解力、基礎学力の重視が特徴です。

面接では、志望動機や将来の展望、課題レポートの内容について問われます。​自分の考えを明確に伝えられるよう、面接練習をしましょう。

工学部

工学部は、プレゼン型と模擬授業型による選考が行われます。

①プレゼンテーション 
②口頭試問(プレゼンテーションの内容)
③面接

引用:2025年度総合型選抜:工学部

プレゼン型は、志望理由に基づく資料を提出し発表・口頭試問・面接を行います。

模擬授業型は、授業を受けた上で課題に取り組み、理解力や学習意欲を面接で評価します。

どちらの方式も「ロハス工学」への理解と共感が重視されることが特徴です。自分の将来の目標を「ロハス工学」とどう結びつけるかを明確にし、言葉で説明できるように準備しましょう。

松戸歯科学部

松戸歯学部は、基礎学力検査・小論文・面接で選考が行われます。

  1. 基礎学力検査※英語、数学、国語(古文・漢文を除く)
  2. 小論文
  3. 面接

参考:2025年度総合型選抜:松戸歯科学部

基礎学力検査は英語・数学・国語の基本問題が出題されます。高校範囲の復習が必要です。

小論文は、医療や社会に関するテーマが出題されます。時事問題を調べ、自分の意見をまとめる練習をしましょう。

面接は、志望動機や歯科医師としての適性が問われます。自分の体験と志望理由を結びつけて話せるよう準備しましょう。

生物資源学部

生物資源学部は、第1次選考で書類審査、第2次選考で学科ごとに異なる内容の口述試問が行われます。

出願書類を総合的に評価し、第2次選考対象者を決定。

参考:2025年度総合型選抜:生物資源学部

生物資源学部は、学科ごとの専門性と実践力を重視した選考が特徴です。

第1次選考は、志望理由書や小論文などの書類審査が行われます。第2次選考は、各学科に関連する実験・実習・演習と、それに基づく発表や口述試問が実施されます。

志望学科に関連する基礎知識(生物・化学・環境など)を事前に学習しましょう。実習での観察力やデータ整理力も求められるため、理科の実験手順やレポート作成の練習も有効です。

短期大学部

短期大学部は、書類審査と面接による選考が行われます。​
①書類審査(課題論文含む) 
②面接
※上記①・②により総合的に判定する。

引用:2025年度総合型選抜:短期大学部

課題論文のテーマは、ホームページからダウンロードが可能です。​

面接は、志望動機や将来の目標、社会貢献への意欲などが問われます。​事前に志望理由や課題論文の内容を整理し、自分の考えを明確に伝えられるよう準備しておくことが重要です。

日本大学における総合型選抜の合格体験談

ここからは、日本大学の総合型選抜に合格した人の体験談を紹介します。体験談を踏まえ、合格のコツもあわせて解説します。

芸術学部に合格したR.Mさん

総合型選抜で提出するエントリーシートを先生と一緒に夏休みの間何回も書き直しました。エントリーシートで半数以上が落とされるので、納得いくまで何回も構成し直し、何回も書き直しました。先生が実際に受験の際に書いた志望理由書も参考にさせてもらいました。一ヶ月間先生がつきっきりでエントリーシートの清書を手伝ってくれました。おかげでエントリーシートの審査も通過し、総合型選抜での合格もできました。
先生との距離が近い個別指導では、思いっきり先生に頼ることができました。

引用:大学受験体験記|個別指導Axis

総合型選抜で提出するエントリーシートは、第3者に見てもらうことをおすすめします。フィードバックを受けることでより具体的なエントリーシートになり、審査通過につながるのです。

商学部に合格したM.Fさん

緊張すると早口になってしまう癖があるため、自宅で何度も練習しました。録音したり、読む時間を計ったりとスピーチの速度を調整。プロジェクターで映し出されたスライドを適切なタイミングで切り替える練習や、内容が正確に伝わるよう表現も熟考を重ねました。

引用:日本大学商学部総合型選抜合格体験記|CLOSE UP Kinuta

プレゼンテーションでは、聞き手に分かりやすく伝えることが求められます。事前の練習では、録音し話す速度や表現を客観的に見直すことが大切です。

総合型選抜試験に合格した受験生の体験談をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

日本大学における総合型選抜の対策方法

ここからは日本大学における総合型選抜の試験対策を、3つにまとめて紹介します。

  1. 事前課題に基づいたプレゼンテーション対策をする
  2. エントリーシートに具体的な活動実績を反映させる
  3. 志望学部に関連する資格を取得する

事前課題に基づいたプレゼンテーション対策をする

事前課題に基づいたプレゼンテーション対策をしましょう。

日本大学文理学部の多くの学科や経済学部では、作成した小論文を基にプレゼンテーションを行います。

プレゼンテーションでは、課題の内容を深く理解し自分の考えや意見を論理的に整理することが求められます。また、限られた時間内で効果的に伝えるために、話す順序やスライドの構成も工夫しましょう。

繰り返し練習を行い、内容だけでなく話し方や表情にも意識を向けることで、より説得力のある発表が可能です。プレゼンテーションの対策を行うことにより、志望校の合格に近づきます。

総合型選抜における面接試験の具体的な対策方法をより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

エントリーシートに具体的な活動実績を反映させる

エントリーシートに具体的な活動実績を反映させましょう。

単に、「頑張った」「努力した」という抽象的な表現では伝わりません。どのような取り組みを行い、どのような成果を上げたのかを具体的に伝えることが重要です。

たとえば、部活動やボランティア、課外活動での役割や工夫した点、そこで得た学びや成長を記述します。具体的に記述することで、主体性や実行力が伝わるのです。

読み手がイメージしやすい内容にすることで、書類審査の通過につながります。総合型選抜におけるエントリーシートの書き方を詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。

志望学部に関連する資格を取得する

志望学部に関連する資格の取得は、書類選考を有利に進めます。次のような資格の取得は、意欲や適性を示す有効なアピール材料になるからです。

学部名評価される資格の例
法学部・法学検定
・知的財産管理技能検定
・ビジネス著作権検定など
国際関係学部・英語検定
・TOEFL
・TOEICなど
経済学部・日商簿記検定
・全経簿記
・基本情報技術者試験など
危機管理学部・ITパスポート試験
・情報セキュリティマネジメント試験
・基本情報技術者試験
・防災士資格取得試験など
文理学部・漢字検定
・数学検定
・英語検定など

学問と関連性の高い資格の取得は、基礎知識を備えていることを証明します。資格の取得で他の受験生との差別化を図れるのです。

アピールできる資格がない場合、試験結果だけが合否を左右するため、取得がおすすめです。総合型選抜で有利になる資格を詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

まとめ

この記事では、日本大学総合型選抜の概要を解説しました。

日本大学の総合型選抜は、学部ごとに異なる選考方法を実施しています。合格するために、志望学部の試験内容を把握し、試験対策を計画的に進めましょう。

また、アドミッション・ポリシーの理解も重要です。書類選考や面接で重視されます。自己分析を行い、自分の経験や興味関心を志望学部の学びとどう結びつけるかを明確にしておくことが大切です。

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