この記事では合格後の過ごし方も交え、総合型選抜に受かったらやるべきことを解説します。
「総合型選抜の合格後にやるべきことは何かある?」
「受かった後はどう過ごすのがいいんだろう?」
無事に総合型選抜試験を突破した受験生のなかには、合格後にどう過ごせばいいのかわからない人もいますよね。
実のところ書類手続きや課題提出など、総合型選抜の合格後にやるべきことはいくつかあります。
本記事では実際の大学を例に、総合型選抜の合格後にやるべきことを解説します。おすすめの過ごし方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 合格後にやるべきことは「必要書類の提出」と「大学への課題提出」の2種類
- 受かった後の過ごし方は「予習」「資格取得」「アルバイト」の3種類
- 予習は大学のシラバスで授業内容を確認する
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【必須】総合型選抜の合格後にやるべきこと
さっそく次のトピック別に、総合型選抜の合格後にやるべきことを解説します。
- 必要書類の提出
- 大学への課題提出
上記を進めることで、スムーズに入学までの手続きを終えられます。
必要書類の提出
総合型選抜の合格後に最優先で行うべきことは、必要書類の提出です。合格通知やその後の送付書類に、必要書類や期限が記載されているため、漏れがないよう確認してください。
早稲田大学を例に入学手続きで必要な書類を確認してみます。
必要書類 | 概要 |
---|---|
入学諸費用の納入 | 学費の振込 |
入学手続きの入力 | 受験ポータルサイトUCAROから手続きをする |
入学手続き書類の提出 | 住民票の写し 「卒業証明証」もしくは「高等学校卒業程度認定試験合格証明」 入学手続書類遅延届 |
早稲田大学では、手続き期間を過ぎたあとの提出や振込は一切認められず、入学ができなくなります。上記1つでも漏れていたら入学不可となるため、必ず提出期限を守りましょう。
また、大学によって提出方法(郵送やオンライン)も異なるため、大学からの案内を確認し、指示通りに進める必要があります。
大学への課題提出
総合型選抜の合格後、大学によっては課題提出が求められる場合があります。この課題は、入学前に必要なスキルを身につけてもらうことを目的としています。
合格後の課題なので、合否に影響があるわけではありませんが、真剣に取り組むことが重要です。東海大学の課題例を見てみます。
課題を通じて、大学生活への準備を進めるだけでなく、自分の学習スタイルを見直す良い機会になります。
課題の成績が悪い場合、入学後に教授から呼び出しがされるケースがあります。そのため、適当に終わらせず、課題の提出期限や形式を事前に確認し、計画的に取り組むことが大切です。
【おすすめ】総合型選抜に受かった後の過ごし方
合格後の過ごし方は、入学後に備えるための大切な準備期間でもあります。
ここでは、総合型選抜に受かった後のおすすめの過ごし方を、3つにまとめて紹介します。
- 入学後に向けた予習
- 資格の取得
- アルバイト
1.入学後に向けた予習
大学での授業に向けて、基礎的な知識の予習が過ごし方の1つです。
特に、専門的な学部に進む場合、事前にその分野の基本的な書籍を読んだり、動画講座を利用したりすることをおすすめします。
なにを勉強すればよいかわからない方は、大学のシラバスを確認してください。シラバスには、授業でどのような内容を学ぶかが記載されています。
下画像は同志社大学のシラバスで検索した授業計画です。
予習を進めておくことで、授業の内容をスムーズに理解できるだけでなく、入学後の学びに対する意欲を高めることができます。
また大学によっては、授業資料をWeb上に公開しているケースもあるため、事前に授業資料に目を通せるケースもあります。余裕のある人は調べながら、予習を進めてください。
2.資格の取得
入学前に資格を取得しておくことで、大学生活や将来のキャリアに大きなメリットがあります。大学生活が始まると学業やサークルで忙しくなるため、自由な時間が多い合格後の期間は資格取得に最適です。
例えば、TOEICや簿記、ITパスポートは就職活動で評価されるポイントになり、将来の選択肢を広げる助けとなります。
また、資格取得を通じて学ぶ過程で、自分の進む分野への理解が深まり、大学での学びにも役立ちます。資格取得が入学前の予習につながることもあります。
資格によっては有効期限がある場合もあるため、目的に合ったものを計画的に選ぶことが重要です。これから総合型選抜の受験を考えており、取得で有利になる資格を詳しく知りたい人は次の記事を参考にしてください。
3.アルバイト
入学前にアルバイトをすることで、大学生活やその後に役立つスキルを身につけられます。
例えば、接客業ではコミュニケーション能力やマナーが磨かれ、事務作業ではタイムマネジメントやパソコンスキルを習得できます。また、稼いだお金は入学準備や生活費に充てることで、経済的な負担を軽減可能です。
さらに、アルバイトを通じて社会経験を積むことで、自分の視野が広がり、自信もつきます。ただし、無理のない範囲で取り組み、学業や入学準備への影響を最小限にすることが大切です。
これから総合型選抜を受験する人でアルバイトが有利になるのか知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
総合型選抜の合格後によくある疑問
最後に、総合型選抜の合格後へよくある疑問にまとめて回答します。
- 合格後は必ず行かないといけないですか?
- 合格後に辞退はできますか?
- 合格後に共通テストは受けられますか?
合格後は必ず行かないといけないですか?
総合型選抜で合格しても、必ず入学しなければならないわけではありません。進路変更や家庭の事情で辞退する場合もあります。ただし、辞退の際には、大学に正式な手続きが必要です。
手続きなどに関しても大学によってルールが異なるため、入学予定の大学のサイトから手順を必ず確認するようにしてください。
合格後に辞退はできますか?
総合型選抜で合格した後でも辞退は可能です。最終出願まで進むと辞退できないケースが出てくるため、入試要項で事前に確認をしておく必要があります。
入試要項をみてもどうしてもわからない場合は、高校の先生や大学の事務局に相談をしてください。
合格後に共通テストは受けられますか?
合格に共通テストが受験できるか否かは、大学によって異なるため募集要項を確認する必要があります。
一般的に、入試要項に「専願」や「単願」といった記載がない場合は併願が可能です。つまり、専願に関する言葉がなければ、複数の大学を受験しても問題ありません。
一方で、入試要項に「専願」に関する記載があれば、他の大学や学部の併願は不可能です。総合型選抜との併願について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
まとめ
総合型選抜に受かった後の期間は、大学生活を充実させるための大切な準備期間です。必要書類の提出や課題対応をしっかり行い、資格取得や予習など有意義に過ごしてください。
また、疑問や不安があれば早めに確認することが重要です。しっかりと準備を進め、大学生活を良いスタートで迎えてください。